今日の市況(2012年)(2012年11月13日)
かたる:株価面で最近関心を持って見ているのが、ホンダとソニーの株価動向ですかね。両社とも下値を維持できるかどうかに関心はあるのですが、カタルの予想ではホンダは大丈夫だが…ソニーは危ういと考えています。一方、仮面ライダーのような変身の魅力はソニーに軍配が上がりますね。経営者さえ変われば、ソニーの方が大きく成長する可能性はあるでしょう。しかしこの構造改革は現在の経営方針とは決別せねばなりません。オリンパスに出資しましたが、ソニーが医療分野に進出して、どうやって両社の良さを出せるのでしょう。僕にはソニーが今の低迷から抜け出すために、もがいている様にしか見えませんね。無駄使いを続けている研究開発部門から、なかなか真価が生まれません。ソニーとホンダは共通するイメージがありますね。全く違う業種ですが、何故か、企業イメージカラーが似ています。
ホンダはロボットやジェット機も手掛けていますが、本業もしっかり頑張っています。今度、発売された軽自動車は、僕も買ってみても良いかな?と思わせるほどの出来栄えのようです。IHIの技術を活用したターボエンジンや、前にあるギアなど…様々な工夫が見られますね。でもオプションを付けると150万円は軽くオーバーしそうですね。軽とは思えない価格かな? ナビを付けて…4WDなら軽く超えそうです。排気量の少ない車は高速走行に欠点があるのですが、ターボを付けることで補えるとか…乗ってみないと分かりませんが…田舎の買い物や都心の狭い道などを考えるとセカンドカーとして十分に機能しそうですね。
一方、ソニーですが…アイボの進化が止まりましたね。折角の技術開発が開花しない遊びの段階で開発が打ち切られたのでしょう。ホンダもこの研究をしており、間もなくロボット家電が登場する時代になります。このハシリとして、取り組んでいるのがパナソニックのスマートホームですね。パナソニックには松下電工がありますから、家電と家の融和が可能です。既に量販品では価格勝負にならず少量生産の拘りの品で、利益を生む接点を求めるべきなのでしょうね。この辺りの販売戦略と言うのは難しいですね。機能を追えば販売価格は上昇し、多くのユーザーの要望に応えられません。逆に汎用品では魅力が失われますね。今回のN BOXはその様な妥協の産物としての評価で終わらせないで、アジア向けのスタンダードに成長して欲しいものです。
スズキは米国を捨て、アジアに特化すればいいのですね。でも日本の自動車業界はアフリカが手薄のように考えるのは僕だけでしょうかね? 僕にはマツダの戦略は理解に苦しむものですね。折角、良い技術陣を有しているのに、販売戦略が後手に回り失敗の連続ですね。中国もそうだし…みんな中途半端で今度の新工場もトヨタと提携していますがどうなのでしょう。今こそ、経営資源を中国に再集中投資し、先ずは橋頭保を築くべきでしょう。技術などいくら隠しても結局は汎用化するのですね。だから存在価値があるときにカードは使った方が良いですね。良いじゃないですか、他社が真似をして技術を盗んでも…。新日鉄のような戦略は、過去にしがみ付く老人が考えるような戦略に見えますね。確かに韓国は狡いですね。日本の定年退職者などを再雇用して…今回もソニーの多くの技術者は転職をするのでしょう。折角、ソニーで育てた技術の美味しい開花する部分を他社に持って行かれます。でも研究開発はそのリスクを加味すべきなのでしょう。中村修二さんが裁判を起こし研究者の存在価値が再考されましたが…これもリスクの一つですね。そう考えて経営すればいいのでしょう。そうして身の丈に合った分野に絞り込む作業は必要ですね。
ソニーは海流に身を任せ漂っているだけですね。折角の投資が皆無駄になっています。映画のソフト資産を生かせず、ゲームの技術も埋もれています。みんな中途半端で融合させていませんね。今こそ、スマフォから家電を融和させ、ソフトに力を入れる音頭を取ればいいのですね。僕は前からテレビとインターネットを結び、映画から音楽、ゲーム、書籍などのソフト産業の一大拠点を構築させるべきだと考えています。今、グーグルとアップルは激しく競い、マイクロソフトも追っていますね。日本の技術がソフト産業と結びつけば面白いものになります。僕が社長なら、スマフォとテレビと携帯端末などを含めたソフト産業を結集したものを提供しますね。本当はアップルが良いでしょうが、アップルは今が絶頂期だから組むのが得かどうか…グーグルもある意味でそのような面があります。双方向になったテレビとソフトの一体化がどんどん進み、番組作りも進化していますね。ハッキリ言ってNHKのアーカイブは使いにくいですし、あれでは一般化しませんね。勿体ないですね。アジアの人が利用できる価格帯に対応させ覇権を握ることですね。その仕組みをグローバル基準にして進化させないとなりません。ソニーならNHKと組んだりして、映画会社にも伝手がありますね。日本がソフト資産の覇権を握れば、素晴らしい付加価値が生まれますね。今のままでは貴重な文化資産が眠ったままです。先日、観たTEDのプレゼンは、なんと55カ国語に対応しているようです。
