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2007年03月30日
3月30日
かたる:米国の2006年10月―12月期のGDPの2月末の発表値が改定されて、0.3%増の2.5%になった。米国景気の明るさは失業保険申請件数が減少したことも加わり株式相場は高くなったという。しかしイラン情勢の緊張感から原油高が懸念されているとも言う。一方、半導体のSOX指数は弱かったと言う。
しかし面白いね。何故、原油価格もWTIの指数に揺れ動き、半導体もSOX指数に左右され、どうして世界経済はアメリカのものに影響を受けるのかね? しかし金融の世界はユダヤ資本の思うままだから…果たして、これからどうなのだろ?
トロ:アメリカの思うままなのは、ドルの覇権のため、しかしユーロが強くなり、アメリカの衰退は隠しようもないからね。まぁ、お前が考えているような展開でもないと思うよ。
時代や:そんなことは、相場に関係あるのかね?
かたる:うん。あると思うね。アメリカの力は弱くなり、ユーロ圏の地位が上がっている。同時に世界経済は、アジアの台頭が起こっている。残念ながら日本がリーダーではなく、どう考えても中国になりそうだね。そうなると中国の経済は完全な市場経済に移行しないうちに仕掛けは出来ないね。故に中国株も含め多少の下げはあっても、大勢的な上昇波動は崩れないだろう。
やはり元の自由化が行われた後に、何らかの仕掛けが入ると思ったほうが良いね。日本が1985年のプラザ合意から1989年バブル崩壊で仕掛けに嵌まったように、中国もそのときが何れ来るだろう。だから先日の上海発の世界同時株安は予行演習のようなものじゃないのかな? 元が自由化されたあとに、仕掛けが入ると思ったほうが良いね。
神主さん:だから…株高は続くと言う見方なの?
かたる:株はいろんな繋がりがあり、一概には言えないね。人の感情が複雑なように株価の形成も複雑だと思うよ。何故、木村化工機のような株が上がるのか僕には理解できないし、日本製鋼所も…まぁ、こっちはいくらか分からない可能性もないが…しかし理解できないね。
トロ:かたる銘柄が下がるのも理解できないと言うわけだね。
かたる:うん、僕は自信を持って取り上げているからね。まぁ経済情勢が変わり、投資している会社の経営状態が変わることもあるから、株価の見通しも変わる場合があるが…基本的に全ての参考銘柄は自信を持っているからね。
時代や:自信を持っていた双日は見事に半値だし…、ダイエーだってひどいもんだ。
かたる:そうだね。双日の原因は、MSCBによるね。ダイエーは丸紅の態度だね。でもダイエーの株価は、既に底値圏だろうからね。何れ戻るだろう。ただ土地などの財産を売り、借金の返済に充てたからね。丸紅の狙いは食料品の流通だけが狙いみたいな感じだものね。
東証の理事長に前産業再生機構社長の斉藤惇さんが選ばれたけれど、あの組織が必要だったのかね? 僕には、あの時に必要に思えなかった。ダイエーにしても、カネボウにしても、民間で処理が出来たのに…。そもそもイオンを選択せずに丸紅を選択したが、結局、丸紅はイオンに支援を仰いだのだから…やはり産業再生機構は、成功とはいえないね。
丸紅の傘下になってから不動産を売っているし…。僕には、みんなで、よって、たかって再生企業を食い物にしたように感じるね。残念だけれど、再生機構の利益にしても、搾取したように感じるのは、僕だけなのかね?
時代や:今日は、日立の株価はぶれたけれど…、来週からどうかね?
かたる:新日鉄、重工、日立には、共通のテーマがあるかもしれないね。その背景を明日の株式教室で簡単に考えてみようかな? 詳しくはビスタニュースで書くことになるが…
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月29日
3月29日
かたる:NY市場ではバーナンキ議長の議会証言で利下げ期待が遠退いたと言うことで株が下げたと言います。しかし米国景気の消費動向は、依然堅調なようで問題は住宅産業なのでしょうが、中古住宅販売数が伸びたデータもあり、こちらは一進一退のイメージかな? KBホーム(KBH)の株価は弱いけれど、トール・ブラザーズ(TOL)の株価はそうでもない。
今、市場では二分されている。アメリカ景気がリセッションに入るか、それとも軟着陸できるか? その端境期に居ると言われているからね。強気見通しは、先日の橘田レポートの意見だね。サブプライムローンの問題や円ドルキャリーの問題で株が下げると言う意見も多いが…、今日の金融新聞には米ラザートアセットのニコライス・ブラット氏の意見では還流資金が日本に流れ株を上げると言う意見もあるようですね。
たしか山本清治さんも同意見ではなかったかな?
確かに外に向かったお金が還流するわけだから、その資金が何かに変わるわけで、株や土地が上がると言う意見は当たっているかもしれないね。
トロ:しかし金融庁では佐藤隆文監督局長も「的確なリスク管理」と言う言葉を使い、不動産価格に神経を使っている様子だね。国は何でも出来るからね。
かたる:まぁ、どうなるかね? 円・ドルキャリーが悪者にされたけれど、どっちに転ぶか様子を見ないと分からないと言うことだね。
時代や:しかし今日の相場は驚いたね。朝は200円以上安かったのに、一時は100円近く高いところがあって、結局は9円高だったね。昼にはバスケットの買いから、先物が上がり急激に値段を戻したが、午前中に安いときから、日立は強かったね。
かたる:うん、ビックリしたね。もっと下がるかと思い期待していたが下がらなかった。900円を割れると思っていたが、狙っている人が多かったのかな?
神主さん:重工も新高値を取っていたね。
時代や:日経には新日鉄の相場が終わったような書き方だったけれど…
かたる:なんでも中国が輸入から輸出に回り始めたと言うから、市況ものは気をつけたほうが良いかもしれないね。
時代や:前から鉄の利益の質と重工は違うと言い、重工には好意的だったよね。新興株派のかたるさん?
かたる:泣いている新興株派のかたるです。出番はなかなか来ませんが、確実に準備は整っている様子です。
時代や:え~。前から同じ話をいつも聞かされていますが…どうぞ。
かたる:え~。だって、そう思うのだから仕方ないですね。どうぞ。
トロ:何を、馬鹿をやっているの。しかし確かにすごい相場だよ。日立も重工も日本を代表する大型株だよ。やはり株は一流会社だよ。二束三文の新興株など…
かたる:まぁ、そうだけれど…。儲かるのは新興株だろうね。M&A絡みの話じゃ夢がないよ。そう言えば、米国ファンドのスティール・パートナーズによるサッポロビールの買収問題では、会社側の新買収防衛策の賛成が三分の二超えたというからね。この数字に驚いたね。やはり日本は、まだ後進国かな? まぁ、良く知らないから、あまりコメントできないが…
神主さん:この大型株の動きは原子力関連として上がっているのかな? イランではイギリスの兵士が拘束されたといい、原油価格が上がっているし…
時代や:そうそう、木村化工機など強いからね。
かたる:業績の裏付けのない株なんて、駄目だよ。何れ下がるから…
トロ:かたる銘柄も同じようなものじゃないの?
かたる:僕のは、裏付けがある銘柄ばかりだよ。
トロ;日立など、赤字で減配会社じゃないか。
かたる:他の理由があるんだよ。明確な。ただM&Aの絡みだけではなく、相場を見ていると、他に理由があるようだね。その背景を、次のビスタニュースの原稿にしようと思うよ。この仮説が正しいとすれば、重工、日立、○○となるかもしれないね。果たして、この仮説が正しいかどうか…
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3月28日
かたる:NY市場は住宅価格指数が低下し、さらに消費者信頼感指数は107.2となりNY市場は下げた。米国大手買収ファンドのKKRは日本を含む買収ファンドを設立するとか…総額40億ドルで半分程度を日本に振り向けると言う。
世界のお金の流れは専門家が運用するヘッジファンドや買収ファンドが主流になるという。多くはプライベートファンドで一般の人は投資が出来ないが…因みに2月9日にヘッジファンドの大手のフォートレス(FIG)がNY証券取引所に上場した。この株価は28.27ドルでPER41.39だそうだね。
時代や:そんなことが、株に関係あるの?
かたる:あると思うね。5月に三角合併が認められるようになり、明日は米国の投資ファンドのスティール・パートナーズが投資しているサッポロビールHDの株主総会がある。果たして買収防衛策が導入できるかどうか? 非常に興味があるね。
僕はそんなに会社が欲しければ、投資会社に経営権を渡せばいいと思うが…。投資会社が上手く運営できるなら、させれば良いだけの話だと思うね。だんだん、日本も経営者を選ぶ時代になるんだね。
神主さん:つまり会社は道具に変わるわけなの? 愛社精神とかいう観念が薄れていき、会社はお金を稼ぐ場所という道具の観念に変わる。それが効率化社会の市場経済なんだね。
かたる:ドライな捉え方をすると、そうなるかな?
トロ:新事業年度入りを控え、日本株は難しい位置にあるよ。2003年からの相場で既に極端な割安状態はなくなり、正常な評価基準に株価が修正されたからね。買える株がほとんどない。大きく儲かる相場は終わったんだろうね。
時代や:今日は、主軸の新日鉄は安く、午前中は日立、重工が賑わい、後場からは重工だけが動いていたね。此の所、人気株のソフトバンクは一服気味で、原子力関連として日本製鋼所―5631や木村化工機―6378が上がっているね。
かたる:石川地震の真柄建設―1839なんか内容が悪いものね。アームも木村化工も、投資としてはどうかと思うね。買われる背景に乏しいから…。重工が買われているのは原子力だと思っている人も居るだろうが、僕は違うと思っているよ。原子力なら東芝が優先されるからね。
基本的な株式相場の背景を知らないと相場の取り組む態度が変わるよ。単に値動きだけで売り買いする人は、上がってもすぐに売るだろうし…ながく相場に取り組めないだろうね。多くの人は目先しか株価を見てないが、その投資姿勢が正しいかどうか…
時代や:しかし上がらない株を何年も持っているより、上がり始めてから買えば良いし…お金を寝せておくだけ無駄だよ。
かたる:そうかな?
時代や:だって、そうだよ。ベンチャーリンクなんか、また期日じゃないか…。もう二度目だよ。いい加減に売り切りだよ。
かたる:確かに、僕のお客様もクロスを振ろうとしたが、「かたる君、今回は売り切りにしよう」と言われたね。もったいない話だ。むかしの話だけれど、西華産業を3年間、から売りし続けていた人がいたね。最後に誠備が崩壊して、それまで損をしていたのを一気に取り戻したけれど…
株式投資で業績を見ながらやっていれば、2年や3年程度の投資は当たり前だと思うね。もともと企業業績のスパンはそういう長さだよ。僕はへっちゃらだ。何しろバブル経済が崩壊し失われた時代を1989年から2003年まで我慢した人間だからね。何年でも待てるよ。
神主さん:そういえばベンチャーリンクは、今日が株主総会だよね。
かたる:うん、お客様が僕の代わりに行ってくれたよ。何でも第1四半期は赤字で、第4四半期からは大きく伸びるらしいね。
トロ:そんな嘘つき会社の言うことが信じられるか?
かたる:僕は信じているよ。ビスタニュースで、僕は企業発表どおりなら、将来、株価はこのように上がるだろうと予想しているよ。残念ながら、この2月は不発だったけれど…。今年、後半は面白くなるね。好調な目安として、実際にベンチャーリンクはカーブスのCMを、みのもんたの番組で投入すると言うね。宣伝費を使えるということは、きっと好調なんだろうね。
トロ:どうだか分かったもんじゃないよ。アホらしい。まだ新日鉄のほうが、筋は通っている。
時代や:そういえば、かたるは嫌いな新日鉄を買ってなかった?
