未来かたるが語る

今日の市況

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2013年05月31日

05/31

かたる:人間は自分勝手な動物で、自己の願望を空想し連想を常に抱きます。そのイメージを基にして選択が行われ、行動するのですね。この現象は人間である以上、避けられません。好きな人が居れば、アキちゃんのように先輩との関係に妄想を抱き、キスする場面を夢見るわけです。株も同じですね。自分の持っている株の値上がりを願い、他の株と勝手に比較しガンホーのように騰がらないか…と妄想を抱きます。しかし過去の統計を見れば分かるように、株価が5倍、10倍になる確率は非常に低く2倍になるのも、通常は夢の領域なのです。一般的には23日に起こった株価1143円安の動きが、調整の入り口と捉えられますが、ガンホーなどの新興株は14日が高値で、15日には下落を開始しています。007は13日が高値で翌日には下落していました。新興株の安値はこれまでのところ、全体が大きく下がった23日だったようです。今日は月末で新興株の下落から2週間が経過しますから、急激な下げの第一波の整理は完了するのが通常のケースです。所謂、下値固めと言うものです。一般株は、あと1週間程度、整理場面が続くのでしょう。しかし昨日の第二波の大幅安で、大方のアベノミクスの副作用問題は、市場で消化されたのではないでしょうか…。

故に、ここからの下げ場面…と言うか、緩む場面は絶好の買い場なのかもしれません。ただ先の高値を更新できる銘柄は、限られるのでしょう。全体は横這いの水準を維持できれば上出来の部類でしょうね。昨年11月から株価はずいぶん回復しました。この株価水準を維持することができるなら、基本的にアベノミクスを市場は容認していることになります。もともと「デフレ・ボトム・ポケット」と言う、行き過ぎたデフレ環境が、異次元緩和により修正されたに過ぎないのです。アベノミクスで成長路線に復帰できるなんて…今の所は、妄想に域に過ぎないのでしょう。その警告が今回の市場の反乱でしょう。行き過ぎた期待感が修正さたのでしょう。メディアはアベノミクスの「副作用」を大きく採り上げておりメディアが取り上げたという事は、一旦はリスクが認識されたわけですね。

しかし、かたるが指摘する「ガラガラポン」は、こんなものではありませんよ。既に異次元緩和により、第一歩を踏み出した以上、不退転の決意で臨まねばなりません。このカタルが考える「ガラガラポン」のリスクは、まだ誰も指摘していないようです。アベノミクスが中途半端な形で揺り戻しに合うとすれば、起こりえる現象ですが…。まだ、かなり日本には余裕があります。何しろ、未だに世界一の債権大国なのですね。しかし…このようなものは株価と同じで、あっという間に変化しますから…。その警戒は常に心の隅に抱いておかねばなりません。「ガラガラポン」のイメージは、コントロールできない狂乱インフレですね。最後は超円安で物価高に陥り、円の価値は急速に失われると言うものですね。当然、年金生活者は国に裏切られる訳です。終戦直後の日本を想像すれば良いでしょう。

余り脅しても仕方ありませんが…今日は相場が高いので、多少は許されるでしょう。このリスクは顕在化するのは、もっと先でしょう。日本人はイワシ民族で、この原動力は自己の内部崩壊なのですね。物価高に批判する世論に、安倍政権が負けて政策を見直す事が非常に怖いのです。中途半端な態度は駄目なのです。どちらの路線を選択しても、全ての人を満足させることは出来ません。燃料費が上がり、イカ釣り船の苦境などは、バブル前の燕の洋食器業者の悲鳴に比べれば、比較にならないほどの痛みですね。僕は新潟が地元で友達の家は洋食器を生産し、世界に輸出していましたが…あえなく倒産しました。彼は一時期、北朝鮮に洋食器の技術指導に行っていたことがありましたね。あの時の洋食器業者で業容転換を図り、生き残ったのは10%未満だと思いますね。みんな全滅ですね。そのような構造転換は、これからも続きますね。三ちゃん農業の肩を持つメディアは、キチガイです。これは差別用語かな?よくわかりませんが…。痛みは当然あるのですね。

さて、そろそろ調整からの脱出の話を、展開しないとなりませんが…いい事例が見つかるかどうか…実は皆さんに解説するのに、良い事例を探すのは大変な労力が必要になります。数日前に、僕は東レとコマツの話をしました。東レは第二のコマツに成り得る可能性が高いと述べました。しかし今ではありませんからね。あのチャートを見ると、やはり休みますね。場合によれば1年程度は横ばい波動を入れるかもしれません。しかし東レはかなり有望な素質も秘めた会社です。東レほどの大型株になるとリスクは非常に小さいのです。皆さんは金融株の三菱UFJやみずほの値上がりと007の値上がりを混同していませんか? 全然、価値が違うのですね。大型株を値上がり率で比較するこ事態が間違っているのです。1000億円程度の運用を受け入れる事が出来る銘柄と、僅か1億程度のキャパシティーしかない銘柄と比較することが、どんなに間違っているから分かりますね。実に1000倍ですよ。比較になりません。

東レや日立は、実に有望な銘柄ですね。僕はトヨタなどより、ずっと有望だと考えています。日立はアセアンの社会基盤銘柄として評価され、背景は安倍政権が頑張っています。インドの新幹線など…。しかし株価は、この時代変化をあまり評価していませんね。東レは素材革命を現代社会にもたらしており、これから炭素繊維の量産効果が生まれますね。カーボン・ナノチューブの進化は、どの程度か分かりませんが、宇宙エレベーターが誕生するなら宇宙開発の入り口に届きますね。なにもIPS細胞だけの話ではないのです。スマフォの進化を見れば、容易にカタルが語る夢のSF世界が想像できるはずです。グーグルはモトローラを買収し、現在はアップルに挑んでいます。僕の評価はグーグルに軍配を挙げています。今は、大きく水をあけられていますが…。世界の注目はアップル、サムソン、グーグルの戦いですね。この競争が進化を促進させます。共産主義が敗北し市場原理主義が世界の覇権を握ったのは、人間の欲望を煽った競争原理の仕組みですね。確かに米国発の金融危機である金融デリバティブの発展は行き過ぎ崩壊しましたが、僕はあれは進化の過程であり予兆なので、何れ形を変化させ発展するのだろうと考えています。

皆さんは、もっと具体的な株価論の方が、興味をそそられるのかな? でも僕は個別株価の評価など…あまり興味はありません。やはり宇宙などの空想的な話題の方が、ワクワクする感情が疼くのです。皆さんが007の魅力を評価できないように…。世間は、夢や空想に価値観を抱く人が少ないのでしょう。だから現実の株価になり、夢は崩壊し現実に引き戻されます。常に株価は市場経済の中で精査されています。しかし人間は常に空想に心を躍らせ夢を抱き、その夢が目標に変わり進化の道を歩むのですね。今の時代は、非常に進化のスピードが速くなっています。インターネットを見れば分かりますね。スマフォに変化しユビキタス社会が実現化され、CPUの処理数は日々、進化しています。スマフォに喋ると、なんでも回答してくれる時代になったのです。組立ソフトなどのソフト技術をもっと磨く必要がありますね。僕はグリー株で、唯一の損失を続けていますが…やはり損をしても田中さんを応援する気持ちは変わりませんね。何故か?と問われたら…日本のソフト開発技術者の給料を、引き上げたからですね。300万円を500万円程度に引き上げたのでしょう。

MBAを抱えるDENAは、英語教育の導入を述べた現代版の教育方針でしょうが、グリーは日本語教育を訴えている御茶ノ水の藤原正彦先生の主張のようなイメージですね。安倍政権のスタッフの中に楽天の三木谷さんが加わり、小学校からの英語教育が取り入れられていますが、僕は、むしろ藤原先生の考えの方が、正しいのじゃないかとも考えています。中国で論語を叩き込む教育のように…。儒教の精神を叩き込むとか…。古い人間かな?核家族の弊害を考え、昔のような世代を超えた家族制度の方が、正しいように感じたりするのは…どうしてなのでしょう。だいぶ合理的な市場原理主義者から考え方が変化しているのかもしれません。

昨日、僕が独自検索している人気銘柄は、37銘柄が3000を超える全銘柄の中からリストアップされています。この中にユニデンも登場しているのですが…。この時期の人気銘柄を、安易に空売りをする事出来ません。東電やシャープなどの嘗ての人気株を対象に選ぶのは分かりますが、新規にリストアップされる銘柄を、空売りすることは危険ですよ。僕はユニデンを既に利食いし売りましたが、また買うかもしれませんね。ただこの時期の投資は、やはり遊びの範疇です。基本は休みだとも思っているのです。しかし…007を始め、ユニデンや株価位置が低いグリーやDENAなどの銘柄が、材料株として一本釣りされる可能性を否定するものではありません。場合によれば、全体も戻り高値を探る二番天井の相場を形成してから休みが続くこともあるからですね。このイメージはグラフにした方が分かりやすいのでしょが…実例を探す手間が面倒なのです。だから手抜きで、ごめんなさいね。明日は個別株のチャートの形を解説して、調節脱出の考え方を具体的に株式教室で解説しようかな…とも考えています。

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2013年05月30日

05/30

かたる:今日の市況は米国の動向を受け下げているようです。何れ金融緩和の出口戦略が議論されますが、これはむしろ正常化へのステップであり、歓迎すべきことなのに…この事を材料に株価が下げているとすれば、金融緩和によるバブル部分が多く、実体景気が株価に追いついていないという事なのでしょう。日本では23日の大幅安から調整波動が続いていますが、まだ連休の地点に戻っただけですからね。依然、多くの人が儲けの状態なのでしょう。昨日は3Dの原材料という事で群栄化学が人気になりましたが、日経新聞の材料に反応する辺り、まだまだ充分に物色する力は残っているのでしょう。このような亀裂が走ると通常、相場は駄目なのです。株価が落ち着くまで、間違いなく2週間は掛かりますから、来週末を過ぎなければ新しい動きも見られないでしょう。

しかし先駆して下げた新興株は、既に2週間が経過し、新しい動きに展開できるかどうか…の時間です。あるいは、今の水準をキープできるかどうか…の瀬戸際なのでしょう。信用規制が解除されたと言うだけでストップ高したJ・TECなど見ると、まだ力は残っているのでしょう。地価動向の改善が伝わったリート関連と言うか…資産株の動向は、昨日は強かったのですが、今日は全体の動きに押されているようです。3流のヒューリックが港区のオフィスビルを500億円で買収とか…富士銀行系列の会社ですが、このクラスまで動きが出てきたようですね。予想利回りは5%程度だと言われています。後にリートに組み込むと言われています。ケネデックスが売買単位を変えるのは、おそらく増資への布石でしょうね。お金が動き始めています。大手では今年の4月に三菱UFJがドイツ銀行から米国の不動産貸し出し債権を37億ドルで買収したと言いますが…この物件はノンリコースなのですね。懐かしい言葉です。ノンリコースは銀行がリスクを被る投資で、仮に返済できなければ、その物件を渡せば済む方式ですね。つまり三菱UFJはリスクを取れるほど内容が改善している訳ですね。欧州と日本の時間関係が良く分かります。

一見すると…なかなか見えない水面下の信用動向は、いくつか、現実に起こったニュースにより状況が判断できますね。このような事例を総合的に集めて、相場観が形成されていきます。この作業はいくらコンピュタが進んでも出来ない人間の領域ですね。もともと株価などは人間心理が決める水準です。需給バランスにより浮動株が吸い上げられ、需給バランスが良好なら割高でも株価は高く評価されます。よく同じ一株利益なのにPERの評価が違うのが説明できない現象があります。所詮、株価の細部まで説明することは困難です。長年、株式相場を見ていれば、その株にはその株の特性がありますからね。癖と言うか…株価の動きに独特の特徴があるのです。ベテラン証券マンは、市場に居なくなりましたが株の特性は消えません。このような経験則をデータ化するのは大変な作業でしょう。まさに勘ですね。26週乖離が100%を超えるとは…それも今回は何銘柄も誕生しましたから…、きっと、まだ多くの投資家は依然ウハウハ状態なのでしょう。だから、この程度の下げでは、物色する力は消えないという事でしょう。果たして期待に応えられる銘柄が、これからも出現するかどうか…。銘柄を公開してからユニデンは順調に評価されていますね。今日も戻り高値を更新したようです。仕手性がどんなものか、体感されると良いのでしょう。あまり褒められた銘柄ではありませんが…時間さえかければ、何れ4ケタに育つ可能性を秘めています。まぁ、007の領域の足元にも及びませんが…。

これまでの失われた時代において、政策に信頼感が全くありませんでした。そんな時に松井証券が生き残り策として、ネット取引を始め手数料を下げました。情報力では野村などの大手に太刀打ちできないからですね。その影響で…あっという間に、手数料の値下げ合戦が起こり差別化は進みました。この間隙を縫ったのが、小手川君などのネット・トレイダーの誕生です。ディトレは比較的、容易に参加できるのでしょう。各証券会社にはディーラーマンが数多く生活をしていたから、短期のトレードはリスクが軽減されますからね。なかなか難しいのですが、熟練を重ねれば得るものがあり、やがて毎日やっていれば、ある程度の領域には、達することができるのでしょう。しかしバフェットなどの領域に行きつくことは絶対にありません。小手川君のように儲けが100億円単位になると、コバンザメは無理なのです。時代の流れの領域になりますね。しかしおそらく小手川君は、あの時に仕入れたオリックス株の大半を売ったことでしょう。彼にはきっと魅力的に見えなかったのでしょうね。しかし、もしバフェットなら、買い増しをしていたことでしょう。

まだ分かりませんが、日本が新しい時代の入り口に位置しているとすれば…、やはり王道の投資方法が生きるはずです。これまでは政策が間違っていたために、何を買っても無駄でしたが、ようやく大丈夫かな…と言うところまで来ましたね。しかし今回の異次元緩和は「諸刃の剣」なのですね。「ガラガラポン」の入り口でもあります。日本の財政問題の話ですね。

呆れますね。原発訴訟に漁船の燃費問題など…、みんな政治の責任ですか…。不可抗力の自然災害が切っ掛けで起こった東電の原発問題を、菅直人は東電の責任としました。この辺りが、僕には不可解な所です。当事者の東電の免責はあり得ませんが、1兆円か2兆円程度の有限責任で、あとは全部、国家責任にすれば電力料金も上がらずに基礎コストの上昇が防げたはずですね。この基礎コストが高いから円安になっても、なかなか生産移転が起こらないのでしょうね。まもなく小麦粉の価格が上がり一般消費者が手にする食料品を中心に値上げ合戦が始まるでしょう。その時にメディアは、また一方的な政策批判をするのでしょうか? どちらを選択するか…の問題ですね。失われた時代を経て、何か改善されましたか? 若者は20万円の手取りから5万円を取られ、15万円で生活をしているのに…遊んで暮らす老人が20万円も貰えるのが、おかしな仕組みでしょう。アベノミクスの副作用は、これからどんどん広がり、何処かで均衡点を得るのでしょうが…この世論の批判に耐えても成長路線を堅持できるかどうか…。

日本は明らかに岐路にあります。タイムイズアップで、時間切れですね。故に長期金利の動向は非常に重要なのですね。時間がないのです。カタルが何度も、何年も述べてきた現象がスタートしたわけですね。成功するかどうかなど…誰にも分かりませんよ。様々な副作用のハードルをクリアしないと、目標さえ見えませんからね。使い古された製造業の回帰を主眼にするようでは、円安による弊害が大きすぎますから、やはり未来都市の実現ですね。スマート・コミュニティーの実現ですよ。官僚さん、自分達の領域を守ろうとせずに情報を公開し、民間企業に委託することですね。民間は儲けを主眼にサービスを進めますから、時間感覚が大きく進みます。安全、安心などを多少、犠牲にしても進化のスピードを早めないと、借金時計の針の動きに負けてしまいます。わかりますかね。官僚さん。抵抗をしないで協力してほしいものですね。今は、岐路に位置しているのです。

今日は、少し脅しすぎましたかね。昨日掲げた長期金利の動向は、残された時間がないことを示しているのです。僕の読者は、どちらかと言えば年金族が多いのかもしれません。皆さん、覚悟して下さいね。しかし僕ら、高齢者は知恵がある筈です。若者の体力に比べ知恵で勝負すればいいのでしょう。目先筋のディトレか…。それとも知恵で戦う王道の株式投資を目指すか? みんな自分自信の選択です。カタルは述べています。全体相場の動向は、あと1週間程度は仕方ないでしょう。しかし新興株は、既に下値堅めに移行している可能性が非常に高いですね。つまり「今でしょう」なのでしょう。ピカ一か…。

