未来かたるが語る

今日の市況(2009年)

今日の市況(2010年)(2010年11月29日)

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なかなか好調な日本株の推移です。不満はありますが、欲を言っちゃキリがありません。今日は二つの材料で株価が堅調だったと言います。一つは「ブラック・フライデー」(感謝祭後の金曜日=26日)が好調だったと言います。ネット上の統計では8.7%増だといいます。さらに宝飾品を買った人は12%の前年を2%上回り14%になったそうです。ただ悲観的な見方もあるようで小売販売の調査会社、ショッパートラックの発表によれば「ブラック・フライデー」は前年から0.3%の増加に過ぎないと述べています。でも概ね好調のようです。この動きと…

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為替相場ですね。84円台に入り円安が進んでいます。
本来の常識では…QE2の影響でドルが増え、需給バランスが崩れるので、ドル安・円高になると考えられていました。この考え方は自然ですね。しかしQE2が仮に成果を上げたら、米国の経済は完全に立ち直り、財政赤字は減り金利は上がりドル需要は引き締まりますね。つまり予想通りQE2の政策を切っ掛けに、円安の流れへ変化して、QE2の政策効果が大きいと市場は肯定しているのでしょう。米国の消費は戻り、為替も円安にぶれるということは、米国のみならず世界的にも立て直しが成功するということなのでしょう。

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同時に新興国のインフレ懸念も存在しますが、今の所はそんなに気にする必要はないでしょう。頭の片隅に入れておく程度の話しなのでしょう。新興国の中心地はアジアでインフレは先進国との価格差を縮めますから、日本にとってハンディが薄れます。日本の社会インフラ設備は世界一でしょう。鉄道の時間は正確だし…電気にガス・水道は完備され停電などはあり得ません。さらにネット環境は整い光ケーブルで結ばれています。環境の状況も世界ではトップクラスですね。それにひきかえ中国の大気汚染などの環境は劣悪で、電力なども止まることが良くあるそうですね。さらに…最近では上海の物価水準は、東京よりも高いものが出てきたそうですね。

ここで日銀様が本気になって、資産デフレ対策を実行すれば、日本株は海外から羨望の眼差しで見られる可能性が出てきましたね。やはりQE2は日本が一番、恩恵を受けるのでしょう。アジアも近いし…。背景を考えていくと強気な物事の考えに至ります。弱気な解説はヨーロッパの通貨問題、北朝鮮の戦争リスク、米国ではソフトダラー(マイレージのような存在)に絡むインサイダー疑惑などでしょう。勿論、QE2不発説もありますが…。考えていくと…年初の予測した自動車、さらに携帯コンテンツなどの限られた銘柄になるのでしょう。今日はある株を追撃買いしています。

なん銘柄か、強い展開を示している株式があります。安易な売りは自重すべきでしょう。「強き相場は悲観のなかで生まれ、懐疑の中で育つ…」この懐疑とは高値を買えない、儲かるから売りたいという人間心理の微妙な心の状態を示していますね。でもね。4月から下げ続けた後の相場は、まだ始まったばかりですね。人間は記憶の残像より行動が制限されます。それより時間的な概念を重んじるべきでしょう。テクニカル・アナリストは日柄をよく気にしますね。同じことです。

為替も株価もQE2の成功を前提として動いています。後は日銀さんの熱意がどの程度かなのでしょう。白川様は日本人の幸福感を定める権限を有しています。今、このタイミングで果敢に政策を実行することが重要なのでしょう。しかし今日の白川さんは名古屋市内の講演会でFRB批判をしたといいますね。流石、日銀出身のプロパーです。武藤さんの出番だと思うのですが…(過去の歴史では大蔵出身者が拡大策を実施し、日銀出身者は引き締めなのです。)

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投稿者 kataru : 2010年11月29日 19:20