未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2011年)(2011年11月30日)

「出来高急増銘柄」「株式指標」はここをクリック。

かたる:先日、ラジオを聴いていたら農林水産省の元事務次官の高木勇樹さんが出演されており、その話に驚きました。TPPの反対組織である農業の平均従事者の平均年齢が、なんと66歳なのだそうです。何故、こんな現実を容認しているのでしょう。理由の一つは時代遅れになった「農地法」で、一般の人や企業が農地を取得できないのですね。いくら前例主義重視の官僚組織でも法案の改正を働きかけないのは働いてない証拠ですね。

以前、僕らの仲間のブツブツが農地を獲得するために、農民だと言う証拠が必要だと言う話をしました。彼のお父さんは農家でしたが、兼業で役人をしていました。ブツブツは次男坊なので家を出たのです。その農民の証拠集めの為に、耕耘機を買い実際に畑を耕し作物を農協に売るのですね。そうしてようやく農家と言うことを認めてもらい農地を買いますが、農地と住宅地では地価が10倍近く違うのです。その境界線の線引きが実施され、市街化地域との線引きは役所がしますが、彼の畑のとなりは住宅地なのです。1000万で買った農地は、あっという間に1億円に変わります。一つの現代版の錬金術ですね。

この農地法が、我が国の農業の発展を妨げました。TPP反対を訴えている茶番が分かりますね。彼らに農業を育てようとかと言う気持ちはないのですね。何しろ、農業従事者の平均年齢は66歳なのです。僕は不思議ですね。何故、メディアはこのような真実を報道しないのでしょう。我が国の耕作面積は460万ヘクタール、日本国土のおよそ12.4%です。京都府と同じくらいの面積ですね。何故か、高木さんは46万ヘクタールと言い間違え、埼玉県と同じくらいと言ったので調べたら埼玉は3797K㎡でしたね。およそ日本全体の10%です。

結局、既得権力者とは実際に働いている人ではなく、その関連作業部隊が膨れ上がっているのでしょう。農業だけでは289万人で全国民比率5.5%ですね。一方、農林水産省だけの人間は2万2千人で、地方はうち1万6千人だとか…。他に農協組織など色んな組織があります。以前、かたるは全漁連を批判したことを覚えています。要するに実際に農家を支援する組織ではなく、自分達の生活の為にTPPを批判しているのではないかと思っています。政治家も日本の国を考えているわけではなく、自分の投票数を考えて行動しているわけですね。みんな似たようなものですが…それにしても66歳はひどいなぁ~。

本当に我が国の農業を盛んにして、食物自給率を上げようとするなら、若者が農業に参加しやすい仕組みづくりを、TPPを切っ掛けにして考えるべきですね。世界競争に勝てるように大規模化と効率経営を目指すなら、会社組織の参入を認めるべきで…税制補助が必要です。農業の近代化を促進させる政策が必要ですね。至る所で、自民党政権下のまやかし政策の化けの皮が、剥がれているのでしょう。政権交代は良いことです。例え民主党に不満でも、政権交代した意義は大きなものがあります。住友化学は既に実験を始めています。

時代や:あんまり株に関係ない話だね。今日は株が下げていたが、意外に強く感じたのは何故かな? やはりカタルは空売りだと言ったが、新日本理化などの人気株が出てきた影響があるのかな?

かたる:それにしても質が悪いね。新日本理化などの材料は何か分からないが、業績に変化を与えるのかな? 神東塗料なども上がっていたね。でも一時の、売り人気はなくなってきたよ。先日まで売り人気トップのオリンパスも安値から2倍以上になっているし…僕はそろそろ理由もなく大幅に下げたDENAも戻り人気になると思うが…明日は関門のプロ野球のオーナー会議だと言う。南場さんに球団保有をけしかけた楽天の三木谷さんが、今度は反対していると言うが…どうなるのかな?

でも時代の変遷を感じるね。ダイエーからソフトバンク、楽天、そうしてDENAか。米国では個人の球団保有が多いと聞いているが…野球を組み合わせたゲームなどの誕生も考えられ携帯端末を利用したゲームのコラボが生まれるよ。野球人気も高まると思うからオーナー会議が反対する理由は分からない。一方、赤字経営だが、DENAの年間の広告費は膨大で、それを考えれば安い買い物だろう。毎日のようにDENA球団が放送されるよ。でもこんなことは、株価に影響ないよ。問題は米国のNGモコの動向だろう。

トロ:相変わらず、変な趣味だな。昨日のケース・シラー住宅価格指数は下げていたが、あまり影響を受けてない。フィッチが米国債の長期信用格付けをネガティブに変更したが格付けは据え置いたから影響がなかったのかな? 普通なら欧州金融危機は相変わらず不透明だし、米国の雇用統計値の発表を気にする時期だが…市場ではあまり話題になってないようだね。

時代や:つまり悪材料にも反応しなくなったと言いたいわけだね。やはりトロのヘッジファンドの資金の引き上げの目途が立ったから…と言う理由が相場を強く見せている背景じゃないかな?

かたる:実は昨日、5日間連続の陽線銘柄数が100を超えて、116銘柄数もあったよ。この現象は10月13日以来、逆に5日間連続の値下がり数も大きく減っているよ。つまり日中足は寄り付きより、引けが高いから投資家心理は大きく好転し始めているんだろうね。11月22日から変化の兆しがあるんだね。まぁ、いくら駄目な市況でも、下がり続けたら売ることも出来ないから、たまには上がるのだろう。

時代や:珍しいね。テクニカル論が嫌いなカタル君が…もともとチャートの形など資金力次第で、いくらでも作れるから信用できないと言っていたのに…。

かたる:「溺れる者は藁をも掴む」って言うからね。こうなりゃ、何でもいいよ。たしょう質が悪くても、上がる株があることは良いことだよ。たまには空売り屋を、ギャフンと言わさないとならないよ。考えてみれば今年もひどかったな。せめて掉尾の一振を実現してほしいな。これまで買っちゃ投げの繰り返しだったからね。今度は、売っちゃ、更に高値を買う、くり返しなら良いな。

農林水産業の統計の一部はこちらから…

人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2011年11月30日 16:03