今日の市況(2008年)(2008年12月30日)
一年間のご愛読、まことにありがとうございました。
色んな想いが詰まった一年が過ぎ去り、新しい年がやってきます。今年は3年続きのやられ相場でした。上げ相場なら強いと思うのですが…下がることもありますからね。ネットをはじめ10年が経ちますが、読者も増えて色んな勉強をさせていただきました。どうもありがとうございました。うれしいのは「こんな情報があるよ」って教えてくれるメールです。先日は楽天証券のビデオを見ました。色んな情報が転がっていますが、その中から自分がどれを選択するか? 見極めは非常に難しいものです。10年間、日記のように綴ってきたホームページですが、情報を発信すると言うのは大変な作業で一日3時間程度の時間を資料収集など含めかけています。土曜、日曜日は長いときで7時間ぐらい掛かりますね。見せると言う作業はグラフにしたり、慣れないと大変時間が掛かります。IRNETを通じてたくさんの友達が出来てうれしいです。それと同時に原稿を書く事により、自分自身が勉強させていただいています。最近では株の流れが見えるようになっています。ただなかなか政策運営が期待通りに運ばず、思うような展開になりませんね。
年末に読んだ五木寛之の「人間の覚悟」は今の心境にピッタリかもしれません。常に精一杯、前向きに生きることを心掛けてきて、自分の信条は変わりませんが、時代とのギャップがありジレンマを感じます。その為に現実と自分の気持ちの狭間が広がりすぎて…何処で折り合いをつけるか自分自身の気持ちとの戦いになりますね。丁度、何処で利食いを入れるか? 悩む心境に似ています。ほどほどに考えないと精神が持ちません。いつも自分の思うような展開になるわけがありません。最近の若い世代は可哀想ですね。日本全体が下り坂ですから…向上心に燃え、意欲のある若者ほど、社会に不満を覚え苛立ちを感じることでしょう。どこかで折り合いを付けないと、現実的に生きることは難しいものです。これから老いを迎え晩年を迎える人は、社会的な不満は少ないと思います。若者が20万円の給料から5万円も負担することは大変です。常識的には3万円が限度でしょうね。と言うことは3人の若者が一人の年金者を支えると、年金者は9万円で暮らせる体制が必要と言うことですね。
今の市況は上昇相場に入っていると思いますが、天井に夢を語ることは出来ません。ほどほどの中で生活する術を考えないとならないと、覚悟を決めた次第です。一人あたりのGDPが4万ドル、5万ドルとなる為には、もっと効率的な社会構造が必要になります。カルテの電子化などを含めITを駆使した社会構造に変化させ、個人が社会に貢献する体制が必要になるでしょう。1週間に2日ぐらいボランティア活動を通じて地域社会に貢献する心構えが必要になります。先日、瞳と言うNHKの朝ドラを見ていて、「家族は努力をして作るものだ」というセリフがありました。一緒に食事をしたり共有する時間を作るということですね。家族同士の共通する話題を、家族の悩みや希望を互いに知り合う機会を作らないと家族が維持できないのでしょう。基本は家庭です。貧乏も色々考える機会が生まれ、必要な時間なのでしょう。日本と言う国を愛して、皆が幸せな国を、共に創りあげて行きたいと願っています。
大納会は個別株物色で終始しました。GSユアサと言う会社が賑わった1年だったと言うことでしょう。原油価格が戻しBRICs関連株も総じて確りしていました。本格的な上昇相場になる可能性もありますが、その結果が分かるのはまだ先ですね。1月の大統領教書に、春節を迎える中国の経済政策が当面の山場で、春には金融サミットがあります。
既に米国の投資銀行は資産圧縮をほぼ成し遂げたのでしょう。来年は明るい話題で幕が開くことでしょう。今日の東京は風もなく、穏やかな、ぽかぽかの一日でした。丁度、相場と同じですね。来年は5日から活動します。ビスタニュースの皆様は1日早い4日に新春のレポートを書きます。それでは皆さん良いお年を…
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投稿者 kataru : 14:43