かたる:今日、買ったよ。お客さんにこれからの展開を聞かれ「900円を超える可能性は?」と聞かれたので「既に株価は高くなり、博打の領域ですがあるでしょう。」と応えたね。更に、「僕は嫌いな株だとも…」付け加えたよ。しかしお客様が買うというのだから、仕方ないよ。上がるかもしれないし、上がらないかも…僕には分からないよ。さて今日はこの辺で…
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3月27日
かたる:アメリカの2月の新築住宅販売件数が前月比3.9%減(前年同月比では18.3%)の84万8000円戸となり、市場予測の100万戸を下回ったそうです。最近のサブプライムローンの話から、僕はてっきり住宅関連銘柄は最安値を更新しているのかと思いましたが、意外にも株価は堅調と言うか…、安いけれど底値が堅い動いをしているのですね。例えば、昨日下がったKBホームの過去2年間の株価は下のグラフのようになっています。
神主さん:やはり昨日の橘田レポートのように、株は強気で買い場なのかね? 今日は日立―6501から重工―7011と繋がり共に新高値になってきたね。やはり大型株相場が続き力強いのかね?
トロ:そろそろ危ういと思うけれど…、金融新聞のマーケットアイによると、モルガンスタンレー主任のスティーブン・ローチによると「危機を招くサブプライム」と言う記事が載っているね。彼の主張は7年前のITバブルのときは時価総額の6%程度だったので、たかがネットバブルが崩壊しても全体相場には響かない。と言う事前予想だったけれど、実際は2年半におよびS&P500は49%の下げに見舞われた。
今回のサブプライム問題も住宅ローンの10%ぐらいの規模なので、住宅産業にとっては大きな問題にならないという意見があるが、小さな価格の歪みが米国のマクロ経済に幅広い影響を及ぼすのではないか?と言っているよ。確かに現在の株価は戻り始めているが、住宅価格は下げており資産価格の下落は消費に大きな影響を及ぼすからね。日本の例を見れば分かるよ。
時代や:意見が割れているね。かたるはどう思うの?
かたる:僕はいつも強気だよ。僕の本命は新興株だけれど…。加ト吉―2873、井関農機―6310の決算不正の話が載っているね。これらを見ると新興株不安も分からないでもないよ。しかし一度、決算を通過すれば洗礼を受けるからね。そうすれば新興株の出番も来るだろうね。決算数字からみれば、多くの新興株は既に買える株価位置だよ。
全体相場は5月までM&A絡みの話が主流になるのかな?でも何度も言うがM&Aは全体相場を活性化するけれど、投資として株を買って大きく儲かるものではないね。むしろ日本の経営者がM&Aに脅え真剣に経営するようになるよ。この効果が大きいね。
時代や:どういうことなの?
かたる:今日は日立が新高値を付けたけれど、あの会社はモデルケースだよ。子会社だけで気の遠くなる数があるからね。今までは売上を競っていたけれど、これからの時代は投資資本に対するリターンを求められるよ。土地の価格が収益還元法価格で底をつけたように、株式も投下資本に対する利回りを、経営の基準にするようになるね。ROE、ROAを基準に考える経営者が増えてくるね。
トロ:だから日本株は上がると言う論理なのかな?
かたる:うん。日本人の生産性が他国と比べ低いとは、とても思えないよ。食事を見れば分かるよ。日本の食文化は素晴らしい。お茶の世界は知らないけれど、わび、さびの世界から掛け軸の美術的な知識まで要求されると言われているからね。和食も刺身を皿に盛って、絵を描いたり…兎に角、奥が深いよ。
僕はいつも思うよ。何故、日本人が世界競争に負けるの? アメリカの食事なんかセンスがないよ。量だけが多くて…人間を豚のように思っている国民に負けるなんて…悲しいね。
トロ:また始まったね。かたるの食文化論が…それとこれとは違うよ。
かたる:いや、一度、日本人が文化に芽生え動き出すと、明治維新のように革新的な進歩を遂げるよ。日経によると、ようやく新日鉄はインドで、タタと自動車用の薄板鋼板だけれど合併生産の乗り出すという。持ち合い制度を利用して守りに入っていた会社が、積極策に転じることは大きな進歩だね。
トロ:あれ? 新日鉄は嫌いだったのに…今度は株価が高値で応援派に変身か?
かたる:僕は、新日鉄は嫌いじゃないが、三村明夫社長の保身の態度が嫌いなんだね。昨年は1000億円の自社株買いを実施し、3000億円のファイナンスをしている。投資家を馬鹿にしているよ。自社株買いをするならファイナンスをすべきではないよ。このようなやり方が嫌いなの…
日本を代表する古い体質の新日鉄と日立が人気になる。おまけに重工か…。以前、アインシュタインの有名な方程式「E=mc2」(エネルギー=質量×光速の2乗)と言うのを紹介したことがあるが…やはり日本株は大きく居所を買えるかもしれないね。
時代や:どういうことなの?
かたる:それは今週末のビスタニュースに書こうかな? ビスタニュースの僕の原稿を読んでいる人は、今の相場の流れが分かると思うね。株式投資にはいろんな考え方があるからね。さて今日はこの辺でおしまい。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月26日
3月26日
かたる:FRBの声明文では「追加金融引き締め」という表現が「政策調整」にトーンダウンしたという。20日の住宅着工件数は152.5万戸、中古住宅販売も多少予想より良く前月比3.9%増となっている。サブプライムローンでみそを付けている相場だが…
今日は橘田レポートを紹介しようかな?
彼のレポートによると日経平均株価は3月末に18000円台、年末には22000円~23000円へ向かうそうですね。このサブプライムローンや円・キャリー・トレードの話は「見えざる手」が関与している投機合戦の様相だと述べているね。彼の友達の話によると「米国の金融株式市場の流れは変わってきた。米国株や債券、ドルを買いあさっていると言う。」つまり総合すると、サブプライムローンも円ドルキャリーの話も、株式を買うための噂を市場に流し、「ふるい」を入れたという解釈らしいね。
トロ:あれ? お前、独自の解釈が加えていない?
時代や:橘田さんと言えば、野村のバブル当時の株式戦略を練った人だよね。
かたる:当時は有名人だったね。彼の読みは、なかなか面白かったよ。まぁ、僕以上の強気論者の一人だね。確かに日本はアジアに近く市場規模も大きいからね。松下の株価に注目しているが、黒字企業なのに子会社の日本ビクターを売り、採算の悪い事業を閉鎖し、人件費の安いところへ移転すると言う。この事例は日本株がこれから上がることを物語っているね。
時代や:どういうことなの?
かたる:松下は経営目標として、営業利益率10%以上、ROE(株主資本利益率)10%以上を目指している。これまでの日本は拡大経営で売上高の競争をしてきたが、失われた時代を通じて多くの企業は利益水準を重視し始めたね。株式教室を見てもらうと分かるが、株式の持ち合い制度の崩壊により、市場原理を優先し始めたんだね。
多くの日本企業は無駄の塊だよ。日立など馬鹿な企業風土があり、のんきな会社だったけれど、日本全体が右肩上がりの時代ならそれが許されただろうが、公平な基準によるグローバル競争を強いられるようになり、大きく変わり始めているね。こういう考え方が社会に定着すると企業は利益を重視するようになるよ。
元から優秀な日本人は本来の目標を掲げられ要求されれば、収益は上がるだろう。松下は割安とはいえない株価水準だけれど、ROE10%を早急に達成できるなら、PER30倍以上で買うかもしれないね。現段階では25倍程度だけれど…、子会社群を本社に組み込み、正当な戦い方を挑んでいる松下の評価を上げてあげてもいいと思うのだけれど…みんなは、どう考えるのだろう?
神主さん:最近、かたるらしくない銘柄ばかりの話が多くないか? 新日鉄から重工、日立、そうして今度は松下か…どうなっているの?
かたる:別に…。先日書いた…と思うが、銘柄まであげてないかな? あの新興株式は、今日、ストップ高していたね。最近は大きく値を下げた新興株が上がるケースがあるね。これら新興株グループは、何故か最近、新安値を更新しているものが多かった。代表的な株はヤフー―4689かな?(これは新安値ではないが…)最近グーグルに押されているヤフーだけれど、一株利益は934円の予想。来期も四季報の予想は厳しく1075円の予想だが、日経会社情報では1174円の予想を掲げている。株価は41700円だからPERは約40倍だね。
業績推移が横這いなら、40倍は高く30倍が限度だろうが…。一応、両社予想とも増益を見積もっている。インターネット広告業界はかなり伸びているが、どの会社も利益に結びついていない。広告収入が伸び悩んだのは、サラ金の広告自粛によるものだと言う。この原因は一時的な要因で、次第に広告全体は伸びると思われるからね。僕はPER40倍を割り込んだヤフーは魅力的に思えるが…。何度も言っているが、このように新興企業は既に業績で株を買える水準だよ。
トロ:「楽天などPER20倍台だよ。」って、言いたいんじゃないの? 確かにかたるの意見も分からなくないが…新興株式は振れが大きいから大変だよ。個人投資家のマインドは、すっかり冷えているからね。故に大型株が賑わっているのだろう。かたるだって知っているから、松下などを解説したんじゃないの?
かたる:僕は今決算を越えれば、新興株が見直されると思うよ。昨年の中間期でかなりの企業が厳格な減損処理を強いられていたからね。決算期を越えれば安心が出来るよ。既に新興株は、誰だって安い水準だと思っているよ。問題は誰が猫に鈴を付けるかどうか?
神主さん:個人投資家はだいぶ痛手を受けているから、上値を買えないよね。そう考えると外人投資家なんだろうが…。M&Aに力を注ぐだろうから…新興株式の出番は、まだまだなんじゃないの?
かたる:しかし新興株は業績がいい会社もあるからね。上げるものは上がると思うね。やはり最後は業績水準の問題だよ。新興株は新規投資をしなければ、本来業務だけならいい伸び率を示す企業が多いよ。ただ借り入れが多い会社が多いね。つまり借金をして事業拡大を計っているんだね。仮の本業だけに注力していれば高収益になる会社が多いのだけれど…
さて今日の相場は権利付最終日で、日経平均株価は5連騰だったね。明日は権利落ちだから売買に注意しないといけないね。現物の売買で決算月の違うものを売買すると、受け渡し日が異なるから、お金が足りなくなるよ。気をつけてね。それでは今日はこの辺で…
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月23日
3月23日
かたる:先日、ビスタニュースの記事を見ていたら、ABNアムロが800億ドル以上でバークレイに買収されようとしているとの話が載っていた。そう言えば、日本の銀行株は下落基調が続いているので、何処で底打ちするのだろうか? ビスタニュースでは指摘してなかったけれど、あの記事を見て銀行株を連想して買ったら儲かったね。みずほ―8411の時価総額は9兆2800億ぐらいだから同じようなものだね。しかしみずほの総資産は格段に多いのだろう。日本の大手銀行がTOBされる時代が来るのかもしれないね。
今日の日経平均株価は高かったけれど、あまり実感がない相場が続いている。そんな印象を持つのは僕だけだろうか? 新興株式は中には新安値を更新するものがあり、銀行に代表されるように下がる銘柄も出てきている。明らかに市場に流入する資金が少なくなっているので乗り換えの動きが出ているようだ。
トロ:やはり株はそろそろ下がるのだろうね。世界同時株安は小康状態に入っているように見えるけれど、アメリカ経済の動きは予断を許さない状況だよ。今日の動きをみると、今までの既存の動きを再びやろうとしているが、この既存路線の延長は難しいようだね。相場に勢いが感じられないよ。
かたる:お前の好きな新日鉄は、まだいい動きをしているじゃん。
トロ:そろそろ乖離が開いているから、やはり調整が欲しいのだろうね。今日の日経新聞に海運株の好材料と思われる商船三井―9104の記事が載っているが、株価へのインパクトはなかったね。鉄鋼市況にも同じ事が言えるよ。公示価格の発表があったけれど、株のほうはサッパリだし…。残るは商社だけれど…どうなるかね?
所謂、鉄鋼、商社、海運、不動産の好業績グループは株価の調整が必要なんだろうね。どうも日経平均株価が新高値を取るのは直ぐには難しいと思うね。問題は揺り戻しが収まったと思うこの段階から、立ち直るのは何かインパクトのあるグループが登場しないと難しいかな? 最近、かたるは「アジアの隆盛」などと言っているが、それは既存グループの流れの延長だからね。やはり難しいと思うよ。
時代や:昨日、高値を付けた日立―6501は既存グループに分類されるの?
