今日の市況(2012年)(2012年10月22日)
かたる:本日の日経新聞で関心を持って読んだのは、中国関連の「大兄になるなかれ」、経済統計が載っている「景気指標」に、最後は「光格子時計」の話ですね。
まぁ、中国の記事の中では「ジニ係数」の話は、所得格差がどの程度あるかという指標ですが、99%のデモが起こった米国は2009年の数字で税引き前のジニ係数は0.468だそうです。日本はずっと低いですね。世界比較のグラフは下のものです。実はこの記事の中で関心を持ったのが、人口ボーナスの話で、この峠が2015年と言う話ですね。一人っ子政策の影響が加速度的に表面化するのは、あと3年です。故に「体制移行の罠」や「国進民退」が問題化される訳ですね。あとは記事を読んで自分で考えてくださいね。
景気指標では、何時も述べているカタルが問題視している「中小企業資金円滑法」の亀井静香のごり押し政策のツケの話ですね。日本の金融界で、唯一の汚点ですね。これは国際的には問題になる額ではないと思いますが、軽視も出来ません。
最後に、1秒の定義って?
今では原子の振動数によって決まる?あれ、僕の理解は確か…。地球の自転と関係があるんじゃなかったかな?との思い、認識のずれを調べてみました。
此方がその解説です。セシウム133か…との話ですね。
以上が日経新聞からの気になった記事の部分です。
一般的には記事を読んで終わりですが、僕の場合はこのレポートを書く以上に、考えを発展させて調べてみます。その点、インターネットは便利ですね。でもネット上の記事を鵜呑みにしているわけではありません。あくまでも参考程度ですね。それぞれ多少の誤差はあるものです。ジニ指数も色んな計算方法がありますからね。統計と言うのはサンプルを取る場所によっても違いますね。東京と沖縄では所得格差があり違いますし…国によってもデータの取得方法が違えば、当然、結果も違いますから…安易に鵜呑みは出来ません。
日経新聞では「オバマ有利」となっていましたが、WSJの調査では「並んだ」という記述もありましたね。米国大統領選の最後のテレビ討論が間もなく行われますね。ロムニーはリビア問題をターゲットに攻撃するのでしょう。NY市況を受けて、本日の日本株は下がっていますが、僕は大統領選が行われるまでは、米国株は高いと考えています。当然、連動性のある日本株も強含みを考えており、三菱UFJが先頃の高値398円を更新できるかどうか?に関心を持っています。カタル銘柄のユビキタスが金曜日にストップ高し、今日も高いようですが、基本的に直ぐに続騰するようにも見えません。ただQBは時間をかけながら浸透すると考えており、業績推移をみながら取り組むべきだと考えていますね。この点はJ・TECも同様です。何度でも手掛けることができるのでしょう。そうして何時かは華が開くと考えています。
いつか述べたことがありますが…多くの銘柄は下がっているのに荏原は堅調な動きを続けていますね。あの損失計上で減額修正をした時から動きは変わりました。発表後は下値を付けに行きましたが…約1か月後の6月に付けた251円が底になっています。このような業績変化の株にプロは注目しますね。しかしそんなに良いと思っているわけではないのですよ。何故、ここで取り上げたかと言えば、たまたま僕の株価ボードに載っており、動きが堅調に見えたから掲げただけの話で…プロが選ぶタイミングの話を書こうと思っただけなのです。先日、僕は本来、相場が堅調ならJ・TECをこのタイミングで仕掛けると書きましたね。その後、山中教授のノーベル賞受賞の話しから一時的に人気になりましたが…。今は相場のエネルギーが低いために、おそらく直ぐには相場にならないから、一旦は利食いかな?と述べました。その続編ですね。基本的に荏原は景気敏感株の部類ですから…世界景気が不透明な時期ですから早いかもしれませんが、不安材料がなくなった時に通常は注目しますね。だから決算に織り込まれた5月10日発表後から株価を観察します。減額修正が織り込まれるまで、およそ1カ月でしたね。
まぁ、この程度の株なら市場に多く存在するわけでカタル銘柄の候補にはなりませんね。カタルは常に10倍程度を狙っていますからね。J・TECやユビキタスは候補の銘柄ですが、荏原は残念ながらそんなに大きくはなりませんね。三菱UFJもよく引き合いに出していますが同じことですが、取り上げている意味が少し違います。カタルは米国大統領選後に株価は下がるという予測を立てていますが、その後は超強気なのですね。何故なら、QE3の効果が生まれるからですね。ようやく、以前、カタルが解説した米国の人口からみて車の販売が低水準の状態が長くは続かないと述べたことが、表面化し始める時期になっていますね。車の耐久年数が伸びてもだんだん我慢しきれない段階になっているのでしょう。だから米国販売で利益の伸びが良いホンダが来年は注目されます。来年の春から夏にかけてホンダは人気になると考えていますね。3000円台もあるのではないかな?
ただ今はどの株も買っては駄目だと考えています。おそらく「財政の崖」の洗礼は必ず訪れるのでしょう。しかしその洗礼は逆にチャンスだと考えています。果たして、洗礼が行われるかどうか分かりませんが…そう考える方が自然でしょう。ただこのレポートを流し読むのではなく、自分の眼で決算書を見て、株価波動を調べ、自分で検証しなくてはなりませんね。かたるはいつも自分では、そのように心掛けています。だから光格子時計の話などにも興味を抱いたのですね。僕のレポートが皆さんの参考になれば幸いです。
投稿者 kataru : 2012年10月22日 13:34