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2008年03月31日
3月31日
かたる:NY市場は大手百貨店のJCペニーが従来予想2-4月期を0.75-0.80から0.50に引き下げたと言います。消費関連に波及したアメリカ景気ですが、株価はマズマズの動きですね。一方、住宅大手のKBホームは赤字決算ですが…株価の動きは下のグラフようです。なんとなく株価の動きを掴んでもらえばいいのでしょう。
トロ:お前はいつもそうだな。アメリカ景気は悪化するというが、住宅関連の株は、下がってないからサブプライム問題は、峠を越えていると前も言ったことがあったね。
かたる:察しが良いじゃん。株は方向性が大切。細かい数字なんて、僕は頭が良いから覚えられないよ。でもその業界の…、あるいは、その国の景気の方向性がどう向いているかが大切なんだね。誰だって株価の行方なんか分からないが、方向性は、時代の流れを見ていれば、大体、株価の行方は分かるね。ここに来てビスタニュースで、昨年来から言い続けている動きが本格的に動いてきたね。
時代や:うん、今日はビックリしたよ。あのスクリーニングで掲げた銘柄って、80銘柄以上だよね。その中から一銘柄を参考に選んだものが、今日は、なんと、この相場でストップ高だよ。これだから…な。お前はやはり時々、ヒットを出すね。買えばよかったな。
かたる:僕の見方は一貫している。しかし市場が間違った判断をすることがあるよ。一昨年の秋以降の過剰流動性相場は、あきらかに行き過ぎだったんだね。その前の銀行株も、そうかもしれない。103万円を付けたみずほ銀行は、今日なんか、365千円だからね。でも僕は、そろそろ銀行は買い場だと思っているよ。確か、みずほは、この夏から転換が開始されるんだね。あの1兆円増資の株が…お客様からそのように聞いたよ。僕は新日鐵より、みずほの方が株価は上だと思っているが…今のところ、新日鐵の方が上だね。
トロ:偉そうに…。新興株が賑わい始めると、途端に元気になるね。
かたる:だって前から言っていたと思うけれど、上がっても、僅かな期間の上昇しか、残ってない株を薦められないよ。
トロ:なら…1/3になる株や、1/5になる株は薦められるわけだね。
かたる:まぁ、なんとでも言えば良いよ。今日は楽天が一番人気だったね。この所、逆日歩が付く銘柄が人気になっているように感じるよ。楽天はクレジットの目処が立ち、今度は台湾やヨーロッパに進出するんだね。新しい展開に入っているイメージがある。アメリカのアマゾンのPER62倍だね。それにひきかえ楽天の評価はかなり低いよ。
トロ:当たり前だよ。楽天の売上高営業利益率を見れば14%ほどじゃないか…せめて、この2倍はないとアマゾンと同じ評価は出来ないね。一株利益が1700円とすれば、PER30倍で51000円だよ。株価は、こんなもんじゃないの?
かたる:そうかな? 確かに楽天はTBSなどの失敗もしているが、クレジットの建て直し手腕を見れば、マズマズだよ。三木谷さんは500億の力があるといっており、税金などを考え60%が利益だとすれば一株利益が2295円前後だね。株価が6万円ならPER26倍ぐらいになるね。これからの成長性を、世界展開の夢を加えると、PER40倍程度は良いのじゃないかな? つまり91800円ぐらいまで可能性がないとは言えないね。
トロ:相変わらず、強気の見方だね。相場なんか、お前がいくら期待をかけても無駄だよ。金融が栄えない国は、没落する運命だよ。株屋なんか早く見切りを付けたほうが良いよ。
神主さん:そうだね。僕もこの世界から身を引くにしたよ。今日は会社に辞表を提出してきたよ。今月一杯で…
かたる:えっ、辞めるの?そうか…ブツブツも辞めたし…僕も早く辞めたいな。最後のかたる銘柄が希望通りになったら、僕も会社を辞めるんだ。もういい加減に、あほらしくなってきたね。コンプラ重視で役人に抑えられる生活は…。従っていて豊かになるなら分かるよ。しかし間違いだらけじゃないの。税金だけ払わされて…その税金は無駄な資本財に投じられ、役人のタクシー代に消える。この国で頑張って稼ごうとする人間が居るのかね?少し頑張れば、馬鹿な論理を振り回し、銀行融資は止めるし、会社を倒産に追い込むし…努力するだけ、あほらしいよ。やはり中村修二の言う意見は一理あるね。頑張るやつは、アメリカに移住すれば良い。こんな政策を続けるなら、年金を頼るクズしか日本に残らなくなるね。
神主さん:まぁ、僕は年だから…仕方ないが、かたる君はまだ若いから、頑張れば良いじゃないの。
かたる:僕はずいぶん努力しているつもりだよ。ネットは全てボランティアだし…逆にお金をかなり持ち出している。何のためにやっているのか? ネットの投資世代は目先の投資を主眼においているから、僕とは意見が違うね。やはり世代が違うのかな?…と思うことがあるよ。嫌いだけれど、北畑さんの意見も一理あるね。週末に調べたんだ。彼の年棒は2400万円前後だろう。日本では頑張っても2000万円以上の給料をもらう人は僅か0.5%の世界だよ。局長は1700万円ぐらいだったと思うよ。
時代や:何が言いたいの?相場をはずした言い訳か?
かたる:まぁ、そうとられるからね。やめておくよ。でも株式投資の原点は、あくまでも自分が気に入って、育てたい会社に投資をするものだよ。本来は社会が必要とする産業の株が伸びるんだね。本来は…。役人が邪魔をするべき問題じゃないよ。やはり人数が多いんじゃないの? これだけ窮屈になるのは…。予算を50%程度カットして強引に人数を削れば良いよ。今度、警察署の受付も民間に外部委託されるんだってね。もう少し、PFIを活用すべきだね。自前でやるから予算が掛かるんだね。期限切れを迎えるガソリン税は象徴的な出来事だね。やはり僕は時代を感じるね。
神主さん:どういう事なの?
かたる:福田さんは、英断と言われているが、党内の反対を押し切って道路財源から一般財源に切り替えたね。いつだったかな? みんなは覚えているかな? 日本の国はおかしいんだよ。国会で使い道を審議する一般会計より、官庁が自由に出来る特別会計予算の方が遥かに大きいんだね。こんな…誤魔化しを誰も報道しないから最近まで知らなかった。人事院のホームページに行っても、事務次官の給料がいくらなんて、探しても分からなかったよ。何処かにあると思うが…肝心な部分、都合の悪い部分はマスコミと連携して隠しているんだね。だから総務省は、旧社会体制なんだね。フジテレビの日枝さんがホリエモンを叱る訳だよ。そうして国家権力を使いホリエモンを葬るのだから…。三木谷さんはTBSに果敢に挑んでいるが、ちゃんとした報道をすれば、旧体制の矛盾がたくさん出てくるからね。困るわけだよ。でも今回のガソリン税の問題は、既に隠せない時期に来ていることの証明だね。誤魔化しで、旧体制を維持できないんだね。
こう考えると、僕がビスタニュースで書いた歴史的な展望から、新興株が有望だとした流れが見えてくると思うよ。楽天が人気になってきている理由も時代の背景があるからなんだね。チャートを見れば分かるよ。上値抵抗線を引くと…明らかに流れが変わり始めているね。僕らは何度でも挑戦するよ。今日、お客様に話したんだ。何度目か分からないけれど…挑戦するたびに抵抗にあって、追証にさせられ投げさせられる。しかし、また僕は挑戦するよ。
トロ:おいおい、何か飛躍してないか? どうして…楽天と一般会計が結び付くの?
かたる:もう一度、ビスタニュースの時代の背景と言うレポートを読めば分かるよ。確か、第一回目は無料で読めるよ。昨年の1月の段階で僕はガソリン税の特別会計の話しを書いているね。2回目以降は有料だけれど…僕の考えは一貫している。そうして3月29日の株式教室も読んでみると良いね。日本が置かれている流れを見れば、自然にこれからの相場が見えてくるよ。
時代や:サッパリだね。お前の言わんとしている事が…
かたる:お前はビスタニュースの記事もあわせて読んでいる? ちゃんと必要なことは書いているつもりだよ。株で儲ける為に基本を大切に守らなくてはならない。株の最大の好材料は株価が安くなることだね。1万円で買った会社の株も、1000円で買った株も、100円で買った株も…株価は違うが同じ会社だよ。だから株価が安くなることが最大の好材料。この理屈を良く考えてみる事だよ。1989年の興銀と富士銀行と第一勧銀を合わせた時価総額も、今のみずほの時価総額も、お金の価値が違うけれど、同じ会社だよ。嘆くことはない。銀行株はもう直ぐ、雪解けを迎えるよ。是非、無料の部分だけでも良いから、ビスタニュースの時代の背景を考えるという昨年のレポートを読み返して欲しいね。相場観を育てる為には、時代の背景を理解する必要があるんだね。今日はこの辺で…
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月28日
3月28日
かたる:今日は遅くなったので…
NY市場はオラクルの決算などを受け安かったのですが、日本株は意外に確りしていましたね。少しビックリしています。さて、この理由は何かな?と考えてみたら、たぶん、決算対策のお化粧買いじゃないかな?と思っています。理由はファンドが組み入れていると見られるコマツや三菱商事などが高かったからです。買われる理由は両社ともあるのですが、決算期末に株式の評価損が少ないほうが良いですからね。持ち合いを実施している住金なども高かったですね。月曜日の株価が期末の最終値段になります。そう考えると、4月、つまり火曜日からは安いのかな?との考えも浮かびますが…。もともと日本株の水準は、かなり安いですからね。僅かな買いで株価が上がるのだから、国内の機関投資家が頑張れば市場のムードも変わると思いますが、日本人には主体性が、いつからか、なくなりましたからね。悲しい現実です。どの会社も骨のある社員がいなくなったのでしょうね。まぁ、骨のあるやつは弱点もあるわけですが…今のような時代は必要ですね。
そういえば、新聞を読んでいて落胆しましたね。NTT寄りの光回線の回答だったですね。総務省とNTTは仲間ですからね。同じくTBSもそうです。なかなか既得権力の壁は、崩せないのですね。世代が交代しないと駄目なのでしょう。あと数年で日本は大きく脱皮できますね。何しろ、ネット世代が局長クラスになりますからね。ガソリン税を一般財源にすると、自民党が腹をくくったのですから、民主党も妥協すれば良いのに…とも考えますが政治は難しいですね。日本と言う小さな舞台で覇権争いか…。やはり小沢さんが、一時、考えた連立内閣で局面を打開すべきだったのでしょうね。日本にとって時間がないのだから…。先日、社会保険料の段階的な値上げの動きを見てもらいましたが、だんだん厳しくなりますね。国土交通省は5年間で81億円もタクシー券を支出していたとか読売新聞に報じられていました。1年間で16億円以上ですね。1ヶ月あたり1億35百万円です。はぁ~、本当に必要なのでしょうか?
兎に角、仕組みを知れば知るほど、腹立たしいことばかり…。私は商売柄、色んな新聞や雑誌を読んでいるわけで、自然にこの国の矛盾と株価を結び付けるのですね。嫌な商売です。だんだん人間の質が悪くなってくるような気がします。愚痴ばかり言っているようじゃ、世も末ですからね。どうも竹中さんが豪腕をふるった辺りから、役人の力が強くなったように感じます。昔は産業を育てようと一緒に頑張ったのですが、いつの間にか指導ではなく、摘発と言う産業界と役人が敵対する関係になってきましたね。三和銀行は、未だに、どうしてあんな結果になったのかな?と考えます。金融庁はダイエーなどの貸出先を破綻先に認定したわけですが、いかにも強引でしたね。再生機構に持ち込んで…結果論ですが、あの再生機構で成功した企業のケースはあるのでしょうか? カネボウにしてもダイエーにしても再生が出来たとは…いい難いですね。新銀行東京の実態を見れば、如何にお粗末か…やはり役人がしゃしゃり出る場面じゃなかったのでは…と今でも考えます。その後もライブドアから村上ファンド、グッドウィルと…何故、叩く必要があったのでしょうか? 僕には日本と言う国の理想像が、なかなか見えないのですね。だから相場観を間違えたのでしょうが…
しかし僕の考えはやはり変わらないわけで、最近の相場ツキをみると、僕の考えは正しいと思うのです。昨年の始めにビスタニュースで、「何故、新興株なのか?」という理由を3回に分けて書きました。その後の相場を見れば、そう大きな間違いではなかったと思っています。今日は楽天が6万円に、あと少しで届く位置まで来ましたね。昨年の始めに6万円前後で買ったのですね。その後、安値で買った玉は利食いになりましたが、損をしなかっただけですね。まぁ、この相場だからマズマズかな?とも思っていますが…。今日はモルガン・スタンレーだったかな? ミクシーのレーティングを引き上げたのは…、新興株は逆日歩を付けながら、上がっているものが結構ありましたね。果たしてこの路線は続くのでしょうか? かたる君は復活できるのか、それとも沈むのか? 僕はいつも思います。株価が安くなれば買い場なのだと…、ところがお客様は違うようです。売れって言うのですからね。あの安値で楽天を投げなくて良かったと、今日は利食いできて思いましたね。この代金は、まだ大きく下がっている新興株の現引き代金になります。はぁ、いつになったら笑える相場がやってくるのか…それでは、また明日。
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3月27日
かたる:今日は遅くなったので簡単に終わります。
アメリカでは注目のシティーバンクの決算予想数字が発表されていました。証券会社のオッペンハイマーが1-3月期の損失を131億ドルと予想していました。株価は下げていますが22ドルぐらいだったですね。果たして、実際はどんな数字になり、それを受けて株価の反応は…どうなるのかな?