かたる:違うね。そりゃ重電が主体の会社だから、ある程度含まれるが…基本的にはM&Aの流れだからね。これから賑わう流れがあるよ。
時代や:何よ。
かたる:自分で考えてみればいいよ。回答は週末のビスタニュースの原稿で書こうかな?最近、ビスタニュースを読んでいるのだが…個人的には面白いものもあるね。今は投票しているのでコメントを控えないといけないが…証券マンの精神力を感じる記事がある。林田和夫さんの次回が楽しみなんだね。この次はどんな話が載るのだろう? 第一回目の記事は無料で読めるからね。全て証券マンの実話だから面白い。もうお年なので…、本当は何とか映像で残したかったけれど…ビスタには予算がないから、動画を導入できなくて残念だね。
トロ:おいおい宣伝はいい加減にして…公示地価の伸びはすごかったね。
かたる:今日の日経産業新聞に、実際に取引事例のない土地の価格をどうやって鑑定するか?と言う話が載っていたね。…丸ビル周辺の話がね。二人の不動産鑑定士がそれぞれ「取引事例比較法」と「収益還元法」の二つの手法で作成するのだそうだ。取引事例比較法は周辺の5つの取り取引価格に、地域特性、立地条件、取引時期、特殊事情などを考慮し丸ビルの価値の価格と比較して、0.49-1.19の補正比率をそれぞれ掛け合わせていたそうだ。まるでPERの評価みたいだ。
この特権は国土交通省の支配下にあり、天下りの天下として仕事が委託されているらしい。つまりいい加減な裁量価格だと言うことで、最近では鑑定士の作為的な修飾が問題とされているとか…不動産に絡む連中はやくざみたいな連中がかなり居るからね。
確かにソフトバンクの評価をめぐり、意見が分かれている構造と似ているね。メリルやリーマン、クレディーがレーティングの引き下げのレポートを出していたのに、今度は大和などが引き上げのレポートを出している構図と似ているね。不動産鑑定士もアナリストもいい加減なのだろう。その連中の決めた想定価格で、僕らは踊らされているわけだ。
トロ:悪かったね。踊らされていて…。しかしお前は、あぁ、言えば、こう言うし…。困った奴だね。自分の相場観が外れているからと言って…
かたる:たしかバフェットの言葉かな? 短期的な株価は人気投票で決まるが、長期的には企業価値で株価が決まるといっているよ。
トロ:えっ? 何かい、お前の薦めている馬鹿株に企業価値があるの?
かたる:ふん、馬鹿には分からないよ。特に、首になったファンドマネージャーには…な。
神主さん:まぁまぁ、ところで消費税も4月に納めなくてはならないんだね。大変だね。
かたる:本当だよ。所得税と消費税があるよ。「働けど働けど なお我が暮らし 楽にならざり じっと手を見る」って啄木だったかね。税金を払うために借金か…トホホ。愚痴を言っても仕方ない、頑張ろう。さて、ビスタの原稿を休みに書けば…週末はそれでよし。続々と新しいアイディアをビスタニュースではスタートさせるからね。後続の変化に注目してね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月22日
3月22日
かたる:日本株同様にアメリカ株も強い上げをしている。115ドル、61ドル、159ドル高と、この3日間で335ドルの上昇。日本株ほどではないが、昨日のFRBの声明文で政策当局の景気後退への認識が確認できた意義が大きいのだろう。早くも年内前半にも利下げ説が飛び出す始末。グリーンスパン効果が生まれているのかもしれない。市場経済は、きっとこんなものなのだろう。
むかし三重野という馬鹿日銀総裁が「株価は経済に関係ない」と言ったけれど、偉い認識の違いだね。その三重野は大学教授をしているというから、どんな社会人を作り出しているのか? 市場は常に政策担当者の言葉に揺れ動いている。例えば、今日の金融新聞にロイズのケネス・ブルーと言うエコノミストが「日本の渡辺博史財務官の円借り取引をめぐる発言によって売りが加速している。」と述べているが、その原因は3月1日のロイター通信にある。
その内容は『渡辺博史財務官は1日、ロンドンで記者会見し、円キャリートレード、およびその巻き戻しが起こった場合の影響を注視していると述べた。渡辺氏は、日本の金利が「ノーマルな水準」に戻っていくとの見通しを示したうえで、日本の景気回復が持続可能なものであるとして、金利上昇が日本経済に悪影響を及ぼす可能性は小さい、と述べた。…渡辺氏は「日本経済がよくなっていくと、円が上昇する可能性があるため、一部の人々はどのような影響が出るか懸念している。(一部では)円キャリートレードの巻き戻しが加速するかもしれないとの懸念も出ている」と述べた。』と報じている。
このように政策当局者の話は、その後の相場に大きく影響されるのですね。
時代や:難しい話はどうでもいいが、これで日経平均株価は新高値を抜けるのかね?
かたる:昔から「半値戻しは全値戻しというからね」日経平均株価の高値は18300円で最近の安値は5日の16532円だから、下げ幅は1768円で半分は884円だね。今日の高値は17489円だから半値戻りの水準の17416円を抜いているね。僕は先週末に、これからの展開と言う「相場の流れ」のレポートをビスタニュースに寄稿しているよ。
僕の肩入れしている新興株は駄目だけれど、概ね、あの流れどおりの展開になっているね。新日鉄はすごいね。休んでいる分、新値を更新したら4桁を目指すのかね? 僕は嫌いだけれど…今日は日立製作―6501が昨年来の高値888円をクリアしたね。この背景は3月15日の金融新聞の載っているね。中山さんが書いた記事だね。
この中で年末に「海外の買収ファンドが日立株を集めている」との情報が市場に流れ、日立の法務部などが一時緊迫した言う文言がある。この様な情報をその後の株価で検証すると、どうも事実の可能性があるんだね。例えば減配報道された後の3月19日の相場だが、朝方は安かったけれど切り返し1円高で引けており、14日の501円安の相場のときも20円しか下落せずに強い動きを示している。更に金融新聞の噂を支持するように、年末から年始に掛けて出来高を伴いながら株価が急騰しているね。
トロ:しかし、かたるが日立に関心があるなんて…
かたる:僕は前から関心を持っているよ。ただ三角合併などと言うM&Aの相場は面白くない。天井が低いからね。もともと買収合戦などあまり意味がないよ。株式投資本来の主眼は、業績の変化にあわせ会社の成長に賭けることなんだね。それを鞘取りのような小さな投資は、本来の形じゃないからあまり好かないよ。しかし相場の流れから見て、仕事をやらなくちゃ食えないからね。
神主さん:日立は赤字だし5円の減配だよ。業績のいいのを買うのが株なのに…、日立を買う根拠があるんだろうね。
かたる:買う根拠はあるよ。株式を買うということは、いろんな意味があるからね。支配権を手に入れるために議決権の50%以上を獲得すれば良い。日立は特定株主が少ないね。時価総額が2兆9976億円と大きいから買収の可能性がないと考えていたのだろうが…最近は買収ファンドに大きな金額が集まっているからね。経営力のない経営者が低株価のまま放置し放漫経営をしているから、こういう事態になるんだね。僕は日立が買収されると日本の国は変わると思うね。故に何処かが仕掛けて欲しいと思っているよ。
トロ:しかし、かたるの予想は状況証拠だけで、お前の勝手読みじゃないか?
かたる:うん、その通り、しかし調べてみると背景があるんだね。その根拠は…。今日はビスタニュースで株式教室の日だから、この話を題材に使おうと思っているよ。
時代や:どっちでもいいや。兎に角、すごいね相場だね。明日以降も上がるのかね?
かたる:その話はまたね。今日は時間がないや…それではこの辺で…
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月20日
3月20日
かたる:アメリカ株は日本株に引っ張られているのかな? 昔はアメリカ株の動向が重要で連れ高や、連れ安をすることが多かったけれど、最近は向こうが安くても日本株が高くなったりすることも増えてきましたね。アメリカ経済は人口が増えており、潜在成長率が日本より高いですが、日本は地理的な環境で恵まれていますね。
ただ、国家戦略が乏しく中国に手玉に取られている様子を感じるのは僕だけでしょうか?何故、日銀はマネーサプライを増やさないのかな? 何故、金融庁はリートなどの取引に過剰に反応するのでしょうか? 日経新聞によると、ようやく需給ギャップが改善してきたと言う。つまりようやく日本は前向きな投資行動に入りつつあると、言うことだよね。このグラフは…(日経新聞の5面)
トロ:薬が効きすぎているんだろうね。日銀も、政府も…。バブルの後遺症に苦しみ政策批判する奴がいるから、慎重になっている。だから、昨日の「今日の市況」で紹介したように金融庁の遠藤課長が反応するのじゃないの?
この現象はきわめて自然だよ。「あつものに懲りてなますを吹く」と言う現象だね。昨年のライブドアショックに懲りて、新日鉄―5401のような堅い株に、個人は行っているからね。しかし、なかなか後続が決まらないようだね。第一候補は同じ路線の重工―7011かな?
かたる:今日は重工が新高値を取ったね。しかし、すぐにダレちゃったけれど…。「アジアの隆盛」と言う観点の成長路線では、重工に軍配が上がるかな? キャタピラーは合弁会社の株を欲しがり、三菱路線に不満を持っていたようだね。三菱は今回の話を受けるらしいね。報道によると…、三菱キャタピラーは大手なのにコマツや日立建機に実績は押されていたからね。
このような判断は難しいね。松下―6752はプラズマテレビの量産工場に、過去最大規模の投資をして機会損失を防ごうとしていたが、シャープ―6753は利益を重視しシェアの拘らない戦略だと言う。今年、シャープは果敢に米国市場を攻めているが、サムソンなどの韓国勢などにシェアを奪われている。企業の経営者は自分の経営判断を迫られるわけで、常に難しい決断を迫られているね。
ROEを上げるためには、借金をして果敢に攻めたほうがROEの数字は上がるね。しかし世界経済が成長路線ならいいが、既に減速路線が見え始めているこの時期に、大規模な設備投資を実施すべきかどうか…難しい。株屋の選択も同じだね。銘柄の選別により、お客様の利益か損かが決まり、僕らはお客様が儲からなくては食えなくなる。一蓮托生の立場だから…選択に悩むよ。
時代や:今日は何か買ったの?
かたる:むぅ…分からないんだね。買いたい株はあるが、既にかなり持っているし、お金は無尽蔵にない。本当は力があれば、売り物を全部買うのだけれど…残念ながら、今の僕には力がないからね。
神主さん:でも今日は新興株が少し戻していたね。昨日は新安値だったけれど…。まだまだ、このセクターは駄目なのかね?
かたる:僕は既に底入れし上がり始めている銘柄もあると思うね。何しろソフトバンクはあれだけ叩かれながら、上がってきて人気株になっているからね。基本的に株はみんなそうだけれど、上昇し始めは波動が鈍いんだね。みんなは上がったり下がったりするチンタラと動く株価に嫌気が差し、目先の派手な動きをする銘柄に行くけれど…。そりゃ、毎日がディトレなら仕方なく、そういう銘柄をやるだろうが…一般の人には向かないと思うよ。
時代や:じゃ、どういう銘柄を手がけるんだよ。ベンチャリなんか…何年も同じ株価じゃないか…何で、こんなボロ株と付き合う羽目になったのか…トホホ。。。
かたる:早く諦めなさいよ。人間は諦めも肝要だよ。目先、上がるなんて思わずに、何れ上がるのだから、そのときが来るまでのんびり待てばいいよ。お金があれば買えばいいし、なければ、ないで楽しみに待っていればいいんじゃないの?
