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2012年03月30日
3/30
かたる:相場は強くなったものですね。下げなくなりましたね。一時の下がり続ける相場と違い躍動感が生まれ始めています。この背景は25年ぶりの10週連続上昇の為に眠っていた投資家層の参入があり厚くなったのでしょう。個人投資家の金融資産と言うのは馬鹿に出来ないものです。最も注目されるのはみずほなどの値動きですね。金融株の投資層は厚くこの上昇が投資マインドを支えているのでしょう。
さて今日のキーワードは外国人の日本国債売りのニュースでしょうね。2兆円規模だそうです。デフレからの脱却なら国債を買う理由はなく、強制的な改革も買う理由がありませんね。どちらでも…売りポジションに有利な状況です。カタルの仮説もこの動きを支持しています。消費税が引き上がるなら官僚は本格的に政策転換すると言う仮説ですね。彼らも自分達の改革まで手を付けられ、民主党の新政権は操りやすいのでしょうが…ここらで政策転換との認識が広がるかもしれません。ただ民主党政権はカタルの「小さな政府の…」とは違い、復興庁に歳入庁など、どんどん広がる政府組織のイメージです。日本人の悪い性格ですね。何でも政府頼み…個人の自由を重んじる米国のティーパーティーのイメージとやはり国民性の違いかな? 江戸時代からの村論理が染みついているのでしょう。
資源価格の下落は、戦略備蓄の放出報道で、一時的な現象ですが米国の景気を助けます。この背景を考えると「マリーン計画」の影響があるかもしれません。最近のブラジル、中国、インドを含め新興国への資金投資が減っている背景があるのかな? アクティブな投資家は先進国の復権の動きを見せるかもしれませんね。このバランスをどう判断するか?一番怖い現象は金融の保護主義の広がりです。ECBの金融緩和はその動きを加速させたようですね。少し説明が必要かな? 最近の解説は難しいからね。銘柄選別には基本的な考え方の理解が必要なのですね。銘柄など…その流れの中で動いており経済の背景に流れている動きを捉える必要はありますが、この背景を読むのは難しく余程の下準備と様々なニュースを組み合わせないと理解できませんからね。
多くのネット投資家はレーティングの引き下げなど…を理由にしますが、その背景を理解する人は居ません。アップルの現金放出の意味とか…先日の影武者さんの安全資産からリスク資産への広がりの発想などは非常に重要なのですね。FRBもECBも日銀も企業に眠る内部留保の活用を促しています。その兆候です。VWなどの動きとか…先日のシャープへの出資の台湾の鴻海精密工業の行動などはこの範疇の動きで経済の躍動を表しています。勝ち組の投資ですね。日本では富山の金型企業18社がインドネシアに進出したそうですね。日本では中小企業が海外進出をしています。例の円高対応の金融ファシリティーの政策ですね。
だから一時的に円高の動きになっていますが、円安方向には変わりなく円ドルキャリーの動きは広がるのでしょう。だから「マツダ」なのです。今日は下げていますがね。多くのメディアの解説者はこの点を理解してないか…一般人に合わせているのか分かりませんが素人レベルの解説です。僕だって最近ですからね。様々な失敗を繰り返しようやくあるレベルに近づいたけれど…最後の壁で躓いている印象ですね。だから皆さんは分からなくても毎日IRNETを読んでください。その内に理解できるようになります。そうして僕の意見を批判してください。メールを頂ければ応えます。何故、IRNETを毎日読むのか?時間が稼げるからですね。僕がこの領域に達するまで100億円近いお金を使い、30年以上の勉強の時間が稼げます。株を上げるのは簡単で政策なのですね。
過去、数年間、いつもこの場面で相場は崩れてきました。その象徴が野村証券とみずほですね。この2銘柄の動きは非常に注目されます。既に調整局面に入っていますが、この休み方が問題です。カタルの予想は横這いですね。25年ぶりの10週連続陽線は伊達じゃなく、円安方向も震災の影響もあり政策の動向もあり変化し始めていますね。なにしろ中小企業が海外進出ですからね。富山だけでなく日本金型工業会主催でシンガポールへ、中小企業庁支援で25社もの社長が視察したそうです。このような動きは現場では当たり前の流れなのでしょう。だから円安方向は変わりません。
更に野村やみずほが横ばいを予想するのはFRB議長の談話です。27日のABCTVでバーナンキ議長は「勝利宣言をするにはあまりに時期尚早だ。最近のニュースは良かったが、我々は慎重になり、これが持続可能なものになるよう確実を期す必要がある。尚、完全な回復軌道に乗ったと確信できる状態ではない」と述べています。違いますね。あの時の速水元日銀総裁とえらく認識が違います。米国はGSEの処理が済んでそれからですね。今の状態なら来年にはそのニュースが出て来るでしょう。どうでしょう。
住友不動産が、何故、象徴的に上昇したか?このような背景がありますね。しかも住友不動産は2年分以上の在庫投資をしています。だから外人投資家は好んで買いました。相場が崩れないなら…もっと儲かる銘柄がありますね。だから野村やみずほの動きは大切なのですね。買わなくていいのですよ。見ているだけで…マツダが上がるのは、これからです。私は5月の決算発表の時まで上げ続け、更に5月に超人気株になると考えています。200円を超えると思っていますね。その程度の上値は最低の水準ですね。彼らが演出する筈で…今はその時期だからですね。ただ環境が応援するかどうか?この辺りが相場の出来を左右します。信じられない人は172円の下値のボックスを抜いてから参戦すれば良いでしょう。だんだん動きが加速します。
長く、毎日IRNETを読んで自分なりに考えてください。何故、カタルはその様に考えているのか理解できるようになります。勿論、未来予測だから外れることも多いですが、考えるプロセスが大切ですね。当たるとは言いません。グリーもDENAも時間の予測は経営者でも分からないからですね。どの時点で海外売り上げが急激に増えるのか?今年はその転換点が来るはずです。株式は半年先を歩むからその兆候が見えれば動きますね。僕は新潟支店にいる時に任天堂が海外進出をしました。500円の任天堂が7000円前後だったかな…公募増資を切っ掛けに大きく育ちましたね。数年、成長を続けました。スマートフォンはそのイメージですね。目先の細かい動きより大きなトレンドを感じてくださいね。
スマートシティーの日立も人気ですね。この背景も何度も話しています。互いに頑張りましょう。ビスタの読者の方は今日も原稿を追加します。時間があるので書く時間がありますからね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月29日
3/29
かたる:非常に迷っていますね。ここは難しいな。相場付きは完全に流動性による金融相場のイメージで動いていますが…いくつかの点で、合点がいかない部分があります。ただ名目GDPと実質GDPの使い分けを行った点は、ようやく世間の一般認識は官僚マジックを超えたかな?との思いもあります。今朝の各紙は官僚からの要請でしょうが、一斉に消費税引き上げに対する応援の記事でしたね。このシナリオの流れに乗るなら、政策転換の可能性があるのかもしれない。
私は以前から疑っているわけです。一流大学出の超エリートは「失われた時間」を意図的に作っていると…。その方針転換は消費税の引き上げで…、何故なら、引き上げ後に本格的な成長路線に移行させれば、自分達の配分する裁量権は増えるから、政策は転換される。…との考えもあります。
意図的につくられた停滞期間があった。最初はきっと気付かなかったのでしょうが…、バブル崩壊後、ある程度の期間を経て、彼らはこのチャンスを利用したんだと考えるようになりました。ある意味で小沢さんが反対する理由も分かる気がします。「徹底した合理化により官僚組織を縮小させる。そうしなければ日本には本当の成長は訪れない。」このスタンスはあり得ますね。この国の病巣を叩き潰せなくても縮小させようとの考え方ですね。
厚生年金基金の話で天下り問題が話題になっていますが、こんなことは常識で…日本の国の方針を決める有識者会議のメンバーは多くは大学教授などですが、こちらも多くの官僚崩れが、大学の先生になって行っており、方針を決める有識者会議もコントロールされ、今日の新聞各紙に見るように…どの新聞もメディアは全て、ある方向性にコントロールされていると…。
考え過ぎかな?とも考えますが、比較的、デフレをインフレに移行させるのは簡単な話なのです。だから…消費税の引き上げになると、インフレへの移行が可能になり(自分達の予算裁量権が増えるからです)だから金融相場がスタートするとの読みもありますね。でも消費税引き上げ10%後が見えなくなり、数年後に、再び闘争になるかも知れません。つまり政策転換への期待と迷いがありますね。何度も騙されると、やはり慎重になります。しかし25年ぶり10週の陽線連続をどう解釈するか…。素直に踊る阿呆の道か?
まぁ、金融相場なら、いくらでも儲けられ慌てることはないかな?
もう数か月間様子を見てから。結論を出しても充分に間に合うでしょう。そうも考えますね。だから野村とみずほを見ていれば大きな路線が分かるのでしょう。個別銘柄の話しより、この方針論が見えなくては、銘柄選別から投資方法まですべてに影響を与えますからね。仕方なく、かたるは二つの路線、どちらでも良いようなポジションを維持し様子見を決めています。
方針が決まれば…いくつかの銘柄は直ぐに思い浮かびますね。今日はいつもの話しの繰り返しですが…重要な点で迷う時間が続いているから、何度も繰り返して同じことを述べているのでしょう。どっち道、焦る必要はないとも考えています。もうここまで上がった相場だから…ね。今日はネット文化株が高いね。本当は循環物色が一番強いけれどね。どうなるのか…今日は補足する時間があるかどうか分かりません。午前中にアップしました。また…ね。
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3/28
かたる:長かった…な。どうも本物の金融相場なんだろうな。実は僕は1980年後半のあの大きな相場に乗れなかった。理解できずにいたのです。あの当時、何でもかんでも上がり、特に超大型株が上がっていきました。兎に角、お金が溢れると言うのはすごい事です。売り物をすべて買うのです。別な表現を言えば小さい株は対象になりません。売り物がないからです。その意味で今回は大型増資の…しかも、いくつかのキーワードが揃っているマツダに注目しました。この動きは、なんだかその兆候のようですね。
民主党が消費税引き上げに対する経済成長率の数値目標を、名目3%にして実質2%と謳っていました。此方は基準ではないですが、びっくりしたのは両方併記だと言うことです。多くの人はこの意味を理解できないでしょうが…。両方を併記すると言うことは、状況をようやく理解したと言うことですね。この差が大きいほど実質的な可処分所得は増え、豊かになったと感じる人が増えます。つまり名目成長率―実質成長率の差のプラス幅が大きいほど経済運営は上手く行っており、成長をして活力がある社会なのですね。この意味は資産価値が上がることを示しており、株や土地が上がると言っているようなものです。
この効率を上がるには、市場に豊富なマネーを溢れさせ、効率的な方針を示さねばなりません。日立が上がってきたのは、その本命企業だからですね。東芝もベトナムでスマートシティーの受託を発表しています。ただ今日は配当落ちで下げていますが、やはり金融株でしょうね。銀行は国債の値下がり損失リスクがあります。しかしそれ以上に総資産効果があり、金利が上がると利ザヤが増え、基本的に長い期間上昇を続けるでしょう。この金融相場が終わるときも、銀行が先に下がります。全ての株価の動きに先行するのは銀行です。
何故、金融相場に入るのか?
