今日の市況(2009年)(2009年11月13日)
株の話しをしても仕方がないので…。
まぁ2006年のライブドア、ブルドック、グッドウィルなどの…一連の政策を見れば、このような結果になることは分かっていたのでしょうが…。
今日はお客様の話から幾つかをご紹介します。先ず、民主党政権が行っている「事業仕分け」について感想を聞いてみました。多くのお客様が懐疑的だったですね。
私が毎日話している人は日本でも成功者です。
この人たちはこの時代でも株を愛している人で、市場原理に基づき行動し財産を作り、多額の税金を払い日本に貢献した人たちですね。その人たちは一様に民主党のやり方に疑問を覚えていたようです。所謂、「ファッショ」(ファシズム)的に見えたようです。おそらくお客様は、日経新聞を読んでおりその影響があるのかな?とも考えました。日経には官僚側の主張が多く取り入られていましたね。ただ私も短い時間ですが、蓮舫さんと官僚のやりとりをテレビで見ていましたが、確かに強引で傲慢さを感じた次第です。だから、お客様の主張も、懸念も理解できます。ナチスのような人たちが台頭する環境は日本でも存在しますね。あるお客様はきっと連想したのでしょう。
しかし株屋の私はあえて成長論を提示しました。
もともと革命とかは血を流して勝ち取るもので、この程度の強引さは時代の流れを変えるためには必要な事で、これくらい踏み込まないと構造改革は出来ないので、新しい時代を切り拓くには必要な過程ではないでしょうか?と意見を述べました。蓮舫さんはホームページを持っており、その中で11日は「天下りの先の人件費確保のための補助金になっていないでしょうか」と疑問を述べていましたね。
彼女に意見のある人はメールでどうぞ…此方です。
面白いね。私はまだワクワク感が続いています。亀井発言や予算規模95兆円、菅氏の存在感のなさなど…期待から失望に変化しそうな兆候も幾つかありますが、ひょっとすれば…とも、依然、考えているわけです。何度も述べていますが、株の水準は異常に安いのです。実体を無視した安さで放置されていますが、ブルドックなどの影響でTOBがかからない。経済合理性が働かないシステムになっているから、安値で放置されていますね。日本空港ビルディングも、外資が買うと言ったのに揉めましたね。株式を公開している以上、良いとこ取りは許されないのに…。市場原理が働かないシステムだから株式が低迷するのでしょう。
このような既得権力者のシステム転換が構造改革です。何故、小泉さんは失敗したのでしょうか?
郵政民営化も同じ理屈だったのに…。
小泉さんは首相でありながら、個人の意見を貫いたからでしょう。例の靖国参拝問題です。あの時、中国と手を結んでいれば、ここまで経済は疲弊せず、混迷をしなかったのでしょうね。何しろ100兆円単位で市場が拡大していくのです。朝鮮戦争なんて規模ではなくもっと大きな需要が生まれているのに、日本企業は大きく出遅れましたね。本来なら建設会社などが、上場以来の最高値を付けてもおかしくない環境です。靖国の意地を通すより日本国民の実益を優先させるべきだったのでしょう。
ただ今の民主党も危うさが残っています。日米同盟関係ですね。お客様の話の中で何人かは指摘していましたね。そうなのです。宣言などせずに米国に従った振りをして、そっと離れて行けば良いのですね。政治家はこのようなバランス感覚が必要なのでしょうね。
APECの閣僚会議が閉幕してアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の検討作業を加速と共同宣言に入っていました。ドーハ・ラウンドの妥結もそうですね。国境をなくし民間企業の進出を後押しする政策を実行すれば日本は成長時代に入れます。ベトナムに円借款を与えて、原子力発電を受注し道路を整備し日本の経済圏に取り込めば良いのです。港湾設備を整備して…五洋建設の株価が1000円に向うような政策を採用すればいいのに…。
投稿者 kataru : 2009年11月13日 16:48