未来かたるが語る

今日の市況(2009年)

今日の市況(2009年)(2009年12月29日)

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『米財務省が経営再建中の米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)に対して公的資金の注入枠の上限を今後3年間撤廃すると発表し、両社の株価が急騰。米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)にも政府による支援強化の思惑から買いが入った。』と言います。基本的に株価が弱くなれば市場に梃入れをする。これが市場主義ですね。ところが株価や地価など景気動向に関係ないと言った三重野元日銀総裁の失政の為に20年もの時間を失っています。まぁ、彼だけの責任ではありませんが…基本は市場原理に即した政策運営をするかどうか?

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計画経済だから…と言って大蔵省が長年、自己論理で予算配分を行った結果が今の失われた時代です。市場が悲鳴を上げているのに無視をするから株価は下がるし景気は悪化するのです。そうして犯罪が増えます。事業仕分けは大蔵省の発案でしょう。民主党政権には日本を変える芽があるようにも感じますが、本日の読売新聞のように「借金1000兆円なら終わり」のようにも見えるのです。だから銀行株は低迷するのですね。

かと言って…、官の主導で動いても駄目ですね。今日の日経新聞のJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOの発言に「政府と民間のバランスが大切だ。危機で政府の力が増した。日本から見れば、これまでの米国の規制緩和が間違っていたと映るかもしれない。しかし官僚的に規制すれば民間の活力がそがれる。正しい規制は必要だが、雇用を生み、設備投資や研究開発に資金を投じるのは政府でなく民間だ。誤った教訓を導き出すべきではない」と述べています。日本は規制が強すぎるから、萎縮して投資が起きません。活力を失っています。だからこの活力を補完する政策が必要ですね。だから土地担保融資の復活ですね。

政府が保証すれば民間は動きます。ただ保証なしでは動きませんね。非常に萎縮した状態なので…冒険をする人が少ないからです。最初の出始めだけ…軌道に乗るまで後押しが必要ですね。中国の家電下郷や汽車下郷のように…。銀行が動けば融資が始まり投資が起こります。日本人の平均的な住まいは狭いですね。100平米以下の住宅に住んでいる人は大勢います。200平米くらいの住宅にすれば需要は2倍に膨らみますね。豊かな生活をすればユトリが生じ活力が生まれますね。簡単なことです。

それを軽自動車だと高速割引? 高級車を優遇すればいいのに…。みんなが1000万円ぐらいの車に乗れば良いのです。そうすればハイテク・カーになって目的地まで運転をしないで自動的に効率的に連れてってくれますね。高速道路ぐらい自動運転システムを完備すれば良い。現在の技術で充分対応できるでしょう。政治家の発想が貧相ですね。昔、田中角栄の講演を新潟の柏崎で聴きました。彼はそこで「越後の山を削ってその土を東京湾に埋め立てれば、東京は土地が増え新潟は雪が降らなくなる。」更に北海道の開発にも触れましたね。世界の文化都市は全て北緯40度以上だと述べていました。NYは40度、ロンドンは51度、パリは49度、ベルリンは52度なのですね。札幌は42度だとか…。政治家の発想は、万里の長城のようなスケールで物事を考えないとなりません。月の鉱物資源獲得の為に中国は探査衛星をあげるそうですね。なら日本は火星に向ってあげれば良いのです。

日銀の臨時政策会議が12月1日に開かれ、株式は上がり始めました。つまり株を上げることも景気を良くすることも簡単なのですね。その政策の評価は株価に聴けば良いのです。それが市場原理主義ですね。市場は確かに行き過ぎもありますが、必ず修正されます。その間、僅か2年程度でしょう。異常な状態が2年も続くことは、まずありません。政策意思表示から後、日銀は当座預金残高を高めに維持しています。今日は16兆2千億円だそうです。この意味はビスタニュースの読者には解説済みです。ドイツのインフォニオンが買われているそうです。だからビスタニュースに掲げた世界シェア第一位の日本の銘柄も上がると思います。今日は僅かに1円高でしたね。おそらくもう直ぐ、新高値を付けるでしょう。

細かいことをいちいち解説すると大変ですが、日銀の金融緩和姿勢が確認されている内は株が下がることはありません。確かに新聞を読むと不安になりますが…市場原理に即した政策の実行が常に求められます。

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投稿者 kataru : 2009年12月29日 17:37