今日の市況(2011年)(2011年10月04日)
かたる:確かに世の中暗いが…ゲリラ戦は出来そうな相場つき…いくらなんでも下げ過ぎじゃないかと思うのだが…かと言って誰が買うのだろう? 外人売りが続いているようだし、国内法人が株を買う訳がない。如いて言えば個人投資家だが…。最後のダメ押しを入れた後の自社株買い発表のソフトバンクは反転しているようだし…。いくらなんでも下げ過ぎだと思うが…外部環境は決してよくない。ギリシャだけで済めばいいのだが…既に、ギリシャからイタリアまでのドミノ倒しを気にする人もいるし…、僕のように新興国から米国の基軸通貨まで心配している輩もいる。
トロ:本当だね。昔なら、ギリシャなんて大したことがないと…平気で強気を述べていたのに慎重になったものだね。やはりお客様のお金と…自前のお金じゃスタンスが違うんじゃないの?
かたる:同じだよ。チタンなんかこれだと思っているから、何度も打診を入れては投げている。株価も下がるが、持ち金もどんどん減っている有様だよ。かみさんが1か月かけて働く金を僕は平気で飛ばしているわけで、何を考えているのだろう?…と思うことも良くあるよ。今日も相変わらず打診買いを入れている自分が存在する。
時代や:完全に転換してから買えば良いんじゃないの?
かたる:どこが底か分からないよ。本当は何度も買いを入れるほどお金があれば問題ないが…最近は資金が乏しくなってきたからね。
時代や:まぁ、カタルの場合は病気だからね。だから平気で株屋を続けていられたわけだよ。おいらなんか、最近は寝つきが悪いよ。ある日、突然、NY市場が1000ドル安なんてなるんじゃないか…とビクビクしているよ。
トロ:あり得る話だね。最近はコンピュータが自動的に売買を出すから、ある水準を超えると売り物が連鎖するからね。こんな時は不安定な時は何もしない方が良いよ。基本的に金融システムが歪んでいる時は必ず、景気動向が悪化するんだよ。企業業績はまだ悪化しないが、これから悪くなるから買えないよ。割安に思える水準でも底打ちが確認されない限り、株は下がり続けるものだよ。
時代や:底打ちが確認されるタイミングとは…例えばどういう現象なの?
トロ:今なら先ずは金融システムの話が落ち着かないと駄目だろうね。それからカタルが期待している中国の政策転換などだろう。経済成長率は落ちるが、それでも既にGDPは500兆水準だから10%伸びで50兆円も新規の需要が発生するよ。だからカタルが指摘しているデッカプリングの発想は理解できるよ。でもまだ早いよね。CPIだってまだ下がらないもの。
カタルの場合、買いで探すから無理があるんだよ。相場全体が沈み、売り相場なのに無理して買いで銘柄を探そうとする。たしかにチタンも方向性は正しいかもしれないが、企業業績と株価は整合性がないからね。相場があるとすれば内需ものだろう。でも全体が沈む時に株を買うと言う発想はないよね。主力株が下がっているわけで、とても外人投資家の整理が完了したとは思えないよ。
時代や:そう言えば、コア30が下落していると言っている時に空売りをすればかなり抜けたね。コマツだって、村田だってみんな下げているからね。
かたる:エルピーダも結構強かったね。とてもじゃないが業績の見通しはかなり悪く買えないはずなのに…なかなか新安値を更新しないよ。エレクは下値を一度割れたが戻っていたね。こんな局面だから、何かゲリラが生まれても良いように思うけれど…もう10月だからね。
時代や:この10月は過去歴史的な暴落が何度もあるんだよね。だから戦戦兢兢だよ。
かたる:この商売を長くやっていたために、あまり怖いものはなくなった。要するに自分自身の内面心理の問題で心の壁を越えられるかどうかの話し…。裸になれば怖いものはない。失うものがあるから、守ろうとするから恐いんだよ。世の中、なるようにしかならないよ。でも努力はしなくてはならないが…諦めたりはしてないよ。でもいつも一所懸命に最善を尽くして行動すれば、必ず、打開策は生まれるよ。2006年から既に5年間、沈み通しだが…何れチャンスも来るだろう。その時に行動できるかどうかは普段の心構えだろう。
多少、株が下がったぐらいで…ガタガタ言っても仕方がないよ。その内、チャンスもあるだろう。
トロ:暢気な奴だな。よく、かみさんが別れないでついて行くもんだね。内なら、とっくに離婚だな。
かたる:そんな話はどうでも良いよ。NY市場は割れそうだけれど…本来、一度戻るような場面を迎え、一気に下落する方が恐いね。まぁ、一度は戻るんじゃないの? またそれから考えればいいよ。また明日。
投稿者 kataru : 2011年10月04日 15:46