中国ではチベット問題からオリンピックのボイコットまで、発展しそうな空気が一部であります。インフレへの対応を強化するので、現在、中国は金融引き締めの影響で、株価は今日も下げていました。果たして、上手くソフトランディングが出来るかどうか…。非常に興味がありますね。多くの皆さんは米国のサブプライム問題に関心があるようですが、そちらは既に過去の話になりつつあります。それよりも、やはり中国の株価に関心を払う時期がきたように感じています。初めてのインフレ対応じゃないかな? 市場経済を上手くコントロールできるかどうか…非常に興味があります。
さて日本株はアメリカ株の写真相場で、NY市場を受けての朝の気配で、今日は会社に行くのをやめようかな?と思うほど…、日本株の主体性はありません。政治も混乱していますが、それ以上に混迷を深めているのが、役人のそれぞれの業界に対する対応です。どうもバブル崩壊後の金融庁の査定辺りから、役人の行政に対する姿勢が大きく変化したように感じます。三和銀行は潰されて…、グッドウィルも…上場企業が簡単に行政指導ではないですね。行政処分により…潰れます。世間では、やたらにコンプライアンスの話しが出ています。「法令遵守」って、当たり前じゃん。…と、思っていたのですが、役人が横槍を入れてくるのですね。
当人同士が納得の上で取引をしても、役人様の価値観は違い、違法だと言います。例えば80歳以上の方が株を買いたい希望をされても、多くの証券会社では取引が、事実上、難しくなりつつあります。基本的に80歳以上の人は、既に人権を失っているようなものです。今度、保険制度が変わり75歳以上の人は、全て老人専用の保険証になるそうですね。そうして年金から直接、保険料が引かれるそうです。僕らは社会のお荷物か?って、怒る人も大勢いるでしょうね。だんだん住み難さが増すようです。僕らが70歳を越える頃は、どんな社会構造になっているのかな? 税金を納めない人は生きる価値がないと言われ、強制的に殺されるかもしれませんね。何やらSFの世界のように…あなたの遺伝子は悪いから子孫を残すことが出来ませんとか…どんどんコンプライアンスが常識を逸脱するかも知れませんね。
ところで株のほうはマズマズの印象です。日経平均株価は安かったのですが…新興株は高いものが多くありましたね。当たり前ですね。ここまで売られれば…例えばソフトバンクの子会社かな? 孫さんの弟が会長のガンホーは、一時すごい人気の異常な価格をつけていましたが、下がったのですね。やはり…。なんと昨年は139000円ですからね。いくら株式分割をしたとは言え…1株、2310万円もしていたのですね。まぁ、異常な人気だったのですが…、何であんな価格を付けたのかな? その株が今日はストップ高していましたね。まぁ、一株辺りの自己資本は36938円ですからね。そうして赤字だから10万円でも高いという論理も成り立ちますが…いやはや…
そん中、かたる君が、むかし買った株が人気になっており、逆日歩をつけながら上がってきました。戻り高値を本日更新しましたね。お客様と言うのは面白いもので…この高値を買いたいというのです。実はあまり下がったので、現引き対応したのです。買ったときはそれなりの根拠があったのです。800円ほどで買ったのですが、なんと200円ぐらいまで売られるのですね。そうして今度は600円まで、この環境下で上がってきたのです。買い下がっていれば、儲かっていたわけですね。1年のタイムラグです。ハハハ…、笑っちゃいます。自分でもあきれるくらい下手糞です。買えば下がるのですから…。良いと思ったのですよ。その当時は…理由は色々あるのです。しかし買った後に、減額修正をしたり…この株は空売りが入るわけですよ。何しろ倒産の危機まで追いやられるわけですからね。どうにか増資で切り抜けたのですが…
でも新興株は確りしています。この数ヶ月、多くの株が新安値を更新する中で大きく上がらないまでも下がりはしない銘柄がたくさんありますね。そのような横這い波動の株から次の期待銘柄が生まれているようですね。ヤフー、楽天などは代表的な例なのでしょうね。さて、ようやく僕ら新興株の出番がやってきたかな? 問題は好業績で増額修正できるような銘柄に出会えるかどうか…まぁ、どっちにしても安くなったら、株を買っておかないといけませんね。自分で惚れ込んで買った株が、1/2、1/3、1/4になると恐くなって買えなくなる。気持ちは分かりますが、株価が安くなることは、最大の好材料なのでしょう。
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3月26日
かたる:S&Pのケース・シラー住宅価格指数が発表になり大幅に悪化したと言います。全米20都市の住宅指数は前年同月比10.7%の低下だそうです。一方、3月の消費者信頼感指数は64.5と前月より12ポイントの低下で、何れも市場予測を上回ったそうです。しかし株式は確りしていましたね。米国のヤフーの買収の行方がなかなか決まりません。そんな中でシティー・グループがレーティングを引き上げたとか…。目標株価を31ドルから34ドルへ。日本のヤフーも戻り高値を更新しています。ここに来て日本市場もようやく新興株が元気になりつつあるように感じます。
本日、ヤフーだけでなく楽天も逆日歩を付けながら上昇していました。週足を見ると充分な下値持ち合いを演じており、新しい株価のステージにいつ入っても不思議ではありません。休養が2006年10月からですから、1年と5ヶ月を経過していますね。果たして、どうなるのでしょうか? 楽しみな展開になってきましたね。先頃のサイバーエージェントもそうですが、何れも個人好みの株式なのに、何故か逆日歩が付くほど、カラ売りが入っているのですね。人間の心理と言うのは面白いものですね。今日は他に新興株の中で、株式分割を実施した銘柄が強かったですね。例えばフルスピード、ネクストなど…他の新興株式も徐々にではありますが、強含みの展開になってきたようです。
トロ:何が言いたいの? お前の読みどおり新興株が賑わうとか言いたいわけか?
かたる:僕は前から新興株式の出番だと言い続けているよ。BRICs銘柄の読みは見事に外れたよ。それは認めるよ。双日や三菱商事を、多少、取り組んだけれど、途中で諦めたからね。しかしその後に相場になったね。僕の体内時計と相場の流れに、ずれが生じていたんだね。まさか、ここまで時間が掛かるとは思わなかったけれど…。そろそろのイメージだね。
時代や:かたるの場合は、まるで狼少年だね。毎回、新興株、新興株と言っているわけだから…。しかし諦めが悪いというか…頑固と言うか…恐れ入るよ。でも本当に新興株の相場になるのかね?
かたる:ビスタニュースを読んでいる読者には分かると思うよ。僕は時代の背景をちゃんと述べているからね。歴史的な背景と言うやつだね。必然的に訪れる相場だと思うよ。やはりネットをキーワードに、広がる技術革新の波があるのだろうね。基本はその流れから探すべきだと思うよ。
神主さん:しかしBRICs関連と言うのは、そんなに簡単に死なないよ。新日鐵がブラジルに高炉を建設するみたいだけれど、これらの人口の多い新興国の高度成長は、これから加速するんじゃないの? 中国も今は問題が噴出し出したみたいだけれど、いずれ復活するだろうし…
かたる:僕はベルリンの壁崩壊から徐々に燃え上がった炎が、昨年の相場だったと思うよ。新日鐵の964円はバブルの時の天井だよ。あの株価を上回るのは、しばらく無理だろうね。1989年の馬鹿相場のときと同じ評価だからね。あの時の単純平均株価は1579円だからね。やはり、すごい記録なんだよ。シクリカル株(景気敏感株)への投資は控えたほうが良いね。僕はそう思っているよ。
時代や:どういう事なの?
かたる:僕は資源株などの投資に、批判的なのは知っているよね。
トロ:そりゃ、お前が相場に乗れなかったから、僻みじゃないの?
かたる:そうかもしれない。しかし過去、一度、大きな相場を成し遂げた株は、暫く相場がないのが普通だね。通常は最低でも整理に2年以上の歳月を要するね。既にBRICsなんて言葉は死語さ。過去の遺物だよ。
神主さん:しかし好業績の銘柄が多いよ。デカップリング論はどうなったの?
かたる:その可能性はあるね。しかし相場的にみると、どうかな? 仮に百歩譲って相場があったとしても、最低、夏まで通常は秋以降の様子を見ないと判断が付かない筈だよ。僕は前からサブプライム問題に関しては「春から夏」を強調していたね。そろそろ桜も咲きだしたし、新しい流れの誕生が見られると思うね。アメリカの景気後退も浅いと思うけれど…。どっちにしても今年は株で儲かるよ。この2年間は散々だったからね。これまでの損を取り返しに行くよ。
トロ:おいおい、既になけなしのお金をぶっ込んだんじゃないの? 今度は自殺を覚悟して勝負を張るの?
かたる:うん。株屋らしいね。そろそろ出番が登場するかな? 何しろ低迷が長かったからね。
時代や:何か、かたるがそう言う言い方をすると、そのようにも聞こえるし…しかしこれまでの実績をみると恐い話だし…やはりおいらは、もう少しのんびり相場を見ているよ。
トロ:サブプライム問題を安易に考えないほうが良いんじゃないの?これから再びアメリカの銀行が倒産するんじゃないの?だってFRB議長がそのようなコメントをしていたんだから…まだまだ安心はできないよ。それに株価が下がり、株式の評価損計上が相次ぎ、特別損失の計上が目白押しだろうし…来期は減益決算が相次ぐよ。
かたる:まぁ、心配なやつは様子見をすれば良いよ。まだまだ危ないと思う奴は、株を売れば良いし…しかし昔からの格言で「強き相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育つ…」って言うからね。僕は新興銘柄に的を絞り果敢に攻めるよ。そろそろ冬眠から目覚めてもいい頃だよね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月25日
3月25日
かたる:今日は配当付き最終日で、NY市場に連れ高したイメージですね。JPモルガンがベア・スターンズ証券の買収価格を引き上げたと言います。2ドルから10ドルへ、この背景にはFRBの関与があったようです。なんでもベア・スターンズの抱えるRMBS(住宅担保証券)を買い取るというのですね。その金額が3兆円ですからね。JPモルガンは10億ドルを出資し、290億ドルをNY連銀が出すのだそうです。実質的な公的資金の投入ですね。来るべき時が来ました。
更に政府機関は市場の下支えの為に、ファニーメイ、フレディマックが2000億ドル、FHFB(連邦住宅金融委員会)が1000億ドルを持ってRMBSを買い取るというのですね。この金額は30兆円です。流石、アメリカは市場経済をよく知っている様子です。これでこの問題は収拾に向かうのでしょう。日本人は未だに弱気筋が多く存在しますが困ったことですね。
トロ:どうかな? まだ早いんじゃないの? まだ隠れたものがあるかもしれないからね。それに日本ではガソリン国会は混迷し地方では予算不足に陥る可能性があるよ。なにも夕張だけじゃないんだよ。大阪だって、実質、財政再建団体のようなものだからね。この影響を考えるとゾッとするよ。
神主さん:内憂外患か…株式市場は、なかなか雲が晴れないね。
かたる:僕はゾッとするね。昨日の読売新聞の夕刊を読んでいたら、今度、診療報酬の制度が変わるそうだよ。患者一人に対し5分以上の診察などをしないと診断料報酬が得られないとか…医者は一応、日本でも知識レベルの高い人たちだよね。この改正には患者の顔も見ないで薬を出す医者が多いのが問題とされているから、その是正に狙いがあるのだろうが…現実問題としてこんな事をすれば、効率性が失われるね。必要のない患者の雑談に医者が付き合い。必要のある患者に対し時間が削られるんじゃないのかな? ここは医者の良識に任せるべきだと思うのだけれど…日本と言う国は、何でもマニュアルで…個人の裁量が働かない。
建築基準改正法の引き金を引いたヒューザーの小嶋被告の判決が懲役3年、執行猶予5年の有罪判決だと言います。一部の悪者の為に多くの人が犠牲になる。今回の建築基準改正法は多くの命を奪ったのだろう。この改正の為にお金の算段がつかずに、自殺に追い込まれた人はどのくらいいるのだろう? 生きていくうえで色んなリスクはある。振込み詐欺事件多発の為に携帯電話の加入制限が設けられると言います。本人が注意すればいいのに、そこまで役人などに責任があるのかな?
僕には日本と言う国がどんどん暮らしにくくなっているように感じるのだね。何故、国民の自由を縛るのかな? 一律に…確かに振り込み詐欺にあった被害者は可哀想だけれど…金融商品取引法もそうだよね。いくら良い法律が出来ても犯罪者は必ずまた新しいことを考えるし…いたちごっこだと思うね。ならもっと詐欺に引っ掛からない国民を作るように教育制度を変えれば良いのに…世の中にうまい話なんてあるわけがないのに…やはり引っ掛かるほうがおかしいね。自己責任だと思うよ。
時代や:そうか…診療時間が5分以上にならないと…料金がもらえないんだ。じゃ、ストップウォッチをもって4分50秒になったら「先生ありがとうございました。」…って、帰れば診察料が安くなるんだね。おじいちゃん、おばあちゃんが、今度は時間を気にするかもしれないね。
かたる:昔の医師会は強かったけれど…今はあっちこっちで矛盾が吹き出ているように感じるね。
トロ:やはり日本株は当分低迷しそうだね。
かたる:そんな事はないよ。アメリカさんの株式が確りすれば、安値を売る外人投資家が減るからね。年金や自社株買いは継続するから株が上がるだろうね。
時代や:じゃ、何を買えばいいの?