世界の流動性供給については触れています。もう一つのキーワード、「マーリン計画」アーサー王の時代、魔術師のマーリンが王を助け活躍したそうですが、昨年2月にキャメロン首相が英国4大銀行と交わした紳士協定で国内の中小企業への融資を増やす計画だそうです。昨年の2月はあまり話題になっていなかったようですね。日経新聞じゃ…載らなかったのかな?それとも見落としか…。兎も角、月曜日の日経新聞の景気指標の欄を読み直してください。何か重要なパーツですね。もう一つが昨日の日経産業で影武者さんの発想ですね。安全資産から危険資産にお金が移行すると言うコラムです。彼はアップルの現象を見て感じたそうですが、僕には彼の言っている主張がよく理解できませんでした。
この安全資産からリスク資産への意向として掲げている形として、1、大不況による企業収益・配当の激減、2、インフレ通貨安による金利急騰、3、株価急騰で、影武者さんはアップルのケースを見て株価は急騰すると考えたようです。つまり企業の内部資金が配当や自社株買いに向かい、安全資産が移行すると言う事だそうです。内部留保が世界に還流すると言う事なのでしょうか? 不況の可能性はなくなったし…でも2のケースはまだありそうですね。米国の事を言っているのでしょうが…。僕がこの話に注目したのは、世界中の企業が怯えて現金を抱え込んでいるからですね。
台湾の鴻海精密工業の出資を受けたシャープは人気になっていますね。6重苦の日本企業が法人税や減価償却費が低い国の企業の軍門に下ります。政策ってなんでしょう? 簡単なことなのに…。
きっとM&Aも内部留保の還流でしょうね。個人は目先の銘柄ばかりに目が行くようですが、重要なことは世界に流れる見えない流れを見極め、行動することですね。まだハッキリしませんが、疑ったらキリがありません。踊る阿呆になった方が見る阿呆より賢いかもしれません。ネット文化株は、必ず僕は上がると思います。一時的な収益の減速がどの程度なのか?それとも海外売り上げが先行して立ちあがるのか? その辺りの時間的な動きは決算発表を見ないと僕らには分かりません。内部の人間はデータがあり分かるのでしょうね。あるいはオーストラリア等の海外の通信会社の社員とか…調べる方法はあります。しかし本格的な調査は、相当お金がかかりますね。まぁ、株価の推移を見ていれば、何れ分かります。ただ充分に弱気な見方も理解しておく必要があります。僕にはチャンスに見えるが…このターニングポイントは注意深い観察が必要ですね。
それでは、今日はこれで…
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月27日
3/27
かたる:何と言ってもFRBの発言は注目されますね。すごいものです。市場が緩む時期になるとコメントをしているように感じますね。小さなほころびを放って置かないのでしょう。前回は不胎化QEの話をちらつかせ…雇用改善のためには低金利継続が必要と述べており、あの時に元日銀総裁の速水さんとの違いを明確に示しています。好転する経済指標を見て金融機関の体力が回復していないのに金融政策を変えた日本と米国の違いは実力の違いですね。市場原理が浸透する米国と、協和姿勢の形を重視する村論理の日本とは、市場原理の考え方が違いますね。最近でこそ、歩合給が一般的に導入され始めていますが、サラリーマンでも上司より働いているのに、何故、賃金が低いのか? 疑問に感じる人が居るでしょう。僕はその為にサラリーマンを辞めて歩合給の世界に入りましたが…どちらが良いか分かりませんね。
私がネット文化株の主軸に押しているグリーやDENAは下げています。いつも強気の話をしているので、弱気論も一つ掲げましょうか…。可能性があるのは収益の減速化ですね。一時的に伸びが緩み収益が下押します。おそらく、その懸念を市場は支持しており下げている可能性があります。充分にあり得るシナリオですね。日本国内から海外に評価は移る潮目に、収益が一時的に緩むのでしょう。そう考えると、弱いチャート状態も理解できます。連日、大商いの人気株は、僕が考えるように自主規制により、本格的な規制にならないから懸念材料が減ったので、海外展開の収益化の時期でもあり、その評価に変わると言う見方と、一時的な緩みが続くと、みる弱気派も同時に存在するのでしょう。
今日は上げていますが、調整と言うのはこうやって玉が消化されていくもので株価は上下を繰り返します。おそらく大きな値動きで、このボックスをすんなり抜けない筈ですね。何しろ10週間も上げ続けた上昇です。休む時はある程度の時間、休みを入れその休み方が問題になります。一番強い形が右肩上がりの徐々に下値を切り上げる形、この可能性は低いかな? 僕は一番高い可能性として考えているのは、横ばい波動ですね。野村証券が良い事例になるでしょうから、良く見ておくと良いでしょう。今は75日線が200日線を下から上にクロスするゴールデンクロスの動きで、これで完全な上昇パターンへの移行の形になります。しかし昨年震災の時に大きく下げたコマの形の週間の高値450円を未だに抜いていませんね。だから…そんなに強い相場なのか判断が難しいですね。これだけ上がっても出遅れ修正の域を出ないのは、ある意味で不思議です。
この環境で注目しているマツダは、ここは重要な注目点になります。一気に抜けるか、それとももたつくのか…、発行株式総数を考えると一気に抜けるのは難しいようにも感じますが、どんな形になるのかどうか。一気に抜くようならかなり玉を買っており上値が高くなり注目されます。なんでも初動波動が大きい方が、のちの相場は大きくなります。皆さんの時間概念と僕の時間概念はずれている様で、通常は企業の転換は2年から3年程度は続くものですね。景気循環もそうですから…これは短いもので…。もし日本が本格的な転換期になるなら、超強気波動が何年にもわたり続きます。基本的な考え方の転換ですからね。
どういう事かと言えば、たとえばデフレからの脱却です。通常、こんなバカな政策はとりませんね。ところが55年体制が崩れ政治も官僚組織も充分に能力を発揮していませんね。これまでは追いつけ追い越せで中国のようなものまね文化でした。改善を加え日本人の細かさを生かし世界の製造業のトップに立ちました。その組織構造が機能しなくなり改善できなかったのが、1985年から1989年、不動産などは1992年頃まで続きますが、そのバブル崩壊ですね。この処理が終わったのが2003年ですが、未だに過去の亡霊を引きずっていました。2006年のリーマンの力を見てラブドアがフジテレビを買収した時に日本村機能が働き足を引っ張りましたね。新日鉄の株式持ち合いはそういう事ですね。ある意味でオリンパスもその事例です。
その古い考え方が日産のマーチ生産移転辺りから変化し、円高対応の金融ファシリティーで大きく日本は変化を始めているようです。何も日銀のインフレターゲット論だけではなく、このような変化が円安方向へ舵を切ったのでしょう。すんなり行かないでしょうが、方向性はそうだと思います。1985年と考えると2012年だから27年間のデフレ状態ですね。プラザ合意は非常に重要な考え方だったのです。その前から日本は組織転換を図るべきだったけれど出来なかった。この大きな方向性が変化しているとすれば、もう怖いものはありませんね。今は下げているネット文化の象徴のグリーやDENAは…何でもいいのですよ。僕が指摘したいのは情報化のソフト資産と言うことです。ITSもその範疇だし…日立がインフラに舵を切ると日経新聞は報じているが日立の2000円説もあるのですね。それは未来都市の計画が動き出すかどうか…日立の過去最高株価は1988年の2040円です。こんな会社は世界を探してもないですよ。
未来予測など当たるものではありません。様々な選択肢により未来は変化し、どれを採用するか分かりませんね。おそらく民主党のもめ事もポーズかな?と思っています。決められない政治に国民はうんざりしています。理路整然と自分の信じる主張をして、失敗したらその責任をとればいいだけの話です。原子力安全委員長の班目さんが東電の監督責任を問われない規制とはどういう事なのでしょう。規制を掛けるなら監督責任がある筈。日本の組織は面白いね。米国はスリーマイル島の原発事故で原子力の安全利用を否定しませんでしたね。その代りに調査委員会を立ち上げ十分な検証をして対策を施し更に進化する。失敗は何時もあります。失敗は成功の糧ですね。その反省を踏まえ、何故、我が国は原発大国の道を歩まないのだろう。アトムの世界なのに手塚さんは嘆いているかな?
核分裂の原子力発電の後には核融合の技術も控えています。哀しいな。確かに被害を受けた人は大変で否定したい気持ちは分かります。しかしどうかな?みんなが皆、原発に否定的だとは思えないけれど…今年の夏の電力需要はどうなるのだろう…みんなは電力料金が上がって文句を言っているが…。選択と結果は当然の帰結です。さて相場をどう考えるか?この迷える期間は、いろんな選択肢が考えられ面白いね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月26日
3/26
かたる:いつも相場は難しい。折角、日銀の緩和策が発表されたのに…早くも疑心暗鬼になっている。僕は白川さんが本気なのかどうか…日経新聞には一応、緩和策継続の話しが載っているが…ガソリンの話が出るあたり怪しい気配も感じるのは、パブロフの条件反射か…流石に一服感が出ている金融株の主役である野村証券…どんな形の調整なのかな?
休むのは当然で…みずほと共に注目される。仮に本格的な資産デフレ脱却に向かうなら積極投資を実施している住友不動も注目される。かなりの在庫を持っていると言う。開発には2年以上かかり、その間に物件が値上がりすれば含みが生まれる。やはり外人投資家は良く見ているもので1300円台から一気に2000円台に大台を変えており、現在は野村証券と共に調整段階になっている。第一段階の波動としては申し分ない内容だね。いよいよ金融相場の調整局面になっている。今週は第2週目になる。
代わって気になるのは個人に人気があるネット株は続落している。グリーを始めサイバーエージェントなど軒並み株価を消しており二段下げを演じている感じ、先週、全体が休む中、循環物色に移るのかと思ったが…今日は再び売られている。何故だろう?違和感を感じるが…自主規制により基本的に規制当局は動けない筈で投資リスクは減少したとみるのが普通で、その上、日経報道のように海外売り上げの期待があるのでPER30倍程度まで評価しても良いように感じるが…それとも海外に通用しないと言う売りなのだろうか?最も考えられるのが、買うための売りで通常はレーティングを引き下げ売り仕掛けを入れ、儲かればそれでいいし、抵抗するようなら買い始める戦略を取るのが通常にファンドの動きだが…グリーも前回の関門に来ておりチャート的には割るとみるのが自然で…個人は追証の請求か?この辺りが儲かってないと言う理由なのかもしれない。
意外に感じるのは下げない事。相場の核を担っている株は何れも下げており、本来は指数も大きく下げて良い筈なのに…この辺りは先物の影響で外人投資家は日銀の動きを期待し、先物を買っているのかもしれないが…実態はかなり弱いイメージだね。この後、指数も大きく下げるのだろうか?それともこんな感じで調整が進むのかどうか…。
既に米国景気回復もホンダの動きを見れば大きく評価しており、実際に数字になって現れるのは次の業績発表で5月はそれほど良くなってない。1―3月期の改善は知れている。実体は4―6月期に大きな変化が見込まれる。マツダはセオリー通りの下げを演じ次の上げ方が焦点になる。どんな形の二段上げを演じるのか?それとも仕掛けのファンドは次回までこのカードを温存するのだろうか?
業績がまずまずの日立も買われておりスマートシティーの本命企業として選択しているが…アジアインフラを買っているのだろうか? 大型物で今年期待されるのは、やはり東レだろう。まだ人気になっていないようだが、相場の芽を感じるのは合繊の成長から炭素繊維の成長へ大きく増産計画が発表されている。世界4極体制で2015年までの計画だが…日本の愛媛工場から、フランス、米国、韓国となっている。何故、韓国か? きっと法人税や電力料金が影響しているのだろうが…この炭素繊維は加工技術がMRJの開発で進み車への応用も広がっている。航空機に車、充分な成長が見込めそうだね。量産効果が進めば一気に価格が低下し汎用化しても良い筈。通常はこの時期、最も株価は騰がる筈で4ケタを目指す可能性もありそうだが…どうだろうか?