要するに毎回、毎回、勝者にならなくてもいいと思うんだね。会社の予想通りになるなら利益の質から行って、PER50倍の評価は必ず付くと思うね。既に会社の計画なんか誰も信じていないよ。実績しか株価を動かせる材料はないだろうね。株価の背景にある業績の数字だけが、株価を押し上げるんだね。
トロ:おいおい、そんな日が来るのか? ほら吹きの社長だよ。あの会社は怪しんじゃないの?
かたる:ふん。お前のような人間が、ソフトバンクの2000円割れを売るんだよ。そうして、今頃、あたふたと騒ぎ出すんだよ。僕は経営者を信じているからね。既に相場も、誰もが儲かる馬鹿相場は終了したね。これからは難しい読みを勝ち抜かないと儲からないよ。例えば東洋経済の四季報を見ると、新興株の業績見通しが厳しいものがあるが…本当にそうなるのかね?
昨年は、会計基準の問題などいろんな対応を迫られたから、減益などがあったけれど、あの種まきの中で実りを得られる会社が多く存在するかもしれないね。そんな新興株に注目すると面白いと思うね。僕は新しい時代を信じているからね。さぁ、明日はお休みだね。たまには、のんびりしたいけれど、株式新聞の原稿が一本あったかな? まぁ、明日考えよう。今日はこれでお休み。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月19日
3月19日
かたる:アメリカで問題になっているサブプライム向けの住宅ローンについて、現職のポールソン財務長官やバーナンキFRB議長はアメリカ経済への影響は限定的と述べているが、グリーンスパンはこの問題が経済に影響していると言う証拠を見つけるのは難しいとしながらも、小さな問題ではないと含みを持たせている。問題の住宅関連の指数は20日に2月の住宅着工件数が発表され、23日に中古住宅の販売件数が発表される。
一方、今回の円ドルキャリー取引を利用していると言うヘッジ・ファンド絡みの材料として、規制の検討が言われている中で、買収ファンドが自主ルールで情報開示を強化するという動きもあるという。米系のディーロジックと言う調査会社によると、2006年には7500億ドルと2005年に比べ買収ファンドが倍増したと言う。この買いが日本株にも影響を及ぼしているのだろう。
更に中国では中国人民銀行が0.27%基準金利を引き上げたと言う。1年もの定期預金は2.79%で貸し出しの基準金利は6.39%だと言う。日本とずいぶん違うね。3.6%も鞘がある。日本の銀行は羨ましいだろうね。僕も金利が5%ぐらいなら、いくらでもお金を借りたいけれど…僕のように信用力のない人間には誰もお金を貸してくれないからね。貸してくれるのはサラ金屋ぐらいのもんだろう。トホホ…
トロ:ご親切に解説を…。しかしその現象がどういう風に相場に影響するのか? その点の見極めが付かないんじゃないの?
かたる:相場を考える上で、どれも重要な材料だね。このような現象の組み合わせで、相場は組み立てられているよ。
時代や:そんなことを言っても素人には分からないよ。もう少し分かりやすく解説しないと…
かたる:たとえば、今日の金融新聞に金融監督局銀行第一課長の遠藤俊英氏の談話が載っているね。まもなく、土地の公示価格が発表されるが…。今の不動産市場はバブルでしょうか?と言う問いに対し、彼は『企業業績がよくなり首都圏にヒト・ビジネスが集中し始めている。オフィスビルが建ってそれがすぐに売れる状況だ。外資も入ってきてますます加熱する状況にある。だからこそ「監督方針」を発表した。バブルの定義を慎重にしないといけないが、今の不動産はやはり通常の状態ではないと思っている。』
多くの土地取引は銀行がお金を出している。その比率はかなりの関与だろう。自己資金は10%、20%といろんなパターンがあるだろうが…。大きな取引なら特別目的会社を作るケースもあるね。そのような取引に監督局が目を光らせるとなれば、当然、取引は自粛されるだろうね。故に、この記事からの市場への推測では、過度にあげてきた不動産株の調整が考えられるよ。こんな感じで相場展開を考えるんだね。
神主さん:ところでソフトバンクは出来高も多くすごいね。いよいよ、上げそうに見えるけれど…大和証券がレーティングを引き上げ、株価もいよいよ空売りの踏み相場に入るんじゃないの?
かたる:そうかもしれないね。その可能性はあるね。しかし昨日のビスタニュースだったか? 僕はコメントを書いているよ。 基本的に、何故、アナリストがレーティングを上下させただけで信じるのかな? 僕は投資家のその態度が問題だと思うよ。
日経新聞の影響からか? 分からないが、日立―6501の朝方の気配値はストップ安気配だったね。しかし実際は30円安かな? 終わってみると1円高だったけれど…。前期の決算が問題にされ売られたんだね。株は6ヶ月先を考えて動くと言われているんだよ。もし、この銘柄が日立でなく個人が中心の新興株だったら、かなり安くなり、売りが売りを呼ぶ展開になっていたかもしれないね。
個人投資家の人も、もっと良く考えたほうがいいよ。あまりにも目先的な視点で見過ぎるように感じるね。今日は先物の影響か? 値嵩株が高かったけれど、新興株は安かったね。どうしてなのかな? 僕には不思議に感じるね。昨年の後半から年末に掛け、僕は毎日、ソフトバンクの話しを書いていたが…ようやく世間に認められたかな?
しかし僕はソフトバンクの目先も面白いかもしれないが、ここからの博打より、業績の成長性がある他の新興株に魅力を感じているね。ソフトバンクはあれから5割程度上がったけれど、今、注力しているRは、もっと期待できるかもしれないと思うね。そろそろ銘柄を入れ替える時期が近づいているね。
神主さん:しかし株は、ここからが面白いよ。四季報の数字も良かったし…それで人気になっているんじゃないの? ひょっとすると…
かたる:僕は否定などしてないよ。大好きな会社だし応援しているよ。株価が高くなって強気を言うのは誰にでも言えるよ。しかし良識があるからね。ここから上がると僕も思うよ。ソフトバンクの上昇力が、他に人気を波及させればいいね。
時代や:何か最近、かたるは冷めてない? 昔なら…がんがん強気をぶつ場面なのに…
かたる:日経新聞の報道も酷だよね。個人投資家は彼らの論調に惑わされて、日興CGを売ったり、ソフトバンクを安値で売ったりしたんだろうね。しかし現実はどうかね? まぁ、頭のいい人は儲からないのが株式市場だからね。何が起こるか分からない。株価が高くなったら弱気の意見をよく聞いて…、株価が安くなったら強気の意見をよく聞くようにしたほうがいいね。頑張ってね。
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3月16日
かたる:NY市場は若干強かったけれど、やはり調整波動は始まったばかりだから、まだ時間がかかりそうなのだが…(SP500のチャートを見て…)しかし日本株はどうかな?同じように更に下がるのだろうか? SP500のチャートをみると、あと10日から20日程度は下値を模索し、その後下値固めをしてから出直るパターンなのでしょうが…。アメリカ株は、兎も角、その動きに日本株は影響されるのかどうか?
上のチャートを見ると、11月のような展開で、雲を下抜けたときに止まり、再び上昇するのかどうか? こんなときは、時間軸を伸ばし週足を見るといいのだろう。下のチャートを見ると、多少の調整があったとしても、昨年、春の高値をクリアしての調整であり、強気に対処して報われるようにみえるね。
トロ:そうかな? 最近、お前が「アジアの隆盛」などといい、あれほど嫌っていた新日鉄―5401の株価を容認し始め、重工―7011など支持しはじめたから、完全な調整波動に入ったんだよ。危ないね。多少の損なら売り、キャッシュポジションを引き上げ様子見すべき段階だよ。また大幅安から3週間だよ。最低、あと1ヶ月程度は…様子見が必要なんじゃないの?
かたる:そんなもんかね? いくつかのシナリオはあるが、どんな形になるのか…新興株式の多くの銘柄は、既に下値を確認している。市場が大幅安になっても下値を切り上げるパターンが見られるようになったからね。
「アジアの隆盛」は末永く続くかもしれないし、世界の金融が引き締められ、そろそろ減速するかもしれない。この辺りの考え方は非常に難しいパターンだね。今日は重工が新高値を取り、安くなっている。しかし本日、新値を取ったわけだから「アジアの隆盛」相場の背景はあるよね。
時代や:こじつけじゃないの。だって市場では原子力関連と言うことで買っているんだよね。資源価格が上がりアメリカでも原発が行われるから…。重工の受注はコスト面から有利なんだってね。テキサス電力は、この後も原子力開発が続き、今回に続き、次回以降も受注の可能性があると言っていたね。
神主さん:まぁ、株が上がる理由は色々あるわけで…
かたる:この休みに、市場のあるいくつかのシナリオと、これからの相場展開を考えてみるか…。やはり株式相場の背景を確り押さえておかないといけないからね。
時代や:ところでみずほ―8411などの銀行株が安いけれどどうなのかな?
かたる:僕は前から金融セクターの相場は終わっていると言っていたよ。だって、みずほは10万円割れから株価が上がり、10倍以上になったんだね。こんな高値を買うのはどうかと思うよ。しかし短期的には一度ぐらいリバウンドしそうだけれど…。既に外人投資家などが、かなり売っただろうから需給関係は崩れているんだろうね。それに金融庁の指導が金融新聞に載っていたが、嫌な記事だね。不動産株なども気をつけたほうがいいね。
その点、「アジアの隆盛」と言って相場の見方を考えているが、こちらも株価が天井圏の可能性はあるんだね。特に素材だね。加工産業はまだ許せるが、素材価格の急騰により利益が上がっている会社は注意が必要だね。中国では全人代の大会が終わり、外資優遇の法人税の改革が始まるね。この影響はどのようにでるのかな?
この材料は相場のキーワードのひとつでもあるよ。この後、予想される「元の自由化」とともに…さて今日はこの辺で
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月15日
3月15日
かたる:今日は忙しいので簡単にします。NY市場は下げ後に切り返しました。よく下げの原因とされているのがサブプライムローンの焦げ付きの問題ですが、日経新聞に延滞率のグラフが出ていたように、あまり大きな問題ではないのでしょう。もう一つは米国の2月の小売売上高が0.1%増と市場予測を下回ったように、GDPの数字を下方修正する動きがあります。米国経済の減速説ですね。この動きを見ながら、円ドルキャリーの揺り戻しが発生していると言う見方です。
しかし多くの材料が表面化したときには、既に別な動きを示すのが市場経済です。景気減速なら利下げに行くでしょうし…金融新聞にあるように人件費の高騰からインフレ懸念が加速し利上げすると言う古い見方を田辺孝則氏はしていましたね。既に彼の見方は時代錯誤でしょう。グリーンスパンがあのような発言をしたと言う事は、景気減速がハッキリしており遅行指標の人件費の問題は考慮しなくても良いのだと僕はおもいます。
今回の原因はアジア発ではなく、米国発と考えると、大きなポジションを解消したヘッジファンドがいるという仮説も成り立ちます。最近の新日鉄の相場、昨日、今日と人気になっている三菱重工―7011。三菱重工の引き金は原子力発電所の受注なのですが、奇妙な事に直ぐに利益に貢献するわけではありません。しかし新値まであと僅かに迫りました。
ビスタニュースで仮説を立てた相場の可能性があるのでしょうね。そうなると今の相場の動きが解説できます。コマツ―6301は2000円台へ、日立建機―6305は3000円台へ跳ね上がりました。遅れている重工が4桁の乗っても、なんら不思議ではないでしょう。問題は業績ですが、このたび重工は1割程度の増額修正を発表しましたね。460億円ですが3兆円の売上で…重工の過去最高利益は1236億円です。約3倍程度ゆとりがあります。一株利益が45円程度まで…
2005年にコマツや日立建機が大きく上がりましたが、重工は遅れて少し上がりました。その理由は負の清算が終ってなかったのでしょう。しかし「アジアの隆盛」と言う環境下にあり、膨らむ好調さは利益が隠しきれなくなってきたのでしょう。故に増額修正を余儀なくされた。僕にはそう見えますね。新日鉄が駄目で、重工なら良いのは理由があります。先ずは「利益の質」の問題です。三菱グループも効率化に拍車をかける必要があります。僕は三村が嫌いですから…彼が社長を辞めれば、新日鉄に乗れていたかもしれませんが…言い訳かな?