かたる:僕は前川レポートの路線だと思うね。内需株で好業績だから新興株だね。ヤフーは戻り高値を更新していたよ。更に楽天も確りしているね。基本的に新興株式の出番が近付いているよ。
時代や:ぱっとしないね。ずっと、かたるは言い続けているが…株価は上がらないよ。まぁ、確かにBRICs関連などのように下げはしないが、上げもしないね。基本は横這いだよ。
かたる:まもなく全体の水準が上がりだすと市場にリスク許容度が生まれてくるよ。そうなると多少冒険しても…って買う勢力が増えるからね。やはり市場全体の水準が上がらないと駄目なんだろうね。僕は時間軸を変えて銘柄選択をしているよ。その成果は出つつあるね。ただ明確に株価が上昇波動になってないからね。
僕はある銘柄を買ったら、なんと信用規制だった。仕方なく現引きして現物株にしたけれど、何故、2年も信用規制をかけて置くのかな? 規制や注意銘柄の多いこと多いこと…なんと2001年からずっと注意銘柄や信用規制と言う銘柄があるんだね。僕は職務怠慢だと思うよ。きっと解除するのを忘れているんだね。役人らしいよ。僕らは規制銘柄や注意銘柄をお客様に紹介しちゃ駄目なんだね。薦める事ができないんだよ。おかしな内規だね。本当に、この国は…国民の自由を奪っているね。
トロ:文句を言うなら辞めれば良いじゃないの。証券会社など辞めれば規制がなくなるよ。
かたる:街を歩いていても、何故、こんなに交通量の少ない交差点に信号機をつけるの?やはり過剰だよね。こんな風に感じているのは僕だけなのかな? 僕は2003年には株価が底打ちして大丈夫だと思ったけれど、小泉の退陣が決まると…途端に国策逮捕が始まったね。そうして昨年は最高裁の判決がありブルドックに失望したね。今井功と言う最高裁の判事だったね。
江戸時代の譲位論を展開している経済産業省の北畑さん、株式の持ち合いをしている新日鐵の三村さん、僕ら市場原理主義者は開国論かな? 良いじゃん。新日鐵がアルセロールに社名が変わっても…日立がGEになっても…僕はそう思うのだけれど…違う考え方の人も大勢いるからね。今日は譲位論を批判している矢野さんの意見を…見てくださいね。まぁ、この人も偉そうに言っているが厚生労働省の天下りですが…
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月24日
3月24日
かたる:先週末はアメリカがお休みで…
ベア・スターンズ証券を巡り、訴訟が予想され、あまりにも安い価格だというのでJPモルガンは買収価格を10ドルに引き上げるのではとの報道があったとか…。FRBの金融政策で住宅ローンを担保に資金を借りられるようになり信用収縮が止まった可能性が高まったようですね。よく日本のバブル崩壊と今回のアメリカのサブプライム問題を、一緒にする報道が数多く見られますが、両者の処理の仕方は全然違います。FRBは即座に金利を引き下げていますが、日銀はあの時、金利を引き上げたのです。更に土地税制を強化したのですよ。分かりますかね? 正反対の対応を実施しているのです。
もう一つの大きな違いは規模ですね。日本の場合は不良債権処理の損失は95兆円と言われGDPのおよそ20%ですが、アメリカは2000-3000億ドルで最大6000億ドル程度と言われているようですが、米国のGDPは日本の3倍の1500兆円ありますから最大で4%ぐらいですね。日本の1/5の規模なのです。更に特価会計適用と言って、一括処理しているのですね。予想される未来の損失を処理させられているのです。サラ金業界の過払い金の一括処理に似ていますね。3年先までの分を一括処理する。過剰な損失計上の可能性もあります。
トロ:どうかな? 金融連鎖はそんなに簡単に止まらないよ。火事と一緒だよ。消えたと思っても中のほうでは煙が燻り、再び発火することは良くある現象だよ。火のないところに煙は立たずと言うからね。やはり問題があるから、第二のベア探しが行われるのだろうね。
かたる:何を言っても無駄だからね。僕がいくら割安の株価だと叫んでみても下がっている株価を見ている市場参加者は絶対に株を買わない。これだから株は下がるのだろうが…株価が上がって来ると大丈夫だと思い、株価を高値で買いに行く連中が多くなるんだね。不思議だよ。僕は何度も株価が下がることが、最大の好材料、株価が上がることが最大の悪材料だと言っているが無視されるから…
時代や:そりゃ、これまでの実績を見れば、多くの人がそう判断するのだろうね。仕方ないよ。外れているわけだから…
かたる:まぁね。先日、僕はアーバンの株価が人気化してきたので注意を促したよね。とうとう同業種のレイコフは民事再生法を申請したね。新しい会社四季報を見ると「好調」営業利益が続伸となっており、とても信じられない人も多いと思うね。日経ヴェリタスの創刊号の一面はダヴィンチの金子社長とモルガンスタンレーのフレッド・シュミットの会話から始まっているが…、このモルガンスタンレーの不動産部門は大リストラを行っていると言われているよ。100人中60人を整理の対象だというからね。3月16日の日経ヴェリタスのトップを飾った記事を嘘とは言わないが…僕が3月17日に友達と飲んで仕入れてきた話と天と地の違い、故に人気化してきたアーバンに注意を促したわけです。セイクレストも減益修正でしたね。詳しくは週刊ダイヤモンド(3/29)に「地価暗転」と特集されています。まぁ、雑誌だからオーバーですが、こちらの方が真相に近いのでしょう。
神主さん:そう言えば、あれ以来、かたるは元気を失ったんだね。そうして体調を崩しちゃったんだね。
かたる:あんまり暗い話しをしたくないが、総量規制への可能性と題し、割賦法改正案の話が雑誌に載っているよ。まぁ、取り越し苦労だと思うが…。此方は何しろトヨタが関係するからね。
時代や:どういう事なの?
かたる:本来ね。新聞記事に載らない情報は有料なんだよ。日本人はおかしいんだね。だから経済戦争に負ける国民なんだね。自分で統計資料を調べてみれば分かるよ。海外はほとんど有料情報なんだね。ところが日本はオープンにされている。情報戦争にお金を使わない戦略のない日本か…太平洋戦争に負けるわけだよね。暗号を解読されていることを知らないのだから…。自衛隊は機密情報を流すし…やはり国民性かね。
時代や:前置きは良いよ。それで…
かたる:色んな資料を見ていると表面化しだしてきたね。もともとサラ金法の改正にあるのだけれど…年収規制と言う項目があり、年収の1/3までしか、お金を貸せないのだね。総量規制だよ。その動きを拡大解釈しクレジット業界まで広げると…車のオートローンが規制の対象になるかもしれないと疑念が生まれてきたんだね。ハッキリするのは秋の話らしいが…、年収300万円の人は軽自動車も買えないよ。狂っている行政指導だとおもうが仕方ない。
神主さん:実施されたら大変だね。自動車のオートローンが専門のオリコは…危ない銘柄の筆頭になるよ。
かたる:間違っては困るよ。だから…、憶測、推測なんだね。これは経済産業省の管轄だから、例のディトレは馬鹿だとの発言した北畑さんの省だね。しかし担当は「総量規制を行う意図はない。適正な与信をする為に、年収以外の調査を求めただけ」と話しているね。日本の仕組みは「フィルタリング規制」もそうだけれど、規制をちらつかせ業界に貸しを作るわけ、そうして関連機関を創設して寄付を求める。その機関に天下り先にする。業界から資金を集め、役人の下請工場を作るわけよ。こうして財団法人、経済産業調査会などは作られたんじゃないのかな? この財団は北畑さんを招いて、例の問題講演を主催した所なんですね。一度、彼の講演内容を見てみるのも良いよ。サイトに載っているね。ある意味で、彼の発言はもっともだけれど…僕ら市場原理主義者と違う考えだね。
トロ:しかしお前もしつこいね。まだ、あの問題を引っ張り出すの?
かたる:でもね。僕も彼の考え方は一面を捉えていると思うよ。しかし何か問題があると一罰百戒のような法案改正に、問題があるんじゃないかな? 金融商品取引法、建築基準改正法、改正貸金業法など…ここに来て必要性は理解できるが、行き過ぎていると思うね。スーパーの過剰包装のようなイメージかな? 更に、この法律を世間は過剰に捉えている。証券会社の資料を見れば分かるね。あんなに大きく当たり前の事を書いてあるよ。日本人と言うのは、それほど馬鹿なのかな?と思うね。
僕なんか、やはり生きている以上、何らかのリスクはあると思うんだね。癌にかかるかもしれないし、交通事故にあうかもしれないし、株で損をして破綻するかもしれないし…。みんな色んなリスクを抱えて生きているわけだよね。だから過剰にお国守ってもらわなくても良いわけです。もっと自由にしたいわけだよね。仕事をしようと思うと…色んな制約があるからね。これじゃ効率が落ちるのが当たり前だね。
時代や:またかよ。
神主さん:しかし、かたるの言う問題意識はよく理解できるよ。やはり最後はその問題なんだよね。株が上がるか下がるかは…バックボーンが確りしてないと株は上がらない。かたるが投げやりになって、日立などTOBされればいいと言うが…
かたる:僕だって日本を愛しているが、悲しい現実がたくさんあるわけよ。銀行マンは手足を縛られて、不動産融資できない現実があるわけだよね。ところがマスコミは誰もそれを報道しない。NHKは現実の問題点を提起すれば良いよ。不動産の投資利回りは7%にも、10%にもなっているのに、銀行は資金提供しないとか…
トロ:だから株はカラ売りなんだね。時価総額が下がるも意味があるんだよ。PBR1倍以下の銘柄がゴロゴロしているのも意味があるの。少子高齢化を迎え時間がないのも現実なの。
かたる:年金改正法が施行され、毎年企業負担も個人の負担も上がっていくよ。ますます可処分所得が減る事になるね。時間がないんだね。もっと早く政策を動かさないと…でも株式相場は最悪期を脱した感じがするね。今日の株式の動きは筋が良いよ。先日の動きは無理だろうと思ったけれど…今日の動きは的を得ているね。それでは今日はこの辺で…
2008年03月21日
3月21日
かたる:今日は遅くなったので簡単にします。
NY市場も乱高下しており、強弱観が対立しているようですね。底入れの可能性もあるわけですね。上下が激しいときは勢力が拮抗しているわけです。やがて一つの方向性が生まれるとその流れが暫く主流になります。フィラデルフィア連銀継起指数はマイナス17.4となり前回のマイナス24より改善されました。さらにファニーメイとフレディマックの住宅ローンの買取枠拡大の発表もNY市場に上げに貢献したようです。ビザのIPOは成功し市場のムードはそんなに暗くないようですね。
一方、日本株は完全に流れが変わってきました。資源株が売られ銀行などのセクターが高かったのです。丸紅や住友鉱山の上げに対し筋が違い無理があると述べてきたとおりの相場に変化していますね。このことはビスタニュースでずっと解説しています。しかし私には今もって謎なのですが…多少、市況が下げたといっても、たいして大きな下げではないですからね。この辺の考え方は重要なのでもう少し突っ込んで考えて見たいと思っています。幸いにも日本は昨日休んでおり、昨晩のNY市場は戻したのでよかったのですが、相変わらず、スターが存在しません。アーバンの株価には興味があります。私は住友不動を以前から高い株だなと考えていましたが、かなり下げてきました。アーバンと言うのはよく知りません。しかし僕の友達の会社を大きくしたようなものなのでしょう。不動産を買い入れて利回り商品に作り直して売るのでしょうね。きっと…
何度も話しているように、外資系の資金元を断たれたわけで苦しいわけですね。しかし国内の金融機関が利回り採算が取れ、将来性のあるものであれば融資すべきですね。このような世の中を効率的にする会社は日本には必要であり、是非、この危機を乗り切って欲しいものです。株価は正直なので、やはりここまで売られたということは借金の返済期限などがあるのでしょうね。きっと…。内部事情は知りませんが、現状の経済環境は一時的にかなり悪化しているわけです。僕は応援派です。でも株を買うかどうか…ゆとりが無いからね。むしろ他に買いたいのが沢山あるわけです。何しろこの株価水準ですからね。
さて今日の相場を見て生きていると感じている株はやはり強かったですね。僕の頭の中の時間軸をずらせば、儲かる銘柄が見つかるかも知れません。そんな気がしてきました。1年程度ネジを変えれば良いのでしょう。今日はビックリしたことがあります。お客様の注文で飛島建設を45円で買った株を39円で売ったのです。当然、損をするのかな?と思ったら、なんと利益になるのです。ビックリしましたね。逆日歩がかなりつくのですね。考えてみると日本の株の仕組みもおかしいですね。まぁ、僕は儲かったほうなので良いのですが…逆日歩でプラスになるのですからね。僕らはネット証券と違い、3円程度、手数料が取られるでしょうからね。それを上回り金利も払い管理料も払い儲かるのですから…ラッキーですね。だんだんツキが回ってくるかな? 今日は気分がよかったです。それではまた明日。遅くなってゴメンね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月19日
3月19日
かたる:FRBは0.75%の引き下げを決めたと言います。市場では1%予想も多くありましたが、株が上がれば正解のようで非難するコメントは少ないようです。日本もそうですが、やはり投資家と言う動物は勝手な存在なのでしょうね。最近、思うのです。僕は通産事務次官の北畑さんを批判していましたが、彼の論理は一理あると思うようになってきました。彼はたしかディトレの人たちを馬鹿呼ばわりしていましたが…、人間の良識と言うのは何処にあるのか判断が難しいですね。僕だって株が下がれば政策批判に逃れるし…、まぁ、似たような存在かもしれません。相変わらず、日銀総裁人事が混迷しているようで奥田さんに打診をしたらしいのですが、彼は「私は既に高齢だから…」と辞退し、後任に大手の証券会社や銀行から名前を何人か挙げたそうですね。日本も実務に詳しい銀行屋とか、株屋から、日銀総裁が誕生すれば良いと思いますが…どうなるのでしょう。
久しぶりに日本株は連騰しました。何故、こんなに下げるのかなぁ~と思うのですが…現実だから受け入れるしかないし…理論的な解釈が、株に通じないのは正当な仕組みが生きてないからなのでしょうね。やはり株主が一番、偉いのです。経営者や、社員より株主の権利がハッキリしないから、純資産割れの株式価値が多く存在するのでしょう。PBR0.8倍以下の経営者はハッキリ言って首ですね。与えられた経営資源を有効に使ってないわけですから…サッポロビールは、やはりスティールに経営を任せるべきですね。日本は眠れる資産を持っている会社が沢山ありますからね。先日、東芝が銀座に持っているビルを売りましたが当たり前の経営感覚ですね。IHIのような経営の失敗を過去の栄光から払う愚はすべきでありませんね。
今、人気になっているURBANと言う会社はよく下がりましたね。ダルトン・ストラテジック・パートナーシップ・エルエルピーなるところが株を少し買ったとか…1267万株と言ったかな? まぁ、発行株式総数が2億2707万株あるから僅かですが…そのことが表面化して株価が高くなったのでしょうが…この収益見通しも純資産も今の経済情勢を考えると怪しいのです。故に株価は大きく下がったのでしょう。このダルトン・ストラテジック・パートナーシップ・エルエルピーとか言うファンド?の力が、どの程度なのか分かりませんが、サブプライム問題以降、日本の不動産市場は急激に悪化しており、現在は市場価格の半値なのですね。リートの株価がこのことを物語っています。この会社は不動産の流動化を商売にしているようで有利子負債が多いですね。3586億円か…自己資本は993億円ですね。総資産は5576億円です。故に借り入れのジャンプが出来なければ…破綻する事になります。金融の世界は恐いわけです。ベア・スターンズの株価があっという間に2ドルで売買される時代ですからね。
トロ:最近、強気のかたる君は、ずいぶん弱気のかたる君に変身したのかな?
