未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2011年)(2011年12月07日)

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かたる:「だんだんよくなるほっけの太鼓」と言う諺は、次第に良くなると言うものかな?ホッケは魚ではなく法華経だろうし、日蓮宗を南無妙法蓮華経と唱えながら、太鼓を叩く宗教の事を言っているのだろう。…と考えると、だんだんよく鳴るでは…の掛け言葉かな?まぁ、そんな事はどうでも良いか…。ようするに、S&Pのネガティブ報道を消化し、徐々に相場は強くなっていくと考えた方が良いね。

どうも…先ほどフランスの放送を見ていたら、ヴォルフガング・ショイブレ独財務相が意外にも…今回の報道を喜んでいたと述べていた。今月号の選択によれば…彼はドイツで首相候補と言われた信念の政治家と言うイメージで、遊説中に銃弾を浴び政界に復帰したが車椅子の生活を余儀なくされた方なのだとか…その人がドイツ国債のAAA陥落を喜んでいると言う報道だが…つまり共同債の発行などに、ノーと言うドイツ国民を説得できる材料だと言う評価があるのかもしれないね。

トロ:しかし強気の発想と言うか…呆れるね。当事者のドイツもフランスも株が下がっているのに…なんで、あえて強気の見方を探すのかね?お前は日本人じゃなく楽天家の米国人だよ。

かたる:まぁ、その考え方のポジティブ思考のおかげでうつ病にならないで済んでいるよ。でも失業者の特権かどうか分からないが、昼飯を食ったらお昼寝が出来て最高だね。この生活は…これで食えれば良いのだけれど…。簡単に食えると思ったが、実際に株取引をやってみると損をしているわけだから、これじゃ、たまらないね。でも株取引の場合は視点を変えることは常に必要だよ。だからトロのような見方もあるし、僕のような考え方もあるね。でもどちらの考え方も理解できるようにしておかないとならないね。

時代や:ここ数年カタルが活躍したことはないよ。このIRNETを始めてお前が活躍したのは2003年からの小泉・竹中改革の時だけだよ。あとは全て曲がっているよ。小泉元首相が退任を決めた2006年から悲惨だったよね。何をやっても駄目で手掛ける銘柄は、全て半値は良い方で、倒産するや、1/10になるやら…まぁ、1/10なんかいい方だもの。みんな失敗でカタル銘柄に、売り向かえばみんな正解さ。

かたる:そりゃ、政治が悪いの。僕が東京に来てから、まともな政治家は小泉・竹中時代だけなんだね。彼らは市場原理主義者で、あの時だけがプライマリー・バランスを改善させているんだね。郵政民営化は基本的に市場にお金を委ねようとする考え方だからね。まぁ、一時は強引なやり方で、僕は竹中批判をした。何故なら、UFJを統合に追い込んだからね。僕はやり過ぎだと思ったが…考え方は僕の方向性に似ているね。大阪市長の橋下さんが、独裁と言われるくらいがちょうど良いと話していたが、今の時代は僅かな反対論を気にしていたら、どんどん悪化するばかりだね。難しい問題ばかりだから…。悪戯に時間をかける先送り体質が、自民党だった。だから野田さんは強引に消費税引き上げ、TPPも推し進めればいい。平均年齢66歳の農業関係者は無視していいよ。それより若者が農業に参加できる仕組みを作ればいいのだ。農地法を改正してどんどん民間企業を参入させ、若者を雇用させればいいんだね。橋下さんの言うとおり、「独裁政治と呼ばれるくらいがちょうど良いんだ。」

時代や:今日は久々にトヨタが一番人気で2.5%の上昇。更に銀行が続いていたね。なんか本格的なイメージだが…如何せん、出来高が少ないね。新日本理化が10%を超える値上がり率だよ。

かたる:本当に加藤さんの関与かどうか怪しいが…彼の従来のやり方だとプール先を探すのが大変だからね。800円で10万株だと1億円近いからね。株価が100円の時と違うね。今の時代、株価を支えるだけでも大変だよ。その為には、そろそろ第二の新日本理化が必要になる。まぁ、ねずみ講などと…僕は批判はしないよ。何でも良いから買い参加者は貴重な存在だよね。金融庁さん。清濁併せ呑むと言うから…。悪戯に動かないでほしいな。

そう言えばティーパーティーの基本は、政府は何もするなと言うものだよね。規制や規則を強化し秩序を回復させようとすればするほど、失われた時代は長引いている。だから強制的に人員を半分にすれば、必要性の薄い業務は手抜きになり、丁度、良くなるんじゃないのかな?

時代や:そんな話より面白い話はないの?

かたる:しかしメディアと言うのは馬鹿だね。派手なS&Pの動きは報道するが、もっと大切な中国の動きを報じてないよ。NHKは何をしているのかな?

『中国証券報』によれば、銀行筋からの情報として、11月末の3日間で、四大銀行(中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行)の新規貸付が約900億元増加し、同月の新規貸付は10月の2380元をやや下回る2200億元になる見通しだという。アナリストは、11月末の3日間の貸し出しが予想を上回ったことから、同月の中国銀行業界全体の新規貸付は5500~6000億元に達すると見ている。四大銀行の貸し出し規模急拡大の背景には、関係部門の関与があったではないかとの憶測がある。今年の7兆5000億元の年間新規貸付目標を達成させるには、残りの2カ月間で1兆2000億元を完成する必要があったからだ

との報道があるね。この報道はこの時期に非常に価値があるよ。

トロ:きっと、かたるは政策転換が加速されると言いたいのだろうが、その報道からだとノルマの達成にしか見えないよ。

かたる:共産党幹部の抗争が背景にあり、預金準備率が引き下げられたと日経ヴェリタスは報じていたね。最近、ミャンマーにクリントン国務大臣が訪れ、スーチーさんの映画化が進んでいると言うし…胡錦濤国家主席は海軍に強化を促したと言う。この辺りの動きを合わせると、力強い経済の演出は必要なんじゃないかな? もうすぐ中国も体制転換するわけだからね。さらにロシアも不正選挙を巡り荒れているよ。

時代や:さっぱり見えないよ。一体、何が言いたいの?

かたる:体制が揺れるのは困るんだよ。だから経済が好調だと言う演出が必要になる。よって金融政策などの政策が、成長を加速させる方向に動くと言う読みが出来るんじゃないの?米ソ冷戦の時に、日本は米国の戦略基地として庇護され栄えてきたが、今度は米中冷戦が言われているよ。日本は中国を封鎖する重要な要だからね。このような情勢の時にTPP交渉を進められるわけで、有利な条件を飲ませることが出来るよ。日本は天秤にかける姿勢を散らつかせれば良いよ。

時代や:そんな事が株に関係あるの?

かたる:プラザ合意から変化が訪れ、ベルリンの壁崩壊で日本の体制は壊れたよ。市場経済は情報戦争なの。情報戦では日本は絶対に米国に勝てないよ。米中の緊張は日本に有利に働くよ。だから米ソ冷戦下で、日本は戦後、米国の庇護の下で、高度成長を成し遂げたのさ。終身雇用や年功序列、更には株式の持ち合いと…庇護されてきたが、それが情報戦争で崩壊させられ、失われた時代に入っているとも言えるよ。ようやく大きな変化が出ているかもしれないよ。

トロ:面白い見方だが…考え過ぎじゃない?

かたる:まぁ、何れ歴史が証明するよ。

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投稿者 kataru : 2011年12月07日 16:11