今日の市況(2011年)(2011年10月14日)
かたる:NY市場が大きく下がるか…とも考えましたが、意外にも相場はかなり強いようですね。通常、金融株が弱いからどんどん上がるような相場には見えません。雲の合い間の青空相場がどのあたりまで続くのでしょう。この辺の見極めが大切です。カタルが注力していた007とチタンは共に7連騰を示し(この原稿はザラバ中に書いているので)引けは分かりませんが強いですね。最初からゲリラ戦を予期し、相応しい環境の銘柄を選んでいるわけです。ただ僕は今日は、一旦、手仕舞いました。相場観ではありません。
個人的な理由と超目先の下げに備えたのですね。本当は押し目買いで売りを考えない方が理想ですね。ようやく底を入れたばかりで、暫く、上昇波動は続くと考えられます。単なるあやですね。基本路線は何ら変わりません。僕の売り買いが正しいわけでもなく、相場に関係ない個人的な理由もあります。
時代や:でも驚いたね。大阪チタンは3000円から3900円だよ。あっという間に上がったね。007もカタルが最初に取り組んだのは8万ぐらいだったよね。あの報道が29日だからね。流石、上昇相場になると強いね。考えてみればエレクだって早くから注目していたからね。此方も3300円の所から4000円だよ。1週間で2割とは…なかなかいいパフォーマンスだよ。
かたる:きっかり取っている訳じゃないよ。それに既に今日は午前中に売っているから、損はしてないが大きく儲かっている訳じゃない。ところがチタンなど、最初に買ったのが大阪チタンで4800円どころじゃなかったかな?打診を入れては投げさせられ、買っては投げるくり返し、ようやく本格的な上昇相場に移行したようだが…上がる前に売っているわけで下手に違いないよ。
トロ:まぁ、人気株を手掛けるだけでもたいしたものだよ。とってもじゃないが…007もチタンも僕の範疇ではないよ。せいぜいエレクだが…こちらも基本的には批判的だね。だいたい全体相場が上がるようには感じられないよ。まだまだ不安材料は多く、いつ崩れても不思議じゃない。まるでエベレストの天気のようなものだね。
かたる:エベレストか…僕は知らなかったがチベットでは「チョモランマ」と言う名称なんだよね。同じ場所なのに呼び方が変わるのは、そもそもインド測量局長官のアンドリュー・オーが尊敬する前長官のサー・ジョージ・エベレスト大佐の名前から勝手につけた名前で…一般化したとか。先日、読んだ小説にその話が載っていたよ。しかし知らないことはたくさんあるものだね。
まぁ、トロの言うとおり外部要因で揺れ動き、主体性がない相場が続いているね。エレクなどは、おそらく一服するだろう。今日も空売りを検討したが、大阪チタンもそうだが、やはり売りは諦めた。一度は発注したが取り消したんだね。そもそも不健全だからね。空売りをするなんて…。
トロ:まだ株屋根性が抜けないらしいね。何故、それほど毛嫌いするのか理解に苦しむよ。所詮、相場は上下するもので儲ける為にやっているんじゃないの?お前の場合社会貢献なんて考えているんじゃないの?
かたる:分からない。そんなに高尚ではないが…目先の上下を取るコバンザメも良いかもしれない。でも何となく…気持ちが乗らないね。
時代や:昨日は007を高値でも買うように言っていたのに売っちゃったの?
かたる:だからいろいろ事情があるんだよ。相場観だけじゃないよ。でも一服しても不思議ではないし、一気に飛んでも不思議じゃない。でも本当は今日ではなく、昨日飛ぶと思ったから上も買ったんだよ。それなのに…僅かな売り物を買う動きがなかったよ。だから調整もありかな?とも考えたことは事実だね。この調整と言う言葉は語弊を招くね。単なるあやだね。昨日書いたように、また上値を買うことになると思うよ。
いま相場を見ていたらエルピーダの赤字見通しが報道され、40円以上安くなっていたね。先日の水準は460円台だったのでまだ上の位置だが…このような報道があってからの相場は見ものだよ。こういうポイントをしっかり見極めないと駄目なんだね。
時代や:どういう事?かたるはエルピーダを売り買いもしてないし、するつもりもないのでしょう。それならどうして相場に注目しているの?
かたる:相場と言うのは全体の力加減や物色の方向性など…いろんな面でアンテナを張り巡らす必要があるんだね。自分の持ち銘柄とは関係なくても、世間の状況が見えるようになるためには、関係ない株の動きも見ていないと全体像がつかめないよ。何故、大阪チタンなどのポイントを買えたのか?その理由はエレクの動きにもあるよ。基本的に相場はカオスの世界なのだろう。
トロ:カオスか…NYで蝶々が舞うことにより起こった風が日本で台風に発展すると言うくだらない理論だね。
かたる:うん。でもグローバル化して…欧州の株が下がるとNY市場や東京も影響を受けるね。ギリシャのGDPは3120億円程度の国だよね。つまり25兆円でしかないよ。その国の財政問題が世界の株価を揺るがすんだね。おかしな話だね。それだけ連動している枠組みを理解する必要がある。似たようなものでしょう。僕がエルピーダの株価動向を気にするのも。
緊急動議での反乱をよんだオリンパスが大幅安しているね。なんでも、突然、社長が解任されたと言う。17%も下げるほど優秀だったのかな? このオリンパスは内視鏡では世界シェアが70%だと言う。日経産業新聞には目立たない世界トップシェアの企業を、一昨日、特集していたね。
そうだ…あれは日経産業だったかな? 面白発想が載っていたね。NTTドコモやKDDI、ソフトバンクは単なるトンネル会社になると言う。つまり通信手段だけを提供するつまらない会社だと言う意味だよ。アップルやグーグル、その他の携帯コンテンツの会社に儲けを奪われる「でくの坊」の会社と言う見方だね。
トロ:付加価値が提供できないと言う事かな?
かたる:僕は前から携帯コンテンツの将来性を高く評価し、サンバードやインデックスなどに取り組んだがDENAしか、ものにならなかった。KDDIは最近の誤りに気付き小さなコンテンツの会社を次々に買収しているね。ソフトバンクも多少はやっているが…僕はアジアの通信インフラに期待したが、孫さんは震災を機にエネルギーに魅力を感じているらしい。
一番大切なのはソフトだよ。ハードじゃない。世の中にで一番価値があるのは人を感動させる芸術の世界。だから絵画もハリウッドスターも多額の報酬を得ることが出来る。IRNETを、皆さんはどのように評価するか分からないが…、僕の考え方はある意味で面白いと思うよ。IRNETを読めば、だいたい世の中の流れが分かる筈。その事で何か得るものがあれば…それでいいと思っている。僕の考え方が正しいわけじゃない。しかし問題提起になるだけでも良いね。
まぁ、相場の話に関係ないからやめるわ。兎も角、底入れし皆が迷っている段階でしょう。本格的な上昇にならず、つかの間の青空相場のゲリラ戦。その相場環境に相応しい株を物色するのが筋なのでしょうね。相場の焦点が定まれば、銘柄選択は簡単だよ。僕は自分のシナリオに自信を持っている。6月は日立からDENAを手掛け失敗した。だから全体は下がったんだね。所詮、買いでは無理の相場だった。ところが最近は売っても更に上がる相場に転換している。だから上昇相場なのでしょう。果たして前回の記録を上回ることが出来るかどうか…前回は100万円が半年で1千万になった。これが今までの記録。今回は果たしてそれ以上の成果があるのかどうか…それとも。ドボンかな?
投稿者 kataru : 2011年10月14日 15:35