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2013年05月29日

05/29

かたる:S&Pが統計を取っているケース・シラー住宅価格指数が前年度比10.9%の上昇だそうで…過去7年で最大の上昇幅だと言います。前からカタルは、米国の金融危機の改善目途をGSEの立ち直りだと述べ、なんども今日の市況に登場させてきました。GSEの公的資金返済も見通しが立ち始め、間もなくトンネルを抜けますね。日本のりそなと大きな違いがあります。私が三重野元日銀総裁を批判する理由が分かるか…と思います。危機発生は仕方がなかったとしても、後の対処の仕方で結果は大きな違いが生まれますね。最近まで、日銀は資産デフレの弊害を認めてこなかったのです。日銀が、嫌々認めたのは、2010年10月の包括的な金融政策の採用で、ETFとリートを例外的に買い入れを認めた事で、方向転換が事実上、開始されました。皆さんは、黒田さんの異次元緩和だと言う認識の方が多いでしょうが…実際は2010年10月でしょうね。もし私が大きなファンドを抱えて運用しているとすれば、この辺りから日本株の買い入れを始めていたでしょう。

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しかし2010年10月から2012年11月までは長く、時間のズレが生まれていますが、大きな転換と言うのは、こんな時間感覚なのでしょうね。仕組みの構築を始める下準備には時間が掛かりますからね。このような感覚に立つとアベノミクスが成功する確率は非常に高いですね。何しろ失われた時代を経て、日本は構造改革を既に実現させています。ただ残念ながら、折角の緩和効果を充分に企業経営者は、取り入れているとは言えませんね。理由は日本の基礎コストが高く、生産性の観点からみると、製造業の回帰は難しいのかもしれません。しかし基本的な資産デフレ対策が確立され、失われた時代により構造改革が終了間際だと言う現実は、世界のどの国にもない非常に魅力的な要素を秘めています。ヘッジファンドが涎を流し参加するわけですね。彼らは一流ですよ。モラルは兎も角、貧欲な連中ですからね。

皆さんは感じましたか? この悪い時期にカタルが、あえて「ユニデン」と言うアドバルーンを上げた意味を…。正直に言えば僕は286円の壁を抜けるとは考えていませんでした。4ケタになる銘柄なのですが…そんなに早く動くとも思ってなかったのです。しかし昨日の髭は、ある意味で仕手株の本領を発揮していますね。僕らの世界では、あのような動きを予兆と感じる人間もいます。はたして今朝、明らかになったケース・シラー住宅指数とユニデンを結び付けられた人は、何人、読者の中でいるのでしょう。カタルは述べています。ユニデンは米国が主戦場で、住宅市況に影響を受け易い企業だと…。しかも高収益企業に育つ可能性を秘めた企業だとも…。同時に藤本さんのカラーを指摘し、仕手性まで言及しています。昨日の人気株リストの数は大きく減っており、全上場株の中から10銘柄しか選出されませんでしたが、そのリストの中に登場していました。3000以上もある銘柄の中で選択された銘柄です。カタル君は、なかなかジャン!と、また浮かれた次第です。しかし…。

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あまり浮かれても居られません。一度、提示された課題を消化できるのかどうかは…今の所は未知数なのです。新産業戦略と言うか、成長戦略と言う課題はなかなか難しいですね。果たして参議院選挙が終わったら、本当に改革が進むのか…未知数なのです。相場は水準訂正を済ませ「デフレ・ボトム・ポケット」と言う異常値は、ほぼ是正されましたね。長期金利も株価水準も…この辺りは異次元金融緩和効果なのですが…。一度、開けてしまったパンドラの箱、中途半端な改革や妥協はできません。それに日本国民は耐えられるのかどうか…イワシ民族だから不退転の決意が必要なのですが、時代を進める事が出来るかどうかの見極めは非常に難しいのです。

早くから、かたるは原発の被災者が所有する土地や家など一括して全て買い上げ、未来都市を建設すれば良いと述べていました。しかし普通はその様な不退転の決意は出来ないものです。人間は急激な変化に耐えられないのですね。学者先生によれば、生活環境が変わると人間行動に大きな変化を及ぼすのだそうです。新潟の山古志で被災された老人を都会の息子が引き取ったら、そのおじいさんは非常に元気だったのに…都会暮らし1年程で亡くなったとか…。今回もそうでしょう。適応力があるようで…ない人も大勢いるのでしょう。株をやっていると…面白いものですね。色んなことを見るようになり、色んな現象が不思議でなりません。

カタルは007をピカ一銘柄として継続的に取り組んでいます。時代の流れが後押ししてくれるからです。実はカタル君、痛いほど、この時代の流れを感じています。東京に上京し歩合セールスとしてトップになれると思っていたのですが…どんなに努力しても無駄でしたね。買いしかしないセールスにとって、失われた時代は長すぎます。今のような環境なら、努力が生きるでしょうが…。007はその点で恵まれていますね。努力も勿論あるのでしょうが…。通常、あり得ないのです。007の生い立ちを追って行けば、色んなことに気付きますね。目先に拘らずに、1株だけでも現物で保有して欲しいとカタルは述べています。読者数からすれば、皆さんが1株買っておけば、その内に、浮動玉はなくなり材料が確認され再評価された時に、株価は面白いように騰がるでしょう。しかし今回は不発でしたね。参加者が未来を感じてないのでしょう。仕方ありません。市場は常に現実と株価の評価を計っているのです。

日本人は情報の価値をずっと軽視しています。何故でしょう。この事が不思議でなりません。先ほどのケース・シラーなどの指標を、独自で提供している機関の多くはそのデータを有料で販売しています。経営判断や分析には資料が必要です。データ集めは大変な作業ですね。自分でグラフを作ってみれば分かりますよ。調査してみれば分かります。その情報の価値を日本人は…困った人種です。だから戦略的に対処する外国人に負けるのですね。中国は尖閣問題で米国において戦略的なロビー活動をしていると言いますが…日本はどうなのでしょう。経済力が何年も低迷しているから隙を突かれるのです。官僚は株式投資をすべきですね。市場原理主義の良さを政策に生かすべきですよ。

さて与太が、今日は多いですね。昨日300円台を示現したユニデンを見ると、また市場にはエネルギーがあるようです。残念ながらJVCケンウッドは大き過ぎたのでしょか?株価位置と言うステージを変えたこの水準を維持できるかどうかは、安倍政権の新成長路線の評価で分かれます。今の株価位置は連休明けの水準で、カタルは投信の玉手当の買いだと推察していましたが…。この消化度合やアベノミクスの成長路線の評価など…、やはり直ぐに新しいステージに歩むことは、難しいのでしょうね。基本は休みでしょう。しかし…ゲリラ戦なら…。証券マンは常に手数料を追い求めるわけですね。しかし商売でない僕らは安全を考え、無理をしないことですね。また秋になれば、いくらでも儲けられる時間が来るでしょう。多少、遊ぶのは構いませんが、大きな勝負を挑む時期ではないですよ。当面はゲリラ戦と心得るのが、正しい方針でしょうね。おそらく一番、気にしなくてはならないのは、長期金利の動向なのでしょう。此方のサイトでいつでも確認できますから、自分で時々見ると良いですね。皆さんには少しレベルが高いかな?あまり詳しい事を説明していませんが…。でも読者が増えているから、きっと支持はされているのでしょう。まだピーク時には、遠く及びませんが…。それでもこの半年で、ほぼ倍増しましたね。互いに、頑張りましょうね。さて早く黒田投手の活躍をみないと…昨日のダルビッシュは残念でした。運命は、神のみぞ知る。

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2013年05月28日

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かたる:当初、先週の暴落は中国景気への不安や米国の金融緩和の終了を懸念しての売りと言われていましたが、最近はヘッジファンドの高速取引が原因だという事がハッキリしてきましたね。アベノミクスの副作用は金利が急速に上がる懸念です。財政規律が緩んでいる日本にとり、欧米の感覚はあまり当て嵌まりません。日本の成り立ちは官の意向が強く明治政府の元に立ち上げられた資産が眠っていますからね。このような見方は一般化されていませんが、日本の財政問題を考えるにあたり非常に重要なのです。官僚支配の枝葉企業は多く存在します。最近論争が起こっている米国の話しも興味がそそられるテーマですね。

『クルーグマン氏は先日、書評誌「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」の中で緊縮財政の擁護派を非難し、過剰な政府債務に潜む危険性を警告したロゴフ氏とラインハート氏の論文は「神聖な地位を失っているのみならず、おおむねあざけりの対象となっている」と断じた。』を切っ掛けに、『ハーバード大学の経済学者、ケネス・ロゴフとカーメン・ラインハートの両氏が、プリンストン大学の経済学者で米ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト、ポール・クルーグマン氏を「甚だしく無礼な態度」だと非難、そして、高い債務水準とその後の景気減速とを関連付ける補完データの提示を両氏が拒否したとするクルーグマン氏の主張は不正確だと反論した。』と言うものです。

ドルも紙屑だし国家の財政赤字が問題にされるのかどうかという命題ですね。日本の財政問題も似たような回廊の中に問題の火種はあります。米国のドルは紙くずですが…軍事力は世界一を誇り、世界はドルの権威を認めざる得ませんね。世界の覇権はやはり米国の手中にあります。何も経済的な論点だけではありません。グローバル化の中で純血主義に拘る日本は、世界に類を見ないイワシ民族です。戦後の画一化教育はなかなか消えませんね。まぁ、どちらかと言えば、楽天の三木谷さんなど異端の口です。興銀から禄を頂き、育てたもらった恩にも報いないで…飛び出す人間性を持っていますからね。僕には理解できない感覚です。事業は成功させましたが、その後の経営方針などのスタイルを見ると…税金も払わずに西武方式を狡く使っている巧妙な詐欺師のようなイメージです。故にぼくは嫌いです。一方、ソフトバンクは公共性もあるのでしょうが…若者を育て後継教育をしている点など、日本と言う社会に恩を還元していますね。非常に好きで応援しています。でもカタルは楽天でショッピングをしているのですが…。

何故、このような話しを展開するかと言えば、あまりに無知でメディアの誘導に乗りやすい人間が多いからです。だからイワシ民族なのですよ。自分で考えなさい。自分で選択しなさい。そうして決断を下し行動するのです。本当に考えない人間が多いですね。自分で考えないから想像力が失われるのですね。そうして未来を感じる事が出来ないのです。最初は空想なのですよ。夢と言うものは、最初はとりとめない空想から生まれ、その空想が夢に変わるときに目標が生まれ、行動が促されるのです。米国でもアップルの税金逃れが話題になり、G8かな?G20か分かりませんが、議題にのぼるとも言われていますね。アイルランドと米国の仕組みの間隙を縫い利益を隠すのはどうも頂けません。フェアじゃないですね。早急に国際ルールを設けるべきでしょう。アップルはあまり好きでなくなってきましたね。スティーブ・ジョブズが亡くなり、企業のあり方を問われていますね。僕はグーグルに魅力を感じていますね。グーグルマップの発想は素晴らしいですね。旅行したことがないところに行けて、見た人の世界が広がり人々に夢を与えてくれます。

ただ映像と現実は違いますね。山を登ればわかります。あの過程が忘れられないのかもしれませんね。途中の困難さが喜びを一層引き立ててくれるのでしょう。80歳でエベレストを登頂された三浦雄一郎さんはすごいですね。本当にすごいのです。多くの日本人に希望を与えてくれたことでしょう。そろそろ老化と言う言葉を意識する年代に差し掛かり、彼の偉大さが分かります。相場と言うのは精神力なのですね。銘柄の選択でもなければ、知識でもないのです。きっと、なかなか最後の壁が越えられないのは、自分自身に具わった性格と言うか、精神力が足りないのでしょう。故に数々の失敗を重ねるのでしょうね。僕も画一化教育の洗礼を受けている訳で流されやすい人間です。いい女が隣にいれば…の口ですからね。三浦さんと言うのは、どういう精神力をしているのでしょう。なかなか自分との戦いに勝てるものではありませんね。80歳ですよ。

四季報数字では717円の一株純資産でしたが、決算短信によれば800円だと言います。しかし金融相場第一波動では750円止まりだったようです。僕は当初から第一波動の目安として三菱UFJの株価を指標にしていました。米国金融界にも最近支持派が増えて来たところですが、欧州はBISの基準さえ危ぶまれ、未だに再建途上で混乱しています。だいたいリストラは3割水準に来たようですね。昔から3割乱高下に向かえと言う言葉があります。007は村田との提携で踊り、20万から一気に2倍程度の株価に噴いた為に、押しがきついのですが…新興株らしい動きですね。多くの人が振り落される訳です。

東芝が2011年の夏に、スイスのL+G社を買収しました。覚えていますか?スマートメーターの世界トップ企業ですね。世界シェアが30%だと言います。しかしスマート・グリッドはこれから進行するのですね。東電は震災の影響もありスマートメーターの採用を始め、現在、日本は節電意識の高まりもあり、効率的な電力配分の観点から、この産業は世界のトップ領域に入ってきました。この基準が世界基準になります。スマート・コミュニティー構想は着々と進んでいます。何故、キャッシュレス社会の構築を進めないのでしょう。この仕組みを実現させれば、犯罪などは大幅に減りますね。お金の経路が追えますから、犯罪の領域が大幅に減りますね。間違いなく、このスマート・シティーが日本に残された成長の糧でしょう。現状の施策では3%成長などは夢の領域です。しかし日本は既に失われた時代を通じて構造改革を断行してきました。この意味をよく考えてほしいのです。震災の影響により復興予算が付けられましたが、消化できなかったのですね。この意味を…考えてください。長年行ってきたリストラクチャリングで市場は枯れていますね。僅かな需要を生むだけで、好循環の成長が続くのですよ。震災の復興需要が影響し、先ずは地元で労働力が不足し賃金が上がりましたが、その影響が首都圏に拡大しているのです。分かりますかね。この意義が…失われた時代は完全に分岐点を示しているのです。だからスマート・コミュニティーの実現は、世界基準を日本発に出来るのですよ。

相場全体は、まだ下値を模索する段階でしょう。あまりに踊りましたからね。20日の市況展開を見て、カタルはITバブルを彷彿し、恐怖にも似た感情を抱きました。案の定、23日に相場が大幅安になりましたね。もともとある程度は感じていた疑心が、一気に現実化しただけの話です。しかしカタルはこの時期に敢えて市場に問いかけました。ユニデンと言う三文役者で…。市場の力量を問うたのですが…市場は303円の反応を示してくれました。全体はまだ駄目です。おそらく来週末ぐらいまで下値模索を続けるのでしょう。しかし新興株は全体に先行しており整理を敢行しました。14日がピークだったようです。今日は28日ですからようやく終盤になりましたね。そろそろ買い始めても心配ない時間感覚です。株価で買うのではないのです。時間で株を買うのですね。この辺りの感覚はベテランの証券マンでも、理解されないでしょう。私自身が最近、気づいたものです。狙いは未来社会の構築に拘わる産業ですね。

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相場が下がれば、買いたい銘柄はたくさんあります。大型株では、例えば東レなどは世界の覇権を握る素材産業で、しかも素材は膨大な利益を生むのですね。現時点では分かりませんが、コマツの動きを連想させるものを感じています。コマツはこの水準から株価2000円台を定着させた企業ですね。あくまでもイメージの話ですよ。詳しく決算を見ていませんが、炭素繊維の広がりなどを見ると無限の広がりを感じ、夢を感じる事が出来ます。実は加工技術が進化したのは最近の話しなのです。炭素繊維自体は古いのですが…。僕が市場に送り出したユニデンは確かに魅力もありません。しかし米国の住宅市況の恩恵を最も受け、既に生産基地を中国からベトナムに移転させ、体制が出来上がっていますから、数量効果などの恩恵を享受できる体制が出来上がっていますね。仕手性もあり、売り方、買い方が共に妙味のある株です。株価が騰がるためには、強弱感の対立が必要なのです。だから急騰しやすい体質を秘めていますね。藤本さんはなかなかユニークな人物らしいですね。幕間つなぎにピッタリのタイミングであり、業績推移の中に位置しているのでしょう。原稿を書いている途中で300円台に入りチャートの形も良くなっています。何と言っても、この時期に高値を抜く株は、あまりないですよ。調べて御覧なさい。やはり有望なのです。何れ4ケタ位向かう事が出来ますよ。

相場と言うのは失敗した場合も、考えねばなりません。JVCケンウッドの問い合わせを、株価が上がっている時によくもらいました。「なかなか動かないね。」という不満ですね。しかし今はどうでしょう。買値を割ってない儲かる株価位置でしょう。順番とはそう言うものですね。ユニデンの株価位置だって…今は少し下げて280円ですが、下値は限定的ですね。ガンホーは、何れ「化けの皮」がはがれます。2年前のグリーを想像すれば分かります。ゲームは飽きられるのです。