かたる:そんな事はないよ。アーバンの話か? ただ人気になっているから四季報の数字は正常な経済環境の話が前提だと注意を促しただけだよ。僕が何故、コマツと日立建機の株価の比較を載せたのか? そうして流動性不足の市場の現状をIRNETで書いたのか、この意味を良く考えないといけないね。株が上がるにも下がるにも、やはり背景があり意味があるのだろう。
時代や:でも安いね。四季報数字は一株利益が137円になっているね。純資産は441円だし、人気になる理由が分かるね。
かたる:僕も数字だけしか知らなければそう思うけれど、現在の日本の金融事情は金融庁の通達があるからね。役人は自分がいつも正しいと思っている。確かに理論はそうだよ。彼らの意見にはいつもちゃんとした説明があるが…、例えば、未上場企業の査定の話だけれど…通常、新規事業は2年から3年程度は赤字が当たり前だよね。そうしてだんだんよくなり、5年ほどで黒字になれば立派なもんだと思うのだけれど、現在の公認会計士はそれを認めないんだね。いくらお金がその事業に掛かろうが、赤字ならゼロ査定だよ。故に個人で資金を提供しなくてはならないね。ゆとりのある大企業は別だけれど、ベンチャーのような利益水準の低い会社で、1億円や2億円の赤字は業績に影響するからね。ここがおかしいと思うんだけれど…
何故、実際に掛かったお金を認めないのかな? 5億円掛かると、その5億が赤字査定になる。故にベンチャーのオーナーは有望だと思っても自己資金がないと投資が出来ないのだね。会社のお金を使えないから借金をするわけだね。日本国では個人の資産を認めないような税法の仕組みだから、ベンチャーが育ちにくいね。アーバンも本来なら非常に割安だけれど…、助ける人がいるかどうか…。借金の返済期限が来れば、その借金を返さなくてはならないよ。今まで融資をしていた銀行が金融庁の通達の影響で資金供与できないとなれば…、まぁ、一般的にはありえないが…。普通は商社に頼んで迂回融資と言う手もあるからね。でも今の日本の現状は金融機関が、金融機関としての形を成していないんだね。ここに日本の問題があるよ。サラ金などみてごらんよ。縮小均等の世界だよ。経済は拡大するものなのに…縮小か。全部、役人様が決めるようになったからね。銀行の裁量が働かないようになっているからね。興銀が、いやみずほコーポがメリルに出資したのは、偉い度胸だね。あの姿を見て僕は安心したけれど…
時代や:なるほどね。だからやはり株が下がっている現実があるわけか…
かたる:まぁ、僕が聞きかじった話だから、何処まで本当か分からないけれど…。リートの現状の価格を見ていると、この推測はまんざら嘘でもないように思うよ。
神主さん:何か今日の日本の相場も指数の売り買いだけで中身がないね。まるで浮き草のような状態だね。やはり日銀総裁人事でもめたり、ガソリン税などの話しが問題となっているのかな?
かたる:昨日紹介した「草原の椅子」と言う本にこんなくだりがあるよ。
この世で善行を積んだ為に、死後、天国に行った男が天国にも地球と同じ国があったんだって…そうして政治はアメリカが担い、警察はドイツが、料理やファッションはフランスとイタリアが担当しており、日本は様々な分野の下僕の仕事をしていたそうなんだ。それで、その天国に行った人は、今度は地獄はどうかと思い覗いてみたら、警察はイタリア、料理はイギリスとドイツが、政治はなんと日本だったという文書があったね。笑える話だね。日本人みんながそう思っているよ。
まぁ、だけれど僕はあきらめないし、努力して頑張るよ。こんなに自然が豊かで素晴らしい国が、三流なんて許せないからね。料理は一流だよ。でも少し拘り過ぎかもね。韓国のように…。韓国のドラマはしつこいからね。素晴らしい演出で音楽も素晴らしい、でもストーリーが日本人にとってはくどいかな? 嫌になるくらい繰り返し表現されるから…
トロ:まぁ、お前の政策批判と同じくらいね。不思議だね。カラ売りをすれば良いのに…簡単なことなのに…ね。
かたる:ふん。でも生きている銘柄もちゃんとあるよ。出来高もあるよ。やはり僕は内需がらみで業績が良くなる新興株だと思うね。故にその中から幾つかの銘柄を買っているよ。まぁ、ヤフーなどは一つの選択肢だけれど…上値が限られるからね面白くない。故に他の銘柄を…買っているんだけれど、どうなるかな?
時代や:早く公にすれば良いのに…そうすれば絶好のカラ売り銘柄になるよ。ハハハ…
かたる:お前も性格が悪くなってきたね。まるでトロみたいだよ。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月18日
3月18日
かたる:花粉症から風邪を引いたみたいで…つらいので今日は簡単にいます。流石に追証の連続が堪えたのか、ここに来て体調を崩してしまったようです。予期せぬ事態が多発し、これほどの苦境にあるのは初めての現象かな? 何しろ僕が興味を持つ銘柄が次々に事件に巻き込まれ下がるのですから…きっと僕が興味を持つ銘柄を空売りすれば大儲けになるのでしょうね。皮肉な結果です。しかしベアスターンズの社員に比べればまだましかな?先週の水曜日に株価は60ドルを越えていましたが、アレヨアレヨ…と言う間に、2ドルでJPモルガンの傘下になるとか…思い出します。山一證券の倒産劇をです。あの時は半年から1年ほど噂が駆け巡り、最後は倒産しますが、野沢社長が涙の会見をしていました。最後の整理の時に、面倒を押し付けられた悲運の社長かな?
あの会社は昭和40年の証券不況で日銀特融を受け、その後、天下り先のような存在でしたね。社員は優秀で頭は良いのですが、野武士のタイプがいない。故に僅かなお金が用意できずに倒産したのです。あの程度の負債なら再建ができたという声が清算した後、聴かれました。人生苦境に陥っても最後は精神力が勝負です。所謂、気力と言うやつですね。このやる気を失った人間は何をやっても駄目。所詮、負け犬です。負け犬にならない為にあきらめちゃ、駄目なのでしょうね。パチンコの「エヴァ」と言う台の演出で「あきらめちゃ駄目だ、あきらめちゃ駄目だ」というシーンがあるのです。確率はどの程度か分かりませんが、かなり大当たりを引きます。
日本経済は構造変化の真っ只中です。久しぶりに読んでいる宮本輝「草原の椅子」のなかで主人公が日本の仕組みの矛盾をぼやくのですが…小説に出てくるということは、私が感じている以上に多くの人が思っているのでしょう。内部告発を奨励する社会の仕組みは明らかに中国の文化大革命と同じ次元のレベルです。役人様が一番なのでしょうね。道路財源をみれば使い切れずに、タクシー券や社員旅行にお金を使って何とか予算を使っているらしい実態が浮き彫りになります。読売新聞さん、報道を頑張って下さいね。道路特別財源の仕組みを先日NHKで解説していましたが、市長が代わり、道路より財源を社会福祉に回そうとすると既に着手した5年計画の道路の予算を、既に作った部分を国に返還しなくてはならない仕組みだそうです。あきれた仕組みです。ある役人が予算を節約して余らせると、翌年から予算がもらえなくなるから、使い切れと指示を受けるとは…あきれた仕組みです。
予算を削減したら役人を表彰し金一封を与えれば良いのです。新銀行東京は融資を獲得すると表彰金をもらえたとか…半年、倒産しなければ良いのだそうです。そのずさんな管理のツケは、僕が借金をしながら払っている税金から使われるのです。僕は苦しんで節約して税金を納めているのに…一所懸命に働き税金を納めることが、馬鹿らしくなる国って日本ぐらいかな? 株が低迷するわけですね。国民もどう考えても安い水準などに株を買わないのだから…まぁ、今の日本の現状を見れば安くても将来に希望が見出せないということでしょうかね。でも僕は…あきらめちゃ駄目だ!あきらめちゃ駄目だ!
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かたる:花粉症から風邪を引いたみたいで…つらいので今日は簡単にいます。流石に追証の連続が堪えたのか、ここに来て体調を崩してしまったようです。予期せぬ事態が多発し、これほどの苦境にあるのは初めての現象かな? 何しろ僕が興味を持つ銘柄が次々に事件に巻き込まれ下がるのですから…きっと僕が興味を持つ銘柄を空売りすれば大儲けになるのでしょうね。皮肉な結果です。しかしベアスターンズの社員に比べればまだましかな?先週の水曜日に株価は60ドルを越えていましたが、アレヨアレヨ…と言う間に、2ドルでJPモルガンの傘下になるとか…思い出します。山一證券の倒産劇をです。あの時は半年から1年ほど噂が駆け巡り、最後は倒産しますが、野沢社長が涙の会見をしていました。最後の整理の時に、面倒を押し付けられた悲運の社長かな?
あの会社は昭和40年の証券不況で日銀特融を受け、その後、天下り先のような存在でしたね。社員は優秀で頭は良いのですが、野武士のタイプがいない。故に僅かなお金が用意できずに倒産したのです。あの程度の負債なら再建ができたという声が清算した後、聴かれました。人生苦境に陥っても最後は精神力が勝負です。所謂、気力と言うやつですね。このやる気を失った人間は何をやっても駄目。所詮、負け犬です。負け犬にならない為にあきらめちゃ、駄目なのでしょうね。パチンコの「エヴァ」と言う台の演出で「あきらめちゃ駄目だ、あきらめちゃ駄目だ」というシーンがあるのです。確率はどの程度か分かりませんが、かなり大当たりを引きます。
日本経済は構造変化の真っ只中です。久しぶりに読んでいる宮本輝「草原の椅子」のなかで主人公が日本の仕組みの矛盾をぼやくのですが…小説に出てくるということは、私が感じている以上に多くの人が思っているのでしょう。内部告発を奨励する社会の仕組みは明らかに中国の文化大革命と同じ次元のレベルです。役人様が一番なのでしょうね。道路財源をみれば使い切れずに、タクシー券や社員旅行にお金を使って何とか予算を使っているらしい実態が浮き彫りになります。読売新聞さん、報道を頑張って下さいね。道路特別財源の仕組みを先日NHKで解説していましたが、市長が代わり、道路より財源を社会福祉に回そうとすると既に着手した5年計画の道路の予算を、既に作った部分を国に返還しなくてはならない仕組みだそうです。あきれた仕組みです。ある役人が予算を節約して余らせると、翌年から予算がもらえなくなるから、使い切れと指示を受けるとは…あきれた仕組みです。
予算を削減したら役人を表彰し金一封を与えれば良いのです。新銀行東京は融資を獲得すると表彰金をもらえたとか…半年、倒産しなければ良いのだそうです。そのずさんな管理のツケは、僕が借金をしながら払っている税金から使われるのです。僕は苦しんで節約して税金を納めているのに…一所懸命に働き税金を納めることが、馬鹿らしくなる国って日本ぐらいかな? 株が低迷するわけですね。国民もどう考えても安い水準などに株を買わないのだから…まぁ、今の日本の現状を見れば安くても将来に希望が見出せないということでしょうかね。でも僕は…あきらめちゃ駄目だ!あきらめちゃ駄目だ!
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月17日
3月17日
かたる:いやはや…なんとも言えない相場環境になってきた感じだね。しかし何故、直接的な損害も多くない日本株がこれほど売られるのかな? 僕には理解できない現象が多発している感じだね。哀しいかな外人売りに対抗できない日本の機関投資家は本当に独自の価値観があるのだろうか? それとも日銀や金融庁の指導が厳しいのかな?「リスク商品に投資をするな」と言われているのかもしれないね。冗談だけれど…
トロ:ほぅ、珍しく弱気な答弁だね。ようやく日本株は駄目だと思ってきたのかな? 日本など経済大国なんて馬鹿なことを言っているが、世界の目から見ればやはり三等国だね。独自の価値観を有さない国家など「国家の資格」もないよ。だって、考えてごらんよ。今もって占領下に作られた憲法の改正も出来ないのだからね。戦後レジームから脱却できないでいるのは、世界の中で日本ぐらいのものだね。かたるが好む歴史的な観点から見れば、1989年のベルリンの壁崩壊で、世界の枠組みが変化したんだよね。
東西冷戦が崩れ、社会主義や共産国家が敗退し、市場原理を優先した構造になったのに日本だけが大蔵省(官僚)の統制下から脱却できないのだよ。計画経済じゃないの。政治家は自分たちで、独自の法律も予算も作れないんだよ。いつも官僚の作文じゃないか。まぁ、辛うじて世界景気が拡大する時は、あらが隠されて見えないが、輸出の鈍化が決まった瞬間に、色あせた日本経済は坂道を転がるように、衰退の道を歩み始めているよ。ガソリン税を見てもそうだよね。日銀総裁人事を見てもそうだよね。こんな国は他にないよ。故に、ゆとりがなくなった外人投資家は、海外のポジションを減らすときは、真っ先に日本のポジションを減らすよ。
本来なら、買い向かうべき日本の機関投資家は、自分で物事を決められない実力社会でないからね。投資の世界では、子供と大人が戦っているようなもの。まっとうな勝負が出来ないのだから、株安も仕方ないよ。確かに、かたるの言うように理論的には、株は安いかもしれないが、アメリカの本体が、処理にてこずっている時に、他人の国である日本株のことなど考えないね。売りの対象になるのが当たり前だよ。当分、株なんて駄目さ。
時代や:仮に駄目なら、株を空売りするの?