もう技術的には可能なので…それを総合的にグローバル化させプロデュースさせる力が必要になっています。だからMITのメディアラボは、伊藤さんの能力を買って抜擢したのでしょう。彼の才能は多くの見えない糸を結び付けることにあります。会社を超えた国を超えた個人同士を結び付け、付加価値をさらに高める能力が求められますね。今のままではNHKの文化資産は眠ったままで、国民から視聴料を取っているこの現実は永遠に続きますね。この料金をなくし国民に還元する方法がある筈です。ソニーやパナソニック、シャープも共同でソフト会社を立ち上げるべきですね。たくさんのソフトを提供できますね。厚生労働省も参加し、医療面でも進化が遂げられます。自宅にいて簡単に予約診療が出来るようになりますね。無駄な待ち時間など無くなります。場合によれば簡単な遠隔地診断や治療まで可能になります。作業効率が上がり、必然的に医療費も削減されますね。宅配サービス網が確立されており薬の宅配も可能になり、もっと物流を進化させられますね。買い物弱者など居なくなりますね。その総合プロデュースする組織は官でも民でも構いませんが…垣根を超えた便利なスマート都市が実現できますよ。早くキャッシュレス化してGPSなどの総合的なサービスが、これからの付加価値を生み出すのでしょうね。スーパーコンピュータは、その様にして活用すべきですよ。まるでSFの社会が、あと少しで実現されるのです。
だから…何度も言いますが、福島にモデル都市を建設すればいいのですね。東電の原発処理は10兆円もかかるとか…馬鹿な展開になっています。どうせお金を使うなら一括買い上げを実施し再開発をして、どうしても残りたい人は、後で優先的に考えればいいのですね。除染作業などもその方がずっと簡単になりますね。どうしてこんな単純なことが実現できないのでしょう。多様化するニーズを調整するのは不可能ですよ。今の行政の無駄や混乱は此処に原点がありますね。だから共和党的な考え方もありですね。どうせできないから行政など必要最小限度まで縮小させ、あとは個人の努力で付加価値を伸ばす、努力社会を造ろうとする考え方です。
今日は低迷するソニーの株価から発展したレポートですね。もう少し株価に踏み込みましょうか…ソニーは新安値を更新し、さらに沈むと考えています。今の低迷相場は12月中旬まで続くでしょう。その間に賑わうのはグリーじゃないかと見ていますが…昨日は沈みましたね。まだ参加者は少ないようですね。この低迷ボックスを抜け出せる場面が、この四半期から来四半期にかけて起こります。何故なら、業績の飛躍場面を迎えるのではないかと考えているからですね。日本では、あれほど急激にゲームが収益に寄与したのです。株価が2倍、3倍となって行った相場が、今度は海外売り上げをバックに実現すると考えています。実際の業績面の飛躍は、この半年の展開か?と考えていますね。みんなの目に見えるように変化するのは、来年ですが…。その頃には株価は既に動かなくなりますね。でも海外売り上げの進化次第では、もっとスケールが大きくなります。任天堂の株価の進化を見れば分かります。1万円相場が実現する可能性は高いのです。今は、そのハシリなのですね。
一方、本命視している銀行などのセクターですが…。中小企業円滑法の不良債権が80兆円とも言われており、日経新聞に書かれていましたね。大きな金額ですね。今日の日経新聞には株式持ち合いの観点から、企業再生の制約が書かれていました。しかしファンドなどを活用する方法が残されており、心配はないでしょう。最近は色んな債務整理の方法があります。お金の概念を変えないと、なかなか新しい発想は生まれませんね。従来の不良債権のイメージを捨てる必要があります。何故か? 多くの中小企業円滑法の不良債権は資産価格の下落が大きく影響している可能性がある筈です。現状では自転車操業が、どうにか出来る状態なのでしょう。健全債権と言えるほど付加価値を生み出せない企業が大半なのでしょうね。つまり国全体の成長力を上げれば、資産価格は上昇し正常債権に転換できる手法が生まれる筈ですね。だからマネタリーベースの話をしているのですね。どんどん皆さんの要望と離れているかな? 要するに、間もなく来る、新しい経済体系がこの不良債権予備軍も救うのです。
故に銀行株の上昇波動は間もなく訪れます。問題はその時期だけなのです。しかし2015年には確実に来るのですね。その前に今度の壮大な上昇相場の第一弾は来るはずで、その波がいつ始まるか?の話しだけなのです。今の三菱は350円割れですね。みずほは122円です。野村は280円ですね。よく覚えておいてくださいね。今からみずほが1000円目標などと言うと、馬鹿じゃないか?と思われますからね。
でも、考えてくださいね。今から24年前、たった24年ですよ。1913円の単純平均株価だったのです。1000円以下の株価は、僅か20銘柄ほどだったと記憶しています。永遠と24年もかけて構造改革を実施してきて、そのターニングポイントを迎えています。全ての条件が、今回の株高を暗示していますね。ただ同時に多少の不安がないとは言えませんが…明日は、その辺りを株価のテクニカル面から見ようと考えています。総合的に底入れが完了したとは言えない、部分が垣間見られるのですね。一抹の不安があるのは否めませんが…僕は大丈夫だと判断しています。その辺りを中心に話を展開させようと考えています。今日は意外な展開のレポートでしたね。ソニーは魔法の株かな? 是非、立ち直って欲しいものです。まだ過去の蓄積の優位性が残っている内に…。頑張れ、ソニー!
株価面では500円の相場まで大きく下落する場面に見えるが…応援したい企業です。
投稿者 kataru : 2012年11月13日 11:25