今日の市況(2011年)(2011年09月05日)
かたる:本日は米国株安の影響もあり安かったですね。加えて今晩は休み。基本的に既に外人投資家の売りは峠を越えており模様眺めの段階でしょう。一旦、キャッシュ化された現金は、この後に予定される米国の経済対策や、金融政策に影響を受けるのでしょう。独自のテクニカル指標では、多くの銘柄がソフトバンク同様に、底入れを示す動きになっていますが、野村証券の株価などを見ると未だに下値を付けたとも言えず予断を許さないようですね。
時代や:相変わらず、カタルの最近のお奨めは弱いが、中には環境が悪くても下がらない銘柄もあるね。つまりカタル銘柄も二極化か…。
かたる:既に手が入っているのは、仕掛け筋が支えるからね。だからボックスを破らないが、手が入っていないこれからの株は、安ければ安いほど良いからね。それに後半相場の行方は、依然、見えにくいね。政策スタンスが分からないから狙いが定まらないよ。
トロ:やはり相場は完全に逆金融から、逆業績に移行する嫌なパターンだよね。つまり新興国の影響をもろに受けている。まぁ米国のような先進国は違って、こちらは流動性の罠の状態だから…ね。カタルの考えは景気の落ち込みが少なく、後半にも回復するようなイメージで相場を見ているようだけれど…まったく先が見えないよ。
かたる:確かに野村証券の株価など見ると、いくら悪材料が出ていると言っても、まるで下値の二段下げを演じるような動きだね。結局、先日、担保が空いて買い増した玉は失敗だったね。早すぎた感じだよ。何れ上がるのが分かっているのに売るのは癪だな。そうかと言って、ゆとりがないから、そんなにのんびり構えてもいられない困った状態だよ。

トロ:馬鹿な奴だ。既に弱気相場に入っているのに、かすかな根拠の乏しい幻想を追いかけているからね。仮に本当に米国の基軸通貨問題が悪化するなら、下げはこんなもんでなく、更に暴落するよ。僕はS&Pの格下げに際し、計算ミスとか…言われているが、やはり政治混乱が与えた影響を考えるべきだね。共和党の多くはQE3の政策に反対で…ここは厳しく臨むべきだと言う対応だね。もともと共和党は個人主義の市場原理を優先させる考え方で、財政支出を削減し厳しくとも一気に困難を乗り越えると言う立場だもの。民主党のオバマとは違うよ。
時代や:でも…これから米国の経済対策や金融緩和も予想されるのに…そんなに下がるのか?
トロ:問題は政策が効かない可能性があるよ。対応手法は限られており、もともと日本と同じように不良債権問題などは時間がかかるものだよ。
時代や:でも今回の雇用統計は「米電話会社ベライゾン・コミュニケーションズで起きたストライキが影響した。ベライゾンでは従業員のうち約4万5000人が契約終了に伴い、8月7日から2週間にわたりストライキを決行した。その後22日に職場に復帰したが、8月の雇用統計調査時にはスト中だったため、雇用者には数えられなかった。復帰した従業員の雇用は来月分に加算される。」と言う報道もあるよ。
かたる:日本株は弱いが…米国株はそんなじゃないよね。日銀は相変わらず買いを入れているようだし…日本株は世界で一番恵まれている存在なのに…。そんなに下がるかな?日経ビジネスには、初めて所得収支の話が掲載されていたね。日本は債権大国だからね。円高を利用して稼げば良いのだけれど…何故、利回りの低い2%の米国債を買い、6%を超えるイタリア国債などを買わないのだろうか?
トロ:製造業の代表のトヨタだって新安値を更新しているよ。米国の金融緩和が続けば益々円高が進むね。部品程度の生産移転では、このギャップは埋まらないだろう。結果、トヨタは最後にカローラの生産移転を決めて後手を踏むことになるんじゃないのか?

かたる:今日は馬鹿に…乗っているね。弱気のトロらしい。お前は万年弱気だからな。何とか、買いで突破口を作りたいが…日銀が孤軍奮闘するだけで…市場の諦めを吸い上げることが出来ないね。しかし予定される経済政策に対しこれほど期待感が乏しい相場も珍しいね。
通常は長い下げ局面から、さらに下げが加速しているわけで出来高が膨らむのが普通なのだけれど…あまり投げているようにも感じられないね。もともと買っている人が少ないのだろう。今年は折角、震災から戻り始めたのに…連邦債務問題でこれほど混乱するとは考えてなかったからね。
まぁ、明るい兆しもあるんだよね。ブラジルが金利を引き下げたのを、どう考えた方が良いのかな? おそらく中国もそんな環境なのだろう。だから…米国の更なる景気刺激策でQE2の効が増幅するかもしれないよね。要するに期待を…希望を市場に与えれば、市場に溢れているお金が動きだし、新興国の発展と共に、世界景気が盛り上がる場面も考えられるよね。それなのに…トロのような意見が幅を利かせているのは悲しい現実だよ。
時代や:あぁ、また追証だね。折角、大丈夫かと思ったのに…実際に指標が悪化すると株価が下がると言うことは、やはり駄目なのかな? もし既に悪材料を織り込み済みなら、株価は下がらずに上がる筈だよね。
かたる:うん。いつだったか?
米国株が下がっても日本株が上がるパターンが見られた場面があるが…あの時のように弱気材料が出ても、株価が上がる時期は、いつ来るのかな? 今日もトロに負けたけれど…実は次の報道が、カタルの気持ちを弱くしているんだよね。「米大統領、環境保護局に大気汚染規制案の撤回要請」と言うニュースだね。僕は目先の利益で政策を変えるな!と言う理念だよ。結局、このような妥協をするという事が、益々、復活の条件を悪くしている。
さらに「カリフォルニア州フレモントを拠点とするソリンドラは、ベンチャー・キャピタルからの多額の出資に加え、2009年に政府から5億3500万ドルの融資保証を受けていた。そのソリンドラが31日、連邦破産法11条適用を申請する予定だと発表した。同時に生産を停止し1100人の正社員と契約社員を解雇した。」と報道されているよ。オバマの目玉政策の一つだったんだね。このニュースから分かることは…ドル安にしても米国の製造業は雇用を増やせないと言う事実だ。
僕は先進国が新興国に勝てる分野は、資本と技術革新しかないと考えており、故に多額の研究開発費や設備投資費が必要な規制が必要だとも考えているんだね。それなのに…、この大気汚染規制案の撤回要請はガックリ来るものだね。ハードルから逃げちゃだめだね。金融を苛めると手痛いしっぺ返しを食らうのが、世間の道理だろう。まだ金融規制強化の話題が表面化して、株が下がるようでは直ぐに上がるパターンは難しいのかな?でも期待しているんだよね。経済政策に…。

投稿者 kataru : 2011年09月05日 15:59