トロ:そうだね。それしか手立てはないでしょう。買うわけに行かないからね。
かたる:そんな目先な主眼で儲けられるのかね? 僕は違うと思うよ。やはり理論的に安ければ買いだと思うよ。既にS&Pの主張している通り、サブプライム問題の峠は越えているとの発言は正しいと思うよ。僕は前から1-3月でピークは越えると述べているね。株は「先見の明」があるはずだが…、故に早めに上がり始めると思っていたのだが、まだ波が来ないね。でも、いつ株高の波が来てもおかしくないよ。
トロ:だから…そうなってから考えれば良いよ。とりあえずは流れに乗ってカラ売りだよ。お前はいつもそうだけれど、政策批判をするのに、そのターゲットを買いに行くよね。それがおかしいよ。政策と喧嘩しても敵うわけがない。ライブドアの時、お前は堀江を擁護した発言を繰り返していたよ。しかし現実は逮捕されたわけで、その影響が新興株に広がることは分かっていた筈。それなのに…政策がおかしい。故に新興株は買い? やはり矛盾してない? IRNETの読者の中でも、お前の発言はおかしいと思っている奴は大勢いると思うよ。
かたる:ふん。腰抜けめ! 株屋が株を買わないで、どうするんだよ。金魚の糞のように誰かが買うから買う? 誰かが売るから売る? 自分の価値観も何にもない。僕はせめてIRNETの読者には、投資家としての本当の価値観を有して欲しい。故に個別銘柄で自分がどうしてその株を選んだか? 理由を述べて意見を言ってきたよ。だから株を選ぶ場合の基準が、自然にIRNETを読んでいれば身に付くと思っているよ。事実、SNSを見ると僕のコメントに対し批判をしている人も大勢いるね。いいことだと思うよ。
株式投資と言うのは儲ける為にするが、それ当時に、その行為は社会を良くするためでもあると思うよ。僕は新日鉄と言う会社を昨年は一貫して批判してきたね。しかし会社は好きだよ。でも業界としては、やはり高炉メーカーが非効率に乱立すべきではないね。だから新日鐵と神戸鋼、住金は合併すべきだよ。株式の持合いなどせずに…。まるで市町村が道州制にならない原理と同じ矛盾を感じるね。お山の大将より効率を求めるべきだね。
トロ:それで…お前は新興株なんかを応援するわけか…。駄目だと思っているのに…ヤフーをみればわかるよ。グローバル化に対応した会社なの? 楽天をみればわかるよ。TBSなどを買う意味があるの? ネットとテレビの融合? 時代が求めれば自然とそうなるんじゃないの? 無理に背伸びしてやることが良いのかな? 楽天などM&Aで伸びてきただけだよね。他人の真似をして…ビジネスに新しい独創性がないね。他の新興株も似たようなもの。それを…産業革命以来のビックチャンス? 相場を煽る言葉だね。やはり物事には、ちゃんとしたバックボーンがないと…可能性の夢だけで株を買うものじゃないよ。お前の基準はいつも夢だよね。最高によくなった時を考えて株を選んでいるように思うね。しかし現実はそんなに甘くないよ。
かたる:偉そうに批判ばかりして…。じゃ、お前は自分の価値観を披露したことがあるの?
トロ:僕もそんなに上手くないからね。お前と違って自重するよ。ここは輸出に絡まない好業績の株が良いのだろうね。この円高は業績を悪化させるよ。調べてないがトヨタなどは国内から輸出して車を売っている割合もかなりあるからね。既に1割以上の円高だから…利益がかなり減るよ。そりゃ、体制を整える時間があれば、何とかなるだろうが、こう急激では為替予約も出来ないよ。国内販売は低調だし…。新しい四季報の数字など横這いだけれど、やはり株価は実際の数字を見るまで動けないよ。
かたる:短絡的に考えれば、そうなるね。トヨタは売った代金をドルで運用するよ。国内に還元すれば減るけれど…海外投資に使えばいいわけだよ。基本的にグローバル企業はそんなに困らないね。為替で痛手を受けるのはもっと小さな会社だね。そりゃ表面上は1円の円高で350億円の営業損失になると聞いたことがあるよ。10円だと3500億円だね。大変な金額だけれど2兆3000億円の営業利益だから10円の円高で15%ぐらいの影響かな? 商船三井などの海運株も影響を受けるね。逆に円高は日本石油などの石油の会社はメリットを享受するほうだね。紙パルプも…
神主さん;しかし今日はどの株も全面安だよ。石油も紙パも電力も…
かたる:それは市場リスクが増しているからだね。市場全体の要因が個別株よりプラス効果よりマイナスに働いているからだよ。個別株リスクで下げているわけじゃない銘柄も、たくさんあるよ。投資家は自分の持っている株が下がると、直ぐにその会社のせいにするが、市場全体に引きずられているんだね。カラ売り屋が元気になる相場に、日本の未来はないよ。やはり株は高くないと駄目なんだね。
トロ:分かってないね。やはりお前には無理だな。何を言っても…馬の耳に念仏だね。
かたる:猫に小判、豚に真珠か…僕は株屋だからね。やはり市場が縮小するのは嫌いだよ。拡大を図るべき、縮小均衡する思考はやはりおかしいよ。政策を転換すべきだね。サラ金の年収規制なんか、明らかにおかしいね。実体経済を知らない馬鹿が作っている法律だよ。今度は車のローンが狙われているとか…。何故、官僚の基準に国民が合わせるの? 自分たちは給料が大きく増えないし減りもしない。故に自分たちを基準で法律を作っているね。金融は健全であるべき論だね。金融は経済を拡大させる為の道具なんだね。融資とはそう言う事だよ。必要な人にお金を貸さなくちゃならないよ。それを…安全を基準においている。不動産の実際の利回りが10%に回っても、お金を貸さないのは明らかにおかしな現象だよ。
トロ:ほほほほほ…どうしようもない馬鹿だ。お前は…。冷静にお金は大切だから冷静に…
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月14日
3月14日
かたる:今日は遅くなったので簡単にします。
いやはや…って、感じですね。S&Pはサブプライム関連の評価損が峠を越えたのではないかと言うレポートを出したそうです。当初より、1-3月期がサブプライムの山場だといわれていましたが、それを裏付ける内容のレポートのようです。まぁ、アメリカ株はそう心配してないのですが…問題は日本株ですね。新東京銀行の処理が話題になっていますが、グローバル企業は良いのですが、中小企業は原料高、為替などで壊滅的な打撃を受けているのでしょう。昨年後半から建築法改正などの制度変更についていけない企業が多くあります。大変ですね。他人事のようですが、株屋も大変です。本日の東証一部単純平均株価の引け値は306円15銭です。
チャートを見てもわかるように、折角、浮揚のチャンスを得たのに、政策でふたたび潰しました。不動産融資の厳格化などの影響もかなり現れているようです。結局、日銀の政策も問題なのですね。過去、日銀出身者の総裁の時は引き締めになる傾向があるようです。金融庁が通達で金融を引き締めているわけだから、内需が元気になる道理がありません。何故、消費関連が息を吹き返すまで、成長路線の政策を維持しないのでしょうかね。少し元気になった不動産も今は大変な状態です。頼みの外需もサブプライムから減速懸念にあり内需も駄目。四面楚歌の株式市場ですね。しかしこの状態でも、なかなか政策転換はやり辛いのでしょう。何故なら、経団連のお偉方の企業は、キャノンにしてもグローバル企業だからです。内需企業は蚊帳の外ですからね。百貨店やスーパーを見ればわかります。
単純平均だけでなく時価総額も384兆円だそうですね。GDPが500兆円の国で起こる現象でしょうかね? まぁ、文句を言っても仕方ありません。国民が選んだ政治家だから…二世や官僚出身者で構成されている政治家さんに、何を期待しても無理だとは思うのですが…。1989年の一部の単純平均株価は1579円でした。その単純平均が今は306円です。1/5になりましたね。元気が出ないわけです。上値を買う勇気のある投資家の外人投資家は株を売っていますし、買いは日本の事業法人だけかな? 年金基金も怪しくなっていますね。だんだん暗い話しばかりになっていますが、明るい話もあります。新興株はあまり下がってないのです。
なかなか新高値を綺麗に追えないのは、市場参加者にゆとりがないのですね。恐怖心ばかり先走り、正常な判断が出来ないパニック症候群状態なのですね。普通は参加者をここまで追い込んじゃ駄目なのですが…。株も高くなれば買う人はいますが、安くなって買う人は非常に稀ですからね。新安値を、勇気を持って買いに行く人は多くいません。新安値を更新している最中は、極端に買い板が少なくなりますね。内需のイメージの銀行株も新安値圏ですからね。単純平均が306円まで下落して2003年の安値を更新したわけですが、この辺りは底値に近いと思っています。まぁ、週末は株価のことを忘れてのんびり過したいですが…そうも行かないかな? 真剣にそろそろ株価のことを考えて見ないと…。それでは、また明日。おやすみなさい。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月13日
3月13日
かたる:いやはや…相場と言うのは難しいものだね。昨日は市場経済のアメリカはすごいなぁ~と思ったけれど、何やら怪しいムードが漂い始めているね。気になるのがドルの全面安の動きだね。ドル・円相場も100円を切る円高になっているが、問題は円よりユーロとの比較だね。1.1638ドルより1.5592ドルと、実に33.97%もドルは短期間に下落している事になるね。原油価格が高騰しているのも、ドルの価値が下がっている為だという説があるよね。「基軸通貨の危機」が叫ばれている背景でもある。嫌なムードだね。
トロ:新たな枠組みを、考え直す時期かもしれないね。世界パラダイム・ショックか…ドルが仮に基軸通貨の信認を失うと、1929年の再来で世界大恐慌になる可能性もあるよ。このままサブプライムショック問題を民間の処理に任せておくと、大変な事になるんじゃないの? 問題は円じゃなくて基軸通貨の問題だから…
かたる:弱気の日本人は、何でもかんでも大げさに考えるからね。アメリカは軍事大国でもあるよ。スペースシャトルを打ちあげ宇宙ステーションを建設している。大げさに考えるんじゃなくて、グローバル化の一環の流れだと思ったほうが良いと思うけれど…
時代や:なんで日本株が、こんなに弱いんだよ。
かたる:さぁ? 株を売っているやつに聞かなくちゃ…分からないね。やはり明日のSQを気にする声は、前からあったからね。それに決算期末で持ち合い株の評価替えを控え、月中平均で再評価する所が多く、株式を売る動きもあるとか…。故に4月から需給が改善するという話も聞くけれどね。どうかな? 実際に時間が経過してみないと分からないね。
神主さん:やはり丸紅などの資源株が強かったね。
かたる:うん、先ほども言ったように、多くの国はドルに連動しており、ドルの目減りを補うという意味もあるらしいね。しかし…僕は少し違う見方もしているよ。今度のビスタニュースで書いてみるよ。
時代や:今回のRMBSを担保に資金供給するという話はどうなの? これでアメリカ経済の不安は取り除けるの?
トロ:これからリセッションが起こるのに、取り除けるわけがないよ。
時代や:日本のデフレ脱却は、輸出の増加による所が大きかったのに、仮にアメリカ経済が減速して中国も駄目になったら大変だね。また過剰生産が産まれデフレ社会に逆戻りをするんじゃないの?
神主さん:えっ、そんな見方があるの? 折角、デフレを克服したと思ったのに…
かたる:円高だけれど、その分、一次産品の価格は世界中で上昇しているから大丈夫だと思うよ。国内でもガソリンだけでなく小麦粉などが上がり、パンやカップラーメンの価格が上昇しているからね。
神主さん:ねじれ国会で政策不振だからね。果たして日本国民は幸せになれるのかね?
かたる:そうだね。危ういよ。団塊の世代の大量退職を迎え、この世代を食わせるのは大変だね。3人で1人でも大変なのに…、今度は2人で1人の時代になる。馬鹿な話だよ。成長率を上げないと国の借金に潰されるよ。福田首相はメールマガジンで、先ずは労働分配率をあげるために、この春闘で、経団連などへ賃上げをお願いしていたね。しかし、ここに来ての景気の不透明感から、昨年並みに落ち着きそうだね。
今度のメールマガジンでは、1/3を越えた派遣やパート社員の正社員化をお願いしているようだね。僕の携帯電話はシャープ製だけれど、まだ1年半なのに調子が悪いね。やはりメイド・イン・ジャパンのブランド力はかなり落ちているよ。最近の電化製品はよく壊れるよ。ところが日本人には修理をして使うという仕組みを失ってしまったね。修理より新品を買ったほうが、安い製品もかなりあるよ。おかしな仕組みを作ってしまったね。
時代や:おいおい、株の話しだろうが…世の中の話しをしているわけじゃ…
かたる:実は大切なんだよ。この話しが…。どうして、こういう考え方のプロセスが理解できないのだろうね。いいかい、ドル安になればどうなる? 以前から、何度もGDPに対する輸出比率が上がっている話しをしていたよね。つまり日本は輸出に頼って成長してきた。だからホンダやダイキンなどを筆頭に、輸出企業の株価がよく上がったよ。しかし…ここからが問題だよ。福田首相がメールマガジンで春闘や正社員化を促しているということは…、分かるよね。
時代や:どういう事なの?