しかし成長株評価のピカ一企業の007は、高値を凌駕する事が出来る銘柄なのですね。今は赤字で多くの人が、僕の抱いているイメージを感じる事が出来ないのでしょう。故に20万円を割れたりするのでしょうね。ユビキタス社会はこれから実現し、ようやく動き出したばかりの話ですね。世界の任天堂が多くの選択肢の中から007のWiFiを選択し、村田も選択したのですね。パナソニックが町工場のSQLを採用しますか? 残念ながら僕には技術評価は良く分かりませんが、開発要員が30名足らずの小さな町工場が、世界トップ企業から評価され、使用されるソフトをいくつか持っています。狙いが良いですね。スマート・コミュニティーの構築はこれからですね。スマート・グリット、スマート・アグリ…スマートフォンを使った遠隔操作は、これから、ようやく製品化されるのですよ。ダイキンは世界でも有数なトップグループですね。このワクワク感はなかなか消えませんね。通常は株価が下がると消えるものですが…。むしろ増しています。実は東芝方式がデファクト・スタンダードに採用されるような流れに、現在はなっているのですね。どういう事か、この意味が分かりますか? 日本が世界基準を構築する産業なのですよ。

今までの007は、3年も開発時間が掛かりました。しかし今度は村田ですね。村田の開発要員は数百人規模で半年基準ですね。バフェットは10年も20年も時間を超えた投資をして成功しました。せめて足元にでも近づくことが出来れば、最後の一線を超える事が出来るかもしれません。最後は運ですね。所詮、未来の事は誰にも分かりません。実際に経営している経営者さえも分からないものです。方向性さえ正しければ、時代は必ず味方するものでしょう。自分の力量に合った選択をして下さいね。自分の技量を超えるから悩むのですね。全ては自分次第なのです。

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2013年05月27日

05/27

かたる:市場が大幅安を示現し、金利が上がり円安が進行する恐ろしさを体感したことは良かったと思います。潜在リスクを市場が認知すれば、そのリスクが消化されます。つまり潜在リスクに対する対策が進み、実際にそのリスクが現実化する可能性が減りますからね。常に市場は考えられるシナリオに対し警告を発し対処を促すわけです。市場原理主義は市場の動向を見ながら政策を変えることに本分があります。ここが、日本が戦後実行してきた計画経済と大きく違うところですね。三重野元日銀総裁は、市場が何と反応しようと実体経済には関係ないと…市場の動きを無視しました。だから失われた時代の反動が大きくなり長引いたのです。しかしバーナンキは、市場の警告に真摯に向き合い対処をしたので大恐慌のような惨事を起こすことなく、短期で実体経済が立ち直ってきたのでしょう。

新興株の急落からそろそろ2週間が経過します。皆さんお待たせしました。多くの銘柄は過分な期待が修正されたはずであり、そろそろ下値固めの段階に入るのでしょう。そう心配することはありません。安倍さんは非常にうまく対処していると考えています。6月の新成長戦略への期待が現実に変わることが出来れば、アベノミクスは成功しますね。何故なら、日本は既に体制転換を、ほぼ終了させています。失われた時代と言うのは、その構造転換の為に必要な時間だったのでしょう。明治政府が近代国家をめざし、太平洋戦争で列強各国に並ぶ夢を抱き敗北、そうして再構築してきました。いくら東西冷静下の役得があったとしても日本は世界で類を見ないほど、非常にうまく資金配分を実現して、成長してきました。江戸時代からの村論理が背景にあったおかげでしょうね。

なかなか見えない成長戦力ですが…既に日本は実行しているのです。ただ明確な旗振り役が居ない為に混沌としているような印象です。官僚機能の限界なのでしょう。SFマンガを読む人間を増やさねばなりませんね。実は既に多くの技術のデファクトスタンダードを獲得する分野が育っています。震災はある意味で天世が与えてくれたチャンスかもしれませんね。スマート・グリッドやスマート・コミニュティーの高まりなど…情報家電とも呼ぶべき多くの産業が育ち始めており、国際標準を獲得し始めています。この分野をさらに伸ばす事が出来るなら、日本は世界でいち早く新成長路線に突入する事が出来ますね。情報の民間利用など、情報社会を創り上げる新しい目標に向かい、スマート・シティー構想が育ち始めています。ここに先進国の成長の糧は存在します。

実は本日の日経新聞、土屋氏が書いたレポートは、ある意味で非常に興味深いものでした。「しぼむBRICsの夢」と言うのは、デカップリングの終焉という事なのでしょうか…。でも社会が…と言うより、このような認知をしたという事は、新しい時代が始まったことでもあります。この辺りの感覚は、皆さんには分かり辛いでしょうか。なかなか面白い記事でしたよ。一度、読んでおいてくださいね。新興株の調整は、ほぼ終了し下値固めに移行したと述べましたが、実際の相場の上昇と言うか…明確に皆さんが感じられるようになるのは、もう少し先で、あと2週間程度は必要なのでしょうね。しかしその間、おそらく個別物色の流れは、続くように感じますね。決して全面安になることはないのでしょう。

先週末の掲げたユニデンの話を、少し展開しましょうか…この会社の主力製品はコードレス電話で、米国の住宅市況に大きな影響を受けると考えられます。更に近年売り上げを伸ばしているのが監視カメラの分野ですが…先日、ボストンマラソンでのテロで活躍したのが監視カメラで、この市場は先進国のなかでも成長分野です。日本も街の至る所で監視カメラ需要があり生活の安全を守っています。中国からベトナムへ生産基地の移転を終え、当初はもたついた稼働率もようやく採算ベースに乗ってきました。つまり米国経済の立ち上がりと製品需要が噛み合う筈です。既存の固定費を長年の低迷でギリギリまで削っており、損益分岐点を上回る経済環境が訪れるので、一気に高収益体制へ復帰できるのでしょう。この辺りは営業キャッシュフローの推移からも改善が窺えます。

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おそらく株価は、この動きを捉え、純資産550円ラインまで、一気に株価の修正が訪れるはずです。大切なことは、この株には仕手性が具わっているという事です。藤本さんは非常にユニークなカラーを持つ経営者です。しかし残念ながら、収益が改善すれば、その後は普通の株ですからね。あまり多くを期待しないでくださいね。3ケタの一株利益は期待できますが、どんなに環境が恵まれても、株価が4ケタに乗れば…魅力はないのです。しかし現在の260円程度の株価は、やはり安過ぎるのでしょう。市況が低迷し混乱している市場展開の時に、物色されやすい素質を秘めており、今の相場環境で一本釣りされる素質を秘めた株と言えるでしょう。別に買わなくても良いのですが、空売りだけは当面は止めた方が良いですね。材料株の一本釣り銘柄として、市場に提供する次第です。

やはりピカ一の007には敵いませんね。スマート・コミニュティーは日本発の先端産業です。スマートフォンを利用した家電利用や情報を利用し、的確に配分される電力の管理などの分野にも応用が効き、限りない成長を予感させる素質がありますからね。カタルの早くからの推奨と、多くの人が総利食い状態にある為に、押しがきつくなりましたが…このような逸材を、野村が見逃す筈はありませんね。楽しみですよ。さて先週予想したような展開になってきましたね。グリーにDENAと材料株の一本釣りか…。果たして市場はどんな選択をするのでしょう。あとは皆さんの選択眼次第なのです。良いですか、自分が多くの情報の中から選択して、決断し、行動するのですね。我々はロボットではないのです。画一化教育から早くに脱皮をして下さいね。あと2週間もすれば、相場は落ち着きを取り戻し、新しい展開を、皆が確認するようになるのでしょう。

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2013年05月24日

05/24

かたる:いやはや…懸念はあったけれど、まさかこんな形で訪れるとは…。一体、昨日の市場の動きを、どう解釈するべきなのでしょう。最近はヘッジファンドの高速取引が増えていると言われており、米国では対策が練られていますが、日本では遅れています。一つの原因はその辺りにあるのでしょうが…それにしても。一般的な解説は、バーナンキ議長の出口解説と中国のPMIだと言われています。現在、中国は都市化政策を実行しており、この投資が無駄になる、嘗ての日本の公共事業のような形を歩んでいますね。実際に鉄鋼に於いて中国は過剰投資をして、鉄鉱石の輸入が増えたバブル特需が、日本の大平洋金属や商船三井などの相場にも現れていました。しかしこの解説で、こんなに崩れるような状況ではありませんね。他に原因はあるのでしょう。

カタルは21日の今日の市況で、異常な市場の光景を伝えていました。あの時はサニックス、シャープに東電などが、軒並みストップ高になる20日の市場を顧みての感想で、ITバブルの懸念を考えていました。つまりアベノミクスの失敗ですね。何度か登場させているアベノミクスの副作用問題を取り上げる時が、来たのかもしれませんね。それとも一時的な利食いの動きなのか…。まぁ、現時点ではこれからの政策動向により決まるので、予測は困難ですが…。一応、皆さんにも紹介し考えておいてもらう必要はあります。書き切れるかな?

「猿でもわかる」株式解説と言うあの本は、馬鹿でもわかると言う意味ですよね。カタルは三流大学の馬鹿人間ですからね。東京に来て東大卒のキャリア官僚と付き合うようになると彼らの優秀さが際立ちますね。確かに優秀ですよ。記憶力や機転など…ただし東大卒でも馬鹿も居ますが…。一般論です。みんなが警戒を忘れ、踊ったので昨日の下げは市場の警鐘なら問題はないのです。一番怖いパターンが「ガラガラポン」なのですね。かたるは最後には円安、金利高、物価高による超円安時代の到来で、財政問題などの問題が解決されるパターンを述べていました。ずいぶん以前の話ですから、覚えていない人も大勢いるかもしれません。分かりやすく言えば、スタグフレーションの到来ですね。現状は財政問題を抱え、非常に難しい局面なのですね。故に異次元緩和等だけでは、問題は解消されません。

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昨日の長期金利が1%に到達するパターンは、日銀さえもコントロールできない現象が生まれ始めている兆候でもあります。ただこれは当然の現象で、方向性は正常なのです。しかしスピードが問題なのですね。三井住友は先行して国債の売却に動いているようですが、「デフレ・ボトム・ポケット」の修正が一気に進むと、金利上昇が国債の金利負担を大きく押し上げ、これが引き金になり円安が加速し、日本からの資金逃避が進み、物価が高騰するケースが当然予想されます。アベノミクスの副作用は、経済が回復する前に輸入物価が上がり、食料品価格の高騰からエンゲル係数の高い人たちの不満が爆発する事ですね。日本の多くは年金暮らしの弱者です。その人たちの中には、年金だけで生活をしている人が多数いますから、日々の暮らしの食料品に対する支出が増え始めています。小麦粉を始め、油など…様々な輸入物価が上がりますから…ね。

経済が追い付いて、設備投資に火がつけば良いのですが…この円安局面に対する企業懸念は異常な警戒感です。自動車産業を見れば分かります。日産だけですよ。多少、円安に反応した企業は…。ほとんどの企業は、既に日本に関連産業がなくなり、生産を戻すコストが掛かり過ぎるので、躊躇している段階ですね。120円程度なら…との声は聞きますが、現在は中途半端だと言います。せいぜい、海外へ生産移転をする予定だった時期を延ばすと言うものですね。つまり設備投資に火が付かずに、くすぶり続けるのですね。

一方、アベノミクスが成功するパターンは、スマートシティーの建設などスマートアグリに、スマートメディカルなど…。情報を取り入れた最先端の効率社会の構築が間に合えば、日本は新しいステップに進めますね。自動走行の自動車など…ITCと組み合わせるアイディアは無限にあります。ユビキタス社会の構築です。遠隔地医療など…今は手術ロボットもあり、何も優秀な外科医でなくとも、微細な手術は可能です。日本の病院は観光とドックを兼ねて、世界中のセレブを集める事が出来ますね。金持ちは保険が効くかなど…問題にしませんね。お金を使うことに苦慮するセレブは、世界中に多く存在します。いろんなアイディアがありますが…そのアイディアが軌道に乗せる事が出来るかどうか…。

現実は、夢の実現より設備投資にも火が付かずに、期待が萎む可能性が高いのでしょう。故に大幅な調整が入ったのでしょうね。多くの人が利食い状態なので、利食い作業が重なった影響もあるのでしょう。しかし「異次元緩和はアノマリーを凌駕できるか?」あのカタルレポートの懸念が、現実化した可能性も高いのですね。どっちにしても、これからの相場を観察するしかありません。5月14日に天井を付けたのでしょう。最初は下値の買いが乏しい新興株から崩れ、比較的買いが厚いはずの信用取引銘柄も今回は崩れてきました。調整は避けられませんね。一度、ひびが入ると、必ず市場は確認作業をします。その確認作業の株価位置は、誰にも分かりませんね。全体の需給バランスによりますから…。

もし相場が強ければ、全体が下がっても、物色される銘柄群が出てきます。候補はDENAやグリーなどなのですが…業績面のターニングポイントを迎えているかどうか…。あるいは好業績で、これまであまり評価を受けて来なかった銘柄ですね。JVCケンウッドもその範疇ですが、新しくカタル銘柄として紹介し始めた「ユニデン」6815と言う会社も、その候補銘柄になります。ユニデンは米国景気に左右され、特に米国の住宅産業関連とも捉えられます。故に金融危機前の企業業績は、高収益で高株価でした。現在はベトナムに生産基地を持ち、米国向けに輸出しています。この株などは仕手性もあり、好業績ですから狙われやすい株ですね。カタルは先日の寄り付きを、高値を承知して274円で買い、株価が下がった昨日も248円で買っています。株価は230円台が、おそらく下値でしょう。全体がどんなに下がっても…相場が無かった銘柄は下がりません。スタート時点のカタル銘柄はリスクが少ないのです。007のスタートはたしか6万円台ですね。J・TECは7万円台です。更にケネデックスは2万円前後でしょう。当たり前ですね。株価位置は、非常に低い下値から推奨をしています。ただ、どれも天井が高い為に、何倍にもなっても推奨を続けるので乱高下するケースもありますね。

今まで上がった株は、乖離が高く当面は下値模索です。しこりもあり、手掛けにくいのですが…個別の材料株はしこりもなく、やり易いですね。このパターンが考えられます。でも007などの見えない利益が、非常に大きな企業の一本釣りもあり得ますからね。さてどうなるかな…。勿論、全面安になり調整波動が強まる可能性もあります。しかし主力株による嵩上げだけは、残念ながら、ありません。小型や材料株の一本釣りはありますが…主力株が、短期で仮に高値を更新しても、二番天井を付けるだけでしょう。理由はマツダやトヨタの動向ですね。明らかにやり過ぎです。今日は、今の所は反発をしていますが、利食い千人力なのでしょう。しばらく休むことです。カタルはこれまでに何度も、「元本を引き上げろ」と述べています。信用取引等は、もっての他でしょう。現引きを前提に挑戦するなら問題はありません。既に11月としても、6か月間も相場は走っていますから…休ませてあげなさい。相場も人間も休みが必要ですね。ボーナスシーズンで、どれだけの実弾を取り込めるかどうか…この辺りも今後の焦点になるのでしょう。

さてカタル君はユニデンと言うアドバルーンを新しく上げましたが…、市場の反応は如何でしょうかね。ただ残念ながら、株価が2倍や3倍程度の可能性は非常に高いですが、成長性などは007の足元にも及びませんね。株式投資の基本は「成長株投資」…いや、果たしてカタルの期待する成長株に007が育つかどうかは、現時点では誰にも分かりません。しかし確実に芽は育っています。だから赤字なのに20万円なのですね。しかしまだたった20万円でもあります。利益が見えるようになると僕の期待する現実に変化し、株価が100万円のまともな株価になるでしょう。100万円など単なる通過点に過ぎません。ユビキタス社会の到来は無限の広がりを秘めているのですね。現物で拾ってくださいね。宝くじより確率は高いでしょう。そうだ今日は宝くじでも買うかな…トホホ、神頼みじゃ…何時まで経っても、本物の投資家にはなれないや。

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2013年05月23日

05/23

かたる:今日は金融政策の話を…少ししようと思います。銘柄などより、このようなマクロ的な話の方が重要なのですね。株価は個別株要素と市場原因の外部要因により形成されていますが、日本が長年、この外部要因が悪く政策の方向性が間違っていました。その為に失われた時代が、バブル処理を切っ掛けとして生まれたのです。ようやく2003年に改善され株価が上昇しましたが、2006年に日銀が間違いを犯し、政策も郵政民営化の逆戻りなど…既得権力集団が巻き返しを始めました。それがライブドアなどの事件となって表面化したのでしょう。実は1988年にリクルート事件が起こり、バブルは崩壊し権力構造が転換を迎えています。何故か…この二つの事件は、互いに共通性が強いように感じています。

さて、バーナンキ議長は緩和政策を継続するとか…。思い出すのは2006年のマネタリベースの激減です。日銀はまだ経済が安定してないのに、勘違いをして緩和姿勢を転換しています。この動きと海外発の金融危機が重なり、再び泥沼に向かったのが2000年後半の動きですね。如何に政策が大切か分かります。株をやっていれば、政治動向に関心を持ち、時の権力者が、どのような考え方なのか? 非常に大きな影響を受けることがわかると思います。菅直人が辞任する前に、自然エネルギーの法案を通過させました。その為に太陽光発電が儲かる為に、一気に需要が起きましたね。カタルは昨年、このことに着目して、いち早く数多い銘柄の中で「サニックス」を選択して、カタル銘柄としました。昨年、4月27日の今日の市況を読めば、分かるでしょう。IRNETでは過去の記事も見られます。左の「過去の市況」から見られます。現在は2008年からの市況分が見られるようになっています。