日立に東レか…僕の分野ではないな。
まぁ、あれだけ量的緩和からイタリア国債の話をしていたのに、今回、金融相場の核である野村証券や住友不動なのに乗れなかったのは大きな反省点で、折角のチャンスを逸してしまった。問題は次のチャンスの芽は何処にあるか…。焦点は日銀の行動で次回、資産の買い入れを発表するかどうか、日経新聞によればデフレ・ギャップは大きいと言う。つまり当面は緩和策を継続するのが当たり前だが…円安から原油高になると途端にインフレが頭の片隅に浮かぶ構造が問題かな? 当面は目先の物価高に目をつむり、2年程度、積極的な動きにならないと世界のお金は動かないのではないかな? 外人は政策により行動するわけで今日の先物からの動きを見る限り、円・ドルキャリーの動きは続くのだろう。目先は大きく動いたから調整はするが大勢は変化しているのでしょう。
問題はネット株への循環物色に移行するかどうか…通常、相場の前の下げは買い場で、今年は期待できる可能性があると思うから…いつ反発しても不思議ではない。僕には上げの前の下げに見えるが…この動きがどの程度続くのだろうか? 読みは難しい。今日の動きは意外だなぁ~。本当に株は分からない。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月23日
3/23
かたる:今日は時間がありますから色んなことを考えられますね。米国の景気指標は改善を示し、米宅配・航空貨物大手フェデックスの決算が注目を浴びています。何と利益が2倍に膨らんだと言います。しかし実際の売り上げは9%の増え方ですが…。事前予想より若干少なかったようです。2月決算銘柄ですからね。つまり12―2月の売り上げです。この結果の考え方は、期待が実際を上回っているのでしょう。発表を受けて株価は下がりました。期待が現実を上回るか…米国の株価水準の位置を物語っているのかもしれません。FDXは景気バロメーターの一つですね。物流を担当している大手だから景気敏感株でもあります。
通常は野村証券なども…昨日の動きは強いと感じていましたが、流れが変化するときはこんなものかな? 超強気の人達にとって、初押しは買いとのセオリーで動きます。しかし大型企業になればなるほど、簡単に需給バランスは改善されません。小型はスピーディーに動きますが大型は鈍いのですね。やはりどう考えても調整なのでしょうね。みずほは4割も上がったわけです。野村だって220円台から400円ですからね。どの程度、休むのかどうか…。先物から主導した相場ですが、エレクトロンはこのボックスを抜け出したので昨日は強いと感じていました。ただエレクは先駆して皆が上がり出す11月末には休んでおり、3か月から4カ月近く休養しています。この時間が一つの目途になるかな? つまり夏ごろまで全体はお休みかも知れません。いくらなんでも12000円から18000円になったファーストリテイリングが更に上に向かうなんて考え辛いので、日経平均株価はこの辺りで揉み合いの動きになるのでしょう。
公示地価が発表され日経新聞の文句が「公示地価 下げ縮小」でしたね。つまり資産デフレの状態に変わりなく、日銀の努力が求められるわけですね。日銀は自らの失政である資産デフレを認めていませんが、市場経済にとって資産価格は大変重要なことですね。米国でもサブプライムローンの影響で住宅需給が崩れ処理に追われています。2006年第二四半期がピークの話です。米国には住宅ローンを利用している人は7600万人いるとか…うち500万人が差し押さえられたり、ローン額より低い価格で自宅を売却したりしたそうです。推定では未だに1400万人の人達の資産価格が住宅ローンを下回ると言われています。何しろ住宅価格は20大都市平均で33.8%も下落しました。ムーディーズのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏によると、持ち家の純資産額で7兆4000億ドルが消えたそうです。
世界的な流動性の供給ですが、過剰流動性相場に疑問を持っている理由として、米国金融株の動きの鈍さを、かたるは掲げています。その理由は「住宅ローンの貸し手である大手5行は260億ドルを支払うことで49州の州司法長官と和解したが、この結果として隠れ在庫が想定よりも早く住宅市場に出回ることへの懸念が高まっている。」との報道にあります。依然として367万1000件に及ぶ「隠れ在庫」があるそうです。2008年のピーク時には10カ月分以上あった新築・中古住宅の在庫が、今や6カ月分にまで減っているのも現実です。度々登場するGSE問題は未だに解決のめどは立っていません。このGSEは重要なキーワードの一つですね。
さて、日本の公示価格は未だに下落し…米国は7兆4000億ドルですから85円として629兆円ですね。日本のGDPを上回る損失です。どうして日本では、手に汗するお金は貴重で、株などで儲けたお金は、あぶく銭と市場原理を否定するのでしょう。この考え方は間違いだと思います。きっと権力者が自分達の地位を脅かされない為に作った造語でしょう。手に汗するお金は美徳でも何でもないですね。能力のない人間が手にできるお金は限られたもの。どんなに体を駆使して働いてもいくらにもなりません。生活するだけで消えるお金ですね。
ところが…金融の世界では、バフェットは世界に頂点する投資家ですが、兆円単位の話になります。国を動かす水準のお金を手にできるチャンスが転がっています。だからこそハードルは非常に高く、奥が深い世界ですね。考え方と考え方がぶつかり合い、場合によれば考え方を押し付ける為に戦争もします。しかし…イランの主張と米国の考え方はどっちが正しいのでしょう。米国の情報能力は高いと信じてきましたが、米国はイラク戦争で致命的なミスを犯しました。あの戦争の切っ掛けは生物化学兵器だったわけですが、痕跡は発見されませんでした。つまり米国は大義を失ったのです。イランも同じかもしれません。本当に核開発なのか、核利用なのか分かりませんね。このような難しい難題を理解し、調べ、自分なりの推測で行動を起こす。これが金融の世界の話ですね。
イランの核開発が市場経済に影響を与えるのか?と問われるかもしれませんが、原油価格の動向に影響を与えますね。つまり裏では資源マフィアの存在が米国政府を動かしている可能性がある訳ですね。所詮、人間心理は読めませんし…どんどん考えて行っても結果は分かりません。多くの人間(アナリスト)は、目先のチャートや業績などを語り、もっともらしく解説しますが…大切なのは市場に流れている流れを見極めることですね。大勢は何処にあり、どの程度の流れが続くか?これにより銘柄の選別も変わりますね。
今回、私は世界の中央銀行の協調姿勢からECBなどの流れを捉えていましたが、日銀まで分かりませんでした。まさか…だったのですね。もう一つはベルリンの壁崩壊から23年なので、そろそろ先進国が新興国の流れの引き離し、つまり技術革新の波を重視したことです。しかし実際は流動性供給に流れは動いていたのですね。だから物色対象がグリーやDENAではなく、野村やみずほだったのです。最近、重要なキーワードになった「円・ドルキャリー取引」の復活があります。非常に重要なキーワードで、震災から原発、資源輸入の急増と空洞化の流れ、更には日本の財政問題があり、どう考えても円安方向に向かいそうだと考えています。2月の貿易統計値の発表で目先は円高に向かっていますが、大きな流れは変わらない。あとは日銀の姿勢です。今日の資産デフレを訴える地価下落を国会議員はどう捉えるのでしょう。消費税引き上げ問題と成長率の問題がターゲットになっています。数値目標を入れれば、もっと面白かったですね。
「円・ドルキャリー取引」の流れが続き、大きな流れになるなら円安は加速され、何れ100円を超えるでしょう。このような条件を前提に考えるとマツダになるのですね。市場には様々な流れがあり、どう捉えるのか? キーワードをどう考えるかです。
例えば日経新聞や多くのメディアは報道していませんが、東芝がベトナムで環境都市(スマートシティー)の事業化調査を受託したそうです。413万ヘクタールの土地に4万人が住む街づくりをするそうですね。日本工営も参加するそうです。良いですか…未来都市は非常に重要なパーツです。私は先進国が新興国と大きく水を開ける戦略の一つに、日本の技術を結集した未来都市建設を掲げており、フクシマで実現させろ!と述べています。その関連銘柄として「日立製作」を掲げました。何故、官僚は音頭を取らないのでしょう。目先の条件闘争に明け暮れる人間ばかりではないと思います。日本の未来を考え、未来都市づくりを広げれば、内需が振興され日本は新しい成長を実現できますね。少子高齢化でもアイディア次第でお金は湧きおこるし、夢は膨らみ国民は希望に燃え活力を得られるのです。頑張って欲しいものです。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月22日
3/22
かたる:重要なキーワードと考えていた「円・ドルキャリー取引」の効果を打ち消す貿易統計の黒字、この貿易統計と米国の中古住宅販売の減少は市場のシナリオを変化させる材料になる可能性があり注意が必要ですね。一方、野村証券にはインサイダー疑惑が報じられ…日本の倫理観のなさが問われています。一見すると相場の曲がり角のようにも見えますが…先駆していたエレクトロンは抜けてきましたね。皆さんには理解できないかもしれませんが、エレクトロンは半導体業界では珍しくグローバル競争力を保持している会社で、半導体は昔の鉄のように景気のバロメーターのようなものです。加えて225の先物に影響を受けます。だから相場は、結構、強いですね。みずほなども一服感を感じさせませんね。
こんなスター株が存在しない上昇なんて…インサイダー疑惑の割に野村の下げも小さいですね。野村は体制派…故に組織ぐるみの関与ではなく個人レベルの話で処理させるのかな?何しろ、長年、教育されており日本システムの恥部が、嫌と言うほど染みついています。本来は全体が休めば「ネット文化」株の出番でグリー、DENAにサイバーなどは調整を続けており、買われるのが筋ですね。順番が成り立つのが相場の循環物色と言うものです。日経新聞には例の課金問題が自主規制に移行している報道がなされています。これが自然な対応ですね。これで処分はありえない筈。業界団体には経済産業省から天下りの顧問を招き、事を穏便にするのが日本のシステムです。結局、嫌らしい共産党的な部分があります。やくざと紙一重、規制や通達などで脅し、自分達の勢力図を広げる行動はやくざも官僚も同じで人間の本質でしょう。
まぁ、僕は口が悪いからズバズバ言いますが…官の増殖は有識者の大学などへも広がり、未だにこのシステムは健在ですね。だから民主党の野田さんも自民党的な手法になっていくのでしょう。小沢さんがどうして消費税に拘るのか分かりませんが、ここに狙いがあるのかもしれません。その影響力を削ぐために地検を利用し、メディアを利用し色んな手で世論を誘導するのですね。彼は確かに一番、日本国のあり方を考えている人かもしれません。親米寄りに舵を切った野田首相と対立するのは分かります。難しいですね。やってみなくては分からないし…情報操作は官僚のお得意の分野です。新聞や雑誌、テレビと上手く利用しますね。
さて…日本のあり方を考える場ではありませんから、「円・ドルキャリー取引」は重要なパーツですが、時間がないのでわきに置いておいて、今日の相場は「強い」そのものです。野村など、これだけ上げながらインサイダー疑惑や格下げでも下げませんからね。加えてみずほは公募のうち返しを消化しています。ここでの足踏みは当然ですね。これで連日1000万株を超える商いをしている人気株のグリーがこのボックスを抜けるようなら相場が元気になってきます。確かに自主規制で、目先の業績は、若干緩むかもしれませんがこの自主規制で致命的な規制がなくなったとの読みが出来るわけで…恐くないですね。団結すれば一社をターゲットに処分するのと訳が違います。だからグッドウィルやライブドアのような処置はなくなりますね。故に成長株の見方が浮上し…先頃の日経報道の海外分野の売り上げ計上が進めば、このラインは新高値を超えるまで、どこでも恐い場面はなく買い進むことが出来ますね。このような見方が存在し、金融相場に個人の元気さが加わり相場に厚みが生まれる可能性があります。
全体は空売り残が示すように、大きな下げはないでしょうね。スペインの問題もイタリアを克服しましたし…ECBの余剰資金は有り余るほどあり、社債市場は空前のブームになっているようですね。故に企業にも潤沢な資金が供給され大きく景気が落ち込む構図は考え辛いのです。強気が勝利をするかな?今日はこの辺で…。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月21日
3/21
かたる:今日は時間がないので簡単に…意外に儲かってないらしく現役の証券マンから電話をもらいました。確かにこの金融相場の核である野村証券は、余程、値動きを追っかけてないと、あの現象は分からなかったでしょう。天の与えた好条件の連発で、世界の中央銀行の流動性供給から(11月末)、ECBのクリスマスプレゼント、ましてや2月の日銀のインフレターゲット論採用を思わせる緩和策、さらに不胎化QEの話など…の一連の出来事を予測するのは難しいから、結果論だけの行動になるのでしょうね。もしこの路線が続くようなら、この値動きを捉えたヘッジファンドは、世界の大物政治家を内部に招く大きな力のあるファンドでしょうね。所詮はインサイーダー取引のようなもの。情報力にはお金がかかります。一人の政治家を内部におく為に数億単位のお金がかかるし、その関連の人脈も雇う必要がありますからね。そうやって情報を集め戦略を練る訳で、彼らには情報力で敵いません。力のないものは、相場の眺め、背景に流れている流れを読むしかありません。相場は相場に聞けとの話です。
今の相場は「円・ドルキャリー取引」の話がキーワードかな?
相場を考えるうえで重要な問題で、少し真剣に考える必要があります。日本の低金利を利用して米国の好調な景気を背景にする金利高を利用し、金利差の鞘を抜こうとします。つまり最近の円安はこの動きを表しているとの解説ですね。
最初は日銀を馬鹿にしていると感じました。日本が米国を上回る成長を上げられないと言う読みですからね。つまりこの金利差は続くと言う読みなのでしょう。同時に…強烈なコントロールができないインフレになる可能性でも儲かりますね。円が安くなるわけで、ヘッジをかけずに海外投資をすれば、大きな利益になります。この場合は、行く末、物価高で円の価値が失われ加速するので、円が劣化し資産インフレが発生し、金利が高くなりますね。でも国内機関投資家は、長年の失われた時代から脱却できるかな? 時間がかかるかもしれないですね。国内金利が上がるなら、円・ドルキャリー取引は長く成立しません。でも…確かに日銀のインフレターゲット論の採用を見れば、この取引は利益を生みそうですね。円安の可能性は非常に高いのです。こりゃ、国債金利は上がりますから、利払いが大変なことになりますね。
時間がないので…考えている時間がありませんが、非常に重要なキーワードで、銘柄選別に大きな影響を与えます。解説は後日にしましょう。
どっちにしても、政策次第で…いくらでも株価は変わるし、日本の景気を良くするのも悪くするのも政策なのです。馬鹿の一つ覚えにインフレ恐怖概念が日銀にあるから、失われた時代を長く過ごし、国内雇用が失われ。蟹工船の世界が生まれます。小林多喜二の世界ですよ。日本が貧しく明治の話で秋田の農村に生まれた悲哀の世界です。時代背景は違うけれど、戦後にブラジル移民した話に、何処か似ていますね。政府が国民を騙す事は良くある話です。
でも今回は可能性が、高いのですね。この失われた時代を脱出する可能性が…非常に高いから25年ぶりの連続陽線なのです。先ほどの証券マンの現実が儲かってないと言う話は、個人好みのネット株が沈んでいるからでしょう。そりゃ、本格的な金融相場になるなら、そのような細かい銘柄をやる必要はありません。しかし何処かで本筋は休み…ネット株が復活する両面作戦が一番強いパターンですね。世界の流動性供給と先進国の技術革新の相場ですね。僕はやはり強気のカタル君だから、この路線を一番に考えますね。金融相場と技術革新の相場は理想的な展開です。
先ほどの円ドルキャリーの世界のヘッジファンドが狙う投資のメイン株は、やはりマツダでしょうね。考えてみれば分かります。国内産業を維持していたから一番潤いますね。しかも自動車です。大型の低位株で浮動株が沢山あり、金融相場のイメージにも合いますし、しかも為替が円安方向で一番恩恵を受ける会社ですね。駄目だったのですよ。日産みたいに動けなかったのです。しかしそのダメが環境に大きく助けられるようになるか…まるで野村証券のようなものですね。
さて皆さんはどう考えますか?
