今日の市況(2010年)(2010年12月29日)

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かたる：しかし…強い相場が続く印象だね。概ね外人投資家が日本株を見直した印象が強いが…国内にいると何も変わってない印象だね。ここに来て法人税の引き下げはプラスだけれど、繰り延べ税金資産や欠損金繰越制度も縮小されるんだね。メガバンクは影響を受けるとされている。…にも拘らず銀行株は堅調な展開が続いているよ。

トロ：最近、かたるは銀行、銀行と言わなくなったね。

かたる：僕は金融株が大好きだよ。決して嫌いじゃないよ。まだ安いとも思っているが…不透明感が漂っていることも事実だね。それに株価の上昇はまだまだだけれど、利率にすればすごい上昇だね。みずほの安値は１１０円で今日は１５７円だから４２％の上昇だからね。大型株で、これだけ上昇した株も少ないと思うよ。良いことだよ。個人投資家のマインドが変化するね。

時代や：今日は高岳がすごい人気だったね。なんでも米政府が日本の充電器の統一規格である「ＣＨＡｄｅＭＯ（チャデモ）方式」の急速充電器が採用されたことが、切っ掛けらしいね。

かたる：話を聞いて僕も直ぐに調べてみたよ。でも高岳に直結する材料ではないけれど、負け続ける日本にとって明るい材料だよ。金額も２００億円と報じられており、大したことはないから材料株の範ちゅうだけれどね。以前、ＧＳユアサの時も市場参加者は熱狂したからね。僕も今日は参加して日ばかりをさせていただいたよ。きっと、明日も参加するかもしれない。でも年末らしい動きかな？

浜ちゃん：続くと思っているの？

かたる：さぁ～。どうかな？
僕は同じメンバーのニチコンの方に前から注目していたけれど、高岳はあまり…でも会社のホームページも載っているくらいだから、素人にも分かりやすいでしょう。でもチャデモ協議会は東電や日産、三菱、富士重工それにトヨタなどが幹事会員として作った集まりで１００社以上から成る組織らしいね。詳しくは此方だよ。

それと…こっち。

トロ：変わったものだね。昔のカタルなら絶対に取り上げない材料だね。だって収益に直結するわけでないから一時的な話題株でしかないよ。

かたる：うぅ～、ワン。目先投資もやるようになったんだよ。でも人気というのは目先だからね。僕のような投資の仕方は珍しい部類になってきたかな？でも…ね。今日も書いたけれど僕が注目していた株は、ほとんど上がってきたよ。株主割当増資で注目していたタカラレーベンなどは代表作かな？更に最近では戻り高値を付けてきた鬼ゴムも高いね。桃太郎がきっと鬼が島に向かうよ。来年だね。

トロ：でも天然ゴムの市況高でブリヂストンなどはアナリストの評価が低いよ。

かたる：覚えている？僕が今年初めにレーティングを引き下げられたＢＳを推奨していたことを…その後上がったよ。あまり僕好みの株じゃないけれど、僕だって旭化成とか東レとかやりたいよ。でもお金がないからね。今日の高岳だって１０万株単位で仕掛けてみたかったけれど、たった２０００株の参戦だから…トホホ。早くお金が増えないと面白くないね。現役時代はそれでも億単位で動かせたけれど、今度は１００万円ぐらいだものね。こんなんじゃ話にならないよ。でも、いずれ見ていろ僕だって…だ。

トロ：ハハハ…腹がお茶を沸かすよ。ところで外人投資家はどんなところを狙っているのかね？

かたる：すでにかなり水準訂正したね。やはり前から言っていたように黒字で配当をしているのにＰＢＲ１倍以下の銘柄で国際企業を狙っているような気がするよ。昨日、今日と人気になっている双信電機なども、そのタイプだね。何かきっかけがあればやはりＰＢＲの評価は一つの基準だよ。最近の公認会計士はうるさいからこの数字は信じられると思うね。さらにやはり何と言っても日銀の資産デフレに対する姿勢転換が背景になっているね。僕があの時、歴史的な方針転換と述べていた意味を少しは理解してくれたかな？

時代や：本当だね。あの時は株価も動かなかったから半信半疑だったけれど…意外にカタルも当たるね。

かたる：馬鹿にしたり持ち上げたり…忙しい奴だな。今は実験を続けているんだ。昨日買った三井松島は売ったね。さらに引っかかっていた丸栄を買い増ししてみた。

浜ちゃん：東亜石油は…下げちゃったよ。

かたる：また下げたら買ってみるよ。だって原油価格は確実に１００ドルを超えると思うよ。来年のテーマにスマートフォンを掲げる人が多いけれど、日本の普及率はかなり進んでいるし競争が激しいからね。そんならサムソンを買えばいいじゃん。僕にはやはり世界一のＤＥＮＡの方が魅力だね。いいかい、もうすでにハードの時代じゃないよ。ソフトの時代だね。例えば水道施設や電力関連などを含め運用面を指導すればかなりの受注に結びつけられるよ。ハードで利益を上げる時代じゃないね。

時代や：いよいよ明日が大納会だね。今年はどうなるか…と思ったけれど、年末には日本株の出遅れが修正されてきたね。

かたる：僕らは日本人だから円評価で考えるけれど外人はドル評価で株価を見るからね。既に市場シェアが彼らに握られている以上、やはり彼らの気持ちを考えるためにドル評価の動きも時々見る必要があるね。きっと、彼らは日本はマダマダ…と考えていると思うよ。それに考えてみると少子高齢化の日本経済は世界経済の先駆者だよね。デフレの克服をＦＲＢは日銀の失敗を見て反対を押し切ってやっているよ。今だってバーナンキの政策にずいぶん反対論者が大勢いるね。僕はＦＲＢ議長の支持者だけれど…。日本がもっと思い切って政策を実行すべきだね。そうして早く金融機関の収益を後押ししないといつまでも新しい時代に進めないね。でも１０月５日以来、曲がりなりにも実施しているけれど…僕は欲張りだから…。

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投稿者 kataru : 2010年12月29日 17:17