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今日の市況

今日の市況(2007年)(2007年10月12日)

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かたる:アメリカではハイテク株が中心に安かったようで、その影響を東京市場も受けたようですね。解説によれば中国のネット検索大手の百度(バイドゥ・ドット・コム){BIDU@/U}が急落したそうで、当初の7-9月期の売上予測を6790万ドルから6570万ドルに引き下げたのだそうで、事前市場予測(6553万ドル)と同じような数字だったのですが、株価は下げたそうです。この会社のPERは、なんと184倍です。株価は308ドルです。グーグルがPER50倍で株価は622ドルです。

昨日、アリババの香港上場が決まったと書きましたが、中国の時価総額は、既に日本株を上回ります。上海と香港を足した合計ですが…。中国工商銀行は時価総額が38兆円、建設銀行が26兆円です。日本の三菱UFJは12兆円ほどですから、既にアジアでは中国が覇権国家になっている様相です。アメリカを凌ぐ可能性があるわけです。中国のチャイナモバイルは39兆円、ペトロチャイナも39兆円です。日本のトヨタは24兆円ですから時価総額でみると、なんとも情けない数字ですね。因みに韓国のサムソン電子は10兆円ほどの規模です。

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さて、そのトヨタです。上のチャートを見ると分かりますが、株価は戻っていませんね。サブプライムショックは今年の春から始まっている現象で、BRICs関連と呼ばれる鉄鋼、非鉄・金属、海運、商社、建設機械などの社会インフラ整備関連銘柄は高値圏に株価が位置していますが、他の株はトヨタに代表されるような動きなのですね。銀行株も似たようなものです。此方は人気が高いですが下げ波動のままです。代表的なみずほは下のように底入れが見えません。ごく一部の社会基盤関連銘柄が高値圏に位置しています。

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ここに来て、私がずっと拘り続けている新興株に新しい動きが出始め、ヤフーなどは一気に年初来高値を更新してきました。何故でしょうか? 果たして海運株や商社株などの上昇が続くのか? それとも新興株が再び輝きを取り戻すのか? 調整を続けている国際優良株の行方はどうなるのか? 相場には様々な焦点があるわけです。面白い市場展開です。既に誰もが儲かる相場は終焉しており、相場の読みが、ますます重要になるわけですね。今日は簡単に終わります。また明日。

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投稿者 kataru : 2007年10月12日 19:14