未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2012年)(2012年09月14日)

「出来高急増銘柄」「株式指標」はここをクリック。

かたる:実力主義の米国らしい対応ですね。FOMCで追加の緩和策がとられました。このような対応が、市場に信認を生み相互理解を深めお金が動き始めるのでしょう。「日本化現象」と呼ばれる現象が、何故、生まれたか? ここで言う日本化現象とは「流動性の罠」の状態です。つまり、いくら金融緩和をしてもお金が動かない現象で、デフレの悪循環の事を言いますが…この「日本化現象」の源は政策当局への不信なのですね。市場原理主義の中で一番大切なことは競争原理を生む、行動を支える事なのですね。

その為にお金は道具にすぎないという事なのです。お金を持ったまま死ぬ人は多く居ます。成功者は基本的にお金を使いきれないのです。お金など道具なのです。生きる環境を豊かにしてくれる道具なのですね。ところが日銀は日銀券の価値に拘ったのですね。それは澄田総裁の失敗を、日銀が自ら反省しているからですね。プラザ合意からの金融緩和の行き過ぎが過剰融資を生み、経済を破たんさせた反省です。その為に多くの人の命が奪われました。ハッキリ言って澄田さんも三重野さんも犯罪者ですよ。

実力がない日銀総裁がその後も続き、未だにデフレの渦の中にいる日本経済は明らかに犯罪ですね。政策とは信念を持って目的を達成することですね。目的を達成するまでは妥協しない姿勢をFRBは示しました。お金なんか、紙くずなんだ…と言っているわけです。

市場原理において、それくらいに期待インフレ率は大切なモチベーションなのですね。既に充分に緩和しているのですよ。しかしお金が動かないのです。動かす人の所にお金が行かないのですね。だからお金を動かす人のとこまで、お金が届き行動に移るまで緩和を続けるのです。勿論、副作用はありますよ。当たり前ですね。しかしそれは起こった時に考えればいいのです。小麦価格が上がり、トウモロコシが上がり、原油が上がる、その時に価格統制をすればいいのですね。先物で買う人の利益に大きな課税をすれば、場合によれば罰則を設けても良いのです。今やるべき課題をまずは克服する。市場原理を守ろうとする決意が違うな。…と感じます。

市場原理の根底はお金が正しく動くことです。ここで言う正しく動くとは論理的に歪められるような市場が間違っているので、その歪みが修正されるまで市場原理を支えるのですね。本来の市場経済はマイナス金利など生まれないのです。だってお金を借りる人が金利を払うのが当たり前ですね。お金を貸してやるのに、逆にお金を取られるのはおかしな話です。本来は利回り裁定が起こるのが当たり前なのです。ドイツ国債が1%でイタリアが7%なら、誰だって7倍の金利にお金を預けますね。何故、利回り裁定が起こらないのか?日本などは馬鹿な例ですよ。0.8%ですよ。三菱UFJは12円配当だから株価が380円なら3.1%ですね。何故、国債を売って三菱UFJ株を買わないのでしょうか?このように利回り裁定が行らない事、日本化現象が何故、生まれたか?…と言えば政策に対する不信ですね。

今だって、馬鹿な論争をしていますね。国民の信を問え!と野党は不可解な要求を度々します。4年に一度の衆議院選挙で信任を得たのですね。一度、信任を得たなら任期の4年間は政策運営を任せるべきですね。当たり前のことです。政策を実行して直ぐに効果など出ませんね。ころころマニフェストを変える政党も問題ですが、日本人の政治に対する姿勢も問題ですよ。メディアに誘導され過ぎです。自分の意見がないですね。全ては画一化教育の弊害で、ロボット教育を実施されているためですね。自民党政権がだらしがなく、何もできなかったのですね。だから民主党が政権を取ったのです。だれも良いとは思っていませんね。それを今も自民党は変わっていませんね。日本維新の会がどの程度、実現できるかどうかわかりませんが、あのメンバーを見る限りどうも人がいないような気もします。ただの勢いでは国政は動きません。大阪市の改革はどうなったのでしょう。刺青パフォーマンスぐらいで政策は動きませんね。対立の構図で人は動くのでしょうか?

世界は確実に新しい一歩に向かっています。米国の自動車ローンの不良債権化を気にする視点で日経新聞に記事が掲載されていました。この視点で物事を見る人がメディアに多いですね。全てがネガティブ発想です。二者択一の選択問題でどちらの主張を取るかと言えば、ポジティブの発想の方が面白いですね。批判を恐れるからネガティブな慎重発言をいつも掲載するのですね。記者の度量の問題ですね。それとも編集の人間の発想なのでしょう。もっと楽しく物事を観なくては駄目ですね。市場には様々な観点があり、人それぞれ意見は違います。益利回りがここまで来ているという事は、株価は限界点に来ているのです。下がりませんね。何度もこの事は書いています。既に岩盤に届いたのですね。ただ勢いよく騰がるかと…と問われれば、どうかな?…と楽観な僕でも感じています。しかしこれは言えます。また小手川君のような人間が生まれる環境になってきましたね。市場原理の世界において実行できる人が、実際に行動する人が、恵まれる世の中が、本来の市場原理の世界なのです。果敢に行動あるのみでしょう。

人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2012年09月14日 11:16