最近メールを貰い「007」って、何?という問い合わせを貰う事があります。おそらく新しい読者なのでしょう。疑問などが出てきたら、トップページの画面に戻り、下の方にIRNET内のサイトのみを検索する事も出来ます。そうすると、たぶん時間順に並んでいるのだろうと思いますが、関連する文字が検索できますね。過去に遡れば、必ずどこかで解説してありますから…命名の由来なども含め、書いてありますね。僕はあまりコロコロと考えを変えません。多少の変更はありますが、基本はいつも一緒ですね。昨年、5月頃にサニックスを買っておけば、およそ5倍程度の成果が得られたはずです。カタル銘柄はこのような成果は一般的ですよ。逆に倒産する銘柄もへっちゃら…に選択していますね。それぞれが、自分の力量内で選べば、いいだけの話です。今でも惜しいと思うのは、ダヴィンチの上場廃止ですね。きっとあの時に、商社などが支援をしていれば…今頃は、超人気株になっていました。日本には人が居ませんね。

僕は変わりに今回はケネデックスを選びましたが…ダヴィンチなら、もっと力が入っていましたね。このケネデックスは、007同様に現在は調整中ですね。やがて調整は終わり再び人気株になるでしょう。アイフルやシャープと同じ理屈です。山手線論理ですよ。アイフルは武富士の関係で、僕は直ぐに分かっていましたが(本当はJトラストだったのですね。)、シャープは当初のスタートを見逃していました。「デフレ・ボトム・ポケット」の考え方に気付いていれば、直ぐに着想できたのでしょうが…遅かったですね。ソニーが1月に入ると上がったのを見て、なるほど…と、気づいたわけです。163円前後から372円が…第一次上昇波動でした。12月18日の話しです。そうして乖離調整をするのですが…。

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カタルが最初に反発ポイントとして選んだのは、200日線を75日線が下から上に突き抜けるゴールデンクロスの時期を、変化日として選びました。2月16日の株式教室などを読めば、カタルの当時の心境が書かれていますね。3月7日の今日の市況にも、カタルの山手線論理の予測が当たったと書かれていますが、実際は違いました。時間がずれていましたね。200日線と75日線ではなく、25日線と75日線のデットクロスの時期が実際の変化日でしたね。トホホ…。時間の読みは、色々な要素があり難しいのですね。

カタルは早くから「IZGO」の技術評価を問題にしていました。ところが…日経新聞は馬鹿な所に取材の焦点を置いていましたね。出資問題です。この辺りをみると、日経新聞の記者の資質が、問題になります。日本が失われた時代を続けた原因が、メディアにもあるのですね。取材する論点が、株式投資をしないから見えてこないのでしょう。実は日経産業新聞が、4Kや8Kの話などをテレビの特集した5月初めです。テレビのコラムで、この事に触れている記事を発見しました。LGの有機ELは白色のバックライトを用いていると言う記事ですね。つまり世界最先端を行く韓国勢も有機ELの量産化は難しいのです。本当の意味での有機ELではないのです。この事はIGZOの賞味期限が延びる事を示しています。つまりシャープが黒字になる期間が、延びるのですね。だからシャープが再び相場になったのです。後講釈ですが、シャープの株価は、この記事を切っ掛けとして株価が加速しています。少し専門的になり過ぎましたかね。

多くの人が出資問題や株式の需給動向を問題にしますね。例えば007ですが…野村証券が大量に買い始めただとか…。しかし、こんな事は二次的な事なのです。もっと主眼を見てほしいものですね。時代背景を見れば、容易に想像はつきます。個別株の話しから話題を進めていますが、メディアは馬鹿な論点ばかりに、目を向けています。本当に編集委員などに、記事を判断する力があるのかどうか…非常に疑わしいですね。例えば、長期金利が上がったと騒いでいます。やれ大変だ…とか、黒田さんも馬鹿を相手にするのは大変ですね。こんな金利上昇は想定内の出来事で、ようやく正常化の道のステップに過ぎませんね。現在は三井住友が売っていると言いますが、三菱UFJは動いていません。三菱は大人ですからね。今は「デフレ・ボトム・ポケット」からの脱出に過ぎませんね。正常化の概念に向き始めたところです。

かたるは1%を割れる金利動向を見て、行き過ぎた現象と、大昔ですが表現しています。メディアに押され、まやかしの政策を実行した福井さん、本来なら専門家なのに…世論は恐いものです。バーナンキ議長は、米国金融株の事を見ているのでしょう。りそなを見れば分かりますね。金融危機の影響は傷跡が実に深いのです。市場参加はあまりに短絡的です。上がれば買い、下がれば売り、物事の本質を理解していませんね。先ほどのメディアの取材焦点と同じです。日経新聞にも人が居ないのだから…多くの市場参加者が間違った投資行動も取るのも仕方ありませんが…需給なランスなどは二次的なものなのです。確かに007について、僕は手替わり論を述べました。素質のある株はそうないのです。自分で調べれば分かります。株価が5倍、10倍などは、良く出来た方ですが…所詮は小者なのですね。やはり株式投資の王道は、「目指せ!成長株」なのです。

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2013年05月22日

05/22

かたる:日経平均株価の上昇と出来高推移をみると、総花的な上昇局面は続いている様子。一方、新興株には株価を崩す銘柄が多く個人の気持ちは微妙な情勢になっており、どちらかと言えば、混乱の局面を迎えているのでしょう。どんな株も上昇過程において調整局面は避けられません。故にカタルは「山手線論理」を述べています。市場は公正で、買い手にも、売り手にも、それぞれチャンスを常に与えています。その綱引きが調整局面で、新しい材料に対する均衡点を模索する動きですね。株価位置の高いものは利食いが出来る人が多く、その人たちが利食いをしないと次のステップに進めません。そうして新しい均衡点が出来上がり、再度、出発を迎えるのが山手線論理です。007などはその口です。

逆に株価位置の低いものは、利食いする人は少なく、調整は軽く済みます。JVCケンウッドは、今までは評価されませんでしたから順調に株価上昇を続けているようです。こんな事は自然の原理ですね。ただ山が高かった銘柄は、それだけ期待感が高いという事です。常に市場の検査を受けている株価を、当て続けるのは難しいですね。流動的で状況がコロコロ変わります。しかし今の環境は素晴らしい…の一言です。あまり政策批判をすることなく過ごせる環境は久しぶりです。新興株の場合は、人気が一方通行になりやすく、その事を理解せねばなりません。重要なことは企業業績の向きですね。ベクトル評価なのです。

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一例を示すと、昨年のホンダなどが良いでしょうか。昨年、アベノミクス相場が始まる前ですから…何時だったかな? 昨年の10月末ですね。ホンダは減額修正を発表し株価が急落しました。その時にカタルは、来春には米国経済の回復が確認されるから買い場だと述べていました。実際はアベノミクス効果などで、株価は大きく反発しましたが、調整局面で重要なのは企業業績の方向性ですね。あとは需給バランスだけの話です。需給バランスは一時的な需給動向なので時間が解決しますね。大きく押すようなら値幅調整を選択していますから、短期間で整理が完了されます。例えば007の下げ率は、一瞬付けた高値から見ると、かなりの値下がり率になりますから、意外に早く調整は完了するのでしょう。本来なら前回のような、株価があまり落ち込まない時間調整が良いのですが…やはり利食いを出来る人が、かなり居たのでしょうね。カタルが「100万円は通過点」と述べていたので、利食いが遅れていたのでしょう。このような調整局面になると、人間は不安になり疑心暗鬼になるものです。だから僕はマイクロソフトで大儲けしたSさんの幸運を思うのですね。本人も、担当する証券マンもマイクロソフトの株価など知らなかったのです。ここが味噌ですね。

溢れる市場の有望銘柄の中でピカ一は、ほとんど見つかりません。欠片を見つけるのも困難なのです。今、人気になっている東電にシャープ、サニックスなど…みんな、上がれば売られる循環銘柄の範疇なのです。株価が堅調なJVCケンウッドも悪くはない選択ですが、所詮、上値は限られます。更に数日前からチラチラさせている200円台の株も有望なのですが、所詮は循環の範疇ですね。ただカタル銘柄に採用したのは、大きく出遅れているからですね。だから何度も株価が2倍程度になる銘柄なら、いくらでも今の環境が続くならご用意できると豪語したわけです。しかしピカ一クラスはなかなか…この見えない利益の解釈は、素人にはなかなか難しいでしょう。あらら先日、読者の人の返信メールでいくつかの銘柄を掲げたカタル銘柄候補は、みんな株価が強いですね。昨日、僕は高値を承知で寄り付きを1000株だけ買った株も高いですね。筋が介入したのでしょうかね。

しかしサニックスも良く上がったものです。200円台の推奨でしたから、約6倍程度かな? 我ながら…自画自賛ですね。しかし一般の証券マンにとって、この程度の上昇でないとお客様は儲からないのです。手数料は僅か3%なのですが…お客様と証券マンの意思の壁がかなりあり、それにお客様の熟練度の壁もありますからね。説得するのも時間が掛かります。故に多くの人は、最初にカタル銘柄を発表しても、様子見をして乗りませんね。株価が高くなってくると…買い始めるわけです。僕の選択時期は、大概、株価が動いてない時の選択です。故に最初に僕の気持ちが動いた時に、株を買うリスクは、ほとんどゼロに近いのです。失敗したベンチャリの時もそうでした。失敗した銘柄でもそうなのです。

ただカタル君、参入時期を見間違っている銘柄が、いくつかあります。今回のグリーは、代表事例ですね。途中で間違いに気付くパターンです。グリーの海外売り上げが伸びないのは…一つは海外の通信インフラの社会基盤の違いですね。世界で日本はどちらかと言えば先進グループですが、欧州や中国は遅れています。まだガラケーの時代です。更に僕はアプリとブラウザの関係を見逃していましたね。故に立ち上がりに時間が掛かっているのでしょう。だから減額修正され、株価が落ち込むのですね。でも心配はないですよ。僕の感覚は間違ってないと思います。故に最初に買った株価の1390円前後の株価は、妥当株価ですよ。しかし…過去、いくつか失敗しています。よく日揮の話を書きますが、実はあれは1年間、手掛かりが早かったのです。故に株価が上がって利食いの頃になると…やれやれと売るのですね。成功事例なのですが、相場としての取り組みは失敗でした。昨日紹介したオリックスと似ていますね。

皆さんは下がっている007の行方が、気になるのでしょうが大丈夫ですよ。まだ村田のモジュールは発売され始めたばかりです。この動向がわかるのは来年の2月でしょう。つまり株価は先行しただけの話し、更に2010年に仕掛けた残党がおり、その人たちの整理もせねばなりませんね。僕は述べています。あの時の平均買値は20万円前後だと…。今度、上がれば人間心理として、間違いなく30万円台は利食いに動きますね。つまりバフェットのようには、多くの人はなれないのですね。だからカタルは銘柄の選別ではなく、株で儲けるのは人間性であり精神力の勝負だと述べています。メールを拝見すると、右往左往する様子が良く分かります。全ては自分の力量なのです。僕の考えは本文で書いている通りの考え方ですね。買ってない人にとっては、天与の買い場でありチャンスです。しかしその人の力量で、買い方は変わりますね。力がなければ1株だけ現物で買って、のんびり3年でも、5年でも10年でも良いです。利益成長が続くうちは、夢があるうちは、持ち続ければいいのです。ただしメディアが騒いだから、大概は売り場ですよ。このような調整を続けるうちは、正常な動きの範疇ですね。

ほら書いている途中に、JVCケンウッドは300円台に入りましたね。同じようにカタル銘柄なので、一度売られましたが、整理が進行しており、もう直ぐ2週間になります。通常は2週間程度で、どの銘柄も、第一段階の整理が完了します。あらら…本文では触れていませんが、やはり円安効果が出てくるのでしょうね。Oも上がってきましたね。いくらでも有望銘柄はありますね。2倍程度なら…しかしピカ一は生まれません。007は、まだ下がっていますね。まだ利食い局面なのでしょうね。ピカ一を売って、買う銘柄などないですね。人間とは面白いものです。

今回は乗り遅れ、今度、007を買おうと思っている人は、自分の資金量によりやり方が異なります。力があるなら、何回かに分けて買うやり方が最も正しいやり方でしょう。株価がゼロになるまで買い下がればいいのです。単純ですね。ここで大切なことは、最初に20万で10株なら、15万円だ13株か14株、10万円で20株、5万円で40株と、最初の投資金額と同額で刻むことですね。所謂、ドル平均法と言う投資方法です。

もし予定している資金に達しないようなら、一昨日、付けた262300円、あるいは16日の265000円、はたまた15日の285000円を抜いたから、買い乗せすべきでしょう。まぁ下値は、僕が買った株価のあたりなのでしょうね。やる以上はトコトン付き合う覚悟で臨んでくださいね。村田との協業は、まだ始まったばかりだし、日立や富士通もそうです。みんな一流どころですね。さらに時代背景のユビキタス時代は、こらから幕が開くのですよ。「みちびき」の4機体制もまだ整備されていませんね。子供の孫の教育資金になるでしょう。1株を買って持っておけば、何れ億万長者は少し無理かな?20万円が○億円になるって、いったい何倍になるのかな…。夢、カタル君だね。1株だけの投資なら、林先生の「今でしょう」なのです。

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2013年05月21日

05/21

かたる:いやはや…昨日の相場はITバブル時代を彷彿させる動きでしたね。嫌な連想です。あの時はソフトバンク等が選ばれ、怒涛の快進撃を続けITバブル長者が誕生しました。僕のお客さんになったお医者さんは、お客にしてくれと言って来られ、その時に、「絶対にソフトバンクは売りません。」と言われていましたから、僕は売れとは言わずに…当初は声も掛けませんでしたが、後でソフトバンクの株価が下がると「何故、アドバイスが無かったのか?」と責められたので、今度は売り買いをしたのですが、結局は全体も値下がり局面で、大きな損をしたのを覚えています。どうされたかな…。やはり証券マンとしては、せめて株価が急騰した2月でなくても、年末には強く売ることを薦めるべきでしたね。あの時は、光通信と共に、何日も値段が付かずにストップ安を連続で続けましたね。昨日、ストップ高したサニックスやシャープ、東電などをみると、まるで陶酔状態に見えます。東電などは、選挙資金銘柄のような動きです。だって、採算に合うのでしょうね。きっと計算すると…。

このサニックスは、昨年からカタル銘柄でしたね。今年も早くに薦めていましたが…その時の株価は、まだ200円台でしたね。しかし早々に退却した銘柄です。理由は自民党の政策に業績が大きく影響され過ぎるからですね。原子力が復活し、いつまでも過大な補助金が付くとは、考え辛いのです。しかし政策支援とは…このような業績変化を生むのですね。いつだったか、ベンチャリの松本さんに会った時に、彼は規制緩和がビジネスチャンスだと述べていました。そうして保険の代理店を始めたのですが…自転車操業のベンチャリと時間が掛かる金融は、方向性は正しかったけれど、時間の概念が合いませんでしたね。面白いものです。今は筋が参入している株は、面白いように提灯が付きますから、相場を作りやすい局面ですね。みんなが陶酔状態なのでしょう。しかし僕は…何故か、一線を引いています。あまり儲かってないからでしょう。既に、相場がここまで来るなら、20倍程度が、プロのラインでしょうね。それを5倍程度でグズグズしている自分は、やはりトホホの世界です。

あらら…。昨日、初めてIRNETで紹介した銘柄が、今日も高いようです。仕方がないから、僕も1000株だけ、高値を承知の上で寄り付きを買うかな…。実はこの株、僕は一度、昨年かな…。一昨年かな? 失敗していますね。思ったように業績が伸びずに失速しました。この株も値動きが激しく、筋の動向が見られるようです。きっと、玉を抜けたい筋が居るのでしょう。007などが下げてなければ、1万株単位で買っていたのでしょが…。今日の株価なら、既に売りたいような株価ですね。既に2割近く上昇しましたね。230円台は買い場だったのですが…タイミングが合わないとは、この事でしょう。もっとも、今回の決算では増額修正ですからPERは10倍の水準ですが…。明らかに寄り付きの20万株や、その下値の5万単位の指値は、見せかけの筋の動きですね。ただこの銘柄は夢がないのです。確かに株は上がるかもしれませんが…。所詮、3流銘柄ですから、多くの人を魅了させる力はありません。今日はこの株価は跳ねているようですから、ご紹介は止めましょう。ただ数日前に、このアイディアは生まれていました。丁度、読者の人からメールが来たのでその返信メールの中で銘柄を掲げましたが…。昨日は、あのヒントだけで分かる人には分かるようで…カタルの読者の買いなのでしょうか? まぁ、どっちでも良いのですが…。アドバルーンを上げて、市場から支持が得られるかどうか…。