一度、真剣に円・ドルキャリーの裏に流れる理屈を色んな観点から考える必要がありますね。それじゃ、また明日。
2012年03月19日
3/19
かたる:今の所、記録と言うのは伊達にあるものではありませんね。25年ぶりの10週連続陽線記録などは滅多にみられるものではありません。株価水準が非常に低くなったとはいえ、日銀の基本姿勢が変わったとの認識をようやく市場が受け入れたのでしょう。皮肉なものです。大震災の影響がデフレからの脱却になるとは…。余りにバラ色の相場展開を見ると不安も同時に覚えるのですが…やはり阿波踊りの世界に入ったようです。みんなで馬鹿になって踊ったものが勝ちを得るのかもしれません。
その一端を感じるのが過剰流動性による金融相場の特色を捉えた野村証券の動きです。昨年、劣後債の発行から野村総研や土地建物を売却する噂が生まれた野村証券は仕掛だったのでしょうかね? 10月の末から11月の8日、9日の動きですね。その後、世界の中央銀行の協調姿勢からECBの流動性供給、日銀のターゲット論と続く訳ですね。お見事です。このファンドは政財界に近い筋なのでしょう。Aの位置ですね。
テクニカル的にみると、B、CとMACDのゴールデンクロスを迎え、本格的な上昇波動が生まれてきました。この休みの形を見るとDのように出来高が減っており、ここに来てEのように株価は上がっています。玉が沈んでいますね。もっともこの時期は国内機関投資家の売り物も薄れます。だから慌てることもないのです。既に一番おいしい部分は終わりつつあるのでしょう。今日の上げは今までの疑心暗鬼を払拭する動きですね。だから完全に投資心理が変化します。だから通常はここで売られる場合もあります。本物の金融相場に近い流れを演じており、いくらでも儲かりますからね。
おそらく…日銀の政策転換ですね。そうして震災により間違いなく為替が円安方向に向かい100円を超えるのでしょう。私が考える展開は為替も円安に動き、デフレが完全に払拭されインフレになるのでしょう。長らく株も土地も下げ続け、その転換点に来ているとみるのが妥当でしょうね。資産デフレから資産インフレへの転換です。流動性の供給、円の価値が劣化するので、お金の価値が減り物の価値が上がる歴史的な転換点が外圧で起こったと考えるのが本筋でしょう。金融危機からFRBが欧州危機からECBが動き、日本は震災から貿易バランスが大きく崩れ為替が転換する。既に日本企業の多くはグローバル化に走っています。
ファナックはすごいですね。お見事…。世界の一流企業経営者はなかなか存在しませんが、昨年の大幅な目標が実現しそうですね。3年後に売り上げを2倍の1兆円に引き上げた目標ですね。今は新高値圏ですからなかなか抜けないでしょうが…流動性の罠が解け設備投資が始まる可能性もあり国内生産をしているファナックは為替の恩恵も受け一気に収益が改善しますね。何しろ競争相手はロボットですからね。人件費は関係ありません。競争力が強い国内企業は何れ大きく評価されますね。げんこつロボットか…。
しかし相場の主流の流れは金融相場なのでしょう。このラインで銘柄を選別して、テクニカル面を見て相場を乗り切ればいいのですね。簡単なことです。強気相場が続けばこちらのもの長年のキャリアが生きるでしょう。何と言っても金融相場は金融・証券・不動産の3点セットでOKです。更に低位株の変化率が高く、この範疇から銘柄を選択すればいいのですね。既にビスタの読者にはいくつか提示しております。
今日もそうですが、度々、IRNETで野村証券が登場するのはやはり野村証券が一番潤う環境にあるからです。ムーディーズからレーティングを引き下げられ金融部門としては致命的なレッテルを貼られ非常に危険な銘柄です。際どいタイミングでしたね。劣後債を発行するしかなかったのです。この辺りの環境が仕掛けのポイントになったのかな?でもグローバルで見るとゴールドマンに比べれば、比較はできませんね。それに金融は未だに批判の対象になっています。ここの評価をどう捉えるか?米国の金融株も戻りは鈍いのです。
この時点で資産デフレから資産インフレを予想するのはまだ早いかもしれません。リートが賑わうのは当然ですが…不動産株のタカラレーベンが高収益から大きく株価を伸ばしたのは、このような背景があるからですね。この流れの範ちゅうでは低位株のデベロッパーが魅力がありますね。何しろまだ株価は安く大きな変化を受けるからです。カタル銘柄に掲げたいくつかの見方から有機EL関連、キャパシタ、不動産など…金融相場に関する銘柄も掲げています。まぁ、金融相場なら、的は多少外れても、どれも上がりますから心配はいりません。
ようやく自主規制を報じられたグリーやDENAは売られていますが、この発表で峠は越えましたね。一時的に収益は落ちるかもしれませんが海外売り上げの規模に比べれば、心配する必要はサラサラありません。でも目先は下値を固める展開でしょうね。昨日のコラムで私が何故、この分野の銘柄に強い関心を抱いているか掲げています。暇な時に読まれればいいでしょう。下がればいいのです。そうすれば沢山買えますからね。
さてマツダの日経報道は明らかにマイナスでしょう。流石に3流経営者ですね。ブラジルの規制を知らなかったのでしょう。メキシコとブラジル…しかし主流は米国向けの筈で米国は自由主義を貫いているから規制はしませんね。だから大きなマイナスにはなりませんし、相場に影響を与えるものではないでしょうが、会社にとってマイナスですよ。未来の期待利益が減るからね。しかしそれ以上に為替相場の恩恵は大きいですね。百億単位の規模で利益が動きます。1円で12億から13億円動きのですね。10円なら120億円です。だからV字型回復の可能性が強くなっています。一貫して強気を貫いて言い訳ですね。
しかし全体は金融相場が主軸でその流れの銘柄の範疇を追うのが正解なのでしょう。相場に乗れていないカタル君は、色んな実験ができずに…ジレンマを感じているかな?でも相場の流れは見えているようです。だから展開が見えるからそんなに焦っているわけではありません。何れ、現状の生活から脱出も出来るでしょう。日本株と同じだね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月16日
3/16
かたる:今日は久しぶりに時間が取れ、色んなお勉強に充てています。かなり日経平均株価は上がってきたようです。過剰流動性相場による金融相場と言う色彩が強いですが…、既に多くの証券関係者は馴染みが薄いのでしょう。本物はこんなもんじゃ…ないですね。兎に角、僕の体験した金融相場とは、かなり、かけ離れています。最初に外人投資家により銀行株が一斉にストップ高して始まった金融相場は、スタートから6年程続きました。最初の3カ月で株価は2倍になりましたね。今回は先物指数による全面高に見えますね。
あまり話題になりませんが…債券先物が売られています。
先日は値幅制限ギリギリまでヘッジが行われたようです。話によれば米国ファンドの仕掛け売りと言う話ですね。その反面、1月は4597億円、2月は5873億円の外人投資家の株式買い越しだと言います。何れも兆円単位と言う訳ではありません。買ってはいるが、そんなに大きく買い越しているわけではありませんね。今回のECBによる資金供給額は100兆円規模なのに…。この規模で過剰流動性の金融相場と位置付けるのはおこがましいかな?
今の所、これだけ上がりましたが…少し長いチャートで金融株の代表格の三菱UFJの株価をチャートで見てみましょう。ご覧のとおり…低位水準で、うごめいている印象です。まだ500円の水準もクリアしていません。何故、500円かと言えば…僕の証券界に入った頃の水準だからですね。30年以上、前から止まったままなのです。日銀が小粒の窓口指導とも捉えられる融資先促進策を、緩和政策と捉えるかどうか…。前回の国債買い入れのインフレターゲット論採用を連想させる姿勢から、後退したようにも感じます。FRBの声明により米国経済の回復が確認され、円安方向が定着しそうですが…基本的に輸出額よりエネルギー輸入額が大きく貿易赤字は更に膨らむでしょう。このような読みの背景から国債先物の売り仕掛けが入ったのでしょうね。
むかし1988年から1989年の話です。当時は株式先物が導入され数年間、経過した時分だと思います。最後の1年は値嵩株だけを上げる先物操作で、大きく日経平均株価は持ち上げられました。先ほどの三菱UFJの最近の天井は2006年ですね。しかし実際の日経平均株価は2007年が天井で1年遅れでした。1988年当時も同じですね。金融株は経済の要で、金融機能が劣化する国は必ず落ちぶれます。金融機能が栄える国は、必ず栄えるのです。だから金融セクターを大切にしなくてはなりません。金融の中心地の米国のGDP比での金融部門の割合は2010年で8.5%なのだそうで、NY大学のトマス・フィリッポン経済学教授は7.5%を適正水準と考えていると言います。つまり米国の金融調整は、未だに終了してないと言う見方も出来ますね。実際の動きは下のグラフの通りです。
今回の日銀政策会議は海外からの注目を集めたと言います。一部委員は資産買い入れ額を増やすように要請したが、却下されたようですね。しかし白川さんは更なる緩和政策を否定はしなかったと言います。前回の日銀政策決定会合で異例とも言えるインフレターゲット論の導入後、株価は活気づき、債券は売られる展開で、為替は大きく動きました。日銀がその気になれば、簡単にデフレ経済から脱却が出来ます。資産価格も同様ですね。政策は非常に重要なのですね。何故、失われた時代を甘受するのか?僕には理解できません。既に自殺者が増え続け、空洞化が加速しているのに…財政はギリギリのやりくり状態で時間が限られています。公務員は人件費を削減され、今度は新規採用も大きく削減させるほど追い込まれています。
テレビや新聞の裏を知れば呆れる実態で、メディア操作はインターネットの普及で、だんだん真実のみが伝わるようになっています。メディア操作の限界も見えますね。
今日は過剰流動性による金融相場に否定的な見解と、皆さんには映るかもしれません。しかしそんな事もないのです。現状の相場を見ると、やはり一番、その方向性で銘柄を選択することが相応しい内容になっています。まだ500円台に乗ってないだけで、三菱UFJは未だに上昇途上なのですね。今日は第一生命が賑わっているようです。この背景は利回りが上がると運用益が改善すると言う理由ではありませんね。基本はデフレからインフレへの脱却ですね。生命保険の原理を考えれば分かりますね。デフレはマイナスでインフレはプラスなのです。原理を考えれば毎年5%のインフレなら、毎月入る掛け金で不動産などの資産を買い入れ運用すれば、運用益は増え支払う契約額は、過去の解約時の金額でインフレにより実体は減ってくるのですね。だから生損保の成長は新興国なのですね。それにも拘らず日本の生損保は、新興国への進出に大きく後れを取っています。経営者不在ですね。ここに来て第一生命が上がってきたのは、日銀のターゲット論の為ですね。
このような現象を捉えてみても…、相場の背景は過剰流動性による金融相場の色彩を帯びています。今日も日経新聞はマツダの応援記事でした。しかし僕の考えている仕手化の動きはまだ出ていません。相場の芽はこれからの筈です。もし玉が吸い上がっているようなら、だんだん出来高が減って株価は大きく上がり始めます。まだまだ序盤でしょう。彼らは200円台の買いの筈ですからね。公募の手当てでも玉は揃わず、場から株を調達せねばなりません。このところの為替の円安ピッチは速く、業績は急改善が見込まれますね。V字型回復の可能性が出てきましたね。5月の大幅赤字発表時は仕上げの動きになる筈で、その時点の大幅な赤字を梃にして、更にその時分は、もう一段高の動きを示す筈です。故に4月、5月はメインになる筈ですね。ここでやらねば、手持ちの玉は永遠に捌けませんね。要するに市場経済は騙し合いです。他人より早く時代の流れに気付き、誰よりも早く動き、仕掛けるのがヘッジファンドの力量なのでしょう。
グリーの海外展開話が、初めて日経新聞に載っていましたね。
僕が記憶している中で、海外展開の話がメディアに登場するのは初ですね。日本会員の比率は僅か15%なのですね。残りの海外会員は85%もあるのです。それにも拘らず1600億円の売り上げのほとんどは、日本のものと言います。単純に海外展開を日本並みとしたら売り上げは5倍増えます。つまり株価は相当な上値が望まれますね。これは誰にでも分かる常識ですよ。国内の規制なんて…あっても無くても関係ないとも言えます。この展開は時間の問題で、大きく株価ステージが変化する場面が来るのでしょうね。しかし、その時期は残念ながら分かりません。日経の報道が事実なら意外に早いのでしょう。
2012年03月15日
3/15
かたる:FRBの奇妙なストレステスト…。今回発表された結果は失業率が13%、株価は半減、住宅価格が21%下落すると言う仮定を元に、自己資本比率を弾きだしたと言います。バンカメは5.9%、GSは5.7%、JPモルガン5.4%、モルガンスタンレー5.4%、シティーが4.9%で落第だと言います。この結果を受けウェルファーゴやJPモルガンは増配を決めているとか…。不思議な条件下でのテストですね。何のためなのかな? 確かに米国の金融株は結果を受け上がったけれど…復活を思わせるほど株価は回復している訳じゃありません。
今日の新聞各紙は、一斉に景気回復、株価一万円の回復を謳いましたが…少し違和感を覚えたのは僕だけでしょうか? いつも一斉にメディアの論調が傾くのは危険なサインの一つです。
為替が大きく動き、この恩恵を受ける企業は少数でしょう。既に多くの企業は為替の影響を受けなくなっている筈で、むしろ円安はマイナスに働く所もあるでしょう。むかし人口比から推測した米国の自動車販売台数は基準を満たさずに低迷が続きました。だからその買い控え分がこれから出て来るわけで、おそらく米国の自動車販売の好調は続くでしょう。中国も一時的に足踏み状態ですが心配はないでしょうし、何と言っても次はインドが控えています。間もなく日本の販売台数を超えるのでしょうね。たしか予測は2014年だったかな? 自動車は関連企業が広く多くの産業を潤します。何しろ家電のように価格が大きく変動しませんね。売り方が違います。
