今日の市況(2007年)(2007年10月17日)
かたる:今日は時間が遅くなりましたので簡単に終ります。今日の日経金融新聞には幾つかの重要な経過が報告されていました。アメリカの住宅事情、ムーディーズのサブプライム関連証券の格付けの引き下げ、みずほ銀行が組成したCBOの急落の話題、中国の胡錦濤総書記の声明解説などです。一方、日経新聞には三洋電機の半導体部門のLBOの不成立などの話しですね。
アメリカ株は下げましたが当然の一服ですね。日本人は主体性がない為にどうしてもアメリカ株に影響されるようです。更にザラ場中にインド株が下げたということで、日本も大騒ぎして一時300円を越える大幅な下げになりました。しかし本日も12銘柄の新高値銘柄がありましたね。新安値銘柄も多いわけですが、基本的にそんなに動揺をする必要はないと思っています。相場環境はよくありませんが、皆さんの手持ち証券を考えてみれば分かります。大幅に減っていますよね。今時期、目一杯に信用で株を買っている人は居ないでしょう。
相場動向はBRICs関連銘柄の足元の業績の良い銘柄が主体になっており、海運、商社、鉄鋼、非鉄、建設機械など、インフラ銘柄と言うか…が人気になっています。11月の決算発表を控え期待があるわけです。一方、トヨタなどの国際優良株は儲け頭のアメリカの動向が気になり大きく動けなくなっています。本日はかなり強引な売りが見られました。先物と絡み現物の売りもかなり出たようです。理由は8月17日からの戻りが一巡したとの心理的な感覚が利食いや投げを急がせたのでしょう。
疑心暗鬼の新興株の動きは激しいですね。しかしこれからよく観察していけば分かります。既に売り物の数が少ないから、先回の安値は割らずに上がると思っています。つまり私は絶好の買い場だと考えています。問題は業績動向です。ライブドアショックから1年と10ヶ月ほど経過し、明らかに買い場探しですね。参考になるチャートはヤフーなどでしょう。下のチャートを見てください。赤い線は信用買い残です。買い残が減っており8月に底入れ急騰し、9月に押しを入れています。
私はこの9月の押しが今の新興株のパターンかな?…と、この考えの確率が高いのではないかと考えています。つまり仮にここから下がっても今度は押し目買いが優勢なのでしょう。今までは、今度こそ…と思い買って、その度に傷口を広げてきましたが…今度こそ…と僕は考えています。故に「疑心暗鬼の試金石」、何処まで伸びるぞ、神のみ知る。
投稿者 kataru : 2007年10月17日 19:33