この点は最近手掛けなくなった双日の土橋と一緒の評価です。しかし自分の思うように株価は動きません。いろんな事を言う人は居ますが、アメリカ株の調整は当たり前です。しかし大きくは崩れないのでしょう。市場主義の国ですからね。日本は相場が若いし…相場環境のスケールが違いますね。しばらくは重工に注目してみたいですね。そうして日立、金融新聞の解説も面白かったです。出来高急増リストを見ると原子力の木村化工機-6278などが大幅高しています。珍しく東京産業―8070、西華産業―8061などが5日の出来高乖離率4009、2014、1732と膨らんでいますね。この点から見ると個別材料株の相場が視野に入っているかも…明日以降の相場は、その点も注目すべきかもしれません。
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3月14日
かたる:サブプライム住宅ローンの大手のニューセンチュリー・ファイナンシャルがNY取引所で売買停止になり、ピンクシート(店頭市場)に移行が決定したと言う。このことは3月6日にIRNETで報じているが…、予想が現実になった感じ。しかし急激に悪化したわけではないんだね。徐々に数字は悪くなっている。2006年10―12月期のサブプライム住宅ローンの延滞率が、前期の12.6%から13.3%に上昇したという。
どこかでアメリカの利下げが催促され、いずれ株価が落ち着くのだろう。既にビスタニュースでは述べているが、日本はアメリカ景気の影響を強く受けているが、最近は中国を中心とするアジア経済の影響も強く受けている。アメリカ経済の影響を中国も強く受けるだろうが、アジアの自立成長と言う考え方もあるんじゃないかな?
時代や:なんか怖い下げだね。かたるは、結構、買っていたみたいだけれど…。大丈夫だと思っているの?
かたる:分かれば、こんな生活はしてないよ。いじけている訳じゃないが、どうせ僕らの買っている株は、今回の株高の恩恵は受けてないからね。新日鉄―5401などはガンガン上がっていたが、僕なんか全然、恩恵を受けてないからね。その理由は業績動向なんだけれど…ライブドアショック以降、新興産業に対する会計検査が厳しくなり、多くの企業が減損処理を強行されたからね。昨年末はひどかったよ。その影響を引きずって、僕のお客様の市場心理はなかなか戻ってないからね。問題はここなんだね。
時代や:おいおい、話が飛んでいるよ。お前は株を買っていたが、大丈夫なのかどうか?相場観を聞きたいの。
かたる:だから分からないよ。しかし…ね。考えてみてよ。今回の株高で恩恵を受けた人は充分利益があるでしょう。だったら、この程度の下げは儲けで充分対応できるでしょう。だって新日鉄は2倍近くになっているよ。信用と利用していれば資産が3倍以上になっているね。まだ下がったといっても、鉄は800円を割れてないからね。大きな下げではないね。
僕はある現象に注目しているよ。今まで見向きもされなかった新興株が、この下げでも下げてなく逆に上がっているのが存在するんだね。僕は以前、その銘柄を紹介したことがあるが…あの時はウォッチ銘柄だったけれど、そろそろ決算を超えるから実際に買いに入るかな? ここで言いたいことは、業績の良い新興株はきっと買い場に来ていると言うことなんだね。
神主さん:今日は何を買ったの?
かたる:昨日、売ったソフトバンクとか…、ベンチャーリンクとか…。
トロ:ソフトバンクなんか新日鉄と同じで、結構、上がっているじゃないの。それに既にホワイトプランの化けの皮が剥がれているんじゃないの?
かたる:今日の寄付きを見ていたら、2850円の100万株の売りを、この市況下で消化したんだね。まぁ、空売りの買戻しだと思うけれど…。その後は市況に押され下げたけれどね。全体相場が低迷すると仕手株が活躍する。相場全体のボリュームによるだろうが…どのクラスの材料株が活躍するか分からないからね。
トロ:つまり駄目だと分かっている株を、買っているわけだ。ご苦労さん。
かたる:駄目? 一体、誰が決めたの? 孫氏の事業能力をどう思うかだね。確かに時代が流れており、時間的な余裕を与えてないかもしれない。しかし僕は彼を応援したいね。無から1億円を作り、そのお金で今の地位を築いた男だからね。松下の幸之助、ホンダの宗一郎、トヨタの佐吉から引き継いだ喜一郎など…多くの偉人がいるよ。僕は孫さんがそうなると思うね。だって僕らの世代に希望を与えているよ。
神主さん:希望って?
かたる:実は僕の娘が、今週末から1週間ぐらいパリに行くんだね。一緒に行く友達はネットで知り合った人なんだって…そうしてパリに住んでいる友達もネットで知り合った人とか…。確かに僕らの年代からすると得体の知れない奴と付き合うのはどうかと思うが…僕はIRNETをはじめて、多くの友達が出来たね。そう思うと、やはり素晴らしいかな?
だからネットは技術革新の産業革命に匹敵するものだと思うんだね。故にコンドラチェフの波に注目しているんだよ。株屋として、いや日本が世界相手に勝負して戦って生きれるのは、情報通信の分野ではないかな? ところがNTTは優秀だけれど独自規格に拘り、いつもデファクト・スタンダードを握れない。
それに引き換え、アメリカはすごいね。インテルにマイクロソフト…国家戦略(企業戦略)が確りしているね。日本も同じ経済援助をするなら、アジアの通信インフラ網を作ればいいよ。その基準に日本のシステムを持ち込めば、アメリカにも、欧州にも勝てる素晴らしい経済メカニズムが出来ると思うけれど…ところがNTTの連中じゃ、ロマンを創れないからね。孫さんに、もう一回り大きくなってもらい、日本の夢を託したいかな?
トロ:夢は大きくていいね。しかし夢では、飯は食えないよ。証券マンなら現実を考えないと…。少しアメリカ経済の行方を見定めるまで、相場はお休みだね。株が下げた原因を円・ドルキャリーとか色々言うが、根底は経済の動向だからね。市場はどの辺りでその辺を消化するか…
時代や:二番底を取りに行くのは分かるが、本当に二番底かどうか…
かたる:みんな悲観的だね。僕は大丈夫だと思うね。だって、僕らの買っている株は上がってないからね。ようやく決算を向かえ、来期の決算数字の読みに入るから、楽しみな年がやってくるね。投げる奴がいるなら、丹念に買えばいいよ。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月13日
3月13日
かたる:NY市場の昨晩は上げたようで、なんでも夏時間の採用とか…日本にも構想はあったけれど移行できなかった制度だね。世界でこのような制度を導入している国は、一体、どのくらいあるのだろう? いかにも効率経済を標榜するアメリカらしいね。一方、日本でも失われた時代に対する改革は、民間に根付いている様子で、松下―6752は日本ビクター―6952を売り、赤字でもないのにリストラをするという。日本企業も変わったものだね。
今日の日経金融新聞の「複眼・独眼」で、(時は今さん)は、良い事を書いているね。「嫉妬の文化では勝てない。」と、僕もそう思うね。日興コーディアル―8603は上場廃止を伝える報道ばかりであったけれど、意外にも上場維持が決定されたと言う。何故、金融庁は挙げたのかな?背景には経営者に対する高額報酬への妬みがあったんじゃないかな?これは僕の窺った見方だろうが…
それにしても日経新聞のひどいね。金融庁は「風説の流布」で挙げないのかな? 僕はマスコミの対応はおかしいと思うね。1月も日銀が利上げ確実と、朝日新聞などは報道していたが、実際は違った。何故、こうも報道はいい加減なのかな? 予想なら予想らしく、それらしく報道すればいいのに…。それを、さも本当のように書くなんて…。
神主さん:本当だね。ビックリしたね。
かたる:うん。そうだね。でも僕は良かったかな?と思ったね。確かにライブドアの処理と比べると違和感を覚える人も居るだろうね。僕自身、当初は厳格に処罰するべきかな?と思っていたからね。しかしSPCが広範囲に絡んでいると言うことは、公認会計士を指導するお上の責任問題じゃないかな?と思ったんだね。
この問題が公になった時に、大手不動産会社は少なからず、SPCに関与しており問題が波及するのではないか?との記事を、ずいぶん読んだからね。そうなったら、やはり大変だな?と考えていたからね。
時代や:かたるは今日、ソフトバンクの3000円が売れるかな?って、朝から言っていたが何故なの? 引けは下げたけれど3030円まであり、言った通りになったね。朝は安かったのに…
かたる:だって…日興CGの問題はベルシステム24が絡み、ソフトバンクが急落する原因になったわけで、その原因に問題がないとすれば、上がるのが普通じゃないかね。僕は単純だから高いと思ったが、引けに掛けだれちゃったね。しかし3000円台復帰は特筆に価するね。
時代や:しかし銘柄が絞りにくくなってきたね。なんか新日鉄―5401は、流石に動きが止まったみたいだし…
かたる:そうかな? まだ上昇波動はまだ続いているかもね。
トロ:あれ?かたるは嫌いだったんじゃないの?
かたる:うん、嫌いだよ。だいたいフェアじゃないよ。今日の日経新聞に日産ディーゼルの問題が載っていたが、前田さんの言うとおりだね。あれは詐欺に近いに問題だね。2005年12月に公募増資をして、優先株を買い取らさせ銀行が逃げる? これこそ犯罪に近い問題だよ。日興証券の会計上の問題以上の大問題のような気がするね。
JAL―9205のときも思ったけれど、公募増資をするということは責任が生じると言うことだよ。それを特別利益で黒字? イカサマの詐欺師と紙一重の行為に見えるね。だいたい、公募を認める金融庁も問題だね。監督権は金融庁だと思うけれど…違うかな?証券会社サイドも儲ければ良いという論理なのかね?なんだか情けないな。
時代や:たった一日天下だったね。楽天―4755は…
かたる:今日は安かったね。昨日の上げは何だったのかな?しかしチャート波動は何とか土俵際に残っているように見えるけれど…苦しいかな? 朝青龍みたいだね。
トロ:そうそう、お前が推奨しているベンチャリ―9609が上がってきたじゃないか。良かったな。ボロ株が上がって…
かたる:ふん、何がボロ株だ。どうせ、先が見えない奴には分からんよ。せいぜい、新日鉄でも買えばいいよ。今年はある程度の実績が上がる銘柄だからね。来年は飛躍するし…楽しみだよ。だいたい多くの奴は、目先のくだらない銘柄にばかり目が行き過ぎるね。すでに2003年から株は上げ続け、割安感のある銘柄はなくなっているよ。
ここからの相場は時代の流れを読み、業績が変化する株を見分ける力が必要になるんだね。誰もが儲かる相場はそろそろ終了だよ。これからは技量が要求されるんだよ。
トロ:その技量がお前にあるなら賃貸住宅などに住んでなく、高級住宅街にお住まいだろうね。
かたる:うるせい奴だ。上がる株は上がるし、何れ下がる株もあるよ。公示価格がどうのこうのと、いう奴は多いが…既にPER50倍などと言う馬鹿株価まで上がっている不動産株など…、僕は、空売りはしないが考えたくなる株価水準だよね。さて今日は眠いや…最近はいろんな問題があり大変だね。トホホ…
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3月12日
かたる:NY市場の雇用統計は予想を若干下回ったけれど、過去の雇用者数の増額幅が上方修正され景気減速に対する警戒感が薄らいだと言う。しかし一方ではサブプライム(信用力の低い個人)向け住宅ローンの焦げ付け懸念があるという。今の米国市場はインフレ要因(賃金インフレ)と景気減速説の端境期にあるのでしょう。
市場には色々な意見があり、FRBは利下げのタイミングが遅れるのではないかと言う見方もあるようですね。既にアメリカ景気は減速局面にあり、第一回目の利下げを実施すべきと言う意見もあります。先日のグリーンスパン前議長の発言は警告だとする受け止め方ですね。
神主さん:為替は落ち着きを取り戻し、今日は118円台に入っていたね。やはり円ドルキャリー取引の揺り戻しが一巡したのかね?
