今日の市況(2012年)(2012年12月21日)
かたる:ようやく外人投資家の本筋が日本株を組み入れ始めているようですね。マネタリーベースが増える限り、彼らは購入を止めることはありません。故に大量の公募株のうち返しが期待される金融株が中心になる筈です。基本的に、株は売り物がなければ上がらないのです。近年、大量公募をして、その玉が消化されていない会社で、しかも業績の見通しが良い会社の株は、外人投資家の絶好の餌食になります。野村証券のカタルの狙い(投資キャッシュフロー効果)が明らかになるのは、来年の話しでしょう。つまりスケールはかなり大きな話しなのです。三菱UFJもみずほも、みんな同じ事です。僕は、この3銘柄を掲げていますが他に三井住友銀行でも何でもいいのですが…、更に重要なことは低位株と言うキーワードも効率化投資の対象になります。
ただ昨日も述べましたが、既に1か月以上に及ぶ上昇相場、野村証券の起点は7月25日でしたね。基本的に、その辺りから今回の上昇は始まっており、ここ1カ月は急速に上がっています。更に、この1週間は上げピッチが更に速く、何れ調整を入れます。この調整は仕方ありません。その様相は三菱UFJの動きを見れば明らかです。ここにきて野村証券が三菱UFJの株価を抜きましたね。この現象はリスクが取れるようになった証でしょうね。当初からカタルは、三菱UFJ、みずほ、野村証券と掲げており、野村はリスクが高いと説明しています。相場がよくなれば、当然、野村証券に軍配が上がりますが、悪い時は三菱UFJですね。その株価が逆転していることは、やはりかなり市場にユトリが戻っているとみて良いでしょう。データの入力を手作業で進めているので時間が掛かり、今は段階では検証のしようもありませんが下のグラフを見て下さい。野村証券の安値は7月25日でしたが、このデータは、その日の買い場を支持していますね。更に最近は売り支持のピークアウトを示す兆候もあります。今年2月27日の動きが連想されます。しかしこのデータでは、その後、日経225は更に上がっており、3月28日にピークを付け下がり始めています。今回の場合も当て嵌まるとすれば、来月の半ば過ぎになりますね。データの蓄積がなく比べることは困難ですが、理屈上、日経平均株価のRSIは、225銘柄しかなく、その内、既に100を超える銘柄が80を超えている姿は、やはり異常です。しかしマネタリーベースの増大は続きますから、相場の焦点の流れが、間もなく変わるのではないかと推測しています。全体相場が総花的に上がる場面は、間もなく終了でしょう。利食いされる人は、一旦、考えても良いのですね。
さて問題は、この流れの変化の後の話し…ですね。
カタルの予想に反し、日銀は、ほんとかどうかわかりませんが、ターゲット論を2%に据えると報道されています。仮にこの話が本当なら、為替が更に円安にぶれます。しかし一気に向かうでしょうか? あのマツダまで海外工場の整備を急いでいますね。折角の折り返し地点のチャンスを…1週の周回遅れて戻って来ているのに…。僕にはマツダの方針は少し理解できません。やはり一番正しいのはソフトバンクですよね。日本のお金で借金をして、海外に投資する姿が一番正しく見えます。しかし残念ながら、ソフトバンクの現状は買えません。これから彼の冒険に付き合うのは、投資家としてはその動向を見極めてからで充分の筈です。最低2年間は株価効果が見込めない筈です。やはり本家の金融株の調整が終わる1か月程度の休みの間に、狙うとすれば仕手性の高い銘柄でしょうね。確かにシャープと言う選択肢もありますが、第一波動で少しやり過ぎているようにも感じますが、ここ2~3日は休んでいますね。18日の上ひげ19日の大陰線は、明らかに調整波動に入ったので少し時間を要する筈です。ただIGZOは良い材料ですね。既にiPhon5sへの搭載は確定しているのでしょう。量産体制をいかに整えるかですね。今期はリストラの影響により大幅赤字で来期の見通しも立っているから、どう見ても1級品の材料株ですね。だから目先の調整が終わると、再び浮上するのでしょう。
ひとつ、一つ銘柄を検証するのは面倒なので、人気株のシャープだけにしましたが、やはり政策絡みの銘柄から、特に建設株の相場は長らくありません。自民党には、200兆円構想が存在しますから、そこから何かが生まれる可能性が高いですね。しかも低位株である程度の玉数をこなせ、高く引っ張り上げても、違和感が生まれない株。探すのはなかなか苦労します。やはり候補の一つが三井住友建設になりますね。しかしこの株は、既に100円前後ですね。ここからの投資には、かなり勇気が必要です。ましてや140円になっても買う勇気はどうでしょう。チャートを見れば300円台への人気株に育っても不思議はないのですが…。売り上げ構成からみて、今の株価水準の時価総額は400億円で売り上げが3200億円ですから、違和感は余りありません。今の株価はきっと妥当価格なのでしょう。まだ仕手化しておらず、これからの期待もあります。ただチャート的には、この下値のボックスを撥ね抜けて200円、300円に駆け抜けても不思議はないが…、僕は、あまり高値で買いたくもない株ですね。出来ればここから上の株価150円台になれば、馬鹿に買わせたいのです。その為には仕手化しないと駄目ですね。きっと他にも、何か政策関連の銘柄がある筈ですが…。今の僕には思いつきません。
政策を考えなければ、いくらでもあります。カタルが3つ選んだ中で、唯一上がってない株もその候補で、カタルは更に買い増しを狙っています。民主党の政策だった太陽光関連も…昨日人気株になっていました。サニックスですが、どうもこの会社は胡散臭く、今期予想の数字が眉唾ものなので、決算を見てからでも良いですね。予想はいくらでも変えられますが、有価証券報告書を偽造すれば罪に問われますから…。ホリエモンのように…。サンデンなどの銘柄も有力な候補銘柄の一つです。他にも、いくらでも存在します。しかし素質はあっても、タイミングが問題なのですね。もう売りたい三井住友建設は、今日は上げても、このままでもどちらで良いのです。玉がさらに欲しいなら、ゆっくりやれば良いし。そろそろ抜けたいなら一気に放り上げれば仕手化しやすいが、演出は兎も角、今の環境では…仕手化させるのは難しくなっています。全体が一旦沈まないと駄目ですね。まだ演出は見られないようで…もう少し上を狙っているのでしょうかね? ソロソロ幕は開くと思っていたのですが…。
今日はこれから出かけるので…ここまでです。メールで紹介の要請があったので…こちらは風刺動画でかなりの力作です。良かったらどうぞ。
さて、今日は、ここまでで、午前中にアップするつもりでした。しかしアップする時間がなくて出かけましたから、今は、帰ってきて続きの原稿を書き始めています。案の定、午前中の勢いは続かなかったようですね。でも強い相場ですね。今日は久しぶりに食事らしい昼食でした。むかしはよくホテルで飯を食ったものですが…今はクリスマスの飾りつけがしてあり綺麗でしたね。今日は恵比寿まで先輩が誘ってくれたので、出向いて今、帰ってきました。故にアップが遅れました。今日は疲れたので…また明日。
投稿者 kataru : 2012年12月21日 16:38