今日の個人投資家の人気株のグリーは先日付けた21日の安値の2177円を割りましたね。今日の引けはどうなるのかな…ここで耐えられるか、それとも1月の安値2000円割れまで向かうのか? 相変わらず、規制の話を蒸し返ししているようです。私は日本を代表する携帯コンテンツの一つで高評価しています。情報化の一つの雄ですね。遊びから色んなビジネスに発展するものでしょう。この技術は人間が開発するソフト資産で、家電製品のように簡単にマネができませんね。ある意味で人間の持つ感性の問題ですから…。これまで物を売ってきた考え方をする人には理解しづらいでしょう。
今は金融相場の可能性が高く、資産デフレからインフレに向かうかどうかのせめぎ合い。加えて日本の方向転換を問う場面で、政治の情勢も大きな影響を株価に与えます。円安の流れは変わらないと考えています。しかし最近は少しピッチが速すぎますね。米国経済の回復から世界景気の方向性が見え始め、足踏み状態の中国の行方など見所は多く存在します。勿論、峠を越えたとはいえ欧州景気も影響を与えます。ホンダが買われるのは分かりますね。
今日は日経新聞のマツダの援護射撃で人気になっています。買いにくい事でしょう。何しろ大幅な赤字計上は確定しています。5月の決算発表時はかなりの赤字ですからね。その為に増資をしたようなものでしょう。銀行団の劣後債での支援は増資がなくては出資がなかったものです。加えてマツダはフォードの傘下を離れ、自前主義を余儀なくされ生産ラインを再編中ですからね。マツダと言う会社にとって、今は非常に重要な時期ですね。成功すれば残れますが…いつか世界の再編に巻き込まれるでしょう。色んな意味で今のマツダは注目されますね。幸い一番重要な為替が味方の風になっています。これだけ環境が揃って株価が騰がらないようでは…二度とチャンスは来ないと思われますね。それほど好環境ですね。一気に200円台を抜けて人気株に育つかは、今の全体相場の試金石でもあるのでしょう。
今日は野村もみずほも一服していますね。ここでの休み方は重要ですね。どんな球形の仕方をするのか非常に興味深く眺めている次第です。この両者の株価次第で他の多くの銘柄の選択肢が決定づけられますね。勿論、売られているグリーも、その候補の銘柄なのですね。相場の流れを作っている銘柄の一つです。全体相場が疲れている時に急落し出したグリーは…面白いタイミングですね。乗り換えの為に売られたので需給バランスが崩れたのか?それとも他の材料があるのか?いろんな見方が出来ます。
今日のファーストリテイリングは少し高いですね。あのチャートを確実に誰かが玉を継続して買っているから、あのような形になりますね。何処かのファンドでしょう。先物だけではありません。チャートの形を見ても背景が読めるようになれれば大したものでしょう。折角、僕はグリーやDENAは一つのタイミングに来ていると思っていますが…なかなか現状は動いておらないようですね。この爆発地点は近いと思っています。日本のタイミングは非常に早かったですね。ファッションの世界では日本で成功できれば世界で成功できると言われているようです。故に多くのブランドが日本市場に競って出店しています。だからスタートトゥデイも株価は最近低迷しているようですが注目されます。もっともこれだけ騰がりましたからね。
このFRBの発表したストレステストは前から決まっていたことなのでしょうか?何故、このような条件を設定して検査を実施して、何故、今の時期に発表するのでしょう。少し重要なことなので考える必要がありますね。金融緩和はカンフル剤ですからね。実際の体力を改善させるわけではなく、本来持つ免疫機能を助けるだけの話です。今回の金融危機の本質を考え、時代を考査しなくてはなりません。その意味で産業革命と同じ技術革新の意味を持つインターネットやスマートフォンを代表する情報革命は価値が非常に高い筈なのです。だから日本で育っているネット文化にかたるは高評価を与えていますね。この辺りの考え方は時間のある時にいずれ解説します。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月14日
3/14
かたる:いやはや驚きましたね。1万円を前に休むかと思いましたが、野村などの形が代表的な動きですね。海外展開が期待される個人好みのグリー、DENAが売られ、金融セクターの低位のみずほが買われる。まったく金融相場の色彩そのものです。昨日、カタル銘柄の参考として、新規に取り上げた低位の不動産開発業者も、何れ大台を変えるでしょう。今日はそのカタル銘柄のキャパシタ関連は5%近い上昇のようです。ただ依然、核はなく先物からの相対的な上げに見えますね。それにしてもエレクも抜けてきましたし、ファーストリテイリングの上げ方などは一貫して玉が吸い上がっているようにも見えますね。ここは節目なので通常は止まりますが…。ホンダもそうですが…一気に行くのかどうか。
時代や:なんだか最近のかたるは万年強気のイメージが消えたね。
かたる:そうかな?基本は万年強気で心に太陽を…の精神だよ。こんな時は基本的に「踊る阿呆に見る阿呆、同じアホなら踊らにゃ損」と言う精神だよ。騙されても良いから乗るが筋だよ。実は時間がなくて調べ始めたが…グラフを作るのが面倒になり、途中で相撲を見ちゃったのだけれど、米国金融株の動きは気になっていたんだね。そんな時にFRBから「実際、資本の大幅な減少が見込まれるが、19社中15社の銀行持ち株会社は、(計画通りに配当などの資本配分を行なうとしても)規制上の四つの最低水準すべてを上回る自己資本比率を維持すると推定された」とストレステストの結果が発表されていたね。
トロ:欧州危機はイタリアからスペインに移動したね。まだ火種は残っているんじゃないの?
かたる:財政問題はそんなに簡単に消える問題じゃないね。日本の現政権は岡田さんの意見が強く原理原則論が反映されている様子だね。パート社員の年金加入は基礎インフラコストの上昇だね。日本で活動するためのハードルはドンドン高くなる。加え公務員の新規採用の削減など…省庁の抵抗が強いようだが岡田さんが推し進めている政策の一つで日本の財政問題を考えれば当然だろう。彼は東大だったね。そうして通産省に居たんじゃないかな?親父はイオンだったけれど三重出身だね。何故か、彼とは細い糸で結ばれているから応援している。彼の親父と僕の上司は親友だったし、岡田さんの友達と僕は知り合いで間接的に良く知っているからかな?
野田さんの参謀として腕を振っており、上手く補佐しているように感じる。もう少し彼のような存在の人間が現政権を支えれば、政策運営も上手く行くと思うが…小沢さんも好きだけれど、消費税反対を唱え、原理原則のマニフェストを守ろうとする姿勢も嫌いじゃない。でも時代が彼を応援しなかったな。米国発と思われる仕掛けに嵌りメディアを敵に回したのは官僚を大切にした田中角栄とは違うかな?新聞はある意味で政策の流れを作る為に利用される。記者と官僚は仲がいいからね。政治部は新聞屋の登竜門だし…。
どうしても株価を考えるうえで、政策が重要になりいろいろ考えさせられる。それにしても小粒だね。日銀総裁の白川さんは…僕と同様の意見が日経新聞に載っていた。個別の融資指導は、昔の窓口指導の範囲なのだろう。しかし日銀が口を出す問題ではなく個別行が対応する問題の筈で、規制の強化が続き個別の芽を摘み取った金融規制は大きく反省せねばならないが金融庁は自らの反省を行わないらしい。融資が伸びないのは過剰な信用規制で恣意的な検査にある。
僕は銀行マンではないし、実態は分からないがUFJが潰されて以来、金融庁の弊害だけが目につく、今朝の読売に大飯原発の検査を了承したと写真入りで載っていました。委員長の班目春樹さんには他意はないが…本来は東電の原発の責任論の当事者の筈で、処分の対象になる筈の人間が新たな判断をしていると言います。人間が居ないのでしょうが…僕には意外な印象を抱きますね。失敗した人間が同じ地位にあり、再び判断する。
日銀の個別融資の話しや班目さんの地位保全は日本村の七不思議のひとつかな?みんなは何も感じないのですか?僕だけかな…何故か、この二つは最近、違和感を覚えました。まぁ、この話は良いでしょう。相場の話に戻しましょう。今日の上げはFRBの演出の一つに見えます。JPモルガンに絡む原因を利用した演出かな?
多くの人は今日の相場を見て完全に流れを認識したように見えます。しかし…通常はこのような動きが始まって初めて方向転換が起こるものです。今日は個人好みのネット株が大きく下がっており、ようやく乗り換えが起こっているようです。ネット株を売り金融株に入れ替えているのでしょう。しかしこの動きは正しいのかな? 通常はここから2週間ですね。節目を迎えますね。
ただ僕は背景に流れる大きなバックボーンの流動性供給による金融相場を支持します。しかし同時に産業革命に匹敵する情報を利用したコンテンツの躍進と言う時代革命も支持していますね。先進国と新興国が水を開けるのはこの技術で、日本はITSなど様々な芽が存在しています。少し下げてきましたがキャパシタなどはこれからの未来技術の一つで実用化段階になってきたのですね。車に採用されると言うことは大変なことなのです。技術的に確立された証明ですね。実験レベルが実用化レベルに変化したのですね。このキャパシタは運動原理のエネルギー革命とも言えます。その象徴としてカタル銘柄に採用しましたが…現状はとても買えない業績内容ですね。
株価は二つ、最も強いのが好業績で、ここに夢の技術革新が加わると大相場になります。先日紹介したJトラストやタカラレーベンは確かに好業績ですが大きく育ちません。夢がないからですね。業績に夢。この二つが揃えば完璧ですね。ただ現実はやはり業績に歩がありますね。必ず、好業績株は上がります。カタル銘柄だったアンリツもいつの間にか4ケタに育ちましたね。LTE関連の本命として期待しファンドが介入した銘柄です。
間もなく株価ステージが変わりそうな鬼ゴムもその口でしょう。まだ埋もれているカタル銘柄も数多くあります。AOCなども代表的な銘柄の一つですね。上がる銘柄はいくつかありますが、グリー、DENAのように企業の進捗状態と結果により相場のタイミングがずれることは良くあります。今注目しているマツダもそうです。いい会社ですが海外展開が遅れ収益化できずにいましたが今回はチャンスですね。
要するに…タイミングを上手く捉えるのは難しいのです。だから狙った銘柄が安くなったら買い待つしかないですね。これが個人が勝てる株式投資の方法かな?所詮、現場に位置する証券マンには勝てないのでしょう。情報力で差がありますね。だってファンドの運用者が友達で、そろそろ仕掛けてみようなどと言う話に個人は勝てませんね。現場に居ないわけで情報力に大きな差があります。新聞などは仕掛けの一環ですね。流れを作り出す材料に過ぎません。
さて10週連続の陽線記録が近づいてきましたね。案外、金融相場の銘柄が強いように見えますが、買っても儲かるかどうか…打診程度で良いんじゃないかな? 野村証券にみずほは金融相場の核ですからね。両銘柄に注目しておれば充分でしょう。僕は株価の下げ足が速くなったネット株も魅力的に見えますが…どうかな? ここから下げが加速し、何度も失敗しているからね。ハハハ…。失敗は成功の糧などと言うけれど、いつも失敗じゃ大変だ。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月13日
3/13
かたる:相場はかなり強いようにも感じるが…目先の壁に来ているようにも感じますね。いくら売り物が少ないと言ってもかなり上がったわけで決算を控えた法人はリスクを回避しましてや日本の場合、AIJなどの問題は年金運用にかなりの動揺を与えます。4月は新運用年度になることもあり方針を一段と慎重姿勢に変化させる行動をとるファンドも多いでしょう。…この考え方は目先の考え方ですね。
一方で、日銀が追い込まれ追い込まれているのも事実で、そんな所に、大震災から電気料金の引き上げや労働問題からの負担増が起こり、グローバルに目覚めた日本を離れる製造業などの条件が重なり、為替を含めて条件が大きく変化しています。この変化は連続9週間陽線の株と同じように24年ぶりの時間軸で変化しています。むしろこちらのエネルギーの方がずっと大きいと思っています。背景には世界の財政支出問題と過剰流動性がありますが、借金を減らすにはインフレですからね。先進国は新興国に追いつかれ、インフレや技術革新により再び水を開け引き離す。…この考えが基本的なバックボーン。
この二つのせめぎ合いを演じているようです。日経平均株価の株価は正直です。その様子を見事に表しているように感じます。しかし不胎化QEの考え方は微妙なこの時期に支持を得ているようですね。売り方は更なる緩和を見せられれば…原油高のインフレを楯に抵抗は出来ませんね。今の焦点はこの辺りにあり、もう一つが中国経済への関心でしょうね。まさかの大きな貿易赤字は春節の影響でしょうが…欧州危機の影響とも見え、結論は時間を要しますからね。2009年の安値にも届かずに休みだした野村証券の考え方も微妙な問題で…ここは大型公募のうち返しが出ているマツダが試金石のような気がしています。
全体はファーストリテイリングの株価位置を見れば分かりますが一服しますね。ここまでは力はかかりませんが先物からの誘導だけでは新高値を大きく抜けるとも考え辛く、このユニクロを見ても分かるように日経平均株価が1万円の大台を一気に抜けるとは…楽天家の僕でも政治情勢などを考えると、なかなか強気になれません。加えて個人の動きは日替わりですね。安定感がなく目先筋の参入だけのようです。USENなどの動きはその象徴でもあります。グリーもそうかな?