かたる:その説が正しいかどうか? 金融の世界は複雑で分からないね。しかし今のところそのような見方は整合性があるよね。SQを境に裁定解消売りも峠を越したし…モルガンスタンレーがかなりの株数を売っていたが、逆に株は上がり始めたのが3月6日だね。この現象は揺り戻しと関連があるのか分からないが、奇妙に一致していた。
為替動向も3月5日、6日がピークだったようだね。しかし、あの日はアメリカ市場の急落を受けて日本市場も下げたので、円ドルキャリーのせいではなく、アメリカ経済の先行き見通しだという見方も根強くあるようだね。よく何で株が高いのとか? 何で株が安いのとか聞く人が居るが、そんなことは分からないよね。
トロ:最近、かたるも意見が変わってきたんじゃないの? ビスタニュースの原稿では新しい見方をしていたじゃないの。
かたる:別に変わったわけじゃないよ。可能性があるという解説したんだね。そう考えると今日の株価の動きも理解できるからね。
時代や:えっ? 何の話をしているの?
かたる:僕が日曜日に書いたビスタニュースの原稿の話だよ。市場の流れを探るために、様々な見方があるからね。その中でいろんな可能性を考えているだけだよ。常に市場の動きを見て、自分の考えを修正して、時代の流れに合わせているだけの話だよ。
神主さん:多くのIRNETの読者は読んでないわけだから…その話はこの辺にして…。ところで今日は、新日鉄もソフトバンクも一服気味だったね。代わって弱電などの値嵩株が高かったね。
かたる:うん、やはり円安傾向を歓迎しているのかな? しかし金曜日に高かったサラ金屋の株価のように、明日は分からないけれど…。松下―6752の株価は動いていないが良い会社になりそうだね。日本ビクター-6792を売り、不採算部門の人員をリストラすると言う。国際競争に勝つために、必要な作業なのだろう。日本も変わっていくね。
時代や:そういえば、TBS-9401がストップ高していたね。かたるの好きな楽天―4755も上がっていたじゃないの。良かったね。
かたる:TBS関連? 人間と言う動物は…そんな見方をするのかね? 僕は全く違う観点から、楽天と言う会社を評価しているんだよ。TBS関連などと言う観点は間違っているよ。ひょっとすると、午前中の5000株の買いは、外資系ファンドの組み込みかもしれないね。TBSなんて…どうだって、いい話だね。しかしパックマン・ディフェンスに発展すると大変だね。
時代や:何、それ? ナムコのゲームのパックマン?
トロ:パックマン・ディフェンスと言うのは、デッドマンズ・トリガーと同じで、TBSが楽天に逆買収する事を言うんだよ。まさかね。そんなことをしないよ。だって、TBSは安泰だよ。一般論では楽天のほうが困っていると言う話だよ。いろんな買収防衛策があるからね。
かたる:東京鋼鐵―5448の例もあるし、世の中、分からないよ。ゼネコンの談合事件でハザマ―1719が自首したんだよ。時代は変化しているよ。まぁ、どっちにしても、TBSの問題ではなく、僕は楽天の成長性に惹かれているんだね。
神主さん:商社株の元気がよかったね。
かたる:うん、丸紅―8002なども良い戻りをしているね。勿論、双日―2768もね。
神主さん:しかし、何故なのかね?
かたる:仮説はビスタニュースの原稿に書いたよ。故に僕も、若干、考えを修正しているんだね。
時代や:どういうことなの?
かたる:まぁ、原稿を読んでみればいいよ。相場の流れはいろんな流れがあるよ。どれが正解か? 誰にも分からないだろう。しかし市場に流れている見えない流れを感じる必要があるね。チャートを見ながら、ただ上げそうだから…買うなんて、大切なお金を投じている投資態度なのだろうか?
トロ:お前の主義主張で株式投資をするより、ずっと、良いんじゃないの? ソフトバンクなどという採算に合わない株を応援するより…。
かたる:まぁ、市場には様々な考え方があるからね。どれを選択するのかは投資家の自由だね。それではこれで…。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月09日
3月9日
かたる:今日は時間がないので簡単にします。
NY市場は高く引けました。今晩の雇用統計が注目されるのかな? とりあえずは…。米国景気の行方を判断するのは時間がかかる話で、私個人としては早めに利下げをすべきだと思いますが…。ECBは0.25%金利を引き上げて3.75%にしました。前FRB議長の警告は的を得ている内容だとおもいます。このことは、今年の夏以降にハッキリするでしょう。
分からないのが中国経済の行方、国家市場主義は順調な成長を続けており、課税強化など順調に行きそうな気配です。米国はかなり中国に気を使っている様子。これは外貨準備高から見れば当然でしょう。中国の株式市場にも先物市場が登場するとか…。日本はたしか1986年だったかな? 登場したのは…。それから株は上げ続け、ないはずの株を売られ日本経済がパンクしました。
それから…、今にして思えば極端に萎縮した経済状態まで、日本人は追い詰められていたのですね。たしかモルガンスタンレーだったかな? 収益還元法価格と言う不動産の評価を持ち込み、ノンリコースローンを始めたのは…。その成果が浸透し今の状態になるまで10年くらいかかったのですね。その考え方が登場し立ち上がりつつあるところに、竹中大臣が登場し不良債権処理を加速させたわけです。
中国経済の見極めが非常に重大なキーワードになりますね。しばらくは…。国内景気の機械受注が発表されましたが好調の数字のようですね。日本経済は春闘の様子を見れば、消費に火が付くことになると思います。このことは非常に重要で、銘柄の選抜が変わる可能性があります。故に金融相場銘柄への過度の関与をやめるべきでしょう。
今日の市況は形のいい展開でした。新日鉄が休み、他の銘柄が上がるのは好循環と言うべきでしょう。900円を壁で足踏みを続けて方が相場のスケールを大きくすると言うものです。僕自身は新日鉄の三村は嫌いですが、会社はそんな嫌いではありません。しかし資本の論理からして新興株にお金を回すべきだという自説は曲げるものではありません。
ここでのもみ合いが続く限り、日本株はスケールの大きな展開になるものと思います。
鉄だけに頼らず、相場が自立するといいと思いますね。ソフトバンクの株価への批判もあるでしょう。しかし過渡期だから、良いんじゃないのかな? 孫さんは立派だと思いますよ。NTTに挑むのです。僕らがこうしてネットを有意義に利用できるのも、彼のおかげなのですね。彼が株価に見合う業績をあげられるまで、応援するのが市場だと思うのですが…ちがうかな? 頑張れ!日本!
2007年03月08日
3月8日
かたる:アメリカでは9日発表の雇用統計数字が注目されていると言う。その前段の「ADP全米雇用レポート」は2月の非農業部門の雇用者数が前月比5万7千人増と市場予測を大きく下回ったと言う。故に本番の労働省が発表する雇用統計もかなり悪いのではないか? と言うことでアメリカ株は売られたという。
実はアメリカ株の変動率を示す「ボラティリティ指数」(VIX)というのがある。「ボラティリティ」とは、株価が今後どのくらい上下しそうかという「変動性」「予想変動率」のことで、ボラティリティ指数は「S&P 500」(アメリカの主要500銘柄の株価指数)のオプションの変動をもとに算出される数字で下のグラフの通り。面白いことに日銀の政策変化に呼応している。
トロ:面白いのを見つけてくるね。ところでお前の最近の強気は何処にあったの? 既に危機は去って相場は落ち着くという根拠は?市場の中には16000円割れを意識しているところもあったのに…
かたる:それは勘だね。しかし今日発表の東証の資料の中で、僕の勘は裏付けられたね。そのグラフが下記のもの。グラフを見て分かるけれど、3月6日も大きく裁定解消売りと思われる現物売りが出ていたが(モルガンスタンレー)、相場は逆に上げたからね。あれだけ売って、下がらないのだから、当然、株は上がるね。
時代や:なかなか面白い資料を見つけてくるね。まぁ、お前の考えが正しいかどうか分からないが…
かたる:そりゃ、株屋の推測など、外れるのが当たり前で、通り相場だよ。
神主さん:ところで携帯電話の販売台数が発表されていたね。
かたる:そうそう、やはり日経新聞は恣意的だったね。この数字は社団法人電気通信事業者協会という総務省のお抱え法人が調べて発表している数字だね。この次は4月6日の金曜日に3月の数字が発表されるが…絶対数字だけが問題じゃなく変化率の問題だと思っていたが、今回はKDDIがすごかったね。
NTTドコモは5222万台に対し102200台の純増で比率は0.196%、KDDIは2743万台に対し224400台の純増で0.818%、ソフトバンクモバイルは1566万台に対し120400台の純増で0.769%なんだね。KDDIが頑張り、ソフトバンクモバイルは頑張っているが、ドコモは衰退している。
神主さん:期待していた数字より少なかったね。
かたる:いや健闘しているんじゃないの? 前年同月は17600台しか伸びてないんだよ。なんと6.8倍だからね。
トロ:ARPUが下がるんじゃないの? 980円の携帯など採用し、儲からなくなるかもしれないよ。
かたる:いろんな意見はあるけれど、推移を見ないと分からないね。それは兎も角、昨日の夕刊フジでソフトバンクの子会社であるヤフーBBがベルシステム24と結んだ契約が元で日興証券の問題に発展したことが書かれていたとか…。この問題は2月号の月刊選択がずいぶん前に取り上げていたが…、あの時も株価はこの材料を消化し、世界株安の環境が悪いこの時期に悪材料が出たがソフトバンクは、今日、高かったね。
…と言うことは、市場のリスク許容度は増してきたので、日経平均株価は横這いか上昇の方向性に移行したと考えるのが普通なのだろう。今日のIRNETは、なかなかいい資料を一杯出しているね。これがみんなに参考になると良いね。
時代や:そんなもんは肥やしにもならないよ。相変わらず新興株は下がっているよ。新日鉄は上がり…やはりトロ理論のアメリカ経済優先型でなく、アジア経済の時代がやってきたんじゃないの? バフェットも鉄鋼株を買ったというじゃん。
かたる:馬鹿か、新日鉄は買ってないよ。ポスコを買ったんだよ。全然、PERの水準が違うよ。
トロ:まぁ、そうだけれど、鉄鋼株を買ったという方向性はあっているよ。
神主さん:金融新聞に新興株の業績進捗率が、後れていると載っていたね。やはり新興株には決算不安があるんだろうね。
かたる:既に新興株式の株価水準はPER30倍以下だよ。にも拘らず、成長力は30%以上のものがかなりあるよ。この数字は驚きに値するよ。今こそ新興株を買うべきだね。昨年8月から水準訂正をした相場で、しかも先のない株を買うより…僕の考えはやはり変わらんよ。
トロ:頑固だからね。いつもこれだ…。まぁ、また借金生活に戻るんだな。ハハハ…
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月07日
3月7日
かたる:NY市場は反発し、東京市場も朝は高かったけれど、やはり確認作業をしている様子。9日発表の雇用統計数字をNY市場は気にしている様子。ブルームバーグ通信がグーリーンスパンのインタビュー記事を載せ、アメリカ経済の減速感を指摘していると言う。
朝型はアメリカ高を受け買い気配スタートだったけれど、中弛みし、引けは売りに押された。本当に思うような展開にはなってないなぁ~。自分のシナリオを考え、相場に当て嵌めるがそのような動きにはなってないから、かなり外れている感じだね。
トロ:そんなことは分かっているじゃないの。昨年後半から結構儲けた投資家は多く、ここで一服感が出ても仕方ないよ。しかし新日鉄は900円だからね。すごいなぁ~。お前は否定的だけれど、こうは考えられないの? あのバフェットがポスコを買ったということは、鉄の収益はそんな崩れないんじゃないの?
お前はこう考えているんだろう?
日本や世界の中央銀行が金融の引き締めを謀っているから、BRICsなどの新興国への資金流入が止まり、経済の成長力が落ちる。故に市況ものは真っ先に価格が崩れ、収益が維持できないと…しかし中国なんか見てよ。外貨準備高はかなりあるよ。外国資本に頼らずとも自力成長ができる段階まで来ているんじゃないの?
