今日の市況(2012年)(2012年11月05日)
かたる:先ずは訃報ですね。りそなの細谷さんが亡くなられたと言います。彼はりそなを立て直すために登用され(抜擢かな? 両方とも少し意味が違うような気がしますが…)御努力されましたね。マネタリーベースと株価の関係で、何故、澄田さんや三重野さん、宮沢さんなどを罵倒しているかと言えば…このように多くの犠牲を生んだからです。年齢からすれば、まだまだ現役でも通用する筈なのに…おそらくストレス度合いが普通の人と違ったのでしょうね。ご冥福をお祈りしたいと思います。解説にもありますが…膨大な不良債権のツケは、少しぐらいの資産の売却などでは埋まりませんね。何しろ、地価があれだけ下げたのですからね。株式も同様ですが、可哀そうに…。2003年からの展開はチャンスだったのですね。それを…時代を揺り戻させるから、再び低迷するわけですね。世界的な金融危機も難なく乗り越えられたはずなのです。
おそらくノンバンク(サラ金)の最高裁の過去に遡る「過払い訴訟判決」もマイナスになったのでしょう。あの判決の後の社会的な現象で、弁護士や税理士が広告を大々的にうっても儲かるほどノンバンクを苛めたのですね。それも全て法律の解釈を大きく変えた、今井判事の判決が原因で、あの判決はどう考えても異常です。原発の法解釈の判断と似ている過ちです。
細谷さんがどんなに努力をされ収益を高めても、ストックデフレの観念が日銀になかったのですから…フローの収益を積み上げても借金を返済することはできませんね。しかし面白いでしょう。表面上の業績をみれば良いわけですね。三菱UFJと遜色はありませんが…でもまだ8700億円もあるから4年ほどかかりますね。きっと細谷さんはその時期を会長職で迎えたかったでしょうね。生きている内に彼に喜びを与えたかったのです。白川さんは…どんな思いでこの訃報を聞いたのでしょう。簡単なことなのですね。要するに日本人の心にある二宮金次郎の清貧思想詣でを止めれば済むのです。もう既に理論的に、株価などは行き過ぎの範疇なのですね。だからJトラストが10倍になり、オリコも上がっているのです。ここで訂正ですね。僕は以前のチャートは間違っていましたね。実はあの会社は途中で株式分割をしており、実質2倍になっているのです。金曜日に友達に指摘され、あ、そうか…と気づかされました。当時300円前後で買っていたので、このチャート上では150円になりますね。2010年2月の話しのようですね。IRNETの個別検索をかけると、そんなイメージです。折角、この時期に10倍に育った銘柄なのに生かせなかったね。悔しいな。
カタル君は、相場観をそう変える方ではなく、一貫して追っています。それは基本的に企業を愛しているからかな? ソフトバンクにも、何度か痛い目に遭ったりしていますね。この次に仕掛けるのは、先日言ったように買収が成立して、順調に行って2年後以降になりますね。DENAはLINEの芽が出ており新展開です。グリーはゲーム一筋のようで経営戦略が分れるようですね。DENAに余裕があるのか?それとも海外展開が思うように運ばずにいるのか?この辺りは…もう少し業績推移を追わないと分かりませんね。日経新聞の観測記事など当てになりません。むかし…僕は何度もこの観測報道に騙され、大きな損失を受けています。一番、痛かったのがミツミ電機でしたね。グリーのようなタイミングの報道で、決算発表の3日ぐらい前まで増益だと…観測報道を大々的に日経新聞は続けていましたが…、実際の数字は大幅な減益で、正式発表後2日間連続のストップ安を経験しましたね。罪作りな日経新聞です。観測報道はどういう意図があるのか分かりませんが…背後でお金をもらっている可能性もありますからね。やはり大切なお金ですから思惑で動くのは止めた方が良いですね。僕らは手数料稼ぎをしているプロの世界とは違います。博打を張るスレスレの行為を取らなくても充分に儲かりますよ。
今一番、僕が自信のある銘柄は、邦銀の株価ですね。絶対に大きく上がります。問題はタイミングだけの話です。2015年には間違いないのですね。だからあと2年ほどの間に大きく上がり出すのですね。この理由は、りそなのケースを見ても分かります。りそなの期間利益は経常利益で2200億円前後ですね。8700億円と言う数字を割れば4年を切りますね。あおぞらもおそらく同様でしょう。あれはヘッジファンドが絡んでいるから仕手化の可能性もあります。でも本筋はやはり三菱UFJなのですね。だって自己資本比率規制の上積みの幅が、邦銀で一番高かったですね。グローバルの時代なのですから…。でもみずほでも構いません。同じことですから…。大博打なら何か出て来る可能性のある(悪い方ですよ。)やはり野村証券ですね。例えば老後資金に3000万円あったら…三菱を買っておけば、1億クラスの老人ホームに入れますね。もちろん、このクラスになるとランニングコストが高く、毎月50万円ほど別途必要になりますが…。でも幸せかどうか分かりません。
