今日の市況(2011年)(2011年09月12日)
かたる:どうしようもないね。僅かな頼みの綱を選んでも、買いではそんなに儲かるとも思えない相場が続いている。何度も打診を入れてみるが、株価は止まらずにズルズルと下がる姿を見ると、完全にバランスが崩れており下げ相場は続いていくのだろう。野村証券の動きを見ると、かなり深刻だね。
トロ:ようやく弱気になってきたから、そろそろ底値は近いかな? ハハハ…。
かたる:全体はかなり安い水準だと思うが株は理屈じゃないからね。人間の気持ちが動くのは、実際に株が上がってこないと駄目だよ。でも目先、大きく買いたい銘柄がなく、気に入っている銘柄は、まだ早いように思っているからね。結局、お金があるなら買い下がるのがベストだと思うが…。でも何度、打診買いを入れても、その度に安値を更新するわけで…まだ止まったかどうかもハッキリしないよ。
僕は最初、ソフトバンクが3000円台の時にどうかな?…と考えたんだよね。
あれは6月の20日頃の話だね。最初に200日線を割れたから買い場だと思っていたが、現実の戻り高値は3200円前後までで、再び下げて2500円を割れちゃった。今は、戻り相場に入っており、今日は2709円だよ。この銘柄は先駆して下げていたんだよ。だから整理も進んでいる筈だね。

もう少し弱いのがエルピーダだね。ものづくり大国を象徴とするDRAMの会社。
8月の末に441円前後になっておりこの水準で止まるかどうか…。ご存知のように半導体市況はかなり悪い。スマートフォンは売れているが、パソコンは駄目でDRAMが主体のエルピーダは苦戦を強いられているね。当然、携帯端末の半導体を開発し、提供しているが…儲かっているとは言えない環境だろう。
時代や:カタルの話を聞いていると、トロが心配している世界経済の二番底は確定し、ますます悪化しているように感じるよ。
かたる:先日、テレビを見ていたら、ものを持たない美徳生活を紹介していたね。楽天的な米国での話だよ。米国も団塊の世代と言うか…、購買意欲が旺盛な世代が退職期を迎え労働生産性が落ちるから、消費も落ちると言う見方があったね。
トロ:それでもカタルは、短期・減速派なんだよね。世界景気の落ち込みは小さいと思っているわけだ。間もなく世界景気の減速感が消えると思っているんだろう?
かたる:うん。基本的にGDPが上昇する国の国民は、買いたいものが沢山あるから、消費は伸びて元気は良いよ。中心は主に新興国だよ。三種の神器が流行った日本のように、テレビなどの家電製品はバカ売れしていくよ。先進国は年金生活の夫婦のようで、新興国は新婚ホヤホヤの家庭のようなものだよ。その新興国はインフレに苦しみ、金利の引き上げ景気が減速してきている。
でも先日、ブラジルは金利を引き下げたんだよね。理由は米国がQE3を実施するとレアルが上がるので、その事前処置で、米国との金利差を縮小させるために金利を引き下げたと解説されている。中国のCPIは高止まりしているが、ノンバンクがつぶれたように過剰な引き締めに起因する倒産が増えている。だから物価さえ落ち着けば、再び消費は伸びるのだろう。これらの環境は短期の調整を示している。
年初に僕は、今年は米国の年だと思っていた。
米国の消費が伸びると考えていたわけで、その為にアメリカ野郎ことユニデンを選んだけれど、まぁ、一度、株価は上がり、その後大きく下がってないが失敗の口だろう。6月に日立を取り組んだけれど、最後の下げで投げた直後に上がったが、案の定、500円に届かず…(本当は抜けると思っていたんだが…)492円までで失速した。今から考えれば、あの時が潮目だったね。その後7月に末の米国連邦債務問題から、一気にお金が動かなくなっちゃったね。
最後に選んだのはDENA。
あれほど惚れ込んでいた株だが、現在も横ばいだ。上に行かないんだね。最近、気にしている新御三家は、ぜんぜん駄目だし、金融庁の方針転換を期待しているJトラが、多少、確りしているくらいだよ。結局、全体が下げ相場の時は、何をやってもうまく行かないものだね。
トロ:何年、経験してきたんだよ。既にデフレ時代が20年以上も続き、現役生活は下げ相場の方が長いはずだよ。
かたる:「三つ子の魂百まで…」って言うからね。僕は株屋としてもプライドがあったからな。プライドなどで飯は食えないし、この気持のせいで人生が狂っている。
時代や:お前の失敗談を、聞いてもしょうがないよ。何か変化はないの?
かたる:世界のファンドは金融規制が厳しく運用が難しい。ドイツ出身のシュタルクECB専務理事が「個人的な事情」を理由に辞意を表明し、ギリシャ支援の内部分裂説からユーロは大幅安。ドイツは勝手だよね。たしかにギリシャ支援はドイツの負担になるかも知れないが、ギリシャ危機のおかげでユーロが売られ、ドイツの輸出企業は潤っており、間接的に自動車輸出は伸びているよ。下の表の貿易依存度を見てほしい。この関係は見えにくいよ。ドイツが支援に反対し、ユーロ安は自国利益に繋がるね。ユーロでなくマルクなら円のように円高になっているよ。だれもこのことを指摘してドイツを非難しない。

僕は野村証券の株価を見るたびに思うよ。さんざん氏家体制を批判してきた。法律は守らなくてはならない。でも法律が生きているわけではなく、人間が生きており人間が幸せになるルールが法律なのだろう。法律により不幸になる法律なら、元が間違っている。
オバマも金融技術を否定している。実体経済以上に金融経済が必要なんだが…。「ものづくり大国」と言う幻想を抱いている人が多すぎるよ。エルピーダの株価を見るたびに、お金をどぶに捨てているように感じる。どんなに頑張って仕事をしても、金融取引の利益に実体経済は敵わないよ。勿論、逆もあるんだよ。金融取引の損失は年収なんてもんじゃないからね。
まぁ、株が下がると…あまりいう事はないし、愚痴が出るからもうやめよう。今日は相撲だからね。

投稿者 kataru : 2011年09月12日 16:36