未来かたるが語る

今日の市況(2009年)

今日の市況(2010年)(2010年11月16日)

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QE2に対する否定的な報道をたくさん見るようになって来ました。
しかし…奇妙ですね。本日だけの現象かどうか…新興国を代表する中国とインドの株式は大幅に安くなっています。更に米国の30年国債の利回りの上昇は、ある程度は理解できますが10年債も上がり始めています。加えて…米建設機械大手キャタピラーが、鉱山用重機メーカーの米ビサイラス・インターナショナルを76億ドル(約6300億円)で買収する計画を明らかにしました。更に記憶装置メーカー大手の米EMCコーポレーションは15日、同業のアイシロン・システムズを1株当たり33.85ドル、総額22億5000万ドル(約1870億円)の現金で買収することで合意したそうです。

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FRBが大量の国債を買い取るので、普通なら国債価格は上がり利回りが低下しますが、逆の現象が起きていますね。株式が上がり、債券が下がるのは期待インフレ率が上昇している現象ですね。つまりFRBの狙い通りの現象が起こり始めています。

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かたる君はQE2の先には大型のM&Aが起こり、お金が動き始めると推測していましたね。その動きが出てきたのかもしれません。新興国の株式が下がるのはインフレ過熱により金利に引き上げのために投資活動の採算が悪化し経済活動が鈍ることが考えられます。当初は溢れるマネーは資源を上げ、投資採算の高い(GDPの高い成長力)新興国へのお金の流れが加速するという読みが働きましたが…第2段階は、新興国はインフレにより賃金などが上昇し、先進国とのギャップが縮まり(内外価格差)、高度成長が鈍化するという観方が進行しますね。

この動きは、やがて先進国への資金還流を招き、日本を救うという見方を掲げてきました。故にひょっとすれば…QE2の過剰流動性は、日本を救う原動力になるかもしれない…とも思っていたのです。FRBの政策は日銀が本来行うべき政策を支援していると言う観方ですね。

その可能性を米国債の上昇、特に30年債より10年債の利回り…更に2年債と進めばFRBの政策は正しかったといえます。あるいは大型のM&Aが続出するようになれば、期待インフレ率が高まった結果で、やがて眠ったキャッシュはゾロゾロ動き始めるわけです。まだ早いかどうか…分かりません。これはかたる君の一つの仮説です。仮に、この仮説が正しいなら日本の金融株は上がる事になりますね。三菱UFJなど総資産の大きな銀行株。更に証券株は21年ぶりの春が来るかもしれません。

最近、かたる君の解説は難しいとの発言も聞きますが…
要するに日本にお金が向ってくる可能性があります。だから株が上がるという発想です。株屋と言うのは…外れるか、当たるか分かりませんが、仮説を元に行動します。僕が会社を辞めるのも仮説の上に成り立っています。そもそも人間の行動はみんな期待仮説なのです。こうすれば…こうなるだろう。その結果、自分の生活が今より良くなるかどうか? 僕も本当はユトリがあれば、もっと株価上昇を待ちたかったのかもしれません。出来ればお客さまの資産を回復させるまで、待ってからこの業界を去りたかった。理想論かな? でもその期待は裏切られ…食えなくなり辞めざる得なくなった。まぁ、一般的に考えれば冒険でしょう。年収800万なら一般の人は満足する水準なのでしょう。でも僕は喰えなかったのです。最後の2年は、何とか我慢したのですよ。本当はもっと早く辞めようとも考えたのです。不思議なものですね。僕の話しなんかどうでもいいけれど…

株式市場は奇妙な景色です。弱いようにも見えるし…強いようにもみますね。今日だって円安の影響か…先物からの上昇のようですが、朝方は高く途中で安くなり再び上がり最後はマイナス圏でした。まもなく力強い助っ人である日銀様がお通りになります。庶民は道を空け、お公家様にタップリ活躍してもらいましょう。白川のお公家様の通り道はどんな坂道なのでしょう? 

新聞紙上に、久しぶりに明るい話題が載っていました。
「トヨカワ」の微粒子が確認されたそうです。はやぶさか…。スーパー・コンピュータは中国に抜かれましたが…日本も捨てたもんじゃありません。アジア大会でも中国に負ける場面もありますが…サッカーのように勝てば、やはり応援のしがいもありますね。これだけ長い低迷期間だから…さぞ反転したインパクトは大きいのでしょうね。これからの日本に希望などを抱いちゃ駄目だ…と反省もしていますが、やはり、心のどこかにはいつも…明るい未来を描いています。

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投稿者 kataru : 2010年11月16日 21:10