未来かたる・時代や・トロ・神主さんの

今日の市況

今日の市況(2007年)(2007年09月12日)

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かたる:いやはや、ビックリしたね。まさかこの時点で安倍首相が辞意を表明するとは…自民党から容認されなかったんだね。APECでの「職を賭す」と言う表明が、引き金になったようだね。日本は面白い国だね。総理大臣が国民投票で決まっていないので、衆議院や参議院の選挙が基本的に信任投票になる。その参議院選挙で、先頃、大敗し党内からも官僚からも軽視された首相は、きっと、今の僕のように四面楚歌の立場だったんだろうね。

トロ:いやはや、SQやFOMCを控え、日本株式は弱い展開だね。好業績なんだから、買えば良いのに…。日本はアジアの発展で、一番、恩恵を受ける国だよ。貿易統計にも表れているよ。

時代や:かたるはサブプライム問題の発生により、流動性の欠如が成長率を下げるという見方だよね。

かたる:まぁね。中国は消費者物価が上がっているという。豚肉などの食料品を中心に消費者物価が8月は6.5%上昇したそうだね。7月は5.6%の上昇だし、でも1-8月は3.9%なんだってね。

時代や:どうして、そんなに中国の消費者物価水準や貿易統計に拘るの?

かたる:あまり詳しくは書けないよ。ビスタニュースの読者に悪いもの。何れ、起こる可能性が近づいているのだろう。この影響は既に機械受注にも現れているとか…。今日の新聞には好調な機械受注の「影の部分」の話しが載っていたね。故に、トロのように強気になれない。

もう一つ気になる要素があるかな? 今朝のニュースを見ていたらトルシェECB総裁がサブプライム問題で透明性の発言をしていたね。やはり、この問題は時間がかかりそうだね。僕はアメリカ大統領が対策発言をしたので、収拾に向かっていると思うが…

神主さん:18日のFOMCではゴールドマンサックスが0.5%のFF金利引き下げ予想をしていたね。

かたる:うん、問題はサブプライムだけではない可能性があるからね。

神主さん:そういえば、外資は金融庁の過剰な締め付けに、へきへきしていると言っていたね。この辺りの影響もあるかな? 外人投資家は、かなり株を売っているようだし…

かたる:そうだね。日本は過渡期にあるからね。今までは事前に行政指導が行われていたが、最近は、事後に法令違反で取り締まれるから…。きっと、この行き過ぎた解釈が背景にあるので、戸惑っているんだろうね。この度のサブプライム問題も進化する金融工学に法令がついていかないというか…。一般化してないので問題が大きくなったのだろう。今回のサブプライムの問題はグレーな部分が多く、格付け会社が慌てて格付けの修正に動いたことも問題を大きくしているんだね。格付け会社の信用度も試されている。

時代や:やはり、かたるは一連の政策決定が、株安に繋がっていると思うんだね。

かたる:うん、『白河の清き流れに住みあきて むかしの田沼いまはなつかし』と言う言葉があるように、成長路線を堅持するなら多少のはみ出しを認めて、世の中がバブル状態になるまで成長路線を維持すべきだよ。ところが松平定信のような清貧思想路線を今の日本は歩んでいるね。成長率は落ちるわね。こりゃ…。折角、失われた時代の90年代の過剰債務、過剰人員、過剰生産能力を乗り越えて、経済が上向いた所なのに…金利は上げるし、規制の強化はするし…

ライブドアに、村上ファンド、グッドウィルにフルキャスト、おまけに新日鐵の株式の持ち合いだよ。ブルドックでは市場主義のはずの株主が、8割も持っている株価が下がることを喜ぶんだよ。最高裁は株主に色を付けるしね。嫌になるよ。10年以上もかけて、コーポレート・ガバナンスを意識してきたのに…、また既得権力者の官僚社会主義の復活だからね。株が下がるのは仕方がない。

トロ:お前は自分の失敗を、政策に転嫁してないか?

かたる:うん、そうかもしれない。僕の銘柄の選び方は日本が成長する為に必要な銘柄を選ぶからね。

トロ:なにが新興会社の馬鹿株を取り上げて、どこが成長するのに、必要なの? よく言うよ。

かたる:まぁ、お前には理解しづらいだろうね。だけれど、僕は基本的に、このままどんどん株が下がるとは思っていないよ。今週末あたりが、一番きついかな? 来週には、とりあえず少し戻すだろう。

時代や:しかし11月が一番くらいと思っているんだよね。

かたる:そうだね。12月決算なのでヘッジファンドが決算を乗り越えないとならないからね。問題は政策だね。安倍さんは真面目な人だね。責任感で潰れたのだろうね。残念だね。これでばら撒き行政が復活したら…早速、予算は増額されているし…税収が増えてもこれじゃ効果がないよ。

やはり日本の成長は小さな政府で規制のない社会。基本的に官の仕事を減らし民に移行するべきなんだね。郵政民営化は代表例だよ。批判があるのは分かるけれど、日本には時間がない。何故、多少のはみ出しを認め、成長路線を堅持しないのかな? 不思議だね。何故、持合を復活させるの? IASになれば持合い株は投資有価証券になり含み利益は貸借対照表に組み入れて、利益の計上が迫られるんだよね。たしか…違うかな? やりにくくなるはずだよね。元来、日本以外に、株式の持ち合いなどと言う概念はないからね。

時代や:個別株では方向性は何処にあるの? 今、考えられているのはBRICs、弱電、新興ぐらい?

かたる:うん。後はバイオが出てくるかも…しかし当面はリバウンドの幅だろうね。なんとか新興株に頑張ってもらいたいが、リスクを負う外人も個人投資家もやられているし…日本の機関投資家は動きが鈍いからね。

トロ:事業法人が株を買うよ。自社株買い。故にやはり好業績のBRICs関連が一番じゃないの?

時代や:ところで…かたるの主力株は、下がる一方だけれど…システマティックリスクで片付けられる?

かたる:そうだね。少しコメントを書こうかね。基本的に僕の考えは変らないが…今日はSNSで少し補足をしようか…

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投稿者 kataru : 2007年09月12日 18:35