今日の市況(2012年)(2012年10月29日)
かたる:ほぼ想定通りの展開のようですが…果たして大統領選挙後に米国からは「財政の崖」の洗礼を受けるかどうか…。やはりロムニーが勝つなら株価は高くなるという記事が先日のWSJにありましたね。「株式市場と米大統領選」と言う記事です。僕のように民族論的に考える人も居るのでしょう。選挙資金集めも拮抗して来たとか…今週末の雇用統計が結果を左右するのかもしれません。しかし統計上は7%以上の数字で現職の大統領が再選されたのは、過去4回のなかで1回だけでありレーガンの時だけだとか…。この時の失業率は7.5%でしたね。オバマが就任時の失業率は7.8%だったそうで、最近はシェールガス効果から産出地は失業率が非常に低くなっています。
ベースマネーと株価の関係からすれば、米国株は来年から再来年にかけ、今の水準から2倍程度に跳ね上がる可能性は非常に高いのですね。だから僕はロニムーが予想に反し、大統領に選出されると…今も考えていますが、果たして結果はどうなるのでしょう。このベースマネーから見て株価が2倍以上になるという、カタルの仮説は、最近、考えたものです。実は日本から米国を調べたら、ベースマネーとの整合性は、その辺りの水準を示しているのです。この仮説が正しいかどうかも分かりませんが、過去のデータからの推測は充分に成り立ちます。何れ詳しく述べることもあるでしょう。日銀の資産買い入れ基金の観測報道を、日経夕刊でみてからマネタリーベースの考え方に発展させ、株価の連動性に相関関係を見出し、金曜日から土曜、日曜と連載しましたが、もう少しかかりますね。これからの未来予測を書くまで…次回の株式教室を予定していますが、様々なデータが株高を支持していますね。
ただ日本の政治は混沌としていますし、輸出株を見れば後手に回っている企業も多く、これまでの概念をお持ちの人は、都市銀行の株式評価損のような状態なのでしょう。一方で確実に上昇する食品株などデフェンシブストックと言われる株式は、日本ブランドを育てつつあります。安全志向が高級イメージと結びついているのでしょう。でもこの手の株は業績変動が乏しく、安定的な動きの範疇なのですね。だからカタル向きではありません。むしろ大きく売られたサラ金株、日経新聞ではその他金融との表示で報道がありましたが、ノンバンク株はようやく浮上してきました。何度も取り上げた敵討ち相場が、既に始まっています。銘柄によっては、もう数倍になっているものもあります。Jトラストはそうですね。安全ならアコムで、少し博打ならオリコです。みんな株価は上がっていますよ。アイフルは今のところ論外ですが…リスク志向が改善されれば、狙う人も増えるでしょう。何と言ってもリスクはなく、儲かるのは邦銀株が筆頭です。更にリスクオンで証券株まで金融株セクターの中で、何故、かたるが不動産株を採り上げたがっていたか? その理由も何れ述べることがあるでしょう。あっ、…そうだ。いつだったかリートの話と耐震性の記述をしたことがありますが、今日の日経新聞は、その指摘ですよ。だからリートの利回りは当然落ちますね。
カタル銘柄の多くはハイリスクを狙っているために、雑多株が多くゴミになるものもありますが、それぞれに狙いを明確に提示していますから、自分の判断で考えればいいのですね。そのなかの一つのグリーは、間もなく注目される決算が発表されます。DENAは間違いなく新しいステップに行きそうですね。先日の日経新聞の報道は、韓国企業の子会社の真似をしていますね。あの会社は物まねが上手いのですね。アンテナを高く張りゲームが儲かると思えば、直ぐに参入する。今ではグリーと双璧の存在ですね。僕が、どちらが主役か、分からないほどでしたからね。ただ裁判の流れなど見ると、グリーが先行しDENAが後を追って抜いたのでしょうね。だから田中さんが怒ったのでしょう。それも強引なやり方で、市場を占有しようと競争を仕掛けたから…。しかし良いセンスですね。嫌いじゃありません。そのDENAは、今度はどうもNHNの子会社LINEの物まねを始めているんじゃないかな? これは報道からの推測で、市場では噂もないようですが…どうなのでしょう。僕は交遊が狭く最近の情勢に疎いからね。ただこれまでの流れを見ると、僕が社長なら、当然、LINEの流れを汲んだサービスを狙うし、DENAならそれを短期間で完成させそうな素地があります。もしこの推測が正しく、この流れが続く遺伝子を有しているならDENAはひょっとすれば…第二のソニー的な会社に育つかもしれませんね。末永く応援してくださいね。