昨日はシャープがストップ高し、とうとう550円の第三者割当価格を抜きましたね。カタルは早くから550円は、決して高くないと述べていました。鴻海精密工業はどうするのでしょう。もう芽は消えたのでしょうか。公開企業がリストラクチャリングをする難しさが分かりますね。カタルが好むのは、企業業績が落ち込みリストラをしている最中の株ですね。失敗すれば、当然、倒産します。つまり出したお金はなくなりますね。でも成功すれば株価は、2倍、3倍は当たり前ですね。今回の「デフレ・ボトム・ポケット」の3銘柄から、カタルはシャープを選択しています。しかし外人の中には、ソニーを選んだ人もいるでしょうね。しかし、やはりシャープですよ。100円台から500円台です。

このようにカタルの思考パターンは、常にハイリスクです。しかし勝算がなければ参加はしません。市場から支持が得られないのは、時間概念が合ってないからですね。時間の概念がマッチしていれば、カタルの想像通りの動きで、市場は応えてくれるはずですね。昨日、紹介したオリックスを見て下さい。僕は1万円を割れた辺りから、米国発の金融危機の影響を一番受けた銘柄で、いずれ米国金融は立ち上がるから、泣く泣く売った外人は、再びオリックスを買いに来るだろうと…あの時に述べていました。この動きは実は面白いですね。多くの事を示唆しています。カタルが買い始めた株価は、妥当株価だったけれど…株の行き過ぎがありましたね。なんと2000円を割れる状態まで売ったのです。つまり1万円なら1/5です。これじゃ、間違いなく、相場観は正しくても…市場に潰されていますね。株の怖さです。

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大きな売り過ぎを修正した動きが、このように翌年に現れていますが、本当のオリックスの活躍は、これからなのでしょうね。外人投資家は11月からのアベノミクスから買って来ましたね。リースへの政策支援は最近の発表です。サニックスの自然エネルギーの政策支援に、形は似ていますね。ただ銘柄の季節感がずれています。この解釈はどうすべきなのでしょう。でも株式分割したオリックスは買い易いですね。金融銘柄ではなく設備投資銘柄と解釈すれば、買うタイミングはピッタリです。しかしやはりファナックの方が、僕には魅力的に見えますね。村田と同じでファナックは国内工場が主軸です。トヨタは嘘をつきました。高級車の生産を米国で始めましたね。国内で作ると言いながら…やはり好きになれません。双日の西村さんを思い出します。僕は嘘が嫌いなのです。故に本音をIRNETでは書いています。今日も何故、この高値で買わねばならないか? でもここで書く以上、買っておかねばなりません。JVCケンウッドも買いたかったのですが、これは証券会社の自主規制があり買えなかったのですから仕方ありませんね。公言実行は、お荷物ですが…仕方ないでしょう。007では目先は失敗しましたね。

でも、僕は「先ず1株買い、株価が2倍になったらもう一株買い、更に村田と協業を発表したら1株買い、そうして黒字になったら、更に1株買いましょう」と一度言いました。この考えは、方向性としては間違ってはいないと思います。株価が下がった現在でも340500円で買ったユビキタスは儲かると思っています。ピカ一など…滅多に表れないからです。僕が感じるこのワクワク感は、なかなか消えませんね。株価が安くなると、どうしたわけか…またムズムズします。皆さんは無理をせずに、現物で買って欲しいのです。バフェットは10年でも、20年でも株を持ち続けます。コカ・コーラなどは、いったい何年持っているのでしょう。サニックスのように利益が出てきたら、株価がどんなに上がろうが、だいたいがフィナーレなのですね。見えない利益が現実化し、その無限の利益がさらに広がるうちは、買い続けるのが筋ですね。昨日はスマートアグリをNHKでは報道していましたね。全てユビキタス世界の話です。

所詮、サニックスやシャープなど…マツダでも良いですが、007に比べれば屑ですよ。さてケネディクスの株価が下げていますが、アイフルも昨年の活況場面から下げて調整したようにケネディクスも、やはり同じでしょう。おそらく調整が済めば、また人気が復活するでしょうね。何故なら、日銀の異次元緩和は始まったばかりなのですね。心配はないでしょう。今の相場は、一度、高値を示現すると、なかなか崩れませんね。そうして調整が済むと、また順番が来るのでしょう。山手線論理です。この調整局面を経ると、また相場のスケールが大きくなるのです。一度ガラを経験した株が復活すると、調整と言う洗礼を受けたことになり、参加者が増えるのですね。それが人間の気持ちの変化ですね。007は、今は試練を受けていますが、この試練を跳ね返し、更に強靭な若者に育つのでしょう。チャンスなのですよ。折角、乗り遅れた人に、チャンスを与えているのです。このチャンスをものにするかどうかは…あなた次第なのです。全体相場との兼ね合いもあり、下値はいくらか分かりません。先日の21万円の攻防は、すごかったですね。僕のような馬鹿も他に居るのでしょう。

今年は、どこの山に行こうかな? 昨年は申し込みが遅く希望するコースが満員で登れなかったのですね。それにしても三浦雄一郎はすごいですね。80歳でエベレスト…?いくらスタッフが優秀でも人間を担ぐわけじゃないでしょう。やはり自分の足で登るのでしょう。うちのおばあちゃんは、膝が痛いと言い、僅か1時間も歩けません。同じ年なのに凄いな。僕もここ数日は朝の散歩が…どうもムズムズ症なのかな?夜だけなのですが、寝る前にふくろはぎの辺りがムズムズして…なかなか寝付けないのですね。でも途中で寝るのですが…。やはり金より、健康が一番ですね。のんびりのんびり。

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2013年05月20日

05/20

かたる:先週はどちらかと言えば、分かりやすい調整場面突入か?…と思われましたが、単なるガス抜きの可能性が高いですね。これまでにも何度かこのような動きはありました。この時期の企業業績への期待は、裏切られるのが当然の景気循環の位置です。政府は設備投資に躍起になっているようですが…自動車産業の投資はなかなか起りそうにないですね。この程度の円安では、既に部品産業の下請け絡みで移転したのに…、もっと早く企業の期待応え政策を変更していれば…との恨み節のような状態でしょう。企業によれば輸出企業でも、この円安はマイナス面もあるのでしょう。中国やタイなどから部品を輸入している輸出企業も多いからです。

カタル銘柄が急落したのは、多くの皆さんが利食い状態になっているからですね。何しろ、推奨時期の株価位置は低く、人気になってからの推奨ではない為に、皆が総利食い状態になっているからでしょう。更に「未来の利益」の考え方は、素人には分かり辛いですからね。でも付和雷同の参加組には、ちょうど良いフルイなのでしょう。みんなが儲かることは出来ないからです。なかなかバフェットのような信念は持てないものです。007やアーク、ケネディクスなど軒並み急落しました。トホホ…。みんなこれからなのに…。その点、同じカタル銘柄でも、一株利益が上がっているアイフルやサニックスなどは見えない利益は乏しいのに…株価は堅調に推移している現実は、やはり素人には「見えない利益」の価値は、分かり辛いのでしょうね。仕方ありません。まぁ、それにしても…三菱UFJの4ケタは、なかなか達成できませんね。今度は保有国債の損失を警戒しているとか…日銀が異次元課員輪をしたばかりで、早くもそんな先の話を持ち出すとは…素人プロが多いのですね。三井住友は国債を減らしているようですが…都銀が一斉に動けば、金利が上がりますからね。それにアベノミクスは、そんなに簡単に成功にはなりませんね。これからも数々のハードルがあります。

だんだん難しくなっています。それは素質のある株は、そうあるものではありません。ただ大きく出遅れている銘柄は見つかりますね。株価は2倍程度であれば、株式コード6千番台の株も、何れ上がるでしょう。何しろまだ株価は200円台前半です。嘗ては3000円台ですし、バブル当時は5000円台の株で、米国が販売の主体の会社です。IRNETでは、初めて取り上げるのかな? いや、むかしカタルは買ったことがあるから、初めてではない筈ですね。でも企業の魅力は、今ひとつですね。心が惹かれません。この企業の利益水準の変化は、驚くほど変化します。今は無配で、赤字からの黒字転換ですが株価が3000円台の時は、一株利益は200円近くもあったのです。まぁ、あの時は、米国は金融バブルで住宅投資が盛んだったので、当たり前なのですが…。銘柄を公開していいものかどうか…。今回のように意に反する投資をする人はたくさんいますから…困ったものです。007はピカ一であるが故、見えない利益の部分が多く、素人には分かり辛いのでしょう。プロが惹かれる感覚と一般銘柄の見分けはなかなかできないのでしょう。

むかし、僕の株の先生である株式部長は、新人当時のカタルを掴まえて、株価が騰がる原理を教えてくれて、日経産業新聞や日刊工業新聞等の「新聞の見方」を教えてくれました。新聞には増産記事や設備投資の話が載っていましたね。「このような増産記事が、やがて利益に結びつき、株価が騰がるんだ」と言っていましたね。彼が惚れた銘柄は、小野薬品でした。プロスタグランジンの将来性に賭けたのです。プロスタグランジンと言う物質が、色んな薬に応用できると言う点が、注目点でしたね。そうするに販売ルートの広がりですね。仮に一つの物質から、一つの薬なら…彼はそんなに興奮はしなかったでしょうが、いろんなクスリに応用が可能だと知ると…、途端に惹かれ、社を挙げて取り組みました。それが小野薬の1984年の15350円ですね。その後も小野薬品は高収益を続けています…が、残念ながら世界的な薬品メーカには育っていませんね。ユニクロなどの世界に向けた動きは、本当に最近の話です。ようやくグローバル化してきましたね。だからソフトバンクの買収は成功し、企業業績も大きく伸ばしてほしいものです。

残念ながら、外人投資家はルネサスエレなどの技術力を大きく評価していたのですが、日本人は駄目ですね。この為に日本の技術が、韓国などに真似をされたり、上手く世界に応用できていません。TOTOなどのウッシュレットの販売は、どうなっているのでしょう。本当に呆れます。カーナビも日本発でしたね。おそらくメディアに、その存在価値観の良さが理解できないからでしょう。ルネサスエレは自動車のマイコンで世界トップだったのに…何故、利益が出なかったのでしょう。不思議ですね。家電の経営者と言うのは、3流も良いところです。ニュースからの株価と言う観点では、首相がロシアを訪問したり、トップセールスをするのを見て、直ぐに日立を連想するのが…株屋です。日立は重電企業で日本の基礎を築いた会社ですからね。イギリスには車両工場を持ち独占供給、川重は米国で…経済成長の速い新興国で不足するのは電気ですから、発電設備を作っているのは日立などのモーターを得意とする会社です。社会環境は追い風で、株価は何れ4ケタに向かうのでしょう。この点は、三菱UFJと同じです。通常3年程度は、株価の上昇が続きます。

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皆さんは、今日買って、今日売るとか、明日売るとかの時間の観念でしょうが、通常は3年や5年程度は株価が上がり続けるのです。日揮を思い出してほしいのです。僕は企業倒産が懸念された大赤字の時に取り組みました。300円の株価が2000円台で定着していますね。今は3000円台です。通常は、こんなものなのですね。カタルの時間の概念はこんなものなのです。それを短絡的に考え過ぎですよ。7%複利金利なら10年でおよそ2倍です。30年で7.6倍ですね。しかし20%なら10年で6倍ですが30年なら237倍ですね。カタルは年率30%を目指していますが、10年で13倍、30年なら2620倍です。100万円が26億円ですね。007を買ったのは、今年ですからね。まだ1年も経過していません。目先の株価など…どうでも良いのですね。見えない利益を感じてほしいものです。目先の決算発表の数字に一喜一憂しないで欲しいものです。ピカ一評価は滅多に生まれないのです。

JVCケンウッドの業容はカーナビだけではなく幅広く、監視カメラなども手掛けています。先日の日経産業には、人間を監視しながらカメラがその動きを追うのだそうです。動物と人間をどう見分けるのか?赤外線で追うのでしょうが…。ボストン・テロがあり、欧米でも日本でも監視カメラの重要性は高まっています。更に学校の電子黒板などのハイテク化にも関与しているのです。まぁ、何れ上がります。でも僕は買えないから、先ほど示した米国景気により株価が大きく上がる銘柄にしようかな…と考えています。2倍や3倍程度なら、いくらでもご用意できると豪語しているのは裏付けがあるからです。タカラレーベンは500円台でしたね。松屋も早くから掲げています。Jトラストは大きくなりましたが、J・TECだって7万円台からの注目ですからね。勿論、失敗もありますが…代表事例はベンチャリですね。ダヴィンチも好きだったのですが消えました。やはり未来は分かりませんからね。

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1万円台を割れて、こんなバカな…と感じた銘柄が、あれからなんと1万円が割れただけで安いと感じていたのに、なんと2000円を割れたのですね。優良企業が倒産懸念に変わり…本当にびっくりしたものです。その時に果敢に向かったのが小手川君でした。外人相手の売りに個人で向かったのですね。彼は優秀です。しかしその彼も時間の概念があるのかどうか…若いから仕方ありませんが、バフェットのような投資家に育ってほしいものです。そのオリックスは人気になってきましたね。株式分割をしており現在は1600円台ですから、昔の株価では16000円台ですね。ただこの空白期間の時間をどうやって克服するか?この感覚が身に付けば一流の領域になれるのでしょう。難しいですね。今日はポジション調整で、更にグリーを、安いと思いながら売っている訳です。この銘柄には苦労をさせられます。トホホ…。

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2013年05月17日

05/17

かたる:さて強気を維持した咎めが来たかな…。もともと5月のアノマリーを警戒していたのですが、ムードに押され気持ちが浮かれていたようですね。いくつかの反省点があります。カタルは公言実行型なので、口に出した以上、途中で意に反しても仕方なしに実行することがあります。ベンチャリの時もそうでしたね。古い読者の人は覚えているでしょうが…500円台のベンチャリは安くないと本文で述べていたために、自分でも高値で買わねばと考え、その月の収入が1000万円を超えていたために、1万株を500円台で買ったことがあります。まぁ、その株は下がってくる過程で、資金難から手放しましたが…。このホームページがアダになり、ずいぶん色々な失敗もしていますね。確かに広告収入も若干あるのですが…、でも実態は株式市場と同じで大幅なマイナスですね。ずいぶん、市場にも、ネットにも貯金をしているイメージです。まるで中央競馬会に預金している様な気持ちですよ。ハハハ…。

でもお金より自分の考えを纏めたりするには、ずいぶん良いツールですね。昨日紹介したように読者から情報を得るケースもママあります。さらに相場の転機にメールが重なるようですね。先日はグリー、今回は007…と。普段は、あまりメールは多くないのですが、もっとも、あまり雑談程度のメールを頂いても対応するのに苦労しますからね。どうしても悩んでいるなら、ご相談には乗りますが…本来はお取引の証券会社にすべきでしょう。まぁ、今の時代は、まともな証券マンは居ないのでしょうが…。連休明けからの暴走はフロックでしょう。テレビや新聞などが報道するような状況ではないですね。調べてみれば分かります。26週線で200%以上まで育った株は、わずかに11銘柄です。うち2銘柄がカタル銘柄の登場ですから…マズマズの成果でしょう。しかし三菱UFJは未だに800円に乗りませんね。相変わらずトホホの世界ですよ。(ガンホーは分割があります。)

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実は一般に日経平均株価をメディアは指標としていますが、バブル期に38915円を付け現在は15000円です。故に高値から60%程度の下落と考えているかもしれませんが実態は違いますね。東証一部単純平均株価は、バブル期1913円だったのですが、現在は324円です。実にまだ1/6なのです。指標と言うのは人間の心を欺き、恐いものです。僕自身の運用成績を見れば分かります。当然、10倍以上になっている筈なのに…数日前は、そうだったのですが、この1週間で激変し、あらら半分程度まで逆戻りですね。故に冒頭の反省になったわけです。幸い元本も引上げ、それ以上にお金が必要だったために規模を縮小していましたが…それでもこの有様です。昨日は追証対策を考え実行した次第です。まぁ、公言実行などと言わずに、前言を翻し独自行動を取れば良かったのでしょうが…。それじゃ、小者の世界ですからね。あくまでも公言実行、バフェットのようになりたい…を、目指すわけです。

でも読者の人は、あまりに短絡的すぎます。007についても少し株が上がると喜び、少し株が下がると慌てて…おそらく、ここの急落はカタルが全ての銘柄を公開し、取り組んでいた為に、付和雷同組の参入が多かった反動もあるのでしょう。まぁ、仕方がありません。昨日の中期計画を見ても、あまりに慎重な経営陣の姿が分かると思います。あまり、僅かな値動きに一喜一憂しないでほしいのです。2倍程度に育つ銘柄なら、いくらでもご用意できると言っています。ただピカ一はなかなか出て来ません。

