未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2011年)(2011年09月15日)

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かたる:先日は日経225の値嵩株に空売り残高が増え始めていると言う話をしました。その理由の仮説として日銀のETF買いの成果を掲げましたね。今回の下げはフランスの銀行がターゲットとなり、ギリシャ国債の行方が震源地のようです。邦銀は日本国債を大量に持っているからリスクはあります。しかしギリシャ国債はほとんど持ってないでしょう。日本国債もリスクは高いのですが、日本人の性格からして、ある日を境に急激に動揺が走り、突然日本国債の信認が崩れるのでしょう。でもその時期は、まだかなり先の話しでしょう。何れ、今の状態が続くなら、必ずそのような日が訪れるのでしょう。でも現時点で日本の銀行まで売られるのは、いくら比較感があると言っても僕には理解できません。

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先日、公募の発表で「太平洋セメント」が大幅安しましたが…僕には有望な銘柄に見えますね。だから公募の玉を、種玉として仕掛けがあっても不思議に思えません。株を見ていると、何故、この株が上がるのか? 理解できないことがよくあります。先日のファナックはその口でしたね。稲葉さんが強気の見通しを発表したことが切っ掛けになり、新高値を付けましたが…いきなり今度は年初来の安値を付ける乱高下です。

DENAもそうですね。僕はしばらくボックス相場と言う認識ですが、何故、4000円まで言った株が、今日は3600円と大きく振れるのでしょうね。この株はかなり振幅がありますね。でも良い株ですよ。来年は1万円に乗る株だと思っています。ただカタル銘柄も条件が外れ、駄目になる株も多いから自分の力量の範囲で勝負してくださいね。僕はやり過ぎて失敗していますが、僕のように失敗しないように、自分の力量で勝負すればいいのです。この「足るを知る」と言うのは難しい。僕はいつも全力投球で目一杯勝負する口ですからね。

トロ:今日は何か元気だね。良い事でもあったの?

かたる:別にないよ。でも狙っている株が上がっていることは事実で…その効果を生かせない自分が歯がゆいね。つまり駄目だと言う訳だね。

時代や:狙っている銘柄は、下がっているんじゃないの?

かたる:まぁ、下がっているのもあるね。でもピジョンも最近掲げた東京エレクトロンも株価は上がってきたね。それに長年狙っているサラ金株もアコムなどは戻りの高値だよ。でも今日も友達から電話があったけれど…やはり難しいんだね。大きくやられたのに…僅かな儲けじゃ、お客様にお奨めできないと言う。それならリスクを取るしかないが…AOCや大阪チタンなどは、まだ底入れしているかどうか…ハッキリしないね。他に何かワクワクするヒットが欲しいが…どうも見つからないね。

トロ:株屋を辞めたから、売り買いをしなくても良いじゃないか…。無理して探すことはないよ。その内に買いたいものが見つかるよ。人間と言うのは不思議なもので、株が上がってくると買いたくなるものさ。

かたる:僕の場合は安くなっても買いたくなるから厄介だけれどね。さて今日も相場は終わったようだね。出来高は少なく基本的に模様眺めの域を出なのだろう。でもエレクトロンに代表させるように売り残が増えて株価が上がるケースが増えてきたから、とりあえずは良い水準になっていると判断しているが、かたや野村証券の株価なんか見ていると…何をやっているのかな?

完全に仕事のできない氏家派の連中が野村を駄目にしてしまったね。たしかに株式市場の環境は悪いし…市場環境に恵まれた訳じゃないが…1兆円ファンドの意欲は何処に消えたんだろうね。「白河の清きに魚のすみかねて、もとの濁りの田沼こひしき」と寛政の改革への風刺があるが…コンプライアンスが生きている訳でなく、人間が生きているんだね。オバマにしてもそうだけれど、日本も早く金融庁は方針を明確に転換すべきだろう。いくらなんでもやり過ぎだよ。自殺者の3万人越えが何年も続いたりして…今度はいずれ国債が暴落するのかな?

相変わらず、デフレ時代の日本化現象が広がっている。
笹本稜平の「還るべき場所」を読んだけれど、彼はなかなかいい作家だね。心を感じる作品は素晴らしいよ。どこまでも下がるように見える株もいずれ底を打つ。翔平も聖美の亡霊から抜け出せたのだから…日本もスター株がそろそろ誕生しないかな?なかなか気になる銘柄が浮上しない。僅かな可能性に賭けても、これまでの経験則では失敗の確率が高いからね。

相場の底入れ銘柄の先導役のエルピーダやソフトバンクは、どうにか義務を果たそうとしているようだね。この点はエレクトロンや信越化学なども同様の口かな?来週は連休があるそうで…その辺が変化日になると良いけれど…。

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投稿者 kataru : 2011年09月15日 16:02