未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2011年)(2011年10月31日)

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かたる:今日はお寝坊をしてしまった。
朝、起きたら既に相場は始まっており、のんびりと無職であるが故の至福のぬくもりの時間を堪能した次第。これから寒くなると、朝早く蒲団から抜け出すにはかなりの勇気がいる。きっと北国の冬は、より一層、堪えるね。安い給料をもらうために会社に滅私奉公する人は大変だ。でも失業して、先日、ハローワークと言うところに初めて顔を出したら…現実は非常に厳しんだね。なんと月収20万円が基準で、しかも正社員になるのは至難の業、まぁ、カタル君の年齢が56歳だからなのかもしれないが…世の中は厳しいな。

トロ:ハローワーク? おぉ、だんだん現実的になってきたね。まぁ、一流企業の年収は製造業では800万から1200万ぐらいかな? 金融は若干高いだろうが…。兎も角、1000万円を超える職業は、なかなかないよ。月収20万と言うことは、年間で300万ぐらいだろうが…そんなもんだろうね。

かたる:僕は一所懸命に上を目指したけれど、残念ながら最高が1億しか稼げなかった。要するに能力が乏しいのだろうね。金融の世界は無限の可能性がある。1億なんて、はした金だからね。ただ継続して1億台をキープできる人は、そう居ないと思うね。でもお金じゃない、現実は心の安らぎが一番かな?とも考えているし…価値観と言うのは、人それぞれだからね。

経済学で選択する時間を「機会費用」と言うそうだ。昨日、池上彰さんの番組を見ていたら解説されていた。余りにレベルが低く、直ぐにチャンネルを変えたけれど…。この機会費用とは自分に与えられた時間を金銭的に置き換え、選択の自由を考えることらしいが…例えば僕はこうやってIRNETの原稿を書いている。この時間はおよそ2時間。この2時間を近くのマクドナルドなどでアルバイトすると自給で900円だとすれば、僕は2時間だから、1800円を得る時間を無報酬の原稿書きに充てていることになる。

要するに、人間は常にこの機会費用を考えながら行動を選択すると言うが…。しかしボケっとしている時間は人間に安らぎを与え、時間の価値観は、人それぞれなのだろう。彼女とベットをともにする時間、テレビを見る時間。神様は公平に、みんなに24時間の時間を与えてくれるが…その時間をどう使うか? 多くの人はスティーブ・ジョブズのような人を尊敬し、自分も近づきたいと目標に定めるが…偉業を成し遂げ命を削るか、のんびりと年金をもらいながら、昼下がりにさかな釣りをして時間を過ごし、80歳になったら人生に幕を閉じるか? 一体、どちらが幸せなのだろう?

時代や:おいおい、株の話だよ。そんな人生論の選択なんてどうでも良いよ。

かたる:まぁ、それもそうだ。今は決算発表がたけなわで注目を集めるがあまり意味がないね。世界景気の減速は明らかでこの時期に企業業績を元にして株価が大きく買われることはない。むしろ悪材料と思われる大幅な減益決算を発表してもそんなに下がらないでしょう。ガイシは業績と言うよりNAS電池の材料で売っており、オリンパスも企業統治の話で下げているわけだね。日経ビジネスに辞めた社長のインタビューが載っていたが…あの話が真実なら、日本の現状を憂うべき事態だね。

まぁ、2006年当時に、僕は証券マンを辞めるべきだったんだね。そうすれば、皆が良かったわけだ。撤退と言うのは分かっていても難しいものだね。本日は為替介入が実施されているようだけれど、多くの人が80円に届くとは思っていないらしい。どうせやるなら100兆円ほど介入し、トコトンやればいいんだね。それで足りなければ、300兆円でも…いくらでも介入し米国企業を買収すればいい。100円を超える水準まで一度、押し返せば日本の認識を改めるだろう。非常識と思われるようなサプライズがないと、市場は動かないよ。今日の日経新聞の記事が切っ掛けになったのだろう。中小企業が集団移転とは…。

トロ:まぁ、まだ現実に目覚めてないね。そんな戯言を言うところを見ると…普通は常識的に78円前後で落ち着かせるのだろう。既に上場企業は77円から78円を前提に為替レートを弾いているから、基本的に円高は良い事だよ。カタルもそう言っていたじゃん。

かたる:うん。僕は円高賛成論者だよ。基本的に原材料費が安くなるから、日本の相対競争力が円高でマイナスになると言うのは間違いだね。輸出依存度は減っており日本は多くの食料から、資源を輸入している国だからね。僕は既に企業がグローバル化してておりM&Aも盛んになってきたので、オリンパスのような馬鹿な事例もあるが…そうじて円高賛成の考え方だよ。

ただこの程度の為替介入によってマツダが注目されるとか…そんな相場にはならないと思うよ。そう言えばチタンが確りしているね。僕の見方が正しいなら9月の貿易統計値も増えており順調な業績推移を示すはずだよ。ただ企業業績と株価の整合性の問題は残るけれどね。僕はここに来て少し腰が引けているのは、787のチタンの使用度が減っていると思われる懸念を払拭できないからだね。故に力を抜けてしまったんだね。あんな記事を読まなければ継続的に取り組んでいただろうが…

僕はアナリスト資格を持っているが自分で調べていないからね。みんなは調べると言うかもしれないが調べるにはお金もかかるし時間もかかるよ。情報はタダではない。もっとも情報が正しいからと言って株価が上がるとも限らないのがこの業界の難しいところだね。まぁネットで調べられる範囲でみると貿易統計のNSコードの810820のグラフは下の通り。

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時代や:相変わらずかたるは、バカ株にゾッコンか…。

かたる:読者から色んなメールを頂きありがとう。なかにはQBの技術評価が低いと言うメールもあったね。でも僕は基本的に会社のIRを信じて行動するからね。この為に過去痛い目に遭っている。双日などは期間利益で借金を返すと言っていたが、実際はMSCB(moving strike convertible bond )を発行し、借金を返済し株主を犠牲にした。ベンチャリは悲惨だったが、他にもINDEXなど数々の会社に騙されちゃった。でも自分の選択が悪いんだけれどね。今回はどうなるか?

どっちにしても難しんだよ。僕が株式教室だったかな?…で述べたようにエレクは朝高の後下げたようだね。どんなに良い株も上がり続ける株はない。逆に下がり続ける株もないからね。基本は株価の位置と企業業績の変化率の話だね。多くの人は決算発表を見て初めて判断をするが実は調べてみると分かるが、それじゃ駄目なんだね。チタンが上がっているのは先ほどの背景が確りしており、株価が下がったため。その修正だね。

でも同じ修正でも大型株は鈍いね。相変わらずだよ。それは欧州の銀行の自己資本比率規制が9%になる為に総資産を圧縮するからだね。だから下げ相場は終わり修正されるが、残念ながら株価の天井は高くない。…と言うことになる。だからゲリラ戦が求められ、僕が大昔に起こった小野薬品の話を最近出したんだよ。この意味が分かるかな?

そう言えば、米国のシェブロンが大幅な増益を発表していたね。この関連企業にカタル銘柄が存在し、株価も順調に右肩上がりを続けているね。今日はこの辺でお終いだよ。

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投稿者 kataru : 2011年10月31日 15:49