馬鹿な質問は止めて欲しいのです。僕だってモジュールの単価など分かりません。専門家ではないし、組み込みソフトの単価契約は、おそらくケース・バイ・ケースで個別対応でしょう。会社側に質問しても答えないでしょうね。こんな事は常識です。だから単価がいくらかなど推測するしかありません。それは実績値が出てきて、実際の業績発表の数字を見て推測して行くわけです。任天堂のゲームの出荷台数より、明らかに村田の方が量産効果は出てきます。しかし単価はその分、下がるのでしょう。この時期の経営者は、絶対に最低限の数字しか打ち出しませんからね。もともとこの時期に、数字を期待する方がおかしいのです。年末の3Qが発表される来年の2月なら、ある程度の数字は見えてくるでしょう。だから現物で負担がかからないように…と、何度も述べています。しかし、一つだけあり得るのですね。この時期でも100万円を超えるパターンが…。それは、この銘柄がピカ一の為に指定される可能性を秘めていますね。あとは仕掛け筋の意向次第なのです。他人の気持ちなど誰にでもわかりませんからね。だから「相場は相場に聞け」と何度も述べていますね。僕は常に相場を見ながら自分の考えを修正しています。

通常、このようなガラは2週間程度の時間が必要となります。株価位置が劇的に変わった為の対処をするのに、人々が対応する時間が必要になります。数字の分析もしなければなりませんからね。だから落ち着くまであまり無理な行動はしない方が良いでしょう。必ず訪れるアベノミクスの副作用に対する批判を何れ消化せねばなりませんから、このまま一気に今のスピードを維持することは困難でしょう。つまり過剰な「デフレ・ボトム・ポケット」の修正は、空売りの対象になるのでしょう。アイフルやシャープのような…山の手論理が、今回決算を受け崩れた銘柄群にも通用するかどうかが、今後の焦点の一つでもあるでしょう。詳しい解説は株式教室かコラムですることになるかな? 何しろ、根が怠け者で…勉強するのが厭なのですね。カタル君は気分屋なのでしょう。

皆さんに忠告しておきますが、昔のような弱気相場戻ることは、当面ありません。だから下値は限られますから、あまり悲観されない方が良いでしょう。所詮、株式投資はお金持ちの世界です。お金さえあれば、絶対に損はしません。ただし時間が掛かることはあります。個人には時間の制約がありませんから、絶対にプロよりは有利ですね。証券マンは手数料に追われ、機関投資家は運用成績に追われます。しかし個人は、長い時間が味方しますね。株なんかお金さえあれば、いくらでも儲かるのでしょう。ただバフェットのような信念が、ないだけの話ですね。株価に一喜一憂する付和雷同では絶対に儲かりませんよ。何度も言いますが、株価が下がることは、最大の好材料なのですね。この事をよく心に留めておいてください。列車に乗り遅れた人は、チャンス到来ですね。必ず、株価は調整を入れます。このような値幅調整は短期間で整理を完了することが多いのですね。その分、腰は弱いのですが、良いフルイでもあります。だから打診するチャンスですね。

メディアの発表では、ここ数日の動きは年金ファンドの買いとの解説ですが、僕の予測は6月のボーナスシーズンに向けた玉集めの動きでしょう。最近、投信の募集は、予想よりお金が良く集まるようで、玉が不足しているようですからね。つまり一過性の買いなのでしょう。今日のニュースで一番のトピックスは、此方の記事ですね。このコラムは先ほど指摘したアベノミクスの副作用の話を解説したものです。既に邦銀は長期金利の上昇が3%まで対処していると言う記事ですね。一番怖いのは、想定外の現象が生まれる事です。相場と言うのは必ず行き過ぎます。その髭の部分に、多くの人が耐えられないのです。今回のガラ(急激な下落)も同じですね。

相場の世界に「手替わり」と言う言葉があります。仲間内では「筋が手替わりした」と言う表現を用いますね。大きな相場に発展するときに、最初に手掛けた筋が下りて、別の筋が相場に参加するケースがよくあります。僕の友達のよっちゃんは、最初は提灯を付けるつもりで相場に参加し、1000万株単位で買っていたのですね。ところが玉が大きかったせいか、最初の筋が逃げちゃって、自分が玉を肩代わりしました。数千万株、買ったらしいのですが、とうとう会社側からストップがかかりました。そこで、よっちゃんは大切なお客様に、野村証券から玉を売らせ、他のお客様は偽装で、自分は買っていたのです。彼が歩合セールスになった切っ掛けは、お客様に迷惑をかけられないと言うものでした。その会社にそのまま勤めていれば役員でしたね。ポストも用意され、転勤を命じられていたのです。しかしそれを蹴って歩合の世界に入ったのですね。会社側の都合で買いたい株も買えなくなるのが証券界です。

この最初に手掛けた連中が、今度はこんなバカな…この株がそんなに上がる筈がないと…空売りをする事があります。このケースはまた大きな相場になることがあります。良いですか…市場には、素質を持っている株はそう多くないのです。所詮、上がる株は、最初から分かっています。でもいつ仕掛けられるか? 誰が何処まで仕掛けるか?などと言う状況が分からないだけですね。故にカタルは業績面の動きを重視しますね。夢だけで終わる相場はないのですね。必ず、実態評価が、あとで追い付いてきます。実際に利益が出てくるのです。その時になると、今度は、相場は終わりですよ。常にこの世界は、割高株は買い、割安株は売りが原則です。

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2013年05月16日

05/16

かたる:やはりアノマリーの根拠はあるのですね。かたるは円安効果を考え好転する市況を読んでいましたが、実際の企業側の発表は、トヨタが為替を90円に設定するなど…総じて、この時期の景気回復局面における企業経営陣の認識はシビアなものですね。通常は95円が妥当だと思いますが…。サラリーマン経営者と言うか、チャレンジ精神がないと言うか…、保守的な回答をしているイメージです。アベノミクス効果を評価する株式市場と現実対応する企業経営者のギャップが市場に存在し、経営陣が来年3月期の今期見通しを保守的に捉えたところに、乖離が大きく離れた銘柄の利食いが重なり、株価が昨日は急落したのでしょう。雨降って、地が固まるでしょう。

もともと、利食い場面を模索していた市場は、切っ掛けが欲しかったのでしょうね。故に多くの銘柄が決算を引き金に売られたようです。しかし外人投資家や出遅れた年金ファンド、カタルは投資信託の玉手当だと思いますが…、そのような買いがあり、昨日は二面性の市場が生まれたのでしょう。そんな印象です。

昨日はカタル銘柄が一斉に下がっていました。アイフル、シャープ、ユビキタスに、グリー、ケネディクス、まぁ、J・TECは強かったですが…何れも大きく下がっていました。当たり前の現象です。何故なら、非常に良く上がっているから、参加者全員が利食いの状態なのでしょう。故に、よく株の事を知らない人が参加したケースもあるのでしょうね。慌てている状態が見て取られます。かたるは、今月に入り5月3日のコラムでは「クロトン効果はアノマリーを凌駕できるのか?」をレポートし、元本は引き上げましょうと述べていました。まぁ、選択は、人それぞれなので読者の皆さんが、どうされたか定かではありませんが、人間は欲には勝てませんからね。かたるが相場で儲かるには、本人の資質だと述べています。情報でも経済動向でもありません。やはり最後に成績を左右するのは、自分自身との戦いなのでしょうね。

かたるは、自分の意見に絶対に近い確信を抱き相場に参加します。しかし相場を見て自分の感覚と違うときは、常に自分の考えを修正しています。この下げは戒めでしょう。株価位置の高い株は、売られるものです。逆に株価位置の低いものは上がらなかったために反動も少ないのですね。上がってないJVCケンウッドなど…まったく下げていませんね。グリーは少し違うのですね。業績動向の循環がカタル銘柄の多くと違った波動で動いています。弁解ですが…グリーには相変わらず惹かれています。案の定、規模の縮小の動きになっています。僕はDENAより多角化度合いが低いから、その分、力が集中され、立ち上がりが早いと読みましたが…。現状は、まだ広がり過ぎた部分の整理段階ですね。構造改革をしているイメージです。明らかにDENAの方が、期待する海外部門の収益構造の伸びが期待できます。現状では、どちらに軍配が上がるかと言えば、やはりDENAでしょう。既にDENAはトンネルを抜ける可能性が見え始めています。しかしグリーは、まだまだ出口の明かりが見えませんね。それにまだ、気になる部分を抱えています。それは買収した企業が正常に機能してなくて、減損会計の対象になるかもしれません。M&Aは諸刃の剣なのですが…浮かれていた田中さんが、この事を意識していたかどうか…。益々、彼に惹かれます。困った性格ですね、かたるは…。

カタル銘柄の多くは、ターニングポイントを目指しています。よって時間がずれる事があります。007には恐れ入りました。なんと3年ですからね。2010年からの継続です。呆れるばかりです。この手の企業業績など、簡単に業容は変化します。村田がその気になれば組み込みソフトの利益分を少し増やせば、激変しますからね。何処に実態があるかなど、弱小企業の場合は判断が難しいですね。ましてや技術評価は、株屋には無理です。よって出てきた実際の数字を見て、株価とともに判断するしかありません。ただ言える事は2010年より、外部環境は明らかに非常に優れているという事です。ここに来て「デフレ・ボトム・ポケット」銘柄が買われていますね。シャープやソニー、パナソニックが代表格ですが…、現在はその異常に落ち込んだボトムの修正なのですね。テレビを見れば分かります。長期金利が0.9%に近づいたと騒いでいますが…、カタルは早くから1%割れなど、異常な状態だと述べています。「デフレ・ボトム・ポケットの」修正に過ぎません。

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カタルは007を昨日と本日、買ってみました。でもユトリがない人やプロ以外は参加しない方が良いでしょう。あるいは、まったく買ってない人は、天与が与えてくれたチャンスの可能性があります。やはり現物で1株でも買ってみるべきでしょう。何故、カタルが現物で…1株でもと述べているか…。良く、これまでの言動を思い出してくださいね。さて読者から、メールを頂き中期経営計画の説明資料を教えて頂きました。どうもありがとう。この資料の事を、友人の証券マンが述べていたのでしょう。ただいい加減な作文ですね。仮に平成28年の売り上げが19億なら、営業利益が4億3千万の筈がありませんね。かなり技術者を採用するのでしょうかね? この手の産業は、売り上げが利益に直結します。コストは人件費だけで、給料がいきなり2倍になりませんね。証券マンじゃ、ありません。もし19億の売り上げなら、9億程度が粗利になり、カタルが指摘する一株利益が1万円は直ぐに現実化されますね。

ただ村田との協業で発表された月産2800万個のモジュールですが…年間では3億3600万ですからね。1円なら3億円の売り上げが…2円なら6億円の売り上げが…更に村田の児堂義一部長は、今回のWiFiは第一弾と言っており、市場の読みのように、これから第二、第三が生まれるのでしょう。どう考えても過小コメントですね。共同開発するパートナーも優秀のようです。さて株価面のテクニカル面で、株屋として意見を言えば、普通は駄目な株なら2010年の高値に並びません。僕は抜いて休みかと思いましたが…並んでフルイですか…。今後の株価推移によりますが、短期切り返しの相場のパターンもあり得ます。従ってカタルは、昨日と本日も短期切り返しパターンに備え、買い増ししてみました。理由はいくつかあるのです。激減する日証金残なども一つの要素ですね。まぁ、どっちでも良いのです。余裕のある人、または、まだ参加してない人は居れば、現物で参加しても良いのでしょう。あくまでも現物でね。

相場ですが…。三菱UFJも純資産価格近くまで回復し、金融相場第一弾の終了の条件は揃っていますね。値崩れする材料株も、その兆候ですし…アイフルやシャープなどは二巡目に入りましたが…ケネディクスや007などが続けるかどうか…。現時点では定かではありません。何度も言いますが、株式投資は余裕を持って、のんびり構えれば良いのです。どうせ、投資した株のお金は、儲けのお金です。全部なくなったとしても、夢を買ったわけですからね。それでよし。宝くじのようなものでしょう。007はあまり時間が掛かるようなら…または株価が更に下がるようなら時間が掛かりますね。僕がここで買い増ししたのは、間もなく先日付けた394000円を抜くとも考えているからです。理由はチャート論ですね。しかし今週末に、このまま終わるようでは…ここは奮起して、形としては34万5千円を大きく割らない方が良いですね。何しろ月曜日の初値が38万だからね。大陰線は形が悪いです。それでも回復パターンはない訳ではないが…。僕が相場を作っているなら、ここで止めて金曜日の引けは34万近辺にするけれど…どうかな?

アークですが、数字が悪くて売られていますが、基本構造は、回復局面でスピードの問題だけでしょう。果たして野村軍団は、どうやるのでしょう。でも上下が激しくて、この株も面白いね。また買いたくなってきました。株価が下がり、買いたい株も増えてきましたね。一時は買いたくなかったのですが…不思議なものですね。あらら…買った007はまだ下がっていますね。さて、どうなるのでしょう。一度、中期計画の説明資料を読んでみると良いですね。此方です。

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2013年05月15日

05/15

かたる:相場環境は良く、昔のような駄目相場が懐かしい感じです。探すといくらでも出遅れや割安銘柄が見つかりますね。JVCケンウッドは僕が買う事が出来ませんから、こらから上がると思っても、どうしてもコメントが少なくなるでしょう。でもどうして売買規制が掛かっているのでしょう。意味不明ですね。配当もしているのに…。証券会社も人が居なくなりましたね。過剰な投資家保護の行き過ぎ行政が、このような事例を生むのです。信用の日々発表などを見ると分かりますが、何年も発表銘柄になっている銘柄は、かなりの数があります。こんな事も改善されない証券界は、完全にアホの集団ですよ。だから日本が競争に負けるのでしょう。サムソンの設備投資は10兆円規模だとか…。あの工業団地に、それほどの投資が必要なのかどうか分かりませんが、大きく水をあけられた日本の家電業界は、長い失われた時代で、人も失ったのでしょう。

先日、取り上げた金融庁の貸し出しへの行政指導は、ある意味で劇的な指導なのですね。おそらく設備投資に火がつくのでしょう。まだ全ての決算数字を見ている訳ではないのですが…、鈴木自動車の社長は、円安になったからと言って簡単に生産を国内に戻せないと述べていました。しかし日産自動車のゴーンは、高級車の国内生産を増やして輸出するとか…。僕は決算数字を見ていませんが、報道によれば日産は円安効果が少ないとか…。それは当たり前でしょう。はやくから海外生産を増やしていました。だから部品などの輸入も多く採算が悪化するのでしょう。さて今日は盛りだくさんの解説をしなくてはならず…余談を書いている時間がありませんね。

どれから書きましょうか…やはり007かな? 予想通り決算数字はこんなものでしょうね。きっと多くの人は村田との協業が背景にあるから、数字に期待感を抱きそれが失望に変わったのでしょうね。それに株価の位置がかなり高いので、当然、利食いが重なります。最近も、読者から7万円台の買いだと言う人からメールを貰って宝物にするなどと言うような趣旨の内容でしたが…、僕なら投資金額の元本を回収して10株の内3株売り、あとはのんびり見ますと回答しました。株価は明らかに実態から遊離しています。夢を買い始めていますからね。僕は公言通り実行しましたよ。信用規制で現金が無かったのであの日は340500円の株価で007を買う事が出来なかったので、月曜日に利食いした現金が出来たので、その現金を入れ1株だけですが…村田との協業が発表された時に買ったとしたら340500円の株価で買うことになっていたから、その株価で1株追加しました。まぁ、決算は悪いだろうとは考えていましたが約束は約束だし…。それに株なんか分からないのです。

ここ数日は、僕の現役時代のお客様からメールを頂き、買値を上回ったので問い合わせメールが何通かありましたね。もっと早く相談してくれればいいのに…と思います。今日はまだ寄り付いてなくストップ安なのかな? まぁ7万円が39万だから、株価が5倍以上になり恐怖心もあるのでしょう。どうでしょう。仮に007が成長株に育ったとしても…多くの方は、このような値動きに耐えられるでしょうか? 何故、マイクロソフトの事例をカタルが紹介したか…。あれは実話なのですよ。作り話ではありません。たまたまマイクロソフトを買った投資家も、担当の証券マンも海外株の値動きを知らなかったから…途中の不安や期待による気持ちの上下に合わずに、時間に耐えられましたね。しかし僕らは毎日007の株価に一喜一憂するわけです。これでは大儲けは出来ませんね。株価など…どうでも良いのです。信じるかどうか…夢を信じるかどうか。その力量が自分にあるかどうか…ただそれだけですね。

