今日の市況(2007年)(2007年08月28日)
かたる:今日は、時間が遅くなりましたので簡単に終ります。
アメリカでは住宅関連銘柄が相変わらず安いですね。カントリーワイド・フィナンシャルは安く20ドル丁度の水準で推移しています。当面は仕方ない動きなのでしょう。一時、話題になった中国の特別国債が発行されると報道されています。この報道にも拘らず株価は強い動きを続けていますね。この意味は重要なのですよ。考えてみて下さいね。
そう言えば、昨日、SNSで中国への対内直接投資が3年ぶりに減っているとジェトロの白書で伝えていると書きましたが、この意味が理解できました?
私はこう考えたのです。中国の成長率の伸びは基本的に固定資本形成と輸出です。輸出は分かりやすいですが、固定資本形成って?と思われる方がいるかもしれません。つまり長期の資本財ですね。道路や鉄道をはじめとする社会資本もこの範疇でしょうし、外資が中国で工場を建てたり、設備投資をしたり…このような投資も入るのでしょう。このような活発な投資活動が内需を刺激し、建設ブームを起こしているのですね。つまり、この数字の意味はこのような投資にブレーキが掛かっているかもしれないという示唆ですね。
何故、CRB指数の一次産品の価格が上がったのでしょう?BRICsの国々をはじめとする新興国の旺盛な設備投資需要がこれら一次産品の価格を押し上げてのですね。この投資に陰りが見え始めたということは…分かりますね。ここまで書けば…昨日の「今日の市況」でさりげなく書かれている、あの一文は非常に大きな意味があるのですね。まぁ、考えないで読んでいる人は気付かないし、ざっと読んでいてもポイントを理解している人はあの一文で「えっ?」と思うでしょう。
新聞もそうですね。丁寧に解説されれば、なるほどそうかも知れないと思う人がいるでしょうが、ただの記事の中で言葉の意味を理解している人と理解していない人がいますからね。まぁ、このように表などを付けて解説すれば、なお分かりやすいのでしょうが…ボランティアに多くを求めても無駄ですね。今日は特別国債が大きな意味を持っています。私がカントリーワイド・フィナンシャルの話を、度々、書くのは意味があります。まぁ、この話は何れにしましょう。
さて市況の焦点ですが、日電工などの仕手株とヤフー、楽天の新興株をどう考えるかにより見方が分かれます。今日の出来高を見ても分かるように、当分はこんな感じでしょうね。…と言うことは、相場の流れは必然的に決まっているのでしょうね。この点を含めビスタニュースでは解説していますね。あわせて読むと分かりやすいですね。
IRNETのSNSは誰でも参加ができます。まぁ、ただ見ている人は困りますが、10日に一度ぐらい日記を書いてくれる方なら大歓迎です。自分の意見を述べて他人のコメントを見て考えれば、少しずつ力がつくと思いますね。先ずはチャレンジです。自分の持ち株が下げたからと言って、諦めちゃ、老後の格差で負け組みに転落しますね。人間いつも日々努力なのでしょう。最近、怠けているかたる君も頑張らないとね。今日は簡単ですがこの辺で…
頑張れ、新興株!
投稿者 kataru : 2007年08月28日 20:55