かたる:はぁ~?新前川レポートが作成されているんだよ。僕らは効率的な資金配分を目指し社会を築かないとならないよ。ガソリン税の問題から、道路の話しが話題になり、特別会計予算から一般会計の予算への話へ議論を進めるべきだね。残念ながら郷里の先輩なので批判はしたくないけれど、田中首相が作った集金システムを壊す裁判が、鈴木宗雄の話でもあるね。自民党の道路族は真剣に、日本の将来を考えないとならないよ。掘っては埋める道路予算にお金を50兆円も使うより、山中教授のIPS細胞の研究にお金を使ったほうが良いよ。僕はそう思うよ。民主党の人は、折角、政権を奪うチャンスなんだから、真剣に考えて欲しいね。
時代や:かたるの希望を聞いているわけじゃないよ。相場の動向を聞いているんだよ。
かたる:株はどうなのかな? 僕は新日鐵が上がる姿を見て盛んに批判していた。PER16倍の市況株を容認できないと…。今では過剰流動性相場だと言う認識だけれど…、今は、あの時と同じイメージだね。確かに目先の相場をみれば、丸紅などが有望かもしれないが…僕は違う流れを見たいよ。
トロ:おいおい、ハズレ屋の意見を聞いてもしょうがないよ。どっちにしても、株は危ういよ。最近、珍しくというより、久しぶりかな? かたるは銀行株のことを時々書くけれど、連日、新安値の常連組みだよね。株なんて所詮、下がるよ。まだまだ…。アメリカ経済はこれから悪化するし、中国もこれから危なくなるよ。消費者物価の上昇を見ればわかるよ。
かたる:僕らは株屋、夢を売る商売だよ。今は売られて、株は紙くずみたいに見えるかもしれないが、コラムの「ハレとケ」に書いたように、これから100倍になる株が、生まれる可能性だってあるよね。トロみたいに、株なんて駄目だ、駄目だって、マスコミの意見を鸚鵡返ししている奴には、永遠に分からない感覚だろうね。僕は日本人を信じて、日本の将来に自信を持って「未来の夢」を売るんだよ。希望って言葉を最近は聞かなくなったね。いつも心には希望を抱いて、行動をするんだよ。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月12日
3月12日
かたる:あらら…、JAPAINだって、日本の株安をサブプライム問題の責任にしているが本当は違うと思うのだけれど…何を言っても無駄だけれどね。英エコノミストの表紙に馬鹿にされている日本が描かれていると日経新聞は報道していたね。失われた時代の背景を考えると日本の制度不良が見えるのに…道路族の政治家も…民間の新日鐵の三村さんも…みんな同じ穴のムジナ。北越製紙への王子のTOBに絡み、日本製紙が買った株の強制減損処理の話しが日経に載っていたけれど…経営者は責任を取らないのかな? 少なくとも、あの時に役員だった連中は賞与のカットは当たり前だよね。または退職を迫るべきだろうね。失敗したら経営者が変わるのは当たり前だね。それにしても日本と言う国は…
バブルが1989年だから、かれこれ20年が経過するね。あれからGDPは伸びずに低迷し社会に元気がないから、子供達もうつむき加減になり、そのような人間がどんどん増産されているね。最近の若者は鬱病になるという。そういえば僕の友達も大腸に穴が開いてストレスから腹膜炎をおこしていた。はしゃぎすぎのホリエモンは国家権力により失墜させられた。司法も検察も大人げないと感じているね。日本は2003年の未曾有の不況から立ち上がりかけてきたのに、2006年、直ぐにつぶしている。充分な効果が全体に波及しないうちに成長の芽を摘み取った訳だけれど…。不動産融資への過剰な反応はバブルの反省が強いのだろう。ほんの僅かな出っ張りに、わざわざ目くじら立てて潰さなくても…良いじゃないの。今度はドバイでも買収するような連中が出てくるまで、意欲のある若者に好きにさせてあげれば良いと思うけれど、やはり松平定信の登場は早すぎるよね。
トロ:いきなり政策批判とは…。折角、好材料が飛び出し株価が上がったのに…でも駄目だろうね。この程度のことじゃ…これから起きる景気後退やインフレは…どうなるのかね?
かたる:アメリカは市場主義の国だから…、株価が際どいところになると政策を打ち出すね。日本の誰かさんみたいに、「じっと見守る」だとか「予断なく…」だとか、言葉遊びをして何もしない人よりマシだね。いつも思うよ。株価はアメリカ経済の政策の判断材料になっていると思うんだね。ところが日本は、株なんて関係ないと考えている。だからPBR1倍以下の株がゴロゴロしているんだね。有効な資産活用を出来ない経営者がゴロゴロいるわけだから、通常は経営者が交代をしなければならないよ。通常は2年程度らしいね。
先日会った、再生ビジネスを手がけている友達はすごいよ。経営コンサルタントがお手上げの会社を、見事に再生させるのだから…。彼らのチームにPBR1倍以下の会社は経営をお願いすれば良いよ。少しは効率がよくなるね。無駄を省けるよ。通常は2年間、株が下げ続ければそろそろ止まるものだけれど…銀行は2006年が天井だったからね。そろそろなんだけれど…
時代や:最近、かたるは、銀行株の話しを良くするようになったね。
かたる:うん、やはり銀行の株が上がる市場が望ましい環境なんだよ。BRICs相場はある意味で歪なんだね。輸出に頼っているのはおかしいと思うよ。GDPの構成比で輸出がどんどん伸びるのは悪い現象ではないが、本来ならアメリカのように消費が伸びるべきなんだね。だからエコノミストからあのようなことを言われるわけだよ。悲しい現実だよ。
神主さん:そんなことより、今回の処置でアメリカ株は立ち直るのかね?
トロ:18日にも0.5%程度金利を引き下げるのだろうが…駄目だろうね。この効果はやはり一時的だよ。これから1-3月期の業績が発表されるからね。損失は依然拡大しており、業績発表される4月には、再び株価は下値を試すだろう。
かたる:損失の拡大は1-3月期がピークなんだよ。このことは前から何度も触れているよ。ようやく出口が見えているね。僕はシティーなどが大幅な赤字計上したところから、株価は上がり始めると思うね。この度のFRBによるRMBS(住宅ローン担保証券)を利用した融資は実体経済の安全弁になるよ。日本のバブルと比較するのは間違っているよ。政策が全然違うよ。
トロ:いや、銀行は融資するリスクを取れないから、やはり景気はどんどん悪化するだろうね。住宅価格の下落は2年程度続くとされ、消費に回るお金は減る傾向にあるからね。
かたる:僕は強気を堅持だね。でも株がどんどん上がるのはまだ先だろうね。やはり住宅に対する投資の姿勢が確認されないと駄目だろうね。その兆候が最初に出るのが、「春から夏」だと思っていたが…
時代や:ねぇ、かたる。いつも「春から夏」を強調していたが、要するにその時期まで株は駄目だということじゃないの? はっきり言ったらどう?
かたる:分からないよ。基本的に株は先見の明があるからね。通常は6ヶ月先を見て動くといわれているわけで…だからそろそろサブプライム問題も市場の話題から終焉を迎えるんじゃないの? もともと資産評価の再査定が終われば良いわけだから…。サラ金の過払いの引当金処理と同じだよ。今回の形は一度突っ込んで、あとは暫く横這い波動かな? そのように考えているよ。すでに先の見えたサブプライム問題より第二幕が気になるね。
神主さん:どういう事なの?
かたる:まぁ、ビスタニュースで書く事にするよ。だから銘柄の選択は気をつけないとならないね。
トロ:偉そうによく言うよ。ハズレ屋の癖に…
かたる:うん。確かに…。今日は材料が出ていたからかもしれないが、コマツと日立建機の株価は再び逆転していたね。やはり流動性は重要な問題だね。銘柄に広がりが見えないし…
時代や:なんでもUBSだった? かなりの先物の玉を持っているとか…その影響かね?今日の日本株は元気がないのは…
トロ:そんな事はないよ。要するに株は駄目なだけ。
かたる:ソシエテ・ジェネラル証券じゃないの? なんでも3万枚以上の玉を持っているというね。しかし市場が弱いから、このような他人の玉が、どうのこうのと気になるんだね。仮に市場で処分されても一時的な現象だからね。でも普通はそのような処理はありえない枚数だからね。やはりジャンプするのかな?
カラ売りさんへ、強き相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育つというからね。そろそろ撤退したらどうかな? アメリカの政策を見れば不退転の決意で政策を実行するからね。国策に逆らうなと言う格言もあるよ。
トロ:おいおい、アメリカの話しじゃないよ。日本株の話しだよ。日本は所詮何も出来ない国だからね。
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3月11日
かたる:NY市場はまた下げちゃったね。なんでもベアー・スターンズの発行した住宅ローン担保証券が、ムーディーズによって格下げされたのを受けて、同社の資金繰りが悪化するとの思惑から売りが殺到したと言います。一方、シティーバンクも一株辺りの純資産価値を割れたとか…株価は20ドルを割れ19.69ドルでした。更にカントリーワイドにFBIの捜査が入ったといいます。金融機関は第一四半期の業績予想の悪化が膨らむ予想で一段安し、非常にネガティブな話題が市場を席巻していました。しかしその割には意外に下げ幅が少なく感じたのは私だけでしょうか?
トロ:強気のお前らしい発言だけれど、NY市場は続落しているからね。今日あたり多少の抵抗をするとの読みから、日本株に対するカラ売り筋の買戻しで上がっているに過ぎないよ。自立反発は一時的な現象だからね。また直ぐに下げ相場だよ。
かたる:そうかな? 最近は多少、物色意欲も見えるように感じるけれどね。
神主さん:なにやら、バーナンキFRB議長を糾弾する声もあるんだってね。アメリカらしいね。日本では経済の失敗の責任論が浮上することはないからね。
かたる:うん。バブル崩壊の責任を民間銀行に押し付けて、財政と金融の政策担当者は何れも逃げたからね。アメリカなら間違いなく牢屋にぶち込まれるね。その意味で今回の引き金を作ったサブプライム商品へ、捜査の手が伸びたことは大きなことだね。
時代や:どうして、そんな事が株に関係あるの?
かたる:分からないやつには、良いんだよ。今日起こっている現象を見ていると、僕はやはり終局は近いと感じるんだね。
トロ:おいおい、これから景気が悪化してくるし、第一四半期の赤字数字も発表されてないんだよ。かなりの巨額になることは確実で、株価は再び一段安するよ。そうしてこれから景気が悪化することを株価はまだ織り込んでないよ。株を買える道理がないじゃないの。
かたる:世界のお金持ちがアメリカの金融株を買っているんだね。モノラインや銀行など…過去の歴史を見れば、このように世間が騒いでいる時に株を買ったときは、必ず儲かっているね。2003年はみずほ銀行が倒産すると言われていたが、絶好の買い場だったじゃないか。あのイメージを、今のアメリカ株で考えると分かりやすいよ。
時代や:あの時は確かに全体の株も上がってきたね。銀行も回復してきたが…
トロ:仮にアメリカがそんなに落ち込まなくても、中国のインフレは高くなっているよ。8.7%の上昇だというね。食料品にいたっては23.3%も上がっているとか…中国の景気も怪しいよ。中国は資源関連の鉱山などを買い漁っているというね。
かたる:確かに数字は悪化しているが、僕は単なる中弛み説を採用しているね。春から夏にかけ、アメリカで明るい材料が出てくると、自然に中国の輸出も回復するよ。つまり大きく落ち込まないよ。
時代や:でも悪くなる事を前提で、株を買う人がいるのかね? かたるはいつもそうだよ。株は景気の実態を先取りするというが…、最近は業績がよくても株は下がるケースが多いよ。近畿車輛などはいい例だよ。
トロ:そうそうドル安から、円高が進み輸出企業の業績も危ういね。考えれば考えるほど悪い話ばかりだよ。
時代や:そう言えば、昨日、再生ファンドの友達に会うとか、話してなかった?
かたる:久しぶりに午前様だったよ。やはり若い奴は良いね。羨ましいな。彼の部下も優秀で東大出のエリートが周りに一杯いるみたいだね。やはりお金を稼ぐやつは優秀なんだね。ただ知らなくても良い話しを聞いて落ち込んじゃった。昨年、金融庁から通達が出て銀行は不動産に対する融資を見合しているというんだね。それで不動産価格が急落しているというね。資金繰りが苦しくてジャンプが出来ないところが、出てくるような話をしていたね。
トロ:そうだろ。銀行はお金がジャブジャブあるけれど、融資が出来ないから経済は動かないよ。景気がよくなるとは…みんなが盛んに行動することなんだね。ところがお金が回らないから景気は悪化するよ。日本の内需も…株なんて売る材料ばかりじゃないか。
かたる:お前のような奴がいるから、証券マンが株を空売りする奴がいるんだね。馬鹿らしい。株を買ってジャンジャンあげないと…証券マンが株を買わずに誰が株を買うんだよ。
トロ:そんな考えだから、株で損をするんだよ。株は売っても良いし、買っても良いんだよ。だいたい、お前の考えは古すぎるよ。まるで馬鹿な頑固親父だよ。
神主さん:じゃ、株は上がる要素がないの?
トロ:ないない、自立反発だけで相場は自然に下げるんだよ。
かたる:そうかな? 僕はそろそろ日本の銀行にも買いの芽が出てきたように感じるけれどね。久しぶりだな。銀行株を買いたくなるのは…
時代や:珍しいね。昨年はカラ売りをしていたじゃないか。新日鐵と一緒に…しかしお前のことだから、また早いんじゃないの? まだ新安値を更新しているよ。
かたる:僕はようやく2006年1月に始まったトンネルを抜け出すような時期が来たと感じているんだね。今年は株で儲かるよ。2003年も後半だけで転換したからね。5月から激変したよ。今年もサブプライムで大きく下げており、既に売る人はかなり売っているからね。空売りは激増しているよ。日本株だって、かなりの売りが積みあがっている。トロのように自立反発だなんて、株を馬鹿にしてカラ売りをすると、一気に持っていかれるよ。僕はそう考えているよ。理由はサブプライム問題の張本人、カントリーワイドに捜査の手が入ったこと。そうして純資産を割り込んだシティーバンクの株価。更に政策担当者の責任を問う声が出てきたことなどの現象を見て、僕は強気転換すべきだと思っているよ。
トロ:よく言うよ。ハズレやさん。追証の整理は済んだのか?