さてその時のメールだったか…、違う人への回答メールだったか忘れましたが、大切なことを述べます。何故、ITバブル時代のソフトバンクの事例を掲げたか? 通常、この時期の証券マンは多くのお客様にご迷惑をかけ、なんとかお客様のお金を増やしたいと考えており、中には特殊な事情を抱えたケースがあります。その為に市場には、救済銘柄なる銘柄が誕生することが起りますね。ガンホーなどは、おそらくそのケースでしょう。どう考えても理屈が合わないが株価が大きく飛びますね。このような救済銘柄が必要なのですね。仮にこの救済銘柄になると…仕手筋の特定筋の意向次第の株価になります。そんな特定筋の狙いなど当事者でなければ分かりません。夢は勝手に流れますからね。ただ007はその指定銘柄に成りえる素質を秘めています。このケースだとすれば、経営陣も驚くようなケースになることがあります。人間の気持ちなど、所詮は浮き草ですからね。これまでの動向を見ると、カタルは007にその匂いを感じてもいます。全ては結果論で判断されますから「相場は相場に聞け」でしょう。もしそのケースなら株価はそんなに下がらず、激しい上下をしながら上昇して行き、最後は目を見張るような上昇をするでしょうね。未来をカタルではなく、夢カタルですね。ハハハ…。

さてもう一つですね。グリーです。案の定と言うか…国内販売が食われて経費の大盤振る舞いを縮小する段階になりましたね。ただやはりDENAの方が優れていますね。かなり水を空けられ始めました。1000円前後の株価は仕方ないですね。構造改革費用も盛り込んでいる様で、数字が悪くなるのは当たり前です。田中さんの心情はどんなでしょう。周りに人が居ませんね。それとも余程、田中さんがワンマンなのでしょうか? それならより一層、追い込まれますね。この逆境がバネになり躍進に繋がります。残念ながら今回の決算も兆しはあるが…確信にはつながりませんね。海外売り上げは伸びているようですが…何処で爆発地点を迎えるのかどうか…。僕は先日、メールが重なった条件を見て買い増しをしてしまい失敗しましたね。トホホ…こんなに相場は上がっているのに失敗している。仕方なく期日近い玉を、今日は売りました。大幅な損ですね。400円程度ですから…でもアークでリカバリーしていますから、どうでも良いのですが。また買いたくなる時期もあるでしょう。ただ株価位置は良い位置です。過去の株価を見ると1000円割れは一つのポイントになっています。007も同時に下がり、僕はリスク観点から玉を外したに過ぎません。現引きしようかとも考えましたが…まだその段階でもないでしょう。

邦銀が上がり、僕は、今一だと思っているサニックスも上がり…相場は強いですね。だから過度の心配はしない方が良いでしょう。さて書いていいものかどうか…007なのですが友達の証券マンからマイルストーンの開示がクイックではされているようですが…会社側のホームページではアップされていませんね。そこにはカタルが以前から述べている数字が載っているとか言います。僅かですか20億円近い売り上げを会社側は示していると言います。やはり一株利益が1万円台の数字が出ている可能性がありますね。僕は電話の話しだけで…実物は見ていませんが…。何れ007のホームページでも、開示されるのでしょう。こんな話を聞くと、また買いたくなってきたな。ここから下は積極的に買っても、そう恐くはないね。流石のカタル君も、先日の340500円は高いと思い、恐怖心を感じていましたが…この水準はそんな感情は生まれません。不思議なものですね。きっと、かなりポジションを空けているから、まだかなり買い余力はあるのでしょう。

僕はハイリスク派ですから…過小資本銘柄も積極的に取り上げています。しかし普通は、このような小さな銘柄は取り上げるのは相応しくありませんね。あくまでも自己責任ですからね。このように忠告をしていても、読者の中には…困った人もいますから…所詮、株で儲けられるひとは、自分自信の力量があるかどうか…の精神論なのです。情報ではないのです。この境地に達するまで、僕は何年掛かったことか…。数十億円のお金を使い30年以上のプロとしての時間を費やしてようやく諦めと言うか…所詮は株の行方は分からないと思っているのです。一つだけ言えるのは、下がることが好材料だという事です。007もグリーも…そうなのです。あとは自分で判断して頑張ってね。

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2013年05月14日

05/14

かたる:非常に恵まれた好環境の相場展開が続き買い方はウハウハの状態なのでしょうね。このような環境になるとリスク許容度がドンドン上がり、多少危ないと考える銘柄にも冒険が出来るようになりますね。まもなくボーナス・シーズンを迎えますから、証券各社は大型ファンドを計画しているのでしょう。つまりその為の玉の手当てが始まる時期でもあります。相場が上がってくると不思議なもので…利食いした株が、更に上がる経験を繰り返すと、人間は利食いを渋るようになります。つまり欲が冷静な判断より、勝るようになりますね。通常、男性は利食いを早めにし、女性は利食いを渋る傾向があります。女性の方が強欲なのでしょう。強欲と言う表現とは違うかな…兎も角、経験則からそのような事例をたくさん経験してきました。

金融政策や財政政策などの経済対策が効き始め景気循環が上向きになると、次は需給増に対応するために設備投資が始まり、また経済の需要が強くなり、これが環(わ)になり、消費が刺激され更に需要が改善されます。設備投資の段階になると、通常は労働力のひっ迫局面を迎えますから、優秀な人を雇うために人件費が上がり、可処分所得が増えて消費の輪が更に広がりますね。この好循環に技術革新などが加わると、買い替え需要が一層、増すわけです。日本は非常に恵まれた環境にあります。日本の社会資本は戦後整備され、既にその多くが老朽化を迎え、更新需要があります。更に先日のトンネルの崩落事故のように…予防保全の考え方が一般化します。震災で分かったことは…人が足りないという事です。

震災で需要が生まれても工事を請け負う業者が居ませんね。人件費が高騰しているからと言います。分かりますかね。子供を就職させる場所として、建設業はこれから良くなる可能性が高いですね。この世界の技術革新は、どの程度、進んでいるのでしょう。さらに日本は強大な消費地である成長するアセアンエリアを抱えています。この地域のGDPは昭和30年代の日本のようなものです。膨らむ医療費に悲鳴をあげ、厚生労働省は情報の共有化に動きますね。健康保険のIC化や情報整備に予算を掛けるようになるでしょう。重複する検査や患者の健康記録などの情報整備が進むと、オーダーメイド医療が進みますね。要らない投薬が防げることになります。クスリは人により効き目が違いますから、遺伝子情報に合った投薬治療が、やがて選択されるようになるでしょう。つまり日本は世界最先端の情報化医療の整備に力を入れるでしょう。介護の世界もそうですね。日本の基準がデファクト・スタンダードになります。良い響きですね。世界標準です。

4月から経産省が家電のスマフォ対応を認可したから、007は村田と組むことになったのでしょう。村田には任天堂が採用したWiFi技術を世界標準にさせる力があります。007にはないのですが…村田にはありますよ。007の株価はこの事を全く考慮していませんね。まだ利益も出ないから仕方ありませんが…夢は更に膨らみます。カタルは株価が最大PER100倍まで評価することがあると述べました。100万円の株価を実現させるためには1万円の利益が生まれれば良いのです。僅か8億7千万円です。ユビキタスのこれまでは2011年の3億8千万円が過去最高利益水準でしたね。充分に可能性がありますね。昨日掲げたのはWiFiだけの数字ですが、カタルが指摘した007の魅力の一つ、SQLは外部の導入品なのです。つまり世界中に転がっている技術の中で、選択眼を持っている人間がいる意味の評価は、非常に大きいのですね。株価が弱くなると売りたくなり…高くなると買いたくなる気持ちを、変えましょうね。

さてシャープは、間もなく鴻海精密工業への割当価格に並びます。カタルは早くから550円は決して高くはない、妥当な株価だと述べていましたが、覚えているでしょうか? 上場企業の場合、大規模なリストラクチャリングは、やりにくいですね。どうしても赤字になると評価が大きく下がります。だからデルのように、本来はMBOをして非上場化した後に構造改革を実現させて再上場させるべきなのでしょう。膨らむ人件費の一時的な膨大な費用は、投資家を不安にさせますね。ベテランの証券マンなら、その評価が分かるのでしょうが…今の時代は専門家を育てるのは大変な時間と費用が掛かります。一人の一人前の証券マンを育てるのに、どれだけお金を使い、実験をさせないと人間が育たないか…。自慢じゃないが、カタル君は、かなりの金額を市場に投じました。つまりお客様のお金で実験を繰り返し、試行錯誤して今のレベルになりました。しかし…マダマダですね。所詮は3流の域です。

さてDENAの決算を見たのですが、楽しみな会社ですね。良いですか…グリーはおそらく新規事業にDENAほど資金を投じてないでしょう。ただグリーは競争を急ぐあまり大盤振る舞いの買収をしているので、これがネックになっている可能性はあります。しかしLINEに対抗するコムより、海外展開を模索しているメッセンジャーは、多少、評価価値があるかも…でもグーグルなどが黙っているわけないですね。餅屋はもちや…やはり得意分野で勝負をすべきでしょうね。お金を引き上げても、引き上げても投資額に余裕が生まれてきていますね。良い現象です。そろそろ次の銘柄を考えないとなりませんが…僕の時間感覚は、やはりグリーなのですが…実態の進行度合いがどうなのでしょう。それにしても何故、DENAはこれほど叩かれたのでしょうね。あの発表数字は悪くないですね。どう考えても損益分岐点を超える海外ゲームの動向は、大きく評価されるべきですね。きっと…今が、買い場ですよ。

さて、どれどれ相場は、あらら…昨日、お約束で買った007は買値を下回り、32万7千円まで売られていますね。トホホ…。でも30万はキープしていますね。当たり前なのです。多くの人は10万円以下の買い玉を持っている筈で…、にわか投資家は株価がぶれると不安になり、利食いをしたくなります。どの株もそうですが、急伸した株はどうしても皆が利食いなので、株価が振れます。アークにしてもそうですね。しかしカタル君、基本は企業業績の推移を見て推奨をしていますから、一度動き出せば、通常3年程度は株価波動が続きます。グリーは、今、コンプガチャの影響から立ち上がるかどうかの瀬戸際に位置しています。この苦境を超えれば…また3年程度は株価の上昇が続くのでしょう。グリーだけでなく、DENAもそうですが、人口が1億2千万人程度の日本で生まれた携帯ゲーム、英語圏の利用者は何人ですか? 単純に考えただけでも株価は2倍、3倍、5倍となりますね。

何故、ガンホーは今一で、グリーやDENAの方が上と考えているか? デファクト・スタンダードを構築できるのは1位と2位までで3位には芽がありません。だからカタルはLINE、カカクトークに続く、コムの評価は非常に低いのです。むしろ韓国のカカクトークに参入余地がなく、日本で始めたLINEがカカクトークを凌ぐように、日本ではなく英語圏で始めるなら、話はある程度分かりますね。グリーのメッセンジャーのように…ただ世界はグーグルなどブランドが揃っており、太刀打ちが出来るかどうか…。日本で覇権を握れない会社が、世界で通用しないでしょう。でも携帯ゲームは行ける可能性がありますね。日本のお家芸です。

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DENAの決算説明会の資料の損益分岐点の80百万ドルって…、100億円規模ですね。つまり3年程度の時間と100億のお金が、ガンホーにカバーできますか? 僕のガンホーに対する評価が低いのは、サードパティーの存在なのですね。システムを構築するには、お金と時間が掛かり、両者は常に行動し走っている訳で、通常は3年もの時間差は、なかなか埋まりません。いくらガンホーが好調でも…です。ガンホーには夢がない。でも仕掛け人が存在するから、株価は強いのですが…腕力だけでは相場は続きません。所詮、一時的な現象なのでしょう。

さてようやくJVCケンウッドも抜けてきましたね。ただ僕は、何故か使っている証券会社の規制が掛かっており、この株が買えないのです。だから他に銘柄を探さなくてはなりません。いくつか候補はありますが…。タイミングが当たるかどうか。先ずは買ってみないとなりませんね。三菱UFJの純資産はまた引き上がりますね。800円近いのでしょう。300円だった野村はまもなく4桁ですね。かたるが高く評価している米国でのリーマンの残党の活躍は数字に出ていませんね。いつか出るのでしょうね。基本的に割高な株は何時も買いで、割安な株は大概が売りなのでしょう。昨日は多くの人が何度か更新されているか覗いてくれたようで…恐縮です。あくまでも決めるのは自分自身の選択ですからね。失敗しても成功しても自分の技量なのです。所詮、自分自身の力量が基本的に儲けに繋がります。自分の人生経験を磨かないとならないのでしょう。互いに頑張りましょうね。

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2013年05月13日

05/13

かたる:今日は相場を見てなくて相場が終わった形を見ての感想ですが、アイフルが図抜けた1番人気で、後続に野村証券、三菱UFJ、SBIにみずほ等の金融株が続いています。その後、カタルが以前から指摘している「デフレ・ボトム・ポケット」と言う、行き過ぎたデフレ状況からの回復を示す代表銘柄のシャープ、ソニー、パナソニックと言う3銘柄の株価是正が中心になっているようです。嬉しい事なのか…。僕には列車の発車は後の方がありがたかったのですが…、読者のイライラメールを紹介した途端に、邦銀株が動くなど…過剰流動性相場の芽もチラついていますね。ようやく三菱UFJが純資産ラインまで来た現象は、当たり前なのですが…。同時に、第一ステージの終了も懸念されるアノマリー現象も考慮が必要と言うイメージも抱いています。

みずほの出来高増加は、過剰流動性相場のイメージが出ていますね。僕の現在の感じはアノマリー懸念ではなく、過剰流動性相場への資金移動の為の循環物色が続くと言うものです。募集が打ち切られる投信販売状況など…。証券会社の戦略以上に資金が流れ込んでいる状況なのでしょう。つまり溢れるお金を吸収できるのは、器のより大きな増資を繰り返した邦銀株だという事ですね。既に読者のメールから、非常に綺麗なチャートと指摘したように…邦銀は外人による玉の吸い上げが続いており、ボックスを離れるのは、時間の問題ですからね。人間と言うのは不思議なもので、時間が経過すると、何故か山手線論理が働くのですね。最近の圧倒的な人気株のアイフルも、シャープも初期波動から、休養を入れた後に、山手を一回りして、また駅に戻り発車したのですね。このような循環物色が続くという事は、損をする人はなく、どんどん株を買う参加者が、さらに増える事を意味しますね。

人気株は高値保ち合いをして時間をかけ調整をすると、また走り出す。そうして高値でまた休むと、またステージを変えるのですね。山手線は永遠に続くのか?