だから…先物からの誘導による24年ぶりの連続陽線の意義が強くないのかな?
ここで予想通りマツダがスター的な存在になるなら外人投資家はかなり本気なんだ…とも考えますね。だって背景は悪くないですね。一気に82円前後の動きになり国内製造比率の高い車は、米国と中国の景気動向を見て動き、いずれもマツダは依存度が高いのです。これでもし欧州の落ち込みが和らぎ、回復基調の動きが見られれば、ユーロの水準にもよるでしょうが、新型ヂーゼル車を発売した影響も大きいでしょうね。中国では内陸部で販売網を加速しているし…為替もプラスで仕手筋も存在する。良い環境ですね。やはり今の相場の試金石の銘柄に見えますね。
一方で不動産セクターの動きなどもに注意が怠れません。今日はあとでビスタの原稿も更新します。明日見てください。
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3/12
かたる:株価位置が高くなり、欧州危機が言われ続け、日経新聞やNHKが盛んに不安を煽っていたムードは綺麗に払拭され…メディアの功罪は大きなものだと考えますね。僕は一貫して強気の姿勢なのであまり参考にならないかもしれませんが、イタリア国債の償還額が減っているのに7%を超える利回りを提示していました。第一回目のECBの資金供給の後も利回りは高かったですからね。野村にイタリア国債を買えと進言した社員は野村を離れ…情報の価値観が問われた昨年末から年初でした。
今は24年ぶりの9週連続陽線に沸いているように見えますが…僕の心はなかなか…戻りません。しかし過去のカタル銘柄のJトラストやタカラレーベンなど…さらには鬼ゴムのその範疇でしょうが、なかなかの成績のようです。いくつかの候補をカタル銘柄として掲げ、つい最近も2銘柄、有機EL関連とキャパシタを追加しましたが…、この銘柄群の中で高株価になるものを見ているとやはり収益性のようです。何れむかし手がけてアーレスティーなども大きく上がるのでしょう。ホンダ系で米国は景気回復基調ですからね。
要するに、どれを選択するかです。お金に限りがある訳で…大きなファンドなら別ですが全ての銘柄を取り組む訳に行きませんからね。銘柄の絞り込みが大切な訳です。本当は良い銘柄が見つかれば一つで充分なのですね。タイミングが全てで旬に輝く時期に手掛けることが出来れば一番いいわけです。
今の懸念材料は何でしょう? 米国の統計数字はマズマズの推移を示しており、仮に先日の200ドル安を演じると…FRBは不胎化QE3の話しが出て来るように…なかなか相場は休みを入れたいのに…休みを与えませんね。欧州危機は依然続くのでしょう。各国の財政支出削減の緊縮財政はイギリスの例を見ればあまり株価の下げ要因とは言えないようです。ロンドンのオリンピックは間もなく終わるから…更なる落ち込みが気にはなります。
今の話題はむしろ中国の2月の貿易赤字でしょうか? しかし春節を挟んでいるから何とも捉えづらいものです。先日、日経新聞が報じた車の補助金の話は観測記事かな?もし実現するようなら、マツダにとっては好材料の追加になりますね。この中国の不動産規制からの動きも気にはなりますね。資金の供給力があり株価の下落の心配は薄いですが…やはり先日の200ドルを超える米国の下げを見ると…気は抜けませんね。
僕には理解できない相場付きの面もあり…現場を離れているためか?スッキリ見えてないようですね。やはり相場を見ている時間が少ないせいかな? 相場付きの理解度が薄いような気もします。ピッタリ当たらないものね。昔、僕が手掛け大きく下がった株も面白そうな銘柄が沢山あるようです。しかし全体は、まだまだアクティブな動きが市場に見られないのが残念な所でしょうか?
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3/09
かたる:過剰流動性による金融相場の仮説が、一番正しいような相場付きですね。しかし僕には二つの点で疑問を感じていることも事実です。一つは国内政治の行方です。もう一つはスター株らしいスターがなかなか生まれないことです。先物から総体的に上がっている感じで相場に力強さを感じない点ですね。
大きな相場になるためには、いくつかの条件が揃わないとなりません。多くのケースは条件が揃わずに途中で崩れます。例えばグリーですね。株価が騰がる素質を秘め好条件が揃っているように見えます。しかし現実は買われません。理由はハッキリしています。
一つは、何故、発表されている会員数が事実なら、海外売り上げが国内売り上げを上回る筈ですね。地域別のセグメントさえ発表してないところを見れば、海外での収益は上がってないのでしょう。それなら経営の主眼はここにあります。故に、もし経営者に相応しい人を海外部門に起用すれば…一気に収益化が望めないのでしょうか? ベースは出来ているから収益構造が一気に変化するときが来ても不思議ではありません。(期待)
一方、国内では課金ガチャ問題が浮上し、モラルが問われる日本村においては、個人の自由より社会の良識を問題にします。ここが米国とは違うところかな? 国民を守ることは役人の使命との正義感が、個人の自由を上回ります。僕にはグッドウィルが排除された原因が今一つはっきりしません。介護を食い物にしたのか? それとも派遣事業において不正があったのか? 強引なやり方でないとなかなか競争に勝てない、ある程度、日本の慣習を打破しないと大きく離れない。このさじ加減の違いによってライブドアも消えました。オリンパスは残りライブドアは消える。僕にはこの違いが理解しづらいのですが…明確な答えはなく日本村論理に消えています。(不安)
この二つの対照的な材料がせめぎ合いをして時間の経過で変化を遂げます。アニメ・ゲームから始まった携帯コンテンツのバックを支えているのは成功している新興経営者がスポンサーになって資金を提供しています。デジテルガレージのような存在が新興企業を支えているようです。ここに新しい日本のネット文化の芽が育っており、これに注目しているのは外人投資家で、フィデリティーファンドなどの一流の投資家はグリーやスタートトゥデイなどの銘柄にも投資していますね。彼らは売り上げの伸び率を見てROEを重視して銘柄を選んでいるようです。
さて話がそれましたが、大きな相場に育つには仕掛けている最中に好条件が続くかどうかですね。FRBが微妙なこの時期に「不胎化QE」の話を市場に流しました。ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた記事が市場の話題になっています。好調な経済統計が続く米国経済の確かな後押しをバーナンキは考えているようですね。ツイスト・オペにしても基本的に米国の金融は弱いと判断しているのでしょう。その為にリスクを減らし投資を呼び込もうとしていますね。素晴らしい手腕です。あの時、速水元日銀総裁は疲弊した体力を無視して金融引き締めに移行し、失われた時代を長引かせました。株価が正直ですね。バンカメは、まだ8ドルですね。シティーは34ドルですが…実際は3ドルですよ。だからこそ、GMのプジョーへの出資は驚きなのですね。
NYダウが200ドル以上下がり、不安感が生まれそうなこの時に不胎化QEの話が生まれるのは市場経済の脆さでもあり、微妙な位置に世界経済は居るのでしょう。速水元日銀総裁はこの時期に金融引き締めを実施したのです。日商岩井を駄目にした男が日銀の総裁になる日本村社会の現実はここにあります。だから嫌気がさし楽天の三木谷さんは海外展開を加速し出したのでしょう。今の住友化学の米倉さんの発言は日本村社会の象徴ですね。
昨日の経常数字の赤字は大きな問題化にならず、メディアは大きく取り上げませんでした。確かに特殊事情はあるのでしょう。しかし日本は資源も無く、輸出競争力を失った現在は過去の蓄積で食べているのですね。この問題は大変なことですね。私が数年前から時間がない、早く改革を…と言っていた現実の走りが始まったように感じます。過去の蓄積などあっという間に消えますね。公務員改革がようやく始まり退職給付金も問題化され始め、どんどん輪は縮まってきましたね。間もなく年金生活者にも広がるでしょう。現役の公務員の後は年金生活者の社会的弱者の生活にも影響を与えるでしょう。
だから国内政治の行方は大変重要ですね。今日は株価が高いのでギリシャがどうの…米国がどうの…色んなことを言っていますが、本質をしっかり捉えておく必要があります。食えなくなっているのに、安心・安全もないものだと思いますね。原発反対派の理想論は良い方向に転がり自然エネルギーの画期的な発明に繋がれば良いですが…現状は技術では知れています。このような環境を考えるとマツダの株価は好条件がそろっているように感じますね。だから海外勢の応募が8倍にも達したそうで話題になっていましたね。
推奨理由はすでにいくつか述べています。今回はチャンス到来です。この後も支援材料が続くかどうか分かりませんが、大相場になるためには条件があります。先ず、高株価になる資質があるかどうかです。マツダの過去最高利益は918億円発行株式総数がこれまでは18億株前後で、今度は約30億株に膨らみます。しかし一株利益は30円を達成できる可能性はありますね。しかも今回は自前ですからね。技術力が高いマツダには主だった大株主も存在せずにM&Aの狙い目もあります。そろそろ車の業界も淘汰の時期です。株価が一気に200円、300円になったら空売りも大株主も売るでしょうね。本来なら…純資産価格を割れるこの株価位置で公募増資をするなんて株主軽視で経営者失格ですね。オリンパスと同レベルの経営者が多く存在する日本ですね。
今日は時間がありいくつかの解説を交えました。要するに株価が騰がっていく過程で、支援材料がどんどん出て来る環境かどうかを見極める必要があります。条件が揃って資質があっても株価が騰がる訳じゃありません。やはり仕掛け人の存在が必要な訳です。演出は舞台を見ても分かるように原作を変える力があります。話題を呼ぶ作品は原作より演出家の力でもありますね。株も一緒です。仕掛け人の手腕が問われるわけです。不胎化QEの話は非常に重要ですよ。よく考えておく必要があります。背景には大統領選を控えているからでしょうね。所詮、人間の思惑が創る市場なのです。
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3/08
かたる:今日はセオリー通り戻っているが、疑心暗鬼の動きを脱し切れていないイメージですね。問題はこの短期調整と思われる形です。一度、回転を止めた動きに再び回転を加えることはかなりの力が必要です。現在、最も有力な相場の仮定は、過剰流動性供給による金融相場です。仮にこの仮説が正しいなら、野村証券がメインで、三菱UFJなどの総資産が大きな銀行などがメインの銘柄になります。流動性供給によるお金のだぶつきでモノの価格が上がりますから、何年にもわたり資産デフレを放置してきたので、株や土地が上がりますから、不動産株も候補の銘柄になりますね。
資産価格が上がると自分の資産が増えますから消費が増え始め景気は良くなります。消費が増えると需要に見合った生産活動をしなくてはなりません。だから設備投資が起こりますね。日本は長い期間、デフレを放置しており円高局面が続きましたから、国内の生産ラインの更新需要はかなり見込めるでしょう。世界を軸に考えれば所得の上がった新興国が増えますからかなりの需要が見込めます。昭和30年代の日本の状態の国は多く、バイクや車は憧れの消費財ですからね。
資源エネルギーの需要は落ちないでしょう。日本車は低燃費を売りにしておりHVなど売れることでしょう。これらの設備投資はグローバル化しており国内が享受することはありません。ただ野村証券が休んでいるこの間に、賑わう銘柄はなく個人投資家はあまり儲かってないようですね。きっと僕と同じような心境なのでしょう。米国の雇用情勢への期待が重なり、相場は戻っているようですが、一昨日の終わったはずのギリシャ危機の再熱で、大きく崩れる株価を見ると安心はできませんね。200ドル以上下げるNY市場は、かなり脆いのかな?とも感じます。今日の反発は当たり前ですが、まだ警戒感は怠れません。3月15日から20日前後には国内の機関投資家筋の売りは切れると思われます。その時の形が一気に再び走り出すのかどうか…。
金融相場は金融、証券、不動産の3点セットが候補銘柄ですが、同時に低位株が主眼になります。つまりみずほなどは、格好の条件が揃っていることになります。ここでのモタツキは自然の流れですが、一気に200円台に突入するようならかなり強い相場なのでしょうね。目先を追うばかりに空売りをしても大した成果はないでしょう。ここは騙されたと思って相場に付くのがセオリーでしょう。日本の誇る時代革新のネット株はそんなに強くないですね。ソフトバンクは大掛かりな設備投資を要求されますから利益の出方は普通でしょうが、先駆して下げていたのに、まだ下値を確定できたとは言えません。サイバーエージェントも辛うじて上昇波動を維持している程度ですね。
僕は過剰流動性の金融相場が休めば、グリー、DENAを含めたこれらネット文化株が賑わうものだと考えていました。その方が理想の展開ですね。だから折角始まっている金融相場の信頼性も確信に至りません。リーダーが不在だからですね。11月からの上昇は先物による動きが主眼でした。野村にしてもリーマンの部隊が投じた不動産絡みの物件の利益が見込める筈ですね。先日、イタリア国債への投資を提案した連中が幹部の拒否に遭い会社を辞めた報道がありましたね。あの時に野村がイタリア国債を買うポジションを組んでいれば大儲けです。2%だから数千億円の利益が計上できましたね。経営者の判断しだいですが、日本人に優秀な社員を使う能力があるのかどうか…。金融の世界は、兎に角、アイディアが命ですね。