さて話を戻しましょう。このグリーの数字が見もので…もしカタルの狙い通りの数字が出て発表がなされるなら、株価はこの時期からスタートしますね。今度の上昇は短期波動ではありません。だから空売りは絶対にやめましょうね。裏付けが存在する株価上昇は、基本的に2年や3年程度は上昇波動が続くものです。この辺りの感覚は日銀の政策にもよります。基本的に2006年に40億円まで膨らました資産を減らした原因は、政策だったのですね。2006年1月に、我が国の正義の倫理を決める検察は、ホリエモンを逮捕しましたね。しかしその後、僕は一度、その損失を5月にはリカバリーしたのです。しかし…あの時は、日銀の姿勢が見えてなかったのですね。サブプライムローンからCDSの関係に似ており同じ過ちを繰り返していますね。いや時間的には同時進行だったのですね。
その為にもう一度、揺り戻され、尚且つ深かったのですね。ベースマネーの概念をあの時に知っていれば、ひょっとして回避できたかもしれません。いや僕の性格からやはり無理かな?でも人間と言うのは面白いものですね。器は変わってもこうして生き続けるわけで、今はNHNの遺伝子としてライブドアは残っているのですね。どこに真相があるか分かりませんが…。毎日新聞の西山さんは正義を貫き、時代に翻弄されました。この辺りの背景は山崎豊子さんの「運命の人」を読んでください。実話ですから…。日本村論理に負けた人は、他にもいますね。北海道選出の鈴木宗男さんも、たぶんそうなんじゃないかな? 結局、人生と言うのは面白いものですね。
ソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんが存在する傍らに、ライブドアの堀江さんとか毎日新聞の西山さんが存在するのが、人生の浮き沈みなのでしょうね。どちらの言い分も良く理解できます。もちろん検察の言い分は良く分かりますね。自分達が正義の基準を決めるとの奢りがあったのでしょう。幸い、厚生労働省の村木厚子さんは甦りましたね。しかしこの時間的な背景がもう少し前だったら…。完全にアウトで冤罪により監獄に収監されたのでしょう。この辺りにも日本村社会の論理が崩れている兆候が感じられます。要するに55年体制が崩れ、政治が揺れているように…時期が来ているのでしょう。だから大坂の橋下さんが登場し、週刊朝日で叩かれ日本村論理が台頭すると、石原さんが再び揺り戻す。そんな力関係が社会を観察すると見えてきます。株屋の売りと買いの関係に似ています。それぞれに言い分はあるのです。その軍配はどちらに上がるかどうか…と言う決断を証券マンはいつも迫られていました。投資家が売り買いの決断するのは、そういう事なのですね。
明日の朝刊に載るのでしょうが…ホンダが減額修正を発表したようですね。夕刊に間に合ったのかどうか分かりませんが、市場では売り気配ですね。ホンダの焦点は中国市場の見方ですね。間違いなく米国は良く、おそらく米国の方が業績への影響力は強いと考えます。だからこの減額を受けた株価下落は買い場になると考えていますね。過去のケースから見れば1か月程度が…その範囲かと考えています。旭硝子のケースは1カ月程度だったですね。ただね…中国情勢の見極めは難しいですね。民主党は次の選挙で負けるでしょうから、対中関係の修復の可能性は高いですね。でも外務省や日本の官僚組織は石原さんが言っているように、もう機能していませんね。野田さんが財務省論理に乗ったのはよく理解できますが、行先の違う船に乗ったようなものです。野田さんには株式投資をして僕の心情の数分の一でも理解できていれば、財務省論理の片棒は担ぎません。間違いではないが…最善とは思えませんからね。減税日本の河村さんのような人が、支持を集める時代ですから財務省論理は通用しないのでしょう。日本村論理は素晴らしいが、時代に合う形の修正が必要なのでしょう。
あらら…、ジャンアンツが逆転していますね。延長戦で…せめてタイガーズがデトロイトで1勝ぐらい上げて欲しかったな。このデトロイトの気温は6度だそうです。GMの本拠地ですね。全米で9位の都市だそうですね。やはりオバマは再選されないかな? 一見、関係ありませんが、僕は運命論者で、見えない糸を考える方なのです。さて今日のレポートの出来はどうだったかな? こんど皆さんに読んだら、採点してもらいたいものですね。僕の技量でもそのようなサイトが出来るかな? 怠け者のカタル君か…。
投稿者 kataru : 2012年10月29日 13:14