今日の市況(2007年)(2007年12月21日)
かたる:今日も遅くなったので簡単にします。最近は遅い日が多いね。ごめんなさい。さて昨日は1円高で今日は225円高でしたね。市場のコンセンサスは今週が損出しの最後の売り物と言う認識なのでしょう。来年はサブプライム問題からアメリカ景気の悪化、中国の金融引き締めから固定資本形成の減退が世界の素材需要を下向きに働くとの読みから、株式相場は外部環境の悪化から弱いと言う見方なのでしょうね。しかし来年は悪い悪いと言う事前の報道が株価に織り込まれていくわけです。
サラ金業界は非常に叩かれています。実際、このセクターは7年間も下降波動の株価を続けています。しかし来年は金利も引き下がり、年収規制も実施され悪材料は株価に織り込まれているのでしょう。今日は楽天の決算修正が発表され、私はあの記事を読んだ瞬間に、あれ?一括償却をする方針なんだ。やはり公認会計士の要請があったのかな?と感じ、これでスッキリするが、市場の地合いが悪いから最悪ストップ安も覚悟して会社に向かいました。しかし全体の市況高にも助けられ、意外に強い寄付きだったので、「良かった。やはり、まともな投資家も存在するな」と思ったのです。
しかしストップ高は、正直、意外でした。しかし私は先日のもみ合いで楽天株が一番強いから、ひょっとして、このまま一気に新高値か?と考え、1の株価位置で買い増しをしていました。あのような形は誰かが株を買っていると思っていたのです。しかし全体の地合いに押され下がってきたので仕方ないかな?と思っている時に、今回の報道でした。仕掛け人が存在するから、このような綺麗な形の材料出尽くしになるのでしょう。株式はどんなに業績が良くても仕掛け人が存在しないと大きくなりません。
ここが重要ですね。先ずは「会社の業績」、「時代の背景」、「全体の相場環境」、そうして「仕掛け人の存在」です。このような要素がマッチし、市場に受け入れられると株価が大きくなります。闇雲に株を買っても上手くは行きません。この楽天が新興株を引っ張った印象でしたね。もう一つは新日鐵を代表とする持合い株の動きが市場のムードを明るくし、先物から値嵩ハイテク株の値上がりによって日経平均株価が高くなった印象です。金融株は一服していましたね。
日経産業新聞にカーブスのゲイリー・ヘイヴィンCEOのコメントが載っていました。アメリカやオーストラリアでは既に成人女性の3%がカーブスの会員になっているのだそうです。日本でも3%の会員は可能で160万人を目指すと言います。現在、年間300店舗の出店ですが加速させ、2倍に引き上げ5年以内に2000~3000店舗を構築するといっています。日本以外に、2年以内に中国、インド、ロシアに広げ、目標はマクドナルドの店舗数を上回ることだそうです。米国から脂肪ではなく健康を輸出することは使命だと述べていました。日本マクドナルドは好業績企業になったからね。果たしてベンチャーはどうかな?
今日の市況は私が予てから述べている展開です。果たしてこの動きが年末年始に流れるかどうか?来週が楽しみな週末になりました。おやすみなさい。
投稿者 kataru : 2007年12月21日 22:02