未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2011年)(2011年10月06日)

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かたる:いつまでもグダグダ言っていても仕方がない。株屋らしく銘柄を探すことにした。調べてみると…以外にも世間の評判通りの動きではなく個別ペースで見るなら結構元気な企業が沢山ある。昨日、少し紹介したGMOPGもそうだし、今日は親会社のGMOインターも高かった。調子に乗って、この下げ局面でも意外に頑張っている業種がある。世の中はクラウドの全盛期を迎える。新しい話題アイホーンもその一つでパソコンも通信速度の向上でクラウド化が進んでいる。そんな中で最近、気になっている会社のホームページを見たら…なんとスマートシティーの文字が躍っていた。早速、株を買ってみようかと迷ったが…機関投資家じゃないかな…と躊躇しているが、おそらく数年ぶりの相場で株価が上がるのだろう。

時代や:なんだ…そんな株があるのか? だって日経チャートを見れば、下値を徐々に切り下げる一番嫌なチャートのパターンで、どう見ても日経平均株価は8000円割れを覚悟させられるような動きだよ。

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トロ:所詮、無駄な努力だよ。カタルはいつも言っているじゃないの。金融経済の健全さが実体経済を支えるって…その土台を支える新金融システムが崩壊し、ユーロの仕組みやドルの基軸通貨問題まで発展する状況なのに、僅かな値幅を狙ったあや戻り相場など考えることがあほらしいよ。

かたる:先ほど、株の情報を聞いていたら、クラウド関連の設備投資は続いていると言う。特にこれから10-12月にかけても更に増える傾向にあると言うよ。それを聞いていた解説者が「ジョブレス・リカバリー」と言う古い表現を用いていたよ。そもそもこの言葉を最初に聞いたのは2003年の話し。その時の資料を探すと…

『02年から03年6月にかけて、米国ではジョブレス・リカバリーの下で利下げが行われ、その後も「かなりの期間、政策を維持する」とのFRBの緩和姿勢を受けてドル安が続いた。ただ、03年9月から雇用は増加基調に転じ、インフレ期待の水準も上がり、04年1月には「政策変更に忍耐強くなれる」と緩和姿勢を弱めた。すると、ドル相場は反発し、米本国投資法(HIA)施行前の04年10-12月に一時的なドル安はあったものの、07年6月までドル円は上昇基調を続けた。要するに、FRBの金融引き締め方向への姿勢変化がドル買いを生む一方で、低金利政策の続く円を調達通貨とする円キャリー取引が拡大し始めて、円が売られていったわけである。』と言う解説を見つけた。

先日来、僕は先進国の成長に欠かせないのは技術革新による需要だと述べた。新興国と同じ土壌で戦う産業は衰退し、未来型の技術革新を必要とする革命が必要で未来都市の建設を提唱していたが…この「ジョブレス・リカバリー」は今の経済環境にぴったり合っているのではないかと言う推測も成り立つ。多くの人はサブプライムからCDSで混乱した金融危機を連想しているが…。

トロ:実際カタルだって、その心配をしているじゃないか…。

かたる:うぅ~ん。そうなんだけれど…株屋根性が抜けない人間だからね。この言葉が用いられるのは奇妙にも2003年、2009年と株が下値の時で…その後、株価は大きく上昇しているんだよ。ひょっとすれば今回もその同じ轍を踏む可能性があるんじゃないかと思ってきたんだね。

時代や:そんな事より先ほどの未来都市の銘柄は何なの?

かたる:あの会社は数年前に大人気になっていたCTCだよ。伊藤忠系の会社だが、たしかITバブルの時に大人気になったことがある会社だよね。その会社の株価は最近この環境下でジリジリ上がっており、明らかに筋が介入しているよ。秋田での未来都市の実験は面白そうだね。

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僕は雲の合間に漂う青空相場を狙って、チタンを選択しているが…このようなクラウド関連と言うか…未来都市関連と言うか…何かワクワクしないか?きっとまだ誰もこの感覚は連想してないから、きっと僕の独自発想だよ。

時代や:その独自発想とか言うやつで…どれだけ騙されて貧乏をしたことか…。

かたる:情報と言うのは自分で選択するものだよ。僕だってたくさんの溢れる情報の中から時代に合うものを選択している。しかし所詮、未来予想なので当たり外れはあるわね。特に僕の場合はいつも買いしか選択しないから、全体が下がるなら損をするのは仕方ないよ。嫌なら空売りをすればいいんだ。しかしここに来て明らかに下値は抵抗力が出ており下げに賭ける成績が悪化しているんじゃないかな?

トロ:前回もそう言っていたね。あの時はエレクトロンを持ち出したが…

かたる:うん。エレクも一度、安値を付けたがそこが下値形成に今の所なっているね。大きく割り込まなかったよ。半導体でこの相場だよ。現状はものすごく悪いよ。大幅な赤字計上を余儀なくされるのは既定の路線なのに株価は意外に強い。エルピーダもそうだよね。

大きく上がるなんて思ってないが、やはり一度リバウンドをして、それからじゃないの。今度売られるときは、中国の政策転換の時期に重なるから、やはり仮に景気後退リセッション入りしても非常に軽いものになるんじゃないかな?

トロ:おいおい、軽い? リーマンショックを上回るソブリンリスクの問題が絡んでいるんだよ。こんな時に、その発想はやはり却下だよ。却下。

かたる:そうかなぁ~。久しぶりの面白い発想だと思ったのに…ただこのような凪の相場でも、上手く立ち回れば、結構、取れるかもしれないね。ところでECBの利下げは見送りとの見方が多いが…もし利下げを実施すれば、株価へのインパクトは大きいんじゃないの?

トロ:インフレ率は改善しないから…その可能性はないよ。

かたる:トリシェ総裁は、最後だからね。分からないよ。世の中、皆が考える方向と違う方向性を示すのが相場と言うものだろう。

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投稿者 kataru : 2011年10月06日 15:13