未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2011年)(2011年10月12日)

「出来高急増銘柄」「株式指標」はここをクリック。

かたる:どうやら、買いで入って少し儲かるような相場付きになってきたようですね。何故なら、利食いをした株が、その後も高いのですね。僅かな利幅で利食いをしたら、その上を買う人が居るのですね。更に…下げそうなのに意外に下がらない現実もあります。まだ下値が確認されていない銘柄も多くありますが、7月からの下げは既に3か月が経過し、どうやら下値固めに移った様相ですね。基本的に悪材料に反応しなくなれば、しめたものです。その意味で昨日はエレクトロンの話を引き合いに出しました。

トロ:また始まったね。強気のカタルの登場か…。

かたる:僕は本格的な上昇相場になるとは、言っていないよ。しかし曇りや雨の天気もいつまでも続かないよ。必ず、雲の合い間から、太陽が顔を出すものだよ。

トロ:フン。所詮は下降波動のリセッションの相場だよ。戻りは知れている。

時代や:カタルらしくないね。いつも大勢観でものを述べるのに…、小手先が嫌いじゃなかったの? 王道を歩むんじゃなかったの? 

かたる:希望の星は、中国の動向だろうね。日経新聞にも報道があったようだが…。「中央匯金(中国政府系のファンド)による、中国銀行株2億元相当の買いも株式市場の下落基調を覆すには十分ではない」と言う意見があるが…、僕は中国の政策転換の「走り」だとみることも出来ると思うね。基本的に政策転換による景気の上昇はインフレに繋がり、総資産の大きな銀行が潤うんだね。ところが先進国の欧米は、デフレ状態で資産価格が下落する形になっている。早くから調整が続いているデフレ先進国の日本が、先進国の中で一番早く転換するものだと思うが…未だに兆候はない。

いつもそうだが、本格的な上昇相場では、必ず銀行株が大きな動きになるものだね。だからこの3日間の上げは、残念ながら主役不在で…本物の景気上昇ではないのだろう。だから雲の合い間の晴れ舞台の可能性が高いね。その晴れの期間が、どの程度かハッキリしないよ。しかし、ここから暴落を予想するのは考え過ぎだろう。

先ほどの話に戻るが…今の世界景気を回復軌道の乗せるのは、BRICsの需要だと新興国が景気を引っ張る「デッカプリング現象」だと前から述べているよ。今の所、中国はインフレによる引き締め政策を実施しているが…その政策転換の下準備と言うか、前触れと言うか…その現象が銀行への資金投入の現象だと言う見方が出来るよ。

トロ:本当にカタルは、良い方向しか考えないんだね。悪いことを知っているのに、常に、いい方向しか考えてないから失敗ばかりしているんじゃないの?

かたる:いや、一つの見方だよ。今日は安いけれど、先日、DENAがチリのソフト開発会社を買収したね。僕が注目したのはその買収先が、NGモコの子会社だというとこだね。おそらくNGモコは、相当、好調なんじゃないかな? なにも好調じゃなければ、子会社を買わないよね。DENAのポイントは、米国子会社の動向だね。既に日本国内の評価は終わっているよ。ごめん、誤解があるね。スマートフォンは伸びているから、まだ成長は続くが…基本的に一番大きな成長機会は、過ぎていると思うね。だから海外に「のびしろ」を求めるしかない。

この下げの局面が絶好の買い場になり、年末から年始は新高値を更新するんじゃないかな?僕はそう考えているよ。何故、DENAの話を持ち出したか…と言えば、先ほどの中央匯金(中国政府系のファンド)による銀行株の買いは、中国の政策スタンスの変更を匂わすもので、僕には大きな買い材料に思えるんだね。だからDENAの材料を出し内容を比較検討しているわけ。基本的に報道を、形通りの表面しか評価しないと、相場は読めないと思うよ。報道の内容を掘り下げて裏を読むんだ。

時代や:そうやって材料を深読みしても、損をしてるんじゃ、深読みなどしない方が良いね。所詮は、儲かるかどうか…やはり実績だよ。論理的な裏付けも必要ないよ。ただの勘で充分さ。

かたる:それで儲かるなら…それでもいいよ。僕はやはり自分が納得しないと、大切なお金を投じる気にならないからね。たしかに失敗している銘柄もたくさん存在するよ。

トロ:相場の主題と言うのは、やはり震災復興なんじゃないのか? だから五洋建設などの株価は一本調子で上がっているんだよ。阪神大震災の後、不動建設が大きな相場になったよ。

s20111012a.gif

かたる:そうだね。そうして値下がりした。あれは一時的な上昇だったね。しかし…もし、震災地を未来都市のモデル都市に指定して総合的に開発すれば、そのモデル都市をどんどん進化させ、他の地方に広げることが出来る。やがて、そのノウハウを他の国へも応用が出来るよ。そうなれば建設株も含め、関連企業は面白いね。がれきの処理でタクマが注目され始めたようだね。この株は仕手性のある株だよ。

新型のアイフォーン4Cは100万台も受注を抱え好調な滑り出し…機械受注にもみられるようにスマートフォン関連の設備投資は続き、この輪は広がっているね。そうすると電磁波シールドのタツタ電線は年末に向け、相場になりそうだね。新高値を更新できる銘柄なんじゃないの? 僕はチタンに取り組んでいるが…それぞれ色んな切り口があるよ。人それぞれじゃないの?

時代や:人それぞれか…売買代金は低迷し個別のゲリラ戦しかないか…しかたないなぁ~。

人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2011年10月12日 15:40