先日、僕は一つの仮説を掲げています。公募に絡むマツダの相場に付いてですね。市場の話では増資を予定している企業はかなり控えていると言います。つまり好条件に置かれたマツダを綺麗に相場にできれば、のちに控えた増資はスムーズに運び証券界全体の利益を生みます。為替が反転し、世界景気は回復し、マツダは新車を開発し発表しており、フォードとの提携解消から自前主義を貫き、中国などの市場では一定の成果を上げています。
加えて、昨年200円台で大量の玉を抱えたファンドが存在し、このような環境下で、ここでやらないで、いつ相場を作れるのでしょう? きっと人気株に育つと踏んでいるわけです。株と言うのは自然に上がるものではありません。丹念に浮動株を吸い上げないと上がりません。株を買うと言うことは業績が上向くかどうかですね。歴史的な為替転換と言うビッグな材料を秘めていますね。僕はプロの手腕を信じますね。今年の人気株の一つになるでしょう。ただ金融相場と言うイメージからは、多少、季節がずれています。でも低位株なので魅力ですね。投資効率が高いのです。100円の株が200円になるのは難しくありませんが、200円の株価が400円になるのは大変です。
未だに調整過程の日本株、今日は反発していますが慌てて買うこともありません。先の高値を綺麗に抜けてから買っても遅くはありませんね。どうせ、勢いよく上がることはないのです。まだ調整期間は1週間から10日前後の話です。3か月間、上げ続けましたから、少なくとも休みは確り休まないとならないでしょう。
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3/07
かたる:通常は警戒感が必要な場面です。利食いを先行させ、様子見が相応しいのでしょう。エレクは横這いから今日は高く、ホンダも25日移動平均で抵抗をしています。金融相場の本命株である野村証券はまだ25日線までユトリがありますね。1月から始まった。実際は11月末からでしょうが、その上昇波動が、いったん調整局面を迎える展開です。解説されているように期末決算を控え国内法人の売りを外人投資家が拾っているのでしょうが、買う勢力が弱いから全体が下がるわけですね。この国内売りは、あと2週間程度で切れるのでしょう。つまり来週後半から再来週は買い場になると言う事でしょうね。
本来なら活躍していない銘柄群が賑わうのが相場のセオリーです。今日は日本橋橋梁が大きく下げていましたからリバウンドに入っていますが、こんな銘柄がスターに育つ訳もなく論外の銘柄で無視ですね。本筋ならグリーDENAなどをはじめとする新興企業のネット株なのでしょうが、こちらもあまり強いとも言えません。海外展開が読めず支援材料がないから新規の買い参加者が生まれない現状なのでしょう。株が大きく上がるには新手のファンドが5%、10%と株を大きく買う時ですね。フィデリティーなどの大手ファンドの買いはせいぜい数%どまりです。だから参加者が二つ、三つと重なると相場は大きく育ちます。世界にない魅力のある企業は投資の対象になりますね。
今回の相場の底流に流れているのは、金融緩和です。有り余るマネーの行方が注目されています。だから日本の政情が問題になりますね。失われた時代は、兎も角、55年体制が崩壊し安定感が失われ、リーダーが不在の状態で船(日本丸)の舵が定まっていません。小泉・竹中内閣の時だけ、自民党を過去の遺物と決めつけ新しい市場原理に向かっていたイメージがあり、外人投資家は自信を持って株を買うことが出来ました。ところが今はまだ混とんとしていますね。折角の好環境なので、この機会を生かし正常な成長方向へ歩んでほしいのですが…。
でも決して弱いわけじゃありません。解説によれば国内勢の売りとのことですが、既に20年以上も持ち合い解消は進んでおり、整理には充分に時間をかけていますから、決算対策の売りなどごく僅かでしょう。それも後2週間程度の話です。結局、デフレからインフレに脱皮すれば国内勢は再び高値で日本株を買わざる得なくなります。方向性はデフレからインフレですからね。三菱UFJも25日線上に位置してきましたね。昨日解説したように揉み合いの形が右肩上がりが一番強いのですが、残念ながら多くの銘柄は、野村型、つまり右肩下がりで25日線の攻防は否めないのでしょう。
先駆したエレクトロンのチャーとは完全な横ばい波動に見えますね。この銘柄は11月末よりはやくに8月頃に底入れしたのですね。8月26日、10月4日に二番底を入れ反発していますね。先物からのリーディング銘柄です。今日は何とか抵抗をしていますが米国景気に左右されるホンダは25日線を意識している動きです。でも相場の主眼が過剰流動性なら金融株の動向が注目されます。三菱UFJはどう考えても600円以下の株じゃありません。野村証券はこのあと25日線を維持できるのかどうか…マツダの公募は成功するかどうか? いろんな見所があります。ただグリーやDENA、サイバーでも他のネット関連株なら何でもいいのですが…賑わいが見られずに、参加者層は、依然乏しいのかな?とも感じられますね。先駆して休んでいた銘柄が再び上がりだし主力株は休みを入れる。そんな循環物色が望ましい展開なのですが…
国内の政情の影響もありここでのモタツキは、ある程度は想定されており、果たして国内勢の売りが切れる2週間程度の短期調整で新たな流れが生まれるかどうか…注目されるところです。
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3/06
かたる:昨日は調整パターンにも見所があると書きました。明らかに野村証券などを見ると、これだけ株価が上がったので11月末の223円から390円なので、およそ2倍まで買われたことになります。ここで短期調整を経て続伸できるかどうか…興味がある所ですね。一番強い形は右肩上がりの時間調整ですが、今の所右肩下がりの調整パターンで需給バランスは売り方優勢に見えますから、25日線が337円ですから、ここが下値の支持線になれるかどうか…それより強いかどうかですね。株価の需給面の調整は充分なのです。
世界的に流動性が供給されており金融面で財政不安などを支えており、決して健全な訳ではありませんから、時間稼ぎに過ぎません。ドイツが財政規律をうるさく言う理由も分かります。日本もそうですね。財政規律を維持できるかどうか…薄氷を踏む思いです。野田政権は野党の谷垣さんとの密会が小沢さんへのけん制となっています。谷垣さんは財務省人脈が豊富で誠実な政治家なら日本の将来を考えますね。彼も消費税は引き上げねばならないと思っている筈ですから…事が微妙な問題ですからね。増税をせずに金融市場の混乱が収まればいいのですが、原発問題から原料輸入が増え貿易赤字が定着し、日本で生産活動する維持管理コストが上昇していますから、円安になったら製造業が戻ってくると言う問題ではありません。一度、贅沢に慣れた人間が生活の質を落とすのは大変なことです。
長い失われた時代は日本の資質を蝕んでいます。表面上は見えませんが、長い政治の低迷は様々な問題を抱え込んでおり難しい選択を迫っていますね。多くのメディアは報じていますから、円安から起こる物価高などで一気にいろんな問題が噴出することもあり得ます。日本のリスクですね。何も消費税に限りません。多くの国民はその兆候を感じているから大阪維新の会が誕生するのでしょう。石原都知事の出番ではありませんね。ご意見番は水戸黄門のように控えめな活躍が望ましいのでしょう。
おそらく円安は定着しあるいは加速します。100円は指呼の間で止まらないはずですね。一度、グローバル化に舵を切ったからには、日本より好環境な条件の所に投資をするのがセオリーです。だからマツダはメキシコに工場を作る訳ですね。フォードからの離脱が中国でも新体制を加速させています。車の分野では今年は米国と中国が注目されるでしょう。だからホンダが大きく上がりました。でも車で儲かる時代かな? 幸い流動性の供給で原油は高くなりますから燃費競争になり日本車にとって追い風になっています。130円を上回り若干の利益が出る公募は人気でしょう。このご時世でリスクなく数%の利益が出るのですから…。私が考えているような人気株に育つかどうか、結果は間もなく判明するでしょう。ヘッジファンドは時間をかけないと思いますね。今期の大幅赤字の業績が発表される5月には人気株に育ってないと不発ですね。その時点で人気株に育て上げ大幅赤字を見てさらに売り込まれ、大きく育つのが理想のパターンですね。
しかし支援材料があるかどうか…。一つは為替動向です。マツダは海外展開力が遅れている会社です。だから為替が円安に進めば、確実に株価は上がります。更に現在注力している経営が追い風になるかどうか…中国の内陸部へ販売店を加速させているので、中国経済が後退すると失速しますね。全人代は物価安定に主眼を置いているようで成長率の目標を落としました。まぁ、これだけの経済規模になったから当たり前の現象ですが…中国の景気動向と米国の景気に大きく経営が左右されるはずです。この環境はこの半年、相場に追い風になるかどうかも成果を決めますね。昔は野村証券だけで相場を作ったものですが…今ではコンプライアンス規制など厳しくなっており組織的な動きは出来ませんね。しかし相場と言うのはドレッシング次第ですからね。金融相場なら低位株にも追い風の筈ですから面白い存在です。今回相場になるとすれば、2年程ずれることになりますね。
さて時間が無くなりました。個別銘柄は兎も角、調整のパターンが注目されますね。そうしてもう一つ、グリーやDENAの問題が日経新聞に記事になっていましたが、今の所、この程度は既に株価に織り込まれている様子です。フィデリティーの記事が日経新聞に載っていましたね。ソニーを外し成長株を組み込んでいる記事が…果たしてグローバル化が広がるかどうか…新規の参入者が新たに登場するかどうか?…この辺りも芽があると思っています。
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3/05
かたる:やはり調整局面は来るのでしょうが、どのような形でこの利食い売りを消化するか? またどのような支援を受け再びこの調整を抜け出すか? …がこれからの見所でしょうか? 先日来、ECBの資金投入額を巡りいくつかの見方があると書きました。内容が悪いから供給額が膨らんだのか? それとも叩かれないから有利な資金を手にして投資が起こるのか? 前回は半分程度は待機資金だったので、僕の感覚では今回は調達額が少ないのでは…と考えていたわけですが、労せずに利ザヤが稼げるチャンスで信用問題が問われなければこのチャンスを生かした方が利益は増えますね。どちらにしても銀行の利益の蓄積に繋がります。FRBが国債を買う事も、日銀が国債を買っていることも同じ原理でもあります。メインは金利を引き下げ、産業の金融コストを下げる支援ですがダブルの効果がありますね。
この調整下では、先ずは買われた銘柄の調整パターンです。値下がりするのが弱いのですが、揉み合いで通過できるかどうか? その揉み合いにもいくつかの形があります。右肩上がりで玉を吸い上げる形が一番強いですね。下値の支持線である25日などの移動平均線を割れるのが弱いパターンです。閑散相場の中で物色対象が出て来るかどうか? 通常はメインの金融株は調整に入りますから、脇役である仕手系の材料株が誕生するパターンもありますし、最も強いのが休んでいるネット関連などの未来型企業を買い、交互に金融銘柄と物色を繰り返すのが理想です。
調整だとも限らないわけで、僅かな時間の経過の後で再び全体を買うパターンもあります。銘柄で注目されるのが、子会社売却などの噂があり、劣後債の募集まで追い込まれた野村証券でしょう。起死回生の一発銘柄のイメージですね。際どいタイミングです。エルピーダよりは若干恵まれているでしょうが…僕の目には似た者同士に見えます。だから面白いとも言えます。本物の金融相場ならこんなものではありませんからね。
ここで忘れられないのが、前回の仕掛け時は環境が悪く不発だったマツダでしょうね。浮動株が増えて通常は企業価値が下がり駄目ですが、今回は前回とは違い恵まれた環境下にあります。この公募を成功させると次に控えている多くの銘柄の増資が円滑に進み証券界も上げ賛成でしょう。前回、大量に株を仕入れたヘッジファンドは、おそらくかなりの玉は残っているでしょう。世界的にも景気は回復基調で、車の販売は伸びる傾向にあります。米国向けのメキシコ工場が誕生し自前の効果が生まれる可能性がありますね。中國でもフォードから離脱し生産ラインを変え増産効果が出やすくなっており、内陸部中心に販売網を拡大し販売数を伸ばしています。欧州は駄目ですが新車の省エネ効果があり為替次第で検討するかもしれません。オーストラリアは普通でしょう。マツダの車はどれも燃費効果が高く原油高はプラスに働くでしょう。加えて原発の影響で日本は貿易赤字が継続しますから円安気味に推移する筈で、為替効果が一番高いマツダは今期の数字は滅茶苦茶の赤字です。業績の急回復が予想されるマツダを、このタイミングで仕掛けなくては一体いつやるのでしょう?