かたる:今に見ていろ、僕だって、僕だって…
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3月10日
かたる:アメリカ株が続落した。NYダウをみると、まだ先の安値を割り込んでないが嫌な形、しかしSP500で相場をみると、ここで頑張れば底打ちの動きに見て取れる形だが…どうなるか? カラ売り残は膨らみ続け、過去最高を更新していると言う。149億株を超えて、まもなく150億株に…。一方、日本株もNY市場を受け一段安になり、此方は既に1月22日の安値を切り下げてしまった。でも僅かだから、ここで止まる可能性もあるが…市場では買い手は少なく、売り手ばかりの様相になってきましたね。
トロ:やはり株高には無理があるね。中国の1-2月の貿易黒字が前年度比29%減少したと言うしデカップリング論も影が薄くなってきたね。市場で人気の一翼を担っていた資源関連の背景も怪しくなってきたね。やはり株は当分ダメだよ。カラ売りをしないと儲からないよ。
時代や:強気のかたる、おい、何とか言えよ。手持ち株はお前のおかげでメチャクャなんだから…。全部、おまえのせいだよ。おいらが損をしたのも…お客さんが損をしたのも…みんなお前が悪いよ。
かたる:ゴメンね。でも僕には不思議だね。仮に僕のシナリオが正しければ、いつ上がっても不思議ではなかったんだ。ところが先週大きな展開が二つあった。一つはアムバックの増資規模が事前予想より減ったこと、もう一つはシティーの住宅融資の縮小だね。もともとシティーのCEOが充分な自己資本を確保したと述べていたが、それなら資産を圧縮する必要がない。戦略的かもしれないが…気になる話だよ。
実は今日、新たに分かったのだけれど、アメリカは日本と仕組みが違い、金利の引き下げが直ぐに住宅ローンの低下に繋がらないらしいんだね。資料によれば、住宅ローン30年物固定金利で1月下旬の5.48%から、現在は6.03%だと言うね。逆に上がっているんだね。この現象は僕の読みの根底が崩れる可能性があるんだね。僕は今、行われている利下げ効果が、春から夏に表れると思っていたんだけれど…
神主さん:だから株式は6ヶ月先を読んで動いていると言っていたんだね。つまり今は3月だから9月の景色に、株式は反応すると思っていたんだよね。その為に株が上がるという読みだったんだろう。
かたる:うん。先々週の展開は読みどおりだと思ったのだけれど…。でもまだ僕はその考えを捨ててないよ。今週は来週FOMCを控え株価が反発しても可笑しくないよ。故に買えないまでも、追証以外は売ってないよ。ここはじっと辛抱で、現引き処理をお願いしているよ。
トロ:お前と付き合っていたら、金がいくらあっても足りないな。だいたい株を売るという事をしないんだから…、所詮、駄目な相場だよ。お前がよく引き合いに出すコマツと日立建機の株価比較は面白い考え方だね。一理あるよ。市場に流動性がなくなってきたから内容の良い筈の日立建機の方の株価が安くなるという見方は…一理あるね。
かたる:流動性が不足すれば、人気の圏外の株は、買いが入らなくなるので、乱高下しやすくなるね。
時代や:流動性って、市場に入ってくるお金の量を言っているんだね。
かたる:そうだね。今日はある人が「鉄鋼バブル」は終ったと、述べていたとか…。その解説は流動性がなくなったからだそうだ。新日鐵は決算悪のほかに、今度は持ち合い株の損失を計上しなくならないよ。盛んに持ち合いをやっていたからね。金額が膨らむだろう。住金だけだって、既に3割程度、下げているんじゃないの? だいたい無理があったよね。市況関連のPERを16倍だからね。しかし株が上がっている時は、誰もそんなことを言わないよ。
今は全く逆の動きだね。株価水準はかなり安いよ。例を挙げればゴロゴロあるね。しかしブルドックのおかげで、日本で株集めをして経営者の首を変えようとすれば、途端に、イエローカードが出るからね。株なんか下げても経営者の懐は、何にも痛まないから、景気が悪いで済まされ、経営者は真剣に経営をしないね。だって持ち合い株で、自分の首は守られているから…やはりブルドックは効率化社会から、かけ離れた判決だったね。
サッポロビールなどくれてやれば良いのに…。スティールのお手並みを拝見すれば良い。会社は株主のもので、利益を上げる経営は社会を効率的にするね。予算を官僚に使わせるのは間違っているよ。本来は市場が決めるべき話だね。今、話題のガソリン税も同列だよ。道路の補修作業だけで大変な資金が必要なのに、毎年5兆円以上も道路を作るなんて…。少子高齢化社会の意識が、道路族には欠けているね。株でもやらして信用取引をすれば、国民の痛みが分かるよ。
時代や:そうやって、政策批判しても…株はダメだと認めているみたいだよ。でも中には上がっている株もあるよね。楽天はマズマズだよ。
かたる:筋論からすれば、丸紅や住友鉱山で乗り切るのは無理があるね。何故なら、中国状態は分かるのは、アメリカのあとだよ。外部環境に左右されない国内産業で好業績銘柄は…やはりネット株になるね。僕には分からないことがたくさんあるよ。会社の実態はよくなっているのに、株は安くなるとか…。どんどん、イメージ株価と実態の株価の差が開いているね。…と言うことは、やはりビックチャンスが来ているということなのだろうね。批判はあるが、僕は土曜日の株式教室の時期が近付いていると思うね。だから株は買わなくちゃ…
時代や:追証でどうやって買うんだよ。馬鹿野郎が…
かたる:追証の人は仕方ないね。…しかし1月も言ったように、僕は出来る限り我慢をするよ。辛い冬の後には、必ず春が来る。2000年のITバブル時もひどかったね。しかし見事に立ち直ったよ。人生は思ったほど悪くはならないし、考えるようにも良くならない。やはり適度な目に見えない調整が働くのだろうね。苦しいけれど頑張ろうね。
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3月07日
かたる:今日も遅くなったので簡単にします。
NY市場の下げは意外でした。ソーンバーグやカーライルの債務不履行で株式が下げたと言いますが格下の会社ですからね。しかしチャートの形は悪く、更に下げそうな形をしています。この下値の持ち合いをキープできるかと思っていましたが…、来週は注目されますね。今回の問題で、一番、被害を受けていると言われているドイツも弱いですね。新興国の上海は、金融引き締め効果もありますからね。世界の株価は相変わらず安いようです。
しかし今日は丸紅に続き、住友鉱山、資生堂、協和発酵、楽天、ドワンゴと…それらしい銘柄が強く物色意欲があるので、銀行株は新安値ですがそんなに悲観的ではありません。まぁ、気持ちの悪くなる下げではないですからね。銀行や不動産が下げているのは、国内の景況感がどんどん悪化している様子を示していますね。福田首相は経団連に賃上げをお願いしたといいます。国内企業の業績は悪いのですが、輸出企業は多少ゆとりがありますね。労働分配率は低く賃金に回す余裕はあるわけです。
ここに来て僕の嫌いな新日鐵が下げてきました。700円をカラ売りした時から売りだけをしていれば大儲けだったですが…。住友鉱山や住友不動が金利の低い融資を受ける代わりに新株引受権証書を発行するといいます。持ち合い株式の動きではないかと、懸念が広がっています。何故、まともの企業が、僅かな金利負担の為に新株引受権を発行する必要があるのでしょうか? 僕には理解できませんね。批判されて当然でしょう。サラリーマン社長は既存株主軽視ですから嫌いです。両銘柄とも注意を要するでしょう。株式の魅力が希薄化懸念で下がると思います。
NY市場の動きを見るために、これからシティーバンクの株価を気にしようと思っています。21ドルです。充分な資本を得たとの発言をCEOはしていましたが、住宅関連のローン部門を縮小するといいます。何やら、2003年の日本の金融危機をみているようですが、あの時、みずほは1兆円を自前で集めたのです。シティーの規模からすれば、2兆から3兆円ぐらいのイメージなのでしょうか? 今回はそれほど余計ではありませんね。高金利で資金を集めているわけですが、みずほのように低い株価で公募などはすべきではないでしょう。その点、アムバックは低い価格で株式を発行するのでしょうか?
日本株は部分的に非常に弱いですが、既に純資産や配当利回り、そうして単純平均株価は良いラインに来ています。そう大きな下げを演じるとは考えにくいですね。既にどっちにしても最終局面だろうと、今のところ判断しています。何度も悪材料をぶつけて下値を試しているようなイメージを持っています。でもなかなか崩せない。そんな感じじゃないかな? 週末は株のことを忘れてのんびりしたいですね。株価が下がるということはチャンスだと言うことを感じてくださいね。それではおやすみなさい。
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かたる:今日も遅くなったので簡単にします。
NY市場の下げは意外でした。ソーンバーグやカーライルの債務不履行で株式が下げたと言いますが格下の会社ですからね。しかしチャートの形は悪く、更に下げそうな形をしています。この下値の持ち合いをキープできるかと思っていましたが…、来週は注目されますね。今回の問題で、一番、被害を受けていると言われているドイツも弱いですね。新興国の上海は、金融引き締め効果もありますからね。世界の株価は相変わらず安いようです。
しかし今日は丸紅に続き、住友鉱山、資生堂、協和発酵、楽天、ドワンゴと…それらしい銘柄が強く物色意欲があるので、銀行株は新安値ですがそんなに悲観的ではありません。まぁ、気持ちの悪くなる下げではないですからね。銀行や不動産が下げているのは、国内の景況感がどんどん悪化している様子を示していますね。福田首相は経団連に賃上げをお願いしたといいます。国内企業の業績は悪いのですが、輸出企業は多少ゆとりがありますね。労働分配率は低く賃金に回す余裕はあるわけです。
ここに来て僕の嫌いな新日鐵が下げてきました。700円をカラ売りした時から売りだけをしていれば大儲けだったですが…。住友鉱山や住友不動が金利の低い融資を受ける代わりに新株引受権証書を発行するといいます。持ち合い株式の動きではないかと、懸念が広がっています。何故、まともの企業が、僅かな金利負担の為に新株引受権を発行する必要があるのでしょうか? 僕には理解できませんね。批判されて当然でしょう。サラリーマン社長は既存株主軽視ですから嫌いです。両銘柄とも注意を要するでしょう。株式の魅力が希薄化懸念で下がると思います。
NY市場の動きを見るために、これからシティーバンクの株価を気にしようと思っています。21ドルです。充分な資本を得たとの発言をCEOはしていましたが、住宅関連のローン部門を縮小するといいます。何やら、2003年の日本の金融危機をみているようですが、あの時、みずほは1兆円を自前で集めたのです。シティーの規模からすれば、2兆から3兆円ぐらいのイメージなのでしょうか? 今回はそれほど余計ではありませんね。高金利で資金を集めているわけですが、みずほのように低い株価で公募などはすべきではないでしょう。その点、アムバックは低い価格で株式を発行するのでしょうか?
日本株は部分的に非常に弱いですが、既に純資産や配当利回り、そうして単純平均株価は良いラインに来ています。そう大きな下げを演じるとは考えにくいですね。既にどっちにしても最終局面だろうと、今のところ判断しています。何度も悪材料をぶつけて下値を試しているようなイメージを持っています。でもなかなか崩せない。そんな感じじゃないかな? 週末は株のことを忘れてのんびりしたいですね。株価が下がるということはチャンスだと言うことを感じてくださいね。それではおやすみなさい。
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3月06日
かたる:遅くなったので簡単に…
NY市場はアムバックの増資が15億ドルと言うことで、事前の30億ドルより少なく失望をかったといいます。一方、ISMの非製造業のNMIは49.3と事前予想の46.5よりよかったので、株は上がったといいますが、自立反発の域を出ないのでしょう。米ヤフーのAOLとの提携が話題になっています。日本のヤフーも一時ストップ高したけれど、引けには売りに押されていますね。全体では商社が強く、丸紅も続伸しています。銀行や不動産は自律反発の範疇、相変わらず目先筋と先物の動きで相場の先行き、強気を唱える向きはかなり減っている様子です。
NY市場の動きに注目しています。果たして12000ドルのラインを維持できるのか?18日かな? FOMC後の動きがどうなるか見ものです。グリースパン時代とバーナンキの時代に、仮に0.5%の金利の引き下げをすると、過去にないスピードの利下げを実行している事になります。昨年の後半から利下げし1月には緊急利下げもしているので、この影響がどの段階で現れるか? モノラインの資本注入など、金融機関に資金が継続的に入るのかどうか? 1-3月の決算は、4月の後半から5月に発表が行われ、ダメ押しがあるとすればここでしょう。あるいは、それまでに相場が上がっており、押し目の位置になるのか? それとも…。
一方、中国ではやはり物価高と人件費の高騰で採算ラインが上がっており苦しくなっているといいます。前から言っているように1月より施行されている労働契約法が問題になり始めているようです。このようなことを考えると、原油高などの資源高から来るデカップリング論は薔薇色には無理があるように感じます。そうなるとある程度BRICs銘柄が戻ったとしても、新高値を更新するのは無理なのでしょう。しかし、この結果が判明するのは今秋以降なので、当面は強く見ても、相場はボックス相場を抜け出せない。新高値を追うのは無理がありますね。いくら強気の私でも、時間が必要なのは分かります。
しかし新高値の相場が無理かと問われれば、ありえるのですね。あるとすれば、今年の後半から来年にかけてでしょう。アメリカのリセッション予想が一時的な展開になることですね。しかし…常識からみて原油価格の100ドル時代を、新興国が乗り切れるのかどうか? やはり疑問が湧くわけで、中程度の成長が一番、望ましいかな? この可能性はかなり高いと考えています。サブプライム問題から始まった流動性不足から、日本のリート市場も下降現象ですが…夏ごろは買い場なのでは?と予想しています。やはり私は強気なのですね。アメリカのリセッションも短期で終ると思っているし、中国の景気ダウンも予想の範囲と考えているのです。
本来なら、このような環境なので好業績のネット株など新興銘柄が賑わう環境ですが…買い手が存在しないのです。サイバーAのように筋が入っている銘柄は強いですが他は全滅ですね。二番手として期待している銘柄は、本日の読売新聞に好材料が掲載されていました。果たして、この持ち合いを綺麗に放れる事ができるかどうか? 非常に興味があります。好業績銘柄は限られており、人気が持続するかが焦点でしょうね。少し奥歯にものが挟まった解説ですが、理解できたでしょうか? まぁ、早い話が分からないわけです。しかし今は強気なのです。来週のNY市場は頑張ると考えています。
2008年03月05日
3月05日
かたる:NY市場は大幅安になった後に戻していると言う。これで引けにかけ戻すのは、2日間連続かな? 昨日はバーナンキ発言を受け下げていたが、金融保証会社のアムバック・フィナンシャル・グループへの資本増強策が纏まるとの報道で株価が上がったといいます。一方、1-3月期の赤字が予想されているシティーの株価は下げていました。なんで日本の株屋がここまでアメリカ株の行方を気にしなくちゃならないのでしょうか? あほらしいけれど、影響を受けるので仕方ないかな? これがグローバル化の進展なのでしょうかね? 下のチャートはシティーとアムバックの推移です。更にNY市場の日足も…
トロ:既に市場参加者の多くが損失を受けており、株を買う力がないのだから、実際に指標などが好転しない限り、株価が上がるわけないよ。それをかたるは、株価は6ヶ月先を読んで動いているとか言いながら、先読みしすぎるから外れているのさ。果たして本当にかたるが言うように、春に利下げ効果が出るのかも怪しいよ。それならこれから更に悪化する数字が出る予想を前提に株価を考えたほうが賢いよ。シティーなど大変な赤字を計上すると言われているよ。バーナンキが資本増強発言するのは、もっともな話だね。
時代や:しかし、何故、バーナンキが資本増強の話を出したの?
