今日の市況(2011年)(2011年09月07日)
かたる:株もなかなか思うように動かないが、実際の世の中も動きが鈍いね。マツダが全車共有化を、模索していると言います。83円の社内レートだそうで、実際は77~78円程度でしょうか、相当な赤字を覚悟しないとなりませんね。あの大量に買ったファンドは持ち株をどうするのでしょう。
メキシコ、ベトナムと生産基地を動かすようですが…かなり時間を要しますね。前回、アメリカ野郎ことユニデンを調べた時に、ベトナム工場の生産が軌道に乗るまでに2年程度要し、赤字を計上していましたからね。単に海外へ移転すれば、利益が上がるとは限りません。最近ではピジョンですね。中国の売り上げは順調に伸びるとみられていましたが、実際は在庫調整に苦しみ1年程度の不振が続きました。衣料のハニーズは、まだ中国売上比率は10%程度と多くないのでしょうが…、折角、市場の大きな中国に進出しているのに…目立った数字は見えません。空洞化で海外進出が盛んになっているようですが、落とし穴も多いのでしょう。
トロ:良かったじゃないか…米国は300ドル以上安かったのに、株価が戻って久しぶりに追証の心配をしなくていいのかな? ハハハ…どっち道、世界の株は不安定な時間を過ごさなくてはならないだろうね。
時代や:でも…目先は底入れしたんじゃないの? この後は大統領の選挙戦を控えた経済対策が打たれるだろうし…。その次はFRBの金融政策の追加も期待されるよ。いくらなんでも好材料を評価しないのはおかしいでしょう。
トロ:そんな事で基本は変えられないよ。
住宅ローン担保などを利用した過剰消費のツケは、まだ払い終えていないだろう。それにユーロは、もともと通貨だけを統合しているから、矛盾が生まれているよ。通常は経済が悪化すれば、為替が訂正波動に入り、借り入れ額が減るけれど、その効果が統一されているからないよ。その点、米国は、借金が増えているが、ドル安なので為替効果で実質の借金は軽減されているよ。通貨だけを統合し財政などを別にしたユーロの部分合意の矛盾を、市場は何度も突くのだろう。現実に、何度も使い古された材料で、株価が下がる訳だから…ね。
かたる:不思議でしょうがないのだが…ブリヂストンは自動車の増産体制にタイヤの製造が間に合わないほどだと言う。多くの市場参加者は米国経済の二番底など懸念し、過剰ほど反応しているが、日本の多くの製造業の収益はむしろ下期に改善するよ。それなのに株価が下がり続ける道理がおかしいよね。それに日銀は決して多くはないが確実に株式の浮動株比率を引き下げており、野田新政権の滑り出しはマズマズだよね。公明新聞を読んで被災地へ視察する気遣いは難しい国会運営を乗り切る可能性は高いよ。
それに、いま背負っている民主党の難問は、もともと多くの日本経済の矛盾を創りだしたのは、難しい議論を避け、丸く収めようと主義主張をまげて、誤魔化してきた自民党政治の責任だよ。だから自民党は偉そうに民主党を叩けば、逆に支持率を失うだろう。つまり野田さんは正当な行動をとるなら、かなり思い切った政策をしても国民は支持するだろう。何しろ世代交代した新世代による政治なので、あまり世間の評判と言うか期待感はないが、僕は期待しているね。その理由は若いからだね。やはり行動力は若い人に敵わないよ。
トロ:その強気が…命取りになっているのに…。
かたる:日本が米国と違い有利なのは金融機関の中身がきれいだからだね。欧米の金融機関は過去の整理に追われ、まだ未来を見据えた行動が起こせない。しかし日本は1989年からずっとバブル処理を進めてきたので綺麗なんだよ。地価だってずっと下がり続けており、米国とは違うね。だから政策転換をすれば、必ず正常な経済状態に戻るんだよ。何度も言うが、金融庁が本当に規制から振興に舵取りを取っているか、もうすぐ判明するよ。
新政権になってから動くかどうか…先日のテレビでは事務次官会議の席上、官僚の皆さんも協力してほしいと菅政権の時は官僚を無視していたが、ようやく動き出す準備が出ているね。実体経済は頑張っているよ。だから金融経済が動きだせばいいんだよ。欧米は動かそうとしても過去のお荷物を抱えているから、準備時間が必要だが、日本は20年も整理を続けあとはやる気だけ。世界でデフレ先進国の日本は最も恵まれた環境にあるんだよ。
地域的に近いアジアの成長力は落ちないよ。インドネシアだって、日本のより1億人も人口が多いんだよ。何も中国だけじゃないよ。
トロ:カタルが期待する新社会資本整備構想のスマートシティーなんか…全然、計画もされてないよ。そんな幻想しか…話せない所に日本の現実は置かれているよ。株価を上げたい気持ちは分かるが、世の中の動きに沿った話をしないと…時々、と言うよりいつもお前は狂っているよ。いい加減に現実に目覚めた方が良いよ。今日はスイス中央銀行の冒険などを評価して円安も応援したのかな?
しかしイタリアの大規模デモはギリシャ化の二の舞のような動きだよ。先日の訴追の動きもNY地検はGSの不動産ローンに関し、調査範囲を拡大させていると言うよ。未だにリーマンショックの後遺症を抱えているのにどうして前に進めるの? 政策への期待感が出てもおかしくないこの時期なのに、この程度しか反応しない実態は、やはり最初にカタルが指摘したようにNYダウは1万ドルを割れ、弱気相場を確認するんじゃないのかな?
かたる:まぁ、人それぞれ…考え方は違うからね。僕はいつも強気だけれど…。苦しいことは事実。小泉・竹中内閣の効率化を主眼にし、小さな政府を目指したフリードマン手法が評価され外人投資家が大挙して日本株を買いに来たが…野田政権も古い殻を打ち破って新しい金融経済を動かすための政策を実現させてほしい。企業には大きなお金が寝ているが、日本には眠っている大量の資金が国債に滞留しているが、この国債に向かっている資金を民間に還流させれば、日本経済は世界で最も早く、先進国の流動性の罠を抜け出すことになる。希望を国民にあたえ投資を呼び起こせばいい。投資減税を推進させ、国債に眠っている資金を呼び覚まそうよ。
最後にバロメーターのエルピーダやソフトバンクは、何とか高かったね。底を入れていてくれればいいのだが…。どんなに業績が悪くても株価が下がらなくなればしめたもの。


投稿者 kataru : 2011年09月07日 15:53