未来かたるが語る

今日の市況(2009年)

今日の市況(2010年)(2010年10月22日)

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ここに来て世界中で二番底懸念が払拭され株価が上昇に転じています。
しかし…日本株だけは失政が続き低迷したままなのですが、やがて出遅れで残された日本株も最後に上がりますね。しかし証券マンはメディアに洗脳され、日本株の空売りを薦める始末です。困ったことですね。日経新聞の影響力は大きいですね。編集委員はなかなか変わりませんから方針が変更されませんね。世界には光と影の部分がありますが、日本のメディアはあえて悪い部分にスポットを当てます。ロボット化教育が行き届いている日本人はメディアの報道が正しいと信じているわけです。しかし新聞をよく読み比べれば分かりますが海外の引用の多いこと…まぁ、自前で調べ取材するには限りがありますから当然です。問題は取り上げる内容の選択です。

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奄美大島が豪雨に見舞われ大変な被害が出ているようですが、テレビの取材陣は最も悪い部分を繰り返し大げさに報道します。新潟地震のときもそうです。確かに被害が出て大変ですが大げさですね。僕らはメディアの性格を知らなくてはなりません。IRNETをはじめてから10年以上が経過しますが自分が情報を発信する側になり、初めて…恣意的な情報つくりの意味を知ります。グラフの作り方によっても採用する期間や縦横の比率によっても人間の受け取る感情は違います。株式の場合、必ず、売り手と買い手があり両者の意見は対立します。今は低迷している株式市場ですが、既に20年以上、失われた時代が続き、日銀のデフレ政策は蓄積されています。マグマがどんどん地下に溜まっている印象です。

やがて日銀はコントロールを失いますね。1985年のプラザ合意からの間違った金融政策によりバブルが発生し、二代続けて誤った金融政策が実行され、その後も似たようなものです。ようやく21年ぶりにデフレ政策は10月5日に転換されました。でも遅かったからね。なかなか転換できません。デフレ慣性の法則でしょう。車は急には止まれません。でも確実に政策転換は効いてきます。残念ながら朝日新聞のインタビューを読むと日銀は実行には移していないようです。基金の創設はしたがアナウンスメント効果だけ…。でも円高が進みCPI(消費者物価)はマイナスですから、やがて追い込まれます。

今は世界中が過剰流動性の金融政策です。株は物ですから…お金が増えればお金の価値は下がり物の価格は上がります。世界中が過剰流動性相場。二番底懸念も完全に消え金融危機の損失を埋めるためにミニバブルが生まれてきました。この影響はやがて雇用も、地価も支え価格を押し上げます。日本は残念ながら政策スタッフに人が居ません。まぁ白川さんは役不足ですが、歴代の総裁に比べればまだマシな方でしょう。曲がりなりにも金融政策を転換したのです。過去、日銀総裁が自らの過ちを認め政策転換したことを見たことがありません。三重野さんは今も自分が正しいと嘯いています。

残念ながら個人は長いデフレで自信を失い投げやりになっていますが、21年ぶりの政策転換はやがて冷酒のように効いてきます。ゆで蛙ですね。蛙は変温動物で水の中に入れ下から暖めていくと自分が死ぬまで慌てることがないそうですね。本当かな?実験したことがないから分かりませんが、やがて僕らも日銀の政策転換の意味を知る事になるのでしょう。今日はそんな一日でした。まぁ世界の株価を比較してください。緊縮財政を実施しているイギリスでさえ、このような株価です。ドイツは完全に抜け出し…金融危機の張本人の国の米国も新値圏の株価です。嫌にならずに…期日が来たらクロスをして余裕があれば株式を買い増しでしょう。

あと半年もすれば…メディアの論調も変化するのでしょう。

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投稿者 kataru : 2010年10月22日 16:13