かたる:確かに言うとおりでその通りだが、でもそれだけじゃないよ。中国は軍事力の強化を継続しており軍事バランスが崩れるとアメリカの覇権戦略が崩壊するね。故に近々貿易問題の火種が大きくなると思っているね。おそらく変動相場制度の採用を、中国は余儀なくされるよ。そうなって、やっとフェアな戦いになる。
それともうひとつは中国内部の問題だね。二つあるが内陸部と沿岸部の格差問題と環境問題だね。日本でも高度成長時代には、いくつかの問題を抱え経済スピードが落ちたからね。おそらく北京オリンピックがひとつの山だろうから、その半年前にはいろんな兆候が現れると思うんだね。故に半年程度が賞味期間の銘柄だと思っているんだよ。だから買えない。
勿論、従来から主張している日本のインフラ整備は終わり、鉄は日本にとって縮小の産業だと思っている。まさか自動車のように輸出することはないと思うからね。だから集約される産業を、ことさら株式市場で取り上げるのは矛盾していると思うんだね。しかし株は最後がおいしいから上がるだろうが…
神主さん:証券マンがその態度では駄目だね。やはり目先の利益は大切だよ。でも今日は新日鉄が折角900円台に乗ったのに、援護射撃がなかったね。
かたる:個人投資家はそんなに儲かってないと思うよ。昨年からのやられの後始末もあるし…僕なんか2度目の期日クロスを振っている。まさか、これほど時間が掛かるとは。大きな読み違えだが…
時代や:あぁ、折角、追証を逃れたと思ったのに…また下げちゃっているよ。大丈夫かな?
かたる:大丈夫だよ。明日で終わりだから…。9日はSQだよ。裁定買い残の行方が心配されていたが…この間にかなり整理しているのかな? この重石があるから、先物からの仕掛けが利くようになっていたんだね。明日でこの重石はなくなるから、先物から仕掛けようとしても空振りになるだろうね。
アメリカ株も調整局面だけれど、投資心理は結構、後退したよ。それに日銀の短期金融市場では「売りオペ」を実施していたね。つまり資金回収をするぐらいに資金がだぶつき、為替は落ち着いてきた。一説によれば、円ドルキャリー取引は40兆円と言われているが、そのゆり戻しは一服したようだよ。
今回は中国問題も絡み、アメリカ経済問題も絡んでいたが、既に警戒信号が発せられ、未然に修正しているから、これ以上の株価下落ということはないと思うね。いろんなことを言う人はいるが徐々に普段どおりの相場に戻るだろう。
時代や:銘柄の流れはどうなるの?
かたる:それは残念ながら…今の路線だろうね。僕の描く路線は時間が経過しないと駄目だし、今の状態で参加させるためには、ゆとりがなさ過ぎるからね。しかし下がるとは思ってないし、上がる可能性もあるだろうね。やはり僕はRに目先も期待しているかな? あの利益成長率が、市場で評価されないことはないからね。何れみんなが言い始めるよ。
今日は携帯電話の数字の発表のはずだけれど…まぁ、明日の新聞を読めばわかるか…やはり5日の月曜日の下げもモルガンの仕掛けだったようだね。既に玉は少ないのだろう。さぁ、明日からは落ち着き始めると思うよ。だから余震を考慮しながら慎重に動けば良いね。それでは…おやすみ。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月06日
3月6日
かたる:アメリカ株は期待に反し安かった。はぁ~、やはり、こちらが上がらないと駄目かな? 昨日の相場は安かったり高かったり乱高下している印象だね。信用能力の低い住宅融資のサブプライム貸し出しに対する信頼感が失われ関連企業のニューセンチュリー・ファイナンス(@NEW/U)などが急落していると言う。
一方、今回の急落の解説を日経新聞などが報道し、事前に言われているような解説で、みんながこの解説に納得した様子で、早くも相場のほうは再構築の動き始まっていたね。今日は新日鉄―5401が新高値になっている。一説によると公的資金の買いもあるとは噂されていたが…
トロ:今日は全面高だったね。そうなの公的資金の買いなの。
かたる:噂だから、あてにならないよ。そんなことは誰にも分からないのだから…。勝手に思い込んでいる奴がいるのだろう。東証の発表資料をみると、今回の仕掛け人はモルガンスタンレーなんだね。下のグラフの多くに関与しているようだよ。今の時代は発表されている資料が多く、推測は簡単だからね。故に相手の力量が分かれば怖いものはない。
時代や:しかし、かたるは今日も売っていたじゃないか。追証なの?
かたる:いいや、追証は1件もないが、1件は預かり金を保証金に回したんだね。しかし維持率は20%だから、今日下がればアウトだったよ。更に、もう一件はキャッシュポジションが少ないから、お金ができるうちに作ったんだね。しかし必要のないお客さんからも2件ほど売って欲しいと言う依頼を受けたよ。僕は止めたが、やはり前回の学習効果が効きすぎたからね。お客様に言われれば仕方ない。ずいぶん、下値に買いを入れたが今日は全然買えなかった。まさか買い気配とはね。
神主さん:今の市場は素人さんの集まりだから、一日の出だしの空気に、市場は左右されるよ。仮に安く始まったら相場を戻すのに相当の資金が要るね。これで良かったんじゃないかな?一旦は弱気心理を切れたんだから…
トロ:やはり細木相場だね。ただ鉄一本では荷が重いから、少し補佐役が必要なんだけれど、なかなか育たないね。バラ積みの海運運賃が高いから海運株なんかも良いかな?
かたる:それは特殊事情らしいよ。何でもオーストラリアの石炭積み出し港で滞船が起きて相場が強含んでいるというね。価格交渉の一時的な影響らしいよ。
トロ:相変わらず、市況ものには厳しい見方をしているね。そうやって意地を張れば良いよ。鉄はお前の意思に反し上がり続けるから…確かに理屈じゃ高いかもしれないが、相場の中心だよ。あのバフェットもポスコを買ったというし…意外に鉄鋼株は利益を上げ続けられるかもしれないよ。
かたる:そうかね? 2008年の北京オリンピックが終わるとアウトだから、その半年前までが賞味期限なんじゃないの? つまり今年後半には下げ始める株だからね。先が見える株は嫌いなんだよ。それに上がっても大きな相場になるとも思えないからね。既に充分、上がったからね。
トロ:まぁ、お前の性格だから大化け銘柄ばかり狙うからね。しかしお客様はそんな銘柄ではなく、安心してソコソコ儲かる銘柄で良いんだよ。
かたる:まぁ、そうかもしれないね。僕が貧乏人だから駄目なんだね。きっと、類は類を呼ぶと言うからな~。
トロ:失礼な奴だな。お前と一緒にするなよ。
時代や:しかし驚いたね。新日鉄が新高値とは…、周りの人間は誰も新日鉄の株を持ってないんだよ。一体、誰が買っているんだろうね。
かたる:世界の標準からすれば、裁定機会があると思うけれど…。日本の新日鉄だけが高いなんてグローバル化の世の中でおかしいと思うよ。アルセロール・ミタルは49ドルでPERは9.3倍だよ。新日鉄の16.8倍は、いくらなんでも買う余地があるのかね。僕はやはり成長力のある新興株派だよ。
お金は若い奴に使わせれば良いよ。既にインフラ整備は終わっている国だよ。まるで新日鉄が上がるのを見ていると、この国の形を思い知らされるような気がするよ。官僚社会主義派の力は依然強いんだね。なかなか世の中の流れが変わらないように思うね。日経新聞の書き方をみると体制派は卑怯だと思うね。
トロ:そんなことは関係ないと思うけれど、お前が勝手に関連付けているんじゃないの?
かたる:そうかな?
時代や:しかし、かたるは新日鉄が新高値を切るときに、うれしそうに騒いでいたじゃないか? それなのに…批判的だなんて二重人格?
かたる:やはりうれしいよ。株が上がることは…。自分は買っていないが株が上がるのはうれしいよ。
神主さん:いよいよ明日、発表だね。携帯電話の2月の結果が…ソフトバンク―9984はどうなるのかね?
かたる:仲間は「これがふるい落としなら面白いね」って話していたが、僕は「考えすぎじゃないの?」って、応えていたんだね。
トロ:まるでお前の読みのような想像をする奴が居るんだね。馬鹿らしい。だいたい内容のない銘柄をやりすぎるよ。
かたる:教えて欲しいもんだね。業績の変化率があって、成長する株があるのかね? あったら教えて欲しいよ。やはり今は利益が出てないが、期待度が高い会社は限られるよ。僕には株価が下がった新興株しか見えないんだね。既に株価は充分下げているよ。
さて、明日も上がれよ。追証の人は無理をしないでね。それではまた…。昨日はサーバーがダウンしてごめんね。お詫びします。専用サーバーを採用したいと思っています。果たしていくら掛かるかな?トホホ。。。SNSは専用サーバーに移行まで、招待制にしました。ごめんね。はやく容量のあるサーバーに移行して再開しますからね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月05日
3月5日
かたる:NY市場が戻らずに、がっくりした投資家が多かったのでしょう。東京市場は朝から売り気配です。まぁ、先週までの下げならたいしたことはないと、みんな思っていたのでしょうが、今日の下げは少し想定外だったですね。まさかの下げかな?
時代や:でも最近のかたるの発言は弱気だったよね。相場の中心銘柄の新日鉄―5401には弱気だったし、不動産株にも弱気だったよ。
かたる:まぁ、僕が買っている人気圏外の新興株も下げちゃったからね。同じようなもんじゃないの。仕方ない。
トロ:細木相場は頑張っているんだけれどね。午前中まで新日鉄は頑張っていたからね。流石に、後場の下げには耐えられず値段を下げていたね。でも他の銘柄に比べれば、まだマシかな? やはり震源地は中国ではなくアメリカなんだろうね。
時代や:最近は逆転しているよね。昔なら、かたるはガンガンの強気だったのに、弱気になっちゃって…、逆に弱気のトロが強気みたいだね。また追証だよ。儲けているなら少しは吐き出しても良いが、損をしているのに下げるときばかり付き合うなんて割に合わないよ。
神主さん:うちの会社は今のところ4件ほどしか追証は出てないが、今日の下げで、明日はかなり追証が出るだろうね。きっと…。
かたる:追証か…久しぶりだね。ちなみに、今日は2件ほど追証を心配する電話があったかな? しかし僕のお客様はみんな相場から身を引いていたからね。あんまり熱心に買ってなかったから…そんなに維持率は悪化してないかな?
そういえば、僕の友達が、「今日はポールソン財務長官が来日しているから、そろそろ底じゃないの?」って、言っていたね。なるほど…一理あるね。やはりトロのアメリカ経済の失速説が相場を下げている原因かな? だからポールソンの来日は意味があるかもしれないよ。下のチャートを見ると、アメリカ株はここから大きな下げはなく、調整過程は続くが2004年の相場のような展開じゃないかと思うのだけれど…
時代や:そうあって欲しいね。アメリカ経済は減速するのだから、株は上がるほうがおかしいと思うんだね。だから上手くいって2004年の展開だと言う発想か…。日本株はどうなの?仮に中国が震源地だとすると…どうなるの?
かたる:その線も薄いんじゃないの。第10期全国人民代表大会第5回会議は開催され懸念材料も通過したんじゃないの? 肝心の上海綜合指数はそんなに下げてないよ。大きく下げているのは米国株と日本株だけだよ。あとでSNSのほうで簡単に解説するよ。
時代や:けちな奴だな。ハズレ屋の癖に…
かたる:現在、IRNETのSNSは登録制で誰でも見れるよ。僕の情報は価値がないかもしれないが、ヒントになるかもしれないね。情報といっても、その人のいう通りにはならないよ。自分がその情報をどう判断するか? ここが重要なんだね。良く投資顧問などで銘柄情報をもらって、その通りに売り買ったけれど、損をしたとか言って文句を言う人が居るが、そんな上手い話があるわけがない。
もし他人の言いなりになるなら、投資信託を買えばいいんだね。そうすれば投資信託のファンドマネージャーが売り買いをしてくれるわけだからね。それで満足できないから、自分で売り買いをするのだろう。なら自分でいろんな情報を見て判断すれば良いよ。要するに信頼できる情報源を持っているかどうか?