かたる:損失を計上すれば自己資本が毀損するから、自己資本比率を保つ為に資産の圧縮が必要になるね。つまりデフレ圧力が掛かるわけだね。資産と言う商品を売却するから相場が下落するよ。
時代や:銀行の資産って、株や土地?
かたる:それだけじゃないね。貸出債権などが主だったものだよ。故に貸し渋りが起こり実体経済に悪影響を及ぼすんだね。日本が長い間、苦しんだ金融危機の構図と同じだよ。違う所は、米国は早急に事態に対し手を打っているところだね。日本はこの時期、株が下がっても経済には影響がないと、元日銀総裁の三重野さんが金利を引き上げたんだね。誤りに気付き、直ぐに利下げするが…後の祭り。ただ、やはりバーナンキはグリーンスパンが言うように、2月に引き下げを実施すべきだったんだね。少し遅かった。でも、この下げのスピードは最速だよ。
トロ:だからお前は春には金利の引き下げ効果が出てくるというんだよな。しかしその前にどんどん悪化しているんだよ。だからバーナンキの債務カット発言が飛び出すんだよ。まだまだ銀行が苦しんでいる段階だから、一般経済は、これから更に…て、思うのが普通だよ。アメリカが悪化すれば輸出で支えている中国も危ういよ。だから株は売りだよ。
かたる:それならば、何故、原油などの商品価格が上がるんだよ。ちゃんと説明しなよ。
トロ:それは投機資金の流入だよ。ヘッジファンドには相変わらずお金が集まっているし…運用する場所が限られるからね。
神主さん:需給で相場が支えられているという意見だね。それならばバブルだね。早晩、相場は崩れるという事になるね。しかし…どっちが正しいの。
かたる:今日は丸紅が北海油田の材料で大幅高しているね。果たして続くかどうか…この株価位置は傾向線の正念場だからね。売り方にとっては絶好の売り場面だし…買い方にとっては突破口を期待したい銘柄の一つだね。この背景にはデカップリング論があるわけだ。
時代や:どういう事なの?
かたる:原油価格の高止まりなどを正当化させるには投機資金だけの参加では無理があるよ。相場と言うのは実需の買い(新興国の実際の原油消費)と仮需の買い(ファンドなどの投機資金の参入)がマッチしないと相場にならないよ。故にトロは投機資金のみを説得材料に上げたが論理に無理があるね。だからアメリカ景気の悪化はたいしたことがなく、中国にも影響を及ぼさずに、景気の中弛み程度の調整局面の可能性があるんだね。
神主さん:どちらが本当なのか? 現時点では分からないの?
かたる:うん、仮に金融機関に思うような資金が集まらないとか、ドルへの信認が薄れることは更に危ういことになる。だから悪化する可能性は否定できない。だから昨日、サウジのハマド・アルサヤーリ総裁が、ドル連動を維持すると発言したことは非常に重要なんだね。世界がアメリカの金融に、お金投じれば大丈夫なんだよ。2003年の1月に日本の銀行に、多額の資金を投じたゴールドマン・サックスなどが、5月から反転した相場で大儲けしたことは記憶に新しいよ。
昨年からお金を入れ始めているから、今年の4月ごろには金融株は上がり始めるんじゃないのかな?いまは最後の下げ、ダメ押しをしているように思うね。日本株もそうだったね。みずほが倒産するとか言われて…同じ事だよ。だからおそらく連れ安している日本の銀行株も買い場は近いという推測が成り立つね。もう直ぐだよ。銀行ファンの人も…もう少しの辛抱。
トロ:相変わらず、楽観的と言うか…のほほんとしているというか…。だから、今が底だ、買い場だ。と言って損をしているわけだ。ハハハ…まぁ、そうやって損をする奴がいないと…儲からないからな。まだまだ売り場だよ。
かたる:相場の焦点が理解できるようになれば、恐いものはないよ。株はムードで下げているものが多いが、上がる時は、あっという間に心理が変わるからね。投資心理などそんなものだよ。株価が安くなることが最大の好材料だよ。心配することはない。下がれば買えば良いだけだね。安い時にのんびり買って、みんながワイワイ言い始めたらまた買って、そうしてみんなが儲かったと言ったら売り始めれば良い。値動きだけで不安になったりしないほうが良いね。
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3月04日
かたる:この所の日経新聞を読んでいると、再び景況感が弱含んでいる記事を多く取り上げているようです。今日は初めて、サブプライム問題の影響は年内まで残ると言う記事をみました。本当かな?と思うのですが…、このところの景況感は弱い指標が相次いでいますね。今日はISM指数発表されています。48.3だそうですね。グラフを見ると分かりますが、明らかに右肩下がりで景況感が悪化しています。
分からないのが原油価格の高止まりです。この問題は前から疑問に思っていました。世界経済が減速すれば、当然、原油の消費量が減る筈です。故に価格は安くなる筈。ところが価格は更に上がっています。この背景の解説に中国などの新興国の消費は増える一方だと言う理由と投資資金の参入が言われていました。しかしあくまでも商品価格は需給バランスのはずです。WTIはアメリカの市場の先物で、基本的にアメリカの需要に影響を受けるはずでしょう。米国のガソリン在庫は過去最高水準に積みあがっているそうです。
世界の取引所には貴金属や原油などの商品相場に連動する証券の残高が膨らんでいるといいます。この話を聞いて、何やら怪しい雰囲気を感じるのですが…。相場は僕の予想に反し上げ続けています。
最近は理解できない現象が多く散見されます。今日の東証一部の単純平均は323円です。時価総額はなんと406兆円しかないのです。銀行株は、みずほが新安値を付け下落していました。金融、不動産などが下げていますね。私が予てから述べている予想が正しいなら、そろそろ底値を付けても不思議ではないのですが…。FRBの利下げ効果が指標面で表面化するのは、早くて4月でしょう。まぁ5月ごろが私の予想なのですが…
この予想が正しければ、株価は底割れをせずに、そろそろ反転しなくてはなりません。
何故なら、株価は実体経済の6ヶ月前を行くと言われていますからね。しかし最近思うのですね。市場リスクによりこの先取り間の期間が変化すると考えています。最近は短くなっているのでしょう。武富士の仕組み債問題はムーディーズの格付け確認に見られるように、材料出つくし感で反転しても不思議ではないのですが、今日は安かったですね。
NY市場が反転すれば、日本株は心理面から上がるでしょう。日立建機や伊藤忠、住友鉱山などの株価の戻りを見れば分かりますね。ムードで売られたという印象です。故に先物相場に振り回される相場展開なのでしょう。日本の金融機関はバブルの後遺症は、既に癒えています。今年後半から来年に完全復調する筈です。
最近の相場動向を見ると、イライラ感はつのります。やはり新興株の相場の腰は強いようです。綺麗な上昇相場になかなか移行しませんね。楽天、カカクドットコム、サイバーA、DeNAなどは業績に見合った株価を維持し、それぞれ人気株となっています。決して割安ではありませんが、株価の腰は強いようです。私が見てない他の好業績の新興株も同じような動きでしょう。本来なら、これらの為替の影響もない国内の好業績企業が、物色されるべき相場環境なのでしょう。
私は継続して規制をテーマに、株価を観察してみたいと考えています。株式教室にサラ金法の改正などを書きましたが、週刊ダイヤモンドには中小企業の企業倒産が増え始めたと報道されていました。私も調べましたが、まだ著しい傾向は見えていません。しかしこれは2年間の執行猶予があるために、徐々に影響が出ると考えられます。銀行は優良企業にしかお金を貸しません。小さな町工場の資金繰りを支えていたのは、サラ金などの金融機関だったのですね。そのサラ金が年収規制の網をかけるわけです。原料高、円高、景況感の悪化などの現象がこれから起こるわけですから、当然、小さな町工場は資金繰りが悪化し、倒産しなくてもいい企業がこれから資金ショートで倒産が増えることが予想されるわけです。
ただこう書くと相場観が弱くなるでしょうが、心配することはありません。おそらく景気は中弛み現象なのですね。年内には再び立ち上がると思っています。その動向がまもなく読み取れる時期になりますね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2008年03月03日
3月03日
かたる:予想外のNY市場の急落が市場心理をかなり冷やしている様子が窺えますね。金曜日に300円以上の下落をしており、かなりNY市場の下げを織り込んでいると思っていたのですが、日本株は引けにかけて再び売られ610円安になってしまった。先週の半ばに日立建機や伊藤忠のチャートを載せ、少し押すだろうと思ってはいたが、予想より下げ幅がきつかったかな? たぶん理由は円高により輸出関連の減益に対し株価が反応したのだろうが、基本的に円高が株式相場にとってプラス材料だと僕は考えているね。急激な円高が減益につながるが、緩やかな円高は日本経済にとってはプラス材料だよ。
時代や:…と言うことは、マスコミが解説している円高により株価が下げたと言う解説は間違っているの?
かたる:輸出企業が為替予約をしないケースはほとんど考えられないし、海外で得た資金を日本に持ち込むことも、あまりなくなっているよ。海外の子会社でプールしておくか、設備投資や原材料費の輸入決済に稼いだお金を充てるからそんなに影響はないと思うよ。それよりイメージだね。マスコミの解説などで踊らされた先物からの売り仕掛けが利いているのだろう。グローバル企業は僕らが考えているよりずっと賢いよね。
時代や:かたるの株価底入れ説の根拠は、サブプライム問題の借り換えの量のピークが1-3月と言う狙いだったよね。
かたる:うん株式投資の場合、一時的な材料の場合は、知った時がだいたい株価的にピークやボトムになるんだね。つまり材料出つくしだね。ただし、その材料をきっかけに株価が下げ続けることもあるね。その場合はその材料の継続性が問われるわけだね。一時限りなら、あまり大きな影響を株価は受けないね。
時代や:つまり…サブプライム問題は峠を越えたから、終わったと言う見方なの?
かたる:うん、基本的には拡大のピークは過ぎたと思うよ。仮に1-3月期に10-12月期より損失が広がってもね。この結果は4月の終わりにならないと発表されないね。しかし、そろそろ市場には売り飽き気分も蔓延しているね。先日の日立建機や伊藤忠などの株価の反発度合いを見れば、ムードが変われば、株価がかなり戻ることが確認できたね。今は底値を確認する為に2番底を模索するパターンだね。
一方、株価波動の弱い銀行なども同じだよね。此方は残念ながら、相場が強い訳じゃないから、反発はほとんどなく、再び下値を確認に言っている印象だね。しかし三菱UFJで22日の安値の862円を下回ることはないと思うね。おそらく3点底を形成するのではないかな? 結局、株式は春から夏に訪れる反騰相場に備えた、絶好の買い場だと思うよ。
トロ:あぁ、耳にタコが…ほら、みてごらんよ。お前の「今が絶好の買い場」発言には、いい加減、ウンザリしてきたね。いつもそうじゃないか…年がら年中だもの。サブプライム問題が、仮に峠を越えたとしても金融力を失った世界経済はお金が不足し、これから実体経済に悪材料が出るんだよ。
かたる:普通はそうだね。故にFRBは歴史的なペースで利下げを実行しているね。今度の利下げは0.5%だと言われているが、このペースで利下げを実施すれば最高速度の利下げだよ。米国は市場経済の国、日本と全然違うよ。
神主さん:しかし円高は兎も角、ドル安の米国はリファイナンスできなくなれば…ドルの信認は重要な話しじゃないの?
かたる:うん。それには賛成だね。しかし物事には順序がある。こっちを優先するか、あっちを優先するか?どちらを先に解決するかの問題だね。一番大切なのは経済だよね。僕は米国の選択は賢いと思うね。色々言う奴はいるが…言わせて置けば良い。
時代や:いったい、いつ頃、この状態から抜け出せるの?
かたる:確認作業が必要だね。時間が解決するよ。既に市場はあらゆる悪材料を探しているね。その評価を終え始めている。このような状態の中で好材料が出始めれば、悲観が行き過ぎたことを訂正するだろうね。その時期は春から夏と前から述べているよ。そろそろ3月で春だね。早ければ株価はそろそろ最後の突っ込みを追えるはずだと思うね。
日立建機など…別にコマツでも良いし伊藤忠でも…。二番底を確認する作業をもう直ぐ終える筈だね。株の場合、底値をつけたと思ってもどうしても確認作業をしないとならない。みんなが、なるほど…やはり底なのか…と納得しないとダメなんだね。故に1番底、2番底、場合によれば、3点底と言う形で確かめるのだろう。そんなに心配をする事はないね。少し良い気になって戻った反省を強いられているだけだから…既に底は付けているよ。