公募で利食いした株がドンドン上がり続けると空売りをしたくなるものです。しかも大量の赤字が計上されるのですからね。一方、買い手は無尽蔵のお金が集まる環境にあり、いくらでも株を買えますね。問題は業績が読み通り急回復して一株利益が30円以上上がるかどうか? この話は又にしますが可能性はありますね。前回は失敗したマツダですが、今回は低位株価でもあり、この好環境を生かせると踏んでいます。果たして読み通り動くか?今日は値決めの日なのでしょう。
2012年03月02日
3/02
かたる:前回、ドイツ銀行は第一回目のECBによる資金供給を受けなかったと宣言していましたが、おそらく今回はECBからの資金を取り入れたのでしょう。何故なら、なりふり構わず、第1回目の資金提供を受けた銀行の信用力が下がらずに市場から信任されたからですね。慎重姿勢が崩れたのでカタルの予想より大きな金額に膨らんだのでしょう。この様子はWSJの『初回は523行の銀行が資金を要請し、4890億ユーロ(約50兆円)が供給され たが、今回資金を要請した銀行は800行に増え、供給資金量も5290億ユーロ(約57兆円)に達した。』と言う報道から窺えます。(上はFRBで下はECBの動き)
一口に100兆円と言いますが、信用乗数効果と言うのがありますから馬鹿にできませんね。それもFRBと違い一気に放出しました。物理の原則ではエネルギー=質量×速度の2乗なんですね。気象でも同じでしょう。風が強い日は、体感気温が大きく変わります。僅か3か月間に2度の大量の資金供給をベースマネー上で行ったので、この動きに貨幣乗数効果が生まれるなら、確実に世界経済はインフレの道を歩みます。微力ですが、日銀も10兆円の積み増しをしていますね。この心理効果が株価を支えています。
前から言っているように…やはり…「踊る阿呆に、見る阿呆」かな? どうせ踊るなら踊らにゃ損…と言う言葉がありますが…馬鹿になって踊るかな?と言う心情でしょうかね?何しろ23年ぶりの外圧です。日本と言う国は鎖国制度から脱皮するのも外圧でしたね。今回も似たような印象です。確かに日銀が緩和姿勢を行ってはいるが…効果がない政策は意味がないですからね。ゴーン氏は日本人ではないから早めにマーチの生産を移管しました。何も資源高だけが貿易赤字の原因ではなく、最近日経ビジネスが盛んに報じていた6重苦、まぁ、今度は円高がなくなりますが、労働管理費など割高ですからね。
加速しますよ。何しろ物価高に+為替効果が加速しますからね。時間切れが迫っています。どっちにしても予想されていたシナリオです。世界の中央銀行の出動で時期が早まったに過ぎません。この意味を理解している国民は少数派で国会議員もノー天気ですからね。全ての環境は整っていますが、後は混乱が拍車をかけるのかな? 消費税解散から政権再生の嵐が起こるかどうか?野田さんは小沢氏をけん制し、橋下さんの行動も視野に自民党の谷垣氏と密会をしたとか…。あり得る話ですね。政権再生か…。
基本的に決まっています。その過程が見えないだけの話し。そうして主眼を何処に捉えるか?先ほど、古い資料を見ていたら、1983年末から金融相場は始まり1989円に終焉をしています。およそ6年の過剰流動性相場でした。世界の金融機関は痛んでおりBIS規制もままなりません。しかし邦銀は恵まれていますね。円安のインフレが起こるので、総資産経営をしている邦銀はいくらでも利益を捻出できるようになります。これまでは期間利益で資産デフレ損失を埋めていましたが、今度は逆に資産が増幅するので労せずに利益が増しますね。
まだ確定したわけではありませんが、そろそろ賃貸生活からの脱皮を考える時期なのでしょう。昔、立花証券の石井会長は全ての資産を売り国債を買ったと言われています。自らの住まいも賃貸に変えたと伝わっています。本当かどうかわかりませんよ。だがあり得る話です。23年ですからね。長かったですね。ベンチャリは消えてなくなったけれど…自宅は残りますからね。騙されたと思って行動しても損はないでしょう。都心の大規模マンションか…佃に三井が開発した物件は、デフレ下でも価格が下がりませんでしたね。何しろ自宅前に派出所があり、安全性も約束された好環境です。東京駅から車で5分かな?しかも大規模開発ですね。このような好環境の物件があれば投資も面白いでしょう。
株は常識的には一服しますね。しかし…好環境が持続し続けるかもしれません。多少のアヤがあるとすれば15日から20前後まで…。予想では円安は確定し大量公募のマツダも候補でしょうし、資源株も不動産株に並んで注目されるでしょう。勿論、本家は金融株です。この資金流動性に並ぶのが新時代を切り開く技術革新株の成長株です。産業革命と並ぶ情報革命の携帯端末インフラは、未来社会の重要なパーツで情報はキーワードでしょう。だから実質的には二つの流れが存在するわけですね。
もう素人の株屋とは違いますからね。株が下げても困る訳じゃありませんが、やはり掲げたグラフを見れば、ここ数年は大きな転換点なのでしょう。米国と欧州の2大勢力が大きな動きをしているわけですからね。目先のアヤを追い、この動きを馬鹿にしてはなりませんね。何しろ本格的な金融相場が始まっているとすれば、簡単に終わりません。1983年から6年間の相場が続き、2003年から3年間と短く、そうして今回です。2012年か…10年単位で起こる大きな動きで「高い・低い」…と続けば、次回は高い順番で6年間も続くのでしょう。
一抹の不安を感じ、奇妙な時間の流れですね。
「今日の市況」は人気blogランキングに参加しています。2012年03月01日
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かたる:何故か一般のニュースでは、あっさりと流されている印象を抱きました。ECBの資金供給の57兆円規模の話ですね。僕には非常に重要な金額の意味で、この意味を考える時間が大切だろうと思っています。一番、最初に100兆円説を日経は流していました。まさか…。とこのニュースを聞いて、直ぐに感じました。その後、修正され50兆円説に変わりましたが、現実は57兆円でした。それでも僕は多いなと感じましたね。一つは前回、大量に資金提供を受けた銀行が問題化しなかったことでしょうか? それで苦しくても提供を控えていた銀行も参入したのかもしれません。何しろ1%の提供でイタリア国債(2年)は5.5%だったわけで…、労せずに3%程度は楽に抜けたのでしょう。現在は2.23%だそうで…この投資が多かったようですね。しかし肝心の10年物は7%から5.22%だそうで…本来ならこちらももっと下がっても良い筈なのに…。不思議ですね。つまり時間制限の戦いを迫られている。改革がスムーズに運ぶかまだ慎重なのでしょう。
まだ慎重なのでしょう。この意味が重要だと感じましたね。株の上昇は先物が主軸です。みずほは公募価格を維持し130円台より上に位置しています。3割の上昇ですね。クリスマス前1か月の中央銀行が協調姿勢を見せる11月24日の野村証券の引け値は224円でした。先日、390円まであったようですね。すごい投資成果です。協調介入が判明した時は265円で、その後、年末は233円です。だからドラギのクリスマスプレゼントを見てから投資しても充分な効果がありました。浅はかですね。僕はDENAに拘り続けました。
何故か?
時代選択を先進国の技術革新においてみていたのですね。これは一般的には分かりづらいのでしょう。産業革命からの成長は人類の技術進歩を早め成長を加速しました。今は情報革命ですね。情報の価値の比重が格段に上がっています。特に日本人は戦後、敗戦国でしたので、占領下の教育システムはロボット教育が主眼です。考えない従順な日本国民の生産を目指したのです。一般国民のなんと愚かなことか?この教育制度の定着が失われた時代に繋がっているのでしょう。アラブの春もそうですが、先進国から新興国へ富みが移転しグローバル化が進み、情報の価値がドンドン上がっています。間もなく言葉の壁がなくなります。しかしニュースの陰に隠された真実を見抜くには大変な時間と経験が必要になります。
中央銀行の協調介入とECBのクリスマスプレゼントを見て、僕は、欧州危機はありえないと確信していましたが、DENAに拘り敗北しましたね。あの時は、劣後債を発行した野村だったのです。しかしリターンとリスクは紙一重です。あの時の野村は劣後債の発行だけではなく、野村総研や野村土地建物の売却話が出ていましたね。事実、すかいらーくだったかな? 色んな投資先も売却して資金をねん出していました。倒産したエルピーダは昨年8月に公募で資金を集めています。まるで詐欺ですね。その資金は日本政策銀行などへの資金返還に使われ情報を握ったものが勝者になっています。あの公募を実施した幹事証券に罪はないのでしょうか? 明らかに業績の悪化は分かっていたのですよ。およそ750円で5700万株です。427億円の詐欺罪の成立ですね。
オリンパスは上場維持でライブドアは上場廃止、同じ経営者は犯罪者のレッテルです。何処が違うのでしょう。自由競争には公正なルールが必要ですね。意図的な犯罪を権力者は誤魔化しています。エルピーダの公募は犯罪だと思いますが…許される紙一重の世界です。野村の選択もハイリスクだからハイパフォーマンスだったのでしょう。この眼力が必要ですね。情報を精査する眼力です。
僕には不思議なのですね。
東電の処理の時も民間企業の責任でした。今回のAIJもそうなりますね。何故、監督権のある国が責任を問われないのでしょう。監督権を行使できる立場なのに、その責務を果たしていませんね。なら、監査する必要もないし規制を設ける必要もない…。原子力安全委員会は自らの責任を認めているのに、罰せられないでお構いなしで放置されています。癒着があったのは明らかでしょう。最近、仕組みの批判はあまりしていませんが、考えてほしい問題です。
日経新聞に闇金融の記事が報じられていましたね。これは重要なキーワードですね。金融庁の政策転換に繋がる可能性があります。誰かが仕掛けているわけです。昔、田沼意次が国策を実行する傍らに商人が暗躍していました。同じ構図ですね。山本周五郎の「栄花物語」にはその辺りが描かれていますね。いつの時代も一緒なのでしょう。IRNETの読者には自分で精査する能力を養ってほしいのです。勿論、僕の見方が正しいわけじゃない。僕自身が兆円単位の投資家に成れれば、そりゃ、実績があるから人は信じるでしょう。今はしがない末端労働者ですからね。やはりECBの金額が分かりステージが変わるように見えますが…皆さんは、相場がどう見えますか?
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