今日の市況(2009年)(2009年12月24日)
今日はイブだし時間がないので簡単にします。
米国では新規住宅着工件数が発表され予想(438000)をかなり下回り35万5千戸になりました。これは先月で打ち切られる予定の補助金の駆け込み申請の反動と言われているようです。しかし実際は来年4月まで延長されました。住宅産業のKBホームは7%上昇しているそうです。一方、個人消費は堅調で11月は前月の改定値に比べ0.5%増えたと言います。ラチェット効果かな?
本日、エルピーダの坂本社長の談話が新聞に載っており二番底懸念を完全に否定していました。今、多額の設備投資を再開しています。まぁ、公的支援を受ける程の強気の社長談話なので僕の見通しと似てあてになるかどうか…。しかし僕もそう思います。一方、マツダの専務だったかな? 談話も載っており来年の中国の自動車販売台数は1500万台市場と推測していました。ビスタニュースの原稿銘柄に限らず、自動車関連株は新高値を追っている銘柄が増えています。
実は今日は先物からの買いが多く、外人投資家の先物主導による上げだと言われています。出遅れ感を修正しているというのです。12月のはじめ、日銀の臨時政策会議が効いていますね。以前、紹介したように「金融市場は希望こそが価格を押し上げる原動力」と言われています。政策当局が株価を上げる努力をすれば株は簡単に上がり、景気を押し上げます。株を上げれば消費が増えて相乗効果が増してきますね。やがてインフレになるのです。日本に「希望」と言う望みを国民に提供しなくてはなりません。やる気が出るような社会環境をマスコミの人も作らねばなりませんね。
やはりメディアの影響は大きいのです。デフレ賛成論者や、二番底指摘論者を世間から追放すればいいのだと思います。だって…日本の大銀行が黒字で配当をしており、それでも1株純資産を割れている現実は明らかに異常ですよ。厚生年金基金は、今こそ債券を売り株式のポジションを上げるべきでしょう。10%程度引き上げるだけで景況感は随分変わると思います。こんな時に株式運用比率を引き下げる運用者はキチガイだと思います。中国のGDP総額は既に日本を抜き、8%も成長しますから総額で40兆円ほど増えますね。
車の売れ行きを見れば想像が簡単につきます。900万台から13000万台、おそらく来年は1500万台と言うのは控えめな数字で1600万を軽くオーバーするのでしょう。単価は安く100万程度が平均でしょうが、それでも500万台と言うことは5兆円ですからね。相乗効果を考えれば大変な実額になりますね。香港・澳門・珠海をつなぐ橋や上海万博など…過去の歴史上、万博が開かれる時は必ず経済の華が開きますね。こんな環境で二番底を騒ぐメディアはおかしいと思います。
株はこれからドンドン上がると思います。何しろ個人投資家のバロメーターでもある双日までもが上昇波動に乗りました。日経平均株価はあと僅かで新高値です。果たして年末年始に、どこまで上がるのでしょう?
投稿者 kataru : 2009年12月24日 20:04