今日の市況(2006年)(2006年11月28日)
かたる:NY市場のクリスマス商戦の予想は、調査会社のショッパートラックによると、売上は前年度比6%増だという。ブラックフライディーから本格化した販売競争は楽観的だったのにウォルマート・ストアーズの11月の既存店の売上が10年ぶりに0.1%減少したと発表され、この動きにつられNY市場は下げたという。一方、期待のグーグルも投資週刊誌の「バロンズ」が2007年12月通期の予想PERが37倍と計算され、株価は割高と評価したのでおよそ4%下落したという。ソフトバンク批判の日経新聞のようですね。
日本株は海外市場安の影響を受け、朝から売り物で一時下げ幅が200円を越えていたようですが、徐々に値を戻し、引けは僅かにマイナス圏だが、TOPIXはプラスに転じている。やはり、この水準はかなり下値は強い印象を持つね。事実、新興株式の動きを見ると、どれも連日、陽線を付けている。寄り付きに売られるが買い物が入り、引けは高くなる動きが続いているね。何度も言うようだけれど、既に、投げ物はなく、簡単に上値を取れるのだろうが、みんながやられているので、提灯がなかなか付かない。昔ならサイバード―4823などは、簡単にストップ高買い気配になっていただろうに…
トロ:まだ、あんな株を手掛けているの? しかしお前はボロが好きだね。先日、調べていたセーレン―3569とか…の方がまともじゃないの?
かたる:まぁ、そうだね。今日は上がっていたね。サンケン―6707も確りしていたが、今日は三越―2779、東芝―6502を買ってみたよ。本当はNEC―6701も考えたが、会社の予想が強いが、携帯電話は在庫の山だというし…。日本の携帯はドコモ―9437の独自企画の為に、売れ残ったら海外への転用が出来ないから非効率なんだよね。
神主さん:カタルの予想通り、ソフトバンク―9984が上がってきたね。どうかな?
かたる:既に新興株式の底値は確認されており、下は心配ないから上がると思うよ。しかしガンガン上がれるかどうか? 市場には、依然、SQを心配する声があるからね。信用の取り組みも改善しているよね。東京で見られている現象が全国に広がっていれば、ある日、ソフトバンクは、超人気株になり市場を席巻するだろうね。その表のソフトバンクに対し、今日は裏の銘柄を少し買い始めたよ。
時代や:何? その裏の銘柄って…?
トロ:どうせ、ろくでもないボロ株だよ。だいたい、かたるの選ぶ銘柄は屑ばかり…既に個人投資家は痛手が多く、提灯が入らないから、個別株は無理だね。年金ファンドが好む大型株中心の相場展開が続くよ。JFE―5411は自社株買いの影響もあるだろうが、この相場で新高値だよ。どんなもんだい。買うとすれば、まともな会社に限るね。
時代や:しかし1万5千円割れを指摘する声も市場にはあるね。本当に下値を割らないのかな?
トロ:わしは危ないと思っているよ。アメリカ株も下げてきて、下手をすると日経平均株価は1万4千割れを付け、二番底を目指すかもね。だからやるとしても、危ない銘柄を手掛けるんじゃなくて、流動性の高い一流株を手掛けるべきだね。
かたる:そうかな?
例えば、既に高値から1/5以下になり2年以上も下げ続け、決算も確定してこの下げ相場でも確りした波動をみせている同社は、業績で株を買いにくいが、チャート的に充分妙味がある株価位置だよね。この株が、果たして…もっと売られるの? このように下値が乏しくて、ここ数日、陽線を示している株はたくさんあるね。きっと、もう直ぐ力強い上げ相場に転じるんじゃないのかな?
トロ:しかしお前は…損をしても、損をしても懲りない奴だね。常に内容のない危ない株ばかり好むね。まぁ、その精神は褒めてあげるが…やられたお客さんは、たまったもんじゃないね。
かたる:うん、そうだね。でも僕は本当にそう思っているんだもの。あとは神様の運次第だよ。政策もそうだよ。経団連が三角合併に異常な反応を見せているのは、明らかにおかしい現象だね。自分達はアメリカに、ヨーロッパに製品を輸出していて、儲けているんだよ。資本の論理を押し付けられると、途端に浪花節だものね。北越製紙―3865の精神が経団連だよ。御手洗さんは偉そうに「公平から公正」を訴えているが、本末転倒だね。みんなで抗議しようよ。
「何故、三角合併にたいし異常に反対の姿勢を取っているのでしょうか?
会長の御手洗さんは公平から公正な社会へと主張していますが、
御団体の採っている行動はグローバルな流れに反する行動に思われます。
日本を本当のグローバル社会へ導き、世界競争に勝てるような主張を望む次第です。」
…と言う抗議メールを先ほど経団連に送りました。
トロ:また始まった。そんなことをしても事態は変わらないよ。
かたる:そうかな? 誰かが行動を起こさないと、日本は変わらないよ。日本人は真の競争をして勝たなければならないよ。そうしないと、少子高齢化の日本を救えない。補正予算も考えないとね。安倍政権の真価は試されているよ。郵政民営化の反対の議員を復党させ、自民党は何処に行くのかな? 民主党の菅直人のように市場主義を理解できない人も困るけれど…
既に株式は底値を形成していると思うね。SQが終ると日銀短観から利上げを気にする向きもあるが、この程度の水準だから過剰反応をするのもどうかと思う。案外、利上げ、円高、株高に繋がる構図があるかもしれないよ。それに共済年金の株式運用拡大のニュースも大きいね。日経新聞での報道は、まだのようだけれど…。なにしろ年金資金は規模が大きいからね。兆円単位の話だからね。多少の値動きを気にする事はないよ。元気を出して頑張ろうね。
投稿者 kataru : 2006年11月28日 17:23