今日の市況(2007年)(2007年09月26日)
かたる:NY市場の朝方は弱い指標が多く見られ安く始まったけれど、利下げ期待や原油安を手がかりに、株は上がったという。しかし住宅関連の指標は弱く予断を許さない様子。GMのストライキの行方も、気にされていたようですね。カントリーワイドの株価は下値で持ち合っている様子です。これから年末商戦を控え嫌なムードですが…どうなりますか…
国内市場は昨日の動きを受け高く始まりましたが伸び悩み気味でした。新興市場では売り一巡から値戻しする銘柄が多く個人投資家の中にはホッとされている方も多いでしょう。昨日の市況で書いたようにリスク許容度が少しずつ回復しているのでしょう。今日は博打株を含む原子力関連銘柄の値戻しが目立ちました。
時代や:木村化工機とか…ストップ高だったね。
かたる:たしか…ヤクザがらみの資金が入っているとの雑誌の記事を読んだような気がするね。木村化工機は…この手の株は恐いから気をつけたほうが良いね。昨日、解説した金融商品取引法の話は重要だね。多くの私募ファンドが戦々恐々だと…言われているとか。金融庁がどのような形で、この法律の施行を監督するのかが、今後の相場の核になることは事実だろうね。
なにやら、善意の行為が取り締まりの対象にならなければ良いが…。最近、僕らの仲間でもあまりの締め付けの厳しさに嫌気が差し会社を辞める奴がいるね。僕も大変だ。お客様の気持ちと過剰なコンプライアンスの要求の狭間に立って…法律のあり方が問題になるね。
そういえば、金融新聞に証券税制の話が書いてあり、昨年は特例の10%課税を1年延期したが、今回は難しそうだと書かれてあったね。配当の二重課税問題はどうなったのかな?役人は勝手だね。
トロ:証券税制か…新しい内閣の布陣は大きな入れ替えがなく無難な展開だったね。よかったじゃないの。ミッチーで…
かたる:やってみなければ分からないからね。実力の程は…それにしても地方経済に活力を与えるのは難しいよね。町や村を挙げて取り組まないといけないね。トヨタは早速、小沢氏のお膝元に工場建設を決めたらしいね。流石だよ。早くもバランス感覚が働いているね。雇用の場を確保できないから地方経済は衰退する。優遇処置を実施して海外に出て行った生産基地を取り戻さないとならないね。
神主さん:連日、みずほは売買代金が上位なのに、株価は低迷しているね。
かたる:うん、環境を考えると大変なんじゃないのかな? 日本の国は、足腰を縛られて行動しなくてはならないからね。金融は色んな所で縛りがあるからね。
時代や:今日は原子力関連が強かったけれど、今後はどうなるのかね?
かたる:さぁ? 考えられるパターンは幾つかあるが…どれが選択され、市場に定着するかどうか…注目すべきは銀行株の行方だね。三菱東京が市場に帰ってくる辺りが、狙われるかな?
時代や:狙われるとは…?
かたる:基本的には株の上げ下げは、仕掛け人の力量で決まるからね。おそらく銀行には売り仕掛けが入っているんじゃないのかな? そうだとすると、再上場日が危ないかな?BRICs関連の株は、かなり戻り、そろそろ、戻りの売りを浴びる水準だから、これからの動きが注目される。これまで大幅に下がっていた新興株も、ストップ高が続出していたね。この動きが続くと良いが…
トロ:まぁ、雑魚より、まともな株をやれば良いのに…
かたる:お前がご推奨の日立建機か? 面白くないよね。上がってもせいぜい一割や二割だと思うと、なかなか買えないんだよね。それなら大きくなる夢のある銘柄の方が良いね。
神主さん:昨日、賑わっていた商社や素材などはどうしたのかな?
かたる:原油価格が下がり、バックの条件が希薄化されているからね。昨年の暴落後は今と同じように戻ったけれど、高値を取れずに下がり始めたケースがあったね。それから新興株は奈落の底に陥ったけれど…今回のBRICs銘柄はどうなるかな?
時代や:負け惜しみじゃないの? だってBRICs銘柄の中から、新高値銘柄も出ているよ。
かたる:理屈なんだよ。直前まで人気のあった株のリバウンドは、当然あるんだよね。例えば住友鉱山は人気株になって戻っているね。問題はここからだよ。果たして新高値を更新できるかどうか…。通常、相場のある株ならあそこまで下がるのかな? 僕にはカラ売り銘柄に見えるんだね。BRICs関連は全て…どうなるかな?
トロ:弱気のハズレ屋に聞いても仕方ないよ。好業績のアジアがらみの株は、更に高値を追うと思うよ。
かたる:僕は戻り売りのパターンかなと考えるね。おそらく10月の上旬に、長くても中旬には印籠を覚悟しないといけないだろうね。僕は前から言っているが、強くもなければ弱気でもない。しばらくはシーソーじゃないの? 新興株も底値を確かめる動きになれば楽なんだけれど…どうなるかな?
今日はリバウンド相場の狙いだね。直前の活躍銘柄の戻りは必ずあるね。一回目は上手く立ち回れば儲かるだろうね。しかし二回目、三回目はだんだんリバウンドが鈍くなってくる。そうして何時かリバウンドもしなくなるんだね。新興株は既にそんな段階かな? さて今日はこの辺で…。外部環境の大きな変化はなさそうだね。よって、やはり秋にはもう一度試練を与えられるかも知れない。
時代や:弱気な奴だ。
投稿者 kataru : 2007年09月26日 18:52