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今日の市況

今日の市況(2008年)(2008年12月03日)

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最近は、以前、自分が嫌っていた行動を、とるようになったのかな?と時々感じます。
昔はNY市場に一喜一憂する日本市場が嫌いでした。日本の市場なのに…。悔しい気持ちが一杯でした。

少し成長したのでしょうか? 
それとも諦めに似た境地でしょうか?

日本の政治はお粗末で話になりません。それぞれが利権を争っているようで…官は官で仲裁能力だけ問われ本質的な問題を考えずに法案をあげるし…。議員立法と言うのは、どの程度の割合なのでしょうか? 郷里の先輩である田中角栄の弊害でしょうか? キャッシュレスにすれば不正が出来ないからフェアになると思うけれど…。骨太政策が怪しくなり昔の公共事業投資が復活するのでしょうか? 建設株は上がっていますね。特別財源から一般財源に移せば、かなり自由度は増すと思いますが…。まぁ、株屋が政策を嘆いても仕方ない。与えられた条件の中で努力するしかないわけです。法人税の引き下げが難しいし、厚生労働省の政策が変化している以上、「加工貿易国家の崩壊論」は的を得ているように感じます。トヨタ、ホンダ、パナソニック、ソニーと日本を代表する会社は次々と新安値を付けるわけで、当然、日経平均株価は値嵩株に影響を受けるので下げますね。

ユニクロが頑張っているようで、工夫次第で逆風下を乗り切れるようです。ABCマートも新高値となっています。考えてみれば日本の生活用品を優れているのでしょう。経営者に工夫があれば海外でも活躍できますね。少子化なのに…、ピジョンなどはいい例でしょう。今日の話題はパイオニアでした。驚きました。これほど急落しているとは…。本当に公認会計士の作成した有価証券報告書と言うのは正しいのでしょうか? なんと言っても唖然とするのが、2月に新規上場したモリモトが、先日、倒産したことです。幹事証券の大和証券と東証の審査部は、どうやって言い訳をするのでしょう。いくらなんでも1年未満ですからね。どんな家電でも1年程度は保証されますよね。

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このような現実を考えてみると、証券マンと言う職業は嫌な商売ですね。トホホ…。自分の運命を考えさせられます。米国ではフォードの再建策が出されたそうで、4日、5日と公聴会が開かれ、来週にも結論が出るとか市場で噂されていました。私は共和党的な考え方ですから自然淘汰に任せるべきとの考え方ですが、次期政権のオバマはUAWの支持を受けておりシカゴが拠点ですからね。仮に破産法が適用されると日本の自動車部品の関連は打撃を受けると言われ、株価が連日下げています。デンソーなども下げていますね。更に三菱電機は売掛金に対し、損金扱いにして引当金を積むと言う記事も読みました。

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日銀は社債やCPなどを担保に融資するそうでBBB格以上だとか…。量的緩和を実施するわけです。一方では金利低下圧力かわす為に、異例とも言える4回目の売りオペを実施したとか…なんと3兆2000億円と言う規模だそうです。おそらく円・ドルキャリーの巻き返しの資金なのでしょう。FRBもお金が積みあがっています。何処まで縮小が続くのか? 基本的にこの円高は外債投資のチャンスのように考えます。私の考えが当たっているなら、何れ円安に向います。

既に金融機関の株価は峠を越えたように見えます。赤字報道を受けたGSは殆んど下げませんでした。勇み足が懸念される金融相場開始論は、昨日の試練を越えることが出来るでしょうか? 週末の雇用統計の反応が楽しみです。かたるはテクニカルよりファンダメンタルに主眼を置く傾向が強いようです。10月28日の株価と11月21日の株価を比較して右肩上がりの銘柄は、需給が改善している様子を示しています。短期の勝負は、当然、需給が優先されるわけです。例を掲げると分かりやすいでしょうが…面倒なので。

例えば三菱商事と商船三井とか…同じBRICs銘柄でも調整度合いの差が株価に現れているのでしょう。まぁ、基本的に東電のような株価が上がる相場は面白くありません。それに引き換え、米国金融相場論の方がドキドキしますね。市場主義の国が試練を受けています。一方、日本は計画経済の国なのです。同じ金融危機でも未だに後遺症を引きずっています。はたして僅かな期間に、新しいスタートを切れるものかどうか…興味は尽きません。

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投稿者 kataru : 2008年12月03日 19:40