故に、ビスタニュースでは、いろんな人の話が聞けるようになっている。やはりIRNETだけの情報じゃ、偏るからね。僕の意見が間違っていたから、昨年は皆さんに迷惑をかけてしまった。その意味もあり、ビスタニュースと言う存在も必要かなと思い始めたんだね。このような仕組みの情報サイトはこれまでになかったからね。誰もしないから、自分が欲しい情報元を自分で作るしかないもの。お金は掛かるけれど仕方ないね。ないものは作らなくちゃ…
神主さん:ビスタニュースの話は、兎も角。相場はどうなのかね。かなり男性的な下げだから、回復は早いんじゃないのかな?
かたる:いろんな可能性はあるからね。チャーチストに言わせれば、いろんな節目を切って駄目だと言う奴もいるし…。所詮、みんな分からないんじゃないの。僕だって自分の意見はあるが、それが正解かどうかは分からないよ。みんな、おんなじ立場だよ。
トロ:今回の相場のスタートを考えてみれば、世界株高だったけれど、日本の株価の動きは遅れていたよ。ようやく、今年になって世界の株高に追いついてきたのに…いきなり調整だからね。この下げは、やはりアメリカ経済だと思うよ。だからアメリカ株の行方が注目されると思うよ。
かたる:まぁ、中国経済もアメリカ景気に依存しているしね。いろんな可能性の中には、イランとサウジの会談もあるね。近々、イラクで話し合いがあるというし…。原油価格の問題もあるからね。どうもシナリオが複雑すぎて分かりにくいけれど、あまり大きな下げは何処の国にもマイナスだからね。まぁ、警戒はしなくてはならないが、あまり動揺するのもどうかと思うよ。何れ結果は分かるからね。のんびり考えれば良いよ。
時代や:のんびり考えていたら、追証なんだよ。どうするんだよ。
かたる:それはもともと投資の仕方に無理があったんじゃないの。だから無理しないように決済したほうが良いよ。じゃ、あとで株の話を書こうかな? SNSで…今日はこの辺でおしまいだ。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月02日
3月2日
かたる:NY市場は米銀のサントラスト・バンクスが民間向けローンの貸し倒れに伴う損失計上で1月に発表した昨年10月―12月の一株利益を下方修正すると発表し株が下がったと言う。この発表を受けサブプライム向けの住宅ローンの貸し倒れの連想を誘い、株価が急落したが、予想外のISMの数字が事前予想を上回り52.3となり株価の下げにブレーキがかかったと言う。
落ち着いていた為替が再び、117円台へ急騰し円ドルキャリー取引の逆流現象が起こったとされるが、日銀は外銀に対し、ふんだんに、この2日間資金供給しており、長く、今の現象が続くとは思わない。故に、早晩、相場は落ち着くとの見方なのだがどうかな?
さて、ドイツ証券の原田一裕氏が新日鉄の投資判断を中立から強気に変えたという。これまでの目標価格640円から1000円に引き上げ、従来のPER12倍から製造業の下限の16倍に引き上げたと言う。しかし世界の標準はPER10倍以下のほとんどだね。あのアルセロール・ミタルも9.9倍、USスチールは7.85倍だね。日本だけが独自基準でいけるのかな?
トロ:しかし過去の歴史では984円を付けた上場来高値の時より、ずっと業績がいいわけだよ。
時代や:やはり自社株買いの影響から、市場人気が高いんだろうね。相場に乗ってないからって、上がっている銘柄の批判はどうかな? ずっと曲がり屋じゃないの。
トロ:前から言っているじゃないの。細木相場だって…
かたる:僕は日本のマスコミの論調に踊るような投資家にはなって欲しくないね。確かに目先的には、相場の中心銘柄は欠かせないと思うよ。しかし円ドルキャリー取引の逆流現象などを考えると、鉄の命は短いと思うけれどね。
時代や:どういうことなんだよ。どっち道、相場が曲がっている与太もんの意見だが聞いてやるよ。
かたる:だって流動性を供給している日本がその入り口を絞っているから、そのお金を利用している末端のファンドは資金を引き上げざるえないよ。それが中国株の下がった一因かもしれないね。みんなは原因は中国当局の引き締めだと言うけれど…
トロ:おかしいな。既に中国は大量の外貨資産を持っているよ。だから自国の力で経済をコントロールできるよ。故に元が強いわけだし…
かたる:本流はそうかもしれないが、派生商品の窓口がドンドン狭まるんだよ。やはり僕はBRICsの成長にブレーキが掛かると思うね。
神主さん:意見は分かれるね。トロは影響がないという見方だし、かたるは日銀が世界経済の牽引車だったと言う意見だね。しかしそんなに日本の力はあったのかね?
かたる:推測だけれど、今回の動きを予期し外資系ファンドは既に日本に資金を回避させている。リートやM&Aファンドなど資金を日本にも移しているからね。
神主さん:そうだと仮定すると、かたるの相場観はどうなるの?
かたる:日銀は直ぐに金利をドンドン引き上げるわけじゃないからね。しかしG7の動き、北朝鮮の問題、イラク、イランの話など綜合すると既に新しい扉に移ったのでしょう。しかし現状の炎はまだ燃え上がる。ローソクの炎が、ほら消える前にパッと明るくなるじゃないの。それと同じだよ。しかしこの動きは、まだ半年から1年ほど続くかもしれない。それは日銀の対応にもよるし…世界の金利にもよるからね。
このトレンドとIT革命の流れが絡み合っているんだろうね。僕はやはり新興株だと思うよ。このグループの成長力は非常に強いからね。昨年はM&Aなどを使い拡大を急ぐ過ぎたところに、会計処理の変更があり、多くの企業は減損会計を強いられた。そのジレンマは、この3月決算で終了するね。
まぁ、ソフトバンクのカリヨン証券などのレポートもその口だね。株価が上がってきてレーティングの引き下げより、鉄のように引き上げのレポートが出ると危ないと思ったほうが良いね。まぁ、鉄の場合は意見が分かれているが…。確かにソフトバンクは業績が株価に見合わない。しかし携帯電話のシェアを30%確保すれば、株価に整合性が生まれるね。
トロ:ほら、また夢物語が始まったよ。馬鹿らしい。現実的に考えないと…
神主さん:今日も日経平均株価は下げたけれど、本格的な調整に入ったんじゃないの?
時代や:そうかもしれないね。一部で追証の発生もあるようだよ。
かたる:来週が勝負だね。どんな展開になるか? SQを無事通過すれば良いのだけれど、不思議なことに、最近、ここ3日間の相場は先物主導で動いているね。きっと、かなりの裁定解消売りなどが入っているのだろう。故に、僕は来週、高いと思うが…どうなるかな?
トロ:お前の推測が当たるかよ。ハズレ屋さん。たまにはのんびり休んだら?
かたる:うるせぇ、今に見ていろ、僕だって…
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2007年03月01日
3月1日
かたる:米国の10月―12月期のGDPの年率成長力は2.2%と、速報値の3.5%から縮小し更に1月の新築住宅販売件数は16.6%減の93万7千戸に急減したと言う。しかしバーナンキ議長は、緩やかな拡大基調が続くとの従来どおりの見方を堅持したとか…。アメリカ株は反発したが小反発で、日本市場には失望感が広がったのか?
一方、新日鉄―5401は業績の上方修正を発表し、配当を1円増配し10円に、それに1000億円の自社株買いの発表を行った。業績修正はこちら
トロ:うん、やっぱり細木相場だね。他の銘柄が付いて来れなくなったね。しかしこれには大型株が上がる背景があるんだね。
時代や:えっ? 昨日は、確か…中国経済の減速が予想され、鉄鋼市況も危ういと言うので、中国関連の建設機械も下げたんじゃないの? 今日もコマツ―6301は40円安の2595円、日立建機―6305は80円安の3310円だね。しかし新日鉄は12円高の817円だよ。整合性がないね。
神主さん:やはり鉄は984円を取りに行くんじゃないのかね?
かたる:トロが言っている細木相場の可能性はないとも言えないが…。新日鉄がそれを実践できるかどうか? 実践できるなら、何も持ち合い要請をしないね。問題はここだと思うよ。
時代や:話が見えないなぁ~。
かたる:おそらく、トロが細木相場を述べているのは、大型株だからだと思うね。最近、日立―6501の株も上がっているね。同じことが背景にあるのだろう。
時代や:さっぱり見えないよ。何を言っているんだよ。
かたる:25日の日本経済新聞の一面トップに、国の貸出債権1000億円規模で証券化するという。記事が載っているよ。この記事のことなんだね。アメリカでは政府の総資産はGDP比12%、イギリスは32%なんだね。ところが、わが国、日本は、なんと1.4倍だよ。如何に官僚社会主義の国か、この事実が証明されているね。
神主さん:それと、何故、大型株が結びつくの?
かたる:最近はM&Aの話題とかが、多いでしょう。新日鉄は過剰人員を整理するためにリストラをしたんだね。人員を整理し効率化するために工場を集約した。鉄鋼業界は効率化を実践したから収益が上がるようになった。大型の会社は売上規模が大きいし無駄が多いから、真剣に効率化をしたらすごい効果があると思うよ。この現象が一般化すれば、売上規模の大きな会社が買いになるね。
日本政府の資産は約700兆円。その資産を民間に移転する。民間はその資産を利用して効率化を図る。国を挙げて効率化に拍車が掛かるから、日本株は38915円を超えて新高値に躍り出るんだね。大会社や国の仕組みが大きく変わる、大リストラクチャリングが始まるんだね。でもこの圧縮はポーズかもね。この点、官僚はずるいから…
神主さん:やはりお前は面白いことを考えるね。先日の25日の日経新聞の記事から相場を連想するなんて…
かたる:外人は大きな流れで動くからね。今日も大きな記事があったね。不人気の安倍政権の追い風情報だけれど…なぜかマスコミは大きく報道しない。南俊行放送政策課長を更迭した管義偉(すがよしひで)総務大臣は「NHKとの癒着がある」とバッサリ切ったと報道されているよ。普通は局長や事務次官が部下を庇うのに…、過去の事例では、課長を大臣が咎めることはないと言う。しかし政策の実案は、課長が実験を握り作成している。
安倍政権も頑張っているんだね。NHKの料金を下げようと戦っているのに、何故か、マスコミは報道をしてない。やはり日本のマスコミは間違っているね。狙われているTBS―9401の株価は250円上がっているのに、楽天―4755の株価は3100円下がっている。ショックだね。
トロ:ハハハ…。所詮、新興株は駄目なんだよ。
時代や:本当だね。個人は追証の話も出始めたよ。
かたる:僕の意見は違うね。昨年、1月のライブドアショックの学習効果もあり、あの時は、6月に下がったから買い向かって、個人は大やけどをした。故に、今回の下げでも学習効果が発揮され、今度は逆に、早めに建て玉の整理をしているね。故にソフトバンク―9984の外資レポート(子会社粉飾説とか…)で個人を中心に投売りが出ているね。
僕は、また逆になるように思うよ。今回は、前回とは環境が違うからね。背景が違うからこの下げは買い場と思い、ソフトバンクを再び買い始めたけれど…どうなるかな? 仮のこの下げを吸収し、相場が切り返すと大きな相場になるね。どうもその可能性が…
トロ:夢見るかたるだね。お前は夢の中で生きれば良いよ。おいらは現実を生きるから…ハハハ…
かたる:実はビスタニュースでお金が振り込まれたのに、サービスを提供してない人が一人居るそうです。基本的には2営業日で見られるそうですが、2月14日ビスタニュースに1年分申し込まれたK.I.さんに、有料情報を見れないと思うのでビスタニュースのほうへ連絡してください。メールはこちら…
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