昨日のNHKのラジオ第2で徳野貞雄教授が、山古志村のその後を調査しており、面白い事を話していました。娘や息子の所に引っ越したら、あれほど元気だった老人がポックリと亡くなったのだそうです。つまり生活環境を変えて生活するという事は、老人にとって大変なストレスなのでしょうね。地震が影響し家が壊れて住めなくなったので、娘や息子の所に行きますが、それが死に結びつくらしいのですね。そのような報告をされていましたね。だから3000万の老人ホームも、2億もする老人ホームも、どちらが幸せか分かりませんね。なるべく老人になったら生活環境を変えないことが良いのかもしれませんね。今日もオリコは高いですね。こりゃ、実験ですね。きっと…この話はいずれしましょう。
さて、今日の日経新聞で対米赤字の話が書かれていましたね。景気指標の「iphoneで測る貿易収支」ですが…この説が通用するなら村田の株価はパナソニックやソニーと比較して下がらない筈ですね。調べてみると…村田はパナソニックやソニーより強いですが、TOPIX並みで、日経平均に比べ劣っていますね。下のグラフです。
ついでに今度はパナソニックやソニーを外し、Jトラストをお奨めの三菱UFJを入れると…こんなイメージになります。期間の取り方は非常に重要ですね。何度も言いますが…普通は株価の波動が一度、変化すると数年はその株価波動は続くものですね。カタルは常にこの分岐点を探っています。でも失敗もあるのですよ。失敗事例も見ないと公平ではないですからね。
例えば鬼ゴムにしましょうか…。2010年の春からずっと手掛けていましたが…なかなか上がらずに苦労しました。途中で追証になることも度々ありましたから…、ようやく花が開いたころは現役を辞めていましたが、僅かに600円台止まりだったのですね。僕は500円でも安いと判断し300円台は天与の買い場だと何度も言っていましたが…。大きく育ちませんでしたね。おそらく今期の業績はかなり悪い筈ですね。何しろ中国に傾倒しています。しかし供給は日本メーカーだけではありませんから、被害は完成車メーカーに比べ小さい筈ですが…。もっと失敗したケースもありますね。一度は必ず上がるケースが多いですが…直ぐに人気が冷めるケースですね。
小型株の選出が多く仕方がないのでしょう。どうしてかと言えば…手数料が念頭にあった為です。商売になれば常に波乗りをしなくてはなりません。しかしサーフィンもおそらくそうでしょうが…良い波に出会えるチャンスはそうない筈です。日銀が包括的な金融政策を発表する直前にカタルは現役生活を諦めました。アホらしくて…僅か1000万程度のお金の為に、苦労するのが馬鹿らしくなりました。他にも理由はあるのですが…。結局、今は…僕のあの時の選択は間違っていましたが…これからどうなるかな?
皆さんには失敗に思えるユビキタスの話をしましょうかね。僕はまだ諦めていないのですね。あの会社の欠点も見えてきましたが、同時に、まだ夢は維持していますね。最近になってWi-Fi通信の話しが良く出ていますね。そうです。家電とスマフォが結び付くのですね。この技術の特許をユビキタスは有していますね。その為に任天堂はこの会社と契約したのですね。この利用はどうなっているのでしょう。QBも徐々に広がる筈ですね。小さなメーカーの場合、どうしても余程、画期的な発明でない限り、広く一気に広がりを期待する事が出来ません。カタルの構想である携帯は無理にしても、CD機やコピー機などにも広がっておかしくありませんね。今はカーナビだけですが…。でもまだ今は駄目、しかしもう直ぐ出番を迎えますね。やはり業績の推移が重要なのです。
多くの人は短絡的すぎます。投資の世界は失敗した場合も考え、行動をしなければなりませんね。今なら邦銀の投資は、配当利回りで買えますからね。だから何時、上がるか分からないが、間違いなく下値は堅い…と述べていますね。下練りの現象がまだ続くかもしれませんが、何れ大きく上がりますね。しかし何故、カタルがマネタリーベースの話を連載しているのか? ひょっとしたら…「財政の崖」懸念で、一度は下がるかも知れないが、もし下がったら最後の絶好の買い場、下がらずにこのまま上がるかもしれません。この辺りの判断は非常に難しいですね。そんな事が分かれば、苦労はありません。今日も長くなりましたね。こんなところです。
投稿者 kataru : 2012年11月05日 13:19