今日の市況（2006年）(2006年12月12日)

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かたる：ＮＹ市場はＦＯＭＣを控え模様眺め、住宅投資の影響に対し市場のコンセンサスは、概ね順調なクールダウンと言うイメージのようですね。１５日に税制の方針が決まるそうです。問題の三角合併の税法は年内に、会社法は来年になるという。果たして、どうなるのだろう？　このような政策が株価の位置を決めることになるんだね。

トロ：今日も株は高かったね。国際優良株が高くなったようだね。いい傾向だね。

神主さん：来年の相場を象徴するように、マルハ―１３３４とニチロ―１３３１の統合が発表されているね。

かたる：当たり前だね。既に国内だけを視野に入れるような会社は用無しだね。ラフランスじゃないが…

時代や：おいおい、つまらん冗談を言っている場合じゃないよ。新興株はなかなか反発しないよ。マザーズなどの指数は連騰していると言うが…、持ち株はさっぱりだよ。流石に新日鉄―５４０１などの鉄鋼株も一服入ったね。

トロ：これだけ上がれば当たり前。当然の一服で、市場にとって、いい傾向だね。代わって物色の範囲が広がっているよ。内需株を初め国際優良など、総じてみんな上がっているね。ようやくエンジンが暖まりつつあるよ。

かたる：なんでもいいから、株が上がることは大賛成だね。目先の株価が弱いからと言って弱気になる必要はサラサラないよ。ガンガン強気で臨めばいい。既に新興株も含め、下げ相場は終了したね。株価位置の安いものは時間の経過とともに、株価が戻り始めるからね。

かたる銘柄も同じこと。ＧＭＯ－９４４９などの特別損失発表銘柄も一時的な落ち込みで終わるだろう。既にそう悲観する段階ではないよ。今日は東芝―６５０２を売ったのだけれど、儲けは少ないね。しかし、このような小さな成功体験が、やがて挑戦魂を生み、市場が活性化するんだね。本当はもっと上がると思っているが、また高くなってから、買ってもいいからね。

そういえば、今日、お客様から電話があり、グッドウィル―４７２３も売った。買いコストは７万２千円台だったと思う。しかし年末のこの段階で儲かる銘柄を持っているのは、今年は珍しいケースだな。例年、この時期は損出しのクロスを振っているが、今年は利益計上したくても、出来る銘柄がない。困った現象だね。久しぶりの挫折感だね。

時代や：お前は挫折感でいいかもしれないが、当事者は大変だよ。あぁ、今年は高級マンションの１軒や２軒を失っているよ。

かたる：そうだね。申し訳なく思っているよ。ゴールデンウィークの頃のブログを読むと分かるが、投信相場を予想しておりながら、損切りを嫌ったために、結局、大きな損を計上した。しかし、ここまで新興株ショックが広がるとは思ってもいなかった。

本日の日経新聞に末村氏がコラムを載せており、マザーズ銘柄と、一部銘柄の質の差を書いていたが、あの意見はおかしいと思うよ。やはり公認会計士がきちんと精査しており、上場を認めたし、有価証券報告書は整備されているのだから…。株券とお金の価値を決めるのは投資家だよね。

だって、同じ焼酎を居酒屋で飲むのが３００円なら、銀座のクラブで飲むと４万円でも、お金を払うのは消費者のわけで、価値があると思うから銀座のクラブに行く人種がいるのだからね。居酒屋の３００円の焼酎も、クラブの４万円の焼酎も、価値観の違いは消費者つまり投資家が決めることだよ。それを偉そうに、自分の意見が正しいと主張するのは、どうかな？　でも、ある意味で、僕は末村さんの意見も理解できるがね…。

神主さん：どっちなんだよ。批判しているようで、擁護しているようで、それこそ、曖昧の日本文化だよ。

かたる：官僚社会主義的なんだよね。自分が決めようという発想だよ。日経新聞の意見は日経新聞の一部の意見。いろんな意見があって市場価格が成り立つの。つまり市場主義はいろんな意見の中から、淘汰される理屈だね。意見はいいよ。誰が正しいか、やってみなくてはわからないよ。三角合併にしてもそうだよ。まず、簡単な基準からやってみて、問題が出てくれば、その都度、改正すればいいよ。市場主義はその意味で柔軟だよね。

先日、アメリカでは民主党が躍進し共和党が負けて、イラク政策が変わろうとしているよ。選挙で政策が変わる。つまり市場が決めるんだね。株式市場はみんなの総意だよ。僕の意見が正しいわけじゃないし、みんなが考え行動するんだね。

今回の公取のソフトバンク・モバイルの広告問題で警告処置は、いい傾向だね。ライブドアも、こうすればよかったの。いきなり退場じゃ…社会の発展がなくなるね。あれは明らかに地検の勇み足だと、後世に判断されると思うね。要するに日本が如何に発展するか？ＧＤＰが４％成長を成し遂げられるか？ここに重点があるんだね。格差の拡大など共産党員の発想だね。中国の発展を見てよ。鄧小平は「富めるものから豊かになれ」と格差を容認したから、中国が発展したんだね。このことを良く考えないと…今日はこの辺で。

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投稿者 kataru : 2006年12月12日 19:16