バブル当時、過剰流動性相場は、1000円以下の株がなくなると言う状況まで行くわけですね。過剰流動性相場のスケールは、非常に大きなものです。日銀の緩和が続く今は、まだまだ怖くないのですね。どんな高値を買っても、大概は、ステージが一度上がれば、そのステージは維持され、時間が経過するとまたスケールアップするのです。ただ限界がありますね。故にどんなに円安が進んでもマツダが、どんどん上がり続けるかどうかは…限度がありますね。ただこの時期のPERは、景気上昇の初期なので通常は高く評価されます。通常10倍のところ20倍、30倍と買う事があります。夢が大きいと…最大PER100倍まで買う事が、過去の事例ではあります。特に、今日のように参加者が多い邦銀株のスケールアップ効果は、非常に大きなものがあります。波及効果は大きいのです。

さてカタル君、皆さんとのお約束を本日、果たしました。007の話です。「先ずは1株を買って、買った株価から2倍になったらもう一株買い、更に村田との協業が発表されたら1株を買い、そうして黒字になったら、また1株買う」と言う約束ですね。今日は、先日、後場寄りに売った信用分の現金が出来ましたから、その現金を保証金に入れ、信用で昨日の引け値で1株を買った次第です。ヒェ~。なんと最初に買った株価より5倍も6倍もしている30万円台の買値です。何故、こんな株価で買うかと言えば…株と言うのは、自分が投資家の気持ちにならないと投資心理が分からないからです。1株でも参加することに意義があります。気になった銘柄が出てきたら、まず少しでも買ってみる事です。

今日はホリエモンが大相撲を観戦していましたね。ようやく娑婆の空気も馴染んできたかな? はやく元気になって復活して欲しいものです。リクルートの江副さんは不条理な仕打ちを乗り越える事が出来なかったのです。きっとホリエモンも、かなり人生観が変わったのでしょうが…もう一回り大きくなって活躍して欲しいものです。

僕はバブルが大好きです。世の中を大きく進める人は、異次元的な感覚を持たないとなりません。常識など糞食らえ、バブルがあり、異常な行動を支える人間が、いつも新時代を築くのでしょう。何から何まで理屈通りでは、人生は面白くありません。先日、僕はITバブルの異常な姿をソフトバンクと言う株で紹介しました。1万円以下のソフトバンクがだんだん上昇スピードを大きく上げて198000円ですからね。人生が狂う人が出てきます。だから007も分かりませんね。明らかに割高です。しかし村田の月産2800万個と言う数字を見れば、当然、夢は膨らみますね。

僕は村田との提携前発表前の9日の「今日の市況」に、株価100万円を前提に、その根拠を計算し、スマートフォンの1年間の発売台数が8億弱と述べ、スマートフォンは1台5万円~8万円とすると0.1%はいくらですか? 50円から80円ですね。村田の月産28000台と言うのは、年間で3億3600万個ですね。全体の42%のシェアを握っているのでしょう。この数字はデファクト・スタンダードの水準ですね。4割を超えるという事は…。そうなれば受ける側の家電にも、同様の仕組みが必要になる可能性があり、やがて世界基準を標準化したら…アララ大変ですね。100万円なんて…評価が低すぎますね。もし安全を見積もって、持ち株を売り上がったら…直ぐに玉は切れます。

ソフトバンクが1000円以下の時に、実はカタル君は、お客様と共に、自分でもソフトバンクを買っていたのです。1998年秋の話しでした。それが198000円ですからね。驚きますね。人間は通常10倍くらいになれば…いくらなんでも売りますからね。わずか1年半程度の話しでしたね。でも読者も増えており、正直に感想を述べなくてはなりません。今の株価は博打ですからね。背景もありその可能性もありますが、現実の壁は非常に厚いのでしょう。故に、早くからカタルは10万円に拘っていました。でも約束もしたし、株価が2倍になった13万前後や15万の時も、株価は高いと思っていたが、買い増しをして、更に先日、いよいよボックスを離れると感じ、20万円前後でまた買い増しをして、今回は、なんと30万円台だからね。自分でも自分の行動に驚いていますが…、当然、安い買いがあるから、高値でも買えるわけですね。普通の人は利食いしか考えないものです。でもカタルは、早くから007はピカ一の評価を与え、取り組んでいます。もう信じろとは言いません。あくまでも自分が選択をして、決断をする事です。他人が決めるわけでは、ありませんからね。

先日、IT時代のソフトバンクの事例を掲げたのは…株と言うのは恐いものなのです。さて今日はもう遅いからこの辺で…。やはり山楽の温泉は良いですね。僕はあの露天風呂は好きですね。別に山楽から宣伝料を貰っている訳ではありませんが、何故か好きです。そんなに高い旅館ではなく1泊2万5千円~3万1千円ほどですね。那須に行かれるなら、ぜひ利用してみてください。

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2013年05月10日

05/10

かたる:今日のビッグニュースは為替と言うより、錦織圭くんがマドリードオープンで優勝候補のフェデラーを破ったことでしょうね。これでベスト8なのですが…なんともうれしい話題です。やはり日本人ですね。娘がイタリア人と結婚しイギリスに住んでおり、1週間ほど前にイギリスから帰国し、明日は息子の結婚式があるのですが…、我が家の家族にも外人が増えましたので、やはり関連する国は、応援したくなるのが人情です。僕はドコモではなくソフトバンクなのですが…株主でなくても応援したい企業は色々あります。やはり、どうしてもトヨタは好きになれませんね。これは性格なのでしょうね。だいたい「狼たちの遠吠え」などと言うアウトロー的な歌が好きな性格ですからね。へそ曲がりの部類なのでしょうね。この性格が災いをして、たくさんの失敗をしています。今日も、先日、007について、先ず1株を買って、2倍になったらまた買って、村田との協業が発表されたらまた買って、黒字化したらまた株を買いましょうなど…と書いたものだから、この高値で今日は再び買うことになります。有言実行、全ては「神のみぞ知る」です。あらら…今、注文を発注したら、昨日、現金を全部引き上げたから…信用規制で買えませんね。約束を果たせなくてごめんなさい。仕方がないですね。これが幸いするか、禍になるか…世の中、先の事は分かりません。

さて今日は、宿題のりそなの公的資金返済とアークとの連想ゲームの話ですね。人間と言うのは面白いもので…様々なことを考えます。切っ掛けは子細なことなのです。その切っ掛けが色んな広がりを脳に与え、その想像が実際の行動に繋がり現象になって現れます。最近の決算数字を見て、為替の前提を1ドル90円に据える企業を批判しています。トヨタやマツダなどですね。サラリーンマン経営者と言うか、チャレンジ精神がないと言うか…誰が考えても常識的に今期の為替水準は100円でしょう。しかし輸出企業は95円と打ち出すのは仕方ありませんね。輸入企業は100円のところが多いですから…。しかし連休明けに100円突破が言われていましたが、昨晩、抜けたようですね。これは仕組債の影響と言われていました。1銭刻みに5億ドル相当の壁があると4月24日に書きました。しかし月が替わったので、この仕組み債の売り物が消えるわけですね。あとは輸出企業の為替予約程度のものでしょう。だから連休明けに100円突破と言うのが通説でした。

あらら…宿題の話しだったのに、また話しが飛んでしまいましたね。つまり様々な情報が頭の中にあり、株式投資はその情報を結び付けるわけです。昨日のりそなの記事は、政府の保有する簿価520円を、時価が547円となり上回ったとありました。これがヒントになりアークは、デット・エクイティ・スワップで発行された優先株の転換価格の435円を確実に上回ると連想したわけです。通常、大切な株価の算定には責任が生じます。つまりいい加減に決める株価ではないのですね。裏があるのです。背景にある様々な条件を考えて株価を決めるわけです。背景には合理的な理屈が存在します。例えば007の初値は40万円でした。初めてデビューした株価が1株あたり40万円だったのです。ヤフーは200万円です。公募価格や初値やCBなどの転換価格など…優先株を含め、色んな観点から整合性がある株価が付けられているわけです。この発想は単なる想像に過ぎないのですが…このような感情が、人間の心を動かすのです。

007の話を書こうと思いましたが、村田との協業の発表で高いようですから止めにしましょう。それより駄目株グリーですね。どうもDENAの決算数字が悪かったのかな? その影響で売られているようですね。まぁ、予想の範囲でしょう。

さて、もう一つの話題ですね。実はメールを頂きまして…、その内容は「いつも参考にさせていただいてます。再三、三菱東京UFJの株価について取り上げられていますが、銀行株について悩んでいます。実は、4/4日の前場に、日銀に対する不信感から持ち株をすべて売却してしまいました。そして、あの異次元緩和の発表があったわけですが、今度は持たざるリスクを意識することになり、4/5日に「みずほ」を全力買いしました。ところが、指数は連日400円、500円と値上がりしているのに、みずほは横ばい。逆に値下がりしたりする始末です。流石に、一か月もの間、サルでも儲かるといわれている相場で利益が出ないというのは、身を切られる思いです。」…と、こんな感じです。基本的にリスク認識の問題ですね。

類似例として、最近の株価で説明すると、シャープとソニーやパナソニックのケースですね。カタルは同業の不振企業3社の中で、良くシャープを選択し採り上げています。覚えていますか? 変化日の話しを説明したのは株価が300円前後でしたかね。現実は、その後の25日線と75日線のデットクロスの時が、実際の変化日で、あの大陰線の234円が安値になりましたね。更にカタルは、鴻海精密工業への550円の第三者割当価格は、決して高くないと述べています。山手線論理で、昨日は再び一番人気のようです。つまりこの3社で一番リスクの高いのはシャープで、二番目がソニー、一番保守的な会社はパナソニックです。つまりパナソニックは一番リスクが少ないですね。故に株価の動きが他の2社に比べ鈍いのでしょう。株式市場は上手くできています。必ず、リスクとリターンの関係は整合性が取れていますね。安全で儲かる話などありません。

007が、何故、推奨株価当初より5倍にもなったか? 赤字で恐いから見捨てられていたのですね。危険な匂いがするから…リスクがあるからチャンスがあるのですね。世の中はそういうものですね。しかし、みずほのチャートを、メールを貰ったので久しぶりに見てみたら…非常にきれいですね。全く問題ないのでしょうね。もう直ぐ、僕は上がると思いますね。今の手持ちのみずほ株が上がってきて、今度、売りたいと自分が感じた時に、逆に、また買えば良いですね。丁度、007が20万円の関門に、もたついていた動きに似ています。しかし綺麗な形です。僅かな時間じゃないですか、007は2010年からの継続銘柄ですよ。なんと3年間も経過しています。投資の世界では、このようなケースは良くあります。

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さてこのメールを見て、またあるアイディアが広がりました。僕はアノマリーから元本を引き上げる話も提唱しています。たまたま息子の結婚式があり、お金も必要なので現金を引き上げたのですが…保守的な運用を増やす手もありますね。もたつく銀行株を買うのですね。これならばリスクを減らせます。年がら年中、博打ばかりではくたびれますよ。でも他に買いたい銘柄もチラチラしています。少し背景を調べないとなりませんが…。兎も角、良い相場環境になりましたね。みんなが儲かっているから、リスクを取れるのでしょう。しかし人間の気持ちなど…砂上の楼閣なのですね。やはり僕は資金の引上げを、第一に考えるべきかと思いますね。シャープは好きな会社です。頑張って欲しいものですね。シャープの技術問題ですがLGの有機ELは白色のバックを用いており、本当の意味での有機ELではないのですね。先日の日経産業新聞の記事で知りました。つまりIGZOの賞味期限が伸びるわけですね。だから何度も日経新聞に技術背景を取材しろと書いたのですね。その記事はシャープが人気になる前に日経産業新聞に出ていましたね。テレビの話しでしたが…。あのようなヒントが、現実の株の動きに繋がるのですね。

でも、これほどDENAが売られる数字なのでしょうかね? 400円近い下げは異常な株価に見えますね。不思議な反応ですよ。決算を見てないから何とも言えませんが、買いたい株価水準ですね。失敗しているグリーですが…儲けの卵かも知れませんね。僕はいつも、あまのじゃくな性格で、他人と違う事を考えているようです。みずほは、2003年当時の動きを思い出してくださいね。あの時の動きに似ていますね。大型株だから反応は鈍いのでしょうが、これだけのクロトン効果が、これから本番を迎えますから、きっと良い買い物になるでしょう。出来る事なら、僕の資金がもっと増えるまで、列車が待ってくれると良いのですが…。007の解説は又にしましょうね。さて今日はこれから出かけますから…この辺で、また明日。

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2013年05月09日

05/09

かたる:ここしばらく原稿をアップするのは、以前は夕方だったのですが、最近は午前11時前後なのですが面白いものですね。閲覧者は新鮮な情報を求めるのですね。この閲覧時間の移行は非常に興味深いものがあります。下に掲げた上のものは昨年8月のものです。アクセスの時間が夜に集中しています。たしか…この時期のアップは昼からだったと思うのですが…現役時代は夕方にアップしていました。3時に相場が終わり、家に帰るのが4時ごろで、それから2時間程度かけてレポートを書いていましたね。そうして夜の活動へ銀座にご出勤の毎日でしたが…。最近は朝に起きて原稿をアップするのは、午前11時前後なのですね。その時間に合わせるようにアクセスの時間が変化しています。面白いものです。考えてみれば、昔よくパチンコをしていた時に新台を打ちたくて…並んだものですね。人間心理は何処か競争心と言うか…人より先に接したいと言う願望があるのでしょう。そう言えば、カタル君も先日、マッドメンを見る為にツタヤに通いましたからね。自分自身の欲望には、敵いませんね。人間の行動を引き起こす原理は、面白いかどうか…なのでしょうね。

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この所、アベノミクスのおかげで相場が総花的に強くなり、昨日、示したように多くの人が成功体験を実感でき、楽しいわけです。この楽しさが原動力になり、人間が活動する源になります。確かに最近の相場は、物色の範囲が広がっており新興株も至る所で、株価が動いていますね。カタルも知らない会社の株価が急騰している事例が、沢山あります。下の表は昨年10月末からの株価上昇率5倍以上の時価総額300億円以上の会社です。21銘柄登場していますがガンホーはこの間に、1:10の株式分割を実施しており実質的に24.2倍となっており本来なら2位に顔を出している筈ですね。実はこの時価総額基準を外すと…007も31番目に顔を出し、株価は10月末より5.47倍になっています。因みに昨日も全体の株価が上昇していましたから5倍以上になった会社は、昨日現在で42銘柄ありました。カタル銘柄のJ・TECは堂々の2位になっており、ケネディクスは7位に顔を出しています。まぁ、アイフルも何度も登場させていましたね。このサラ金グループは武富士以来の怨念相場ですね。

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昨日、ラジオを聴いていたら…森進一の「狼たちの遠吠え」に惹かれました。長淵剛の作詞作曲の歌らしい…世界ですね。河島栄五とか…の世界です。河島栄五の「野風増」と言う歌も、一度ライブで聴いて好きになりましたね。この「狼たちの遠吠え」は、負け犬ソングのような響きを持ち…出だしの「ささやかな自惚れに酔いしれ 幸せの群れからはぐれても 俺は過去を素直に受け入れ つつましく我が道旅にでる 赤い山並みの上に青白い三日月がかかる くたびれきった月の砂漠をトットッと行く」と言う詩が、今の心情に似ており、何故か…しんみり来ますね。

カタル銘柄は、数を多く打ち出していますが、みんなマズマズの成果だと思っています。大概は人気になる前に、その素質を見抜いています。まぁ、カタル銘柄の株価位置を見れば分かります。失敗したベンチャリだって…本来は成功の部類なのでしょうね。100円台からの取り組みでしたからね。しかし500円台になっても夢を抱いていて…失敗したのです。良いビジネスモデルだと考えていましたが、スポンサーが居ませんでしたね。惜しい会社でした。僕に力があれば救えたのに…。「狼達の遠吠え」です。先日、元興銀頭取の中山素平さんの談話を紹介しましたが…日本には度量のある人間が少なくなりましたね。トヨタ社長の章男さんにしても、為替の前提を90円に据える辺りをみると、トヨタと言う器の会社も大企業病の片鱗を感じますね。ソフトバンクの孫さんは、現状に胡坐をかくことなく、果敢にチャレンジするあたり、やはり人間の器の違いを感じる次第です。

今日の「りそな」の公的資金返済の日経新聞の記事を見て、皆さんは何を感じましたか?
僕は、直ぐに「アーク」を連想しました。間違いないな…と、再び感じた次第ですね。何か、分かりますか?「りそな」と「アーク」に共通する点に、感じたカタルの心の変化が分かるでしょうか? この解答は明日にしましょうかね。皆さんが、カタルの気持ちになり、一日、考えてみてください。

今日は、007が信用規制を再び受けたので、きっと安いでしょうから、少し補足を書きましょう。皆さんが関心を示すのは需給バランスなのでしょうが、証券マンは、値動きを見てどんな点に惹かれるのか? 少し解説しましょう。5月7日の動きは29万で寄り、30万円台で推移していましたが、度重なる利食い売りか?根崩し的な売りに遭いました。しかし抵抗して、29万丁度の200株程度の売りを消化した時に、あれ…?と感じました。普通はあの売り物は消化できずに崩れるはずのバランス感覚のところで、抵抗したからですね。そうして昨日の引け間際の200株単位の連発した買いは?誰なのでしょうね。後場寄りは、おそらく空売り筋の踏みじゃないかな?と推察していますが…。実はカタル君、315000円がポイントの一つだと考えていました。故に、この株価で1株だけ指値売りを用いていたのですが、下げて昨日は始まったので売り注文を一旦取りやめて、後場に31500円で指値をしていたら…なんと36万で売れたのですね。1株だけの話ですが…。

しかし昨日の引け間際の動きや、この関門の315000円をクリアして32万円で終わったことなどで…、ひょっとすれば、新規の参入組が、裏を取って参入したかな?とも考えています。故に、ここ数日の値動きは更に注目されます。再び、カタルが買いたくなるかどうか…。カタル君は007の多くを、現物で保有しており信用分は僅かなのです。しかし時々、短期の実験も試みます。先日はボックスを抜けると考え、1日、2日にイカルスを飛ばしましたね。その内、1機だけ回収したのですが…。再び実験機を放つ事が出来るかどうか…。こんな需給面の動きで、目先の人間の心は動くから、面白いものですね。

最初から、カタル君は007に、ピカ一の評価を与えています。この意味は007が本物の成長株に育つ可能性を秘めているからですね。残念ながら、多くの銘柄は本物にはなりません。見えない利益の話をするのは、株価が上昇して行く過程で、株価と業績に整合性が生まれるかどうかなのですね。カタルは007の株価100万円は、単なる通過点になると夢を語っています。100万円の株価を維持するには、一株利益が10万円は必要で、営業利益段階では20万円の粗利が必要です。つまり174億円ですね。売り上げが10億円にも満たない企業が、どうして174億円もの営業利益を出せるのか?多くの人が、戯言を言っていると感じると思います。当たり前です。しかし組立ソフトの粗利は、間違いなく50%以上は出ます。つまり売り上げが300億円の企業に育てばいいわけですね。昨年、発売されたスマートフォンは、世界でおよそ8億台です。一台当たり40円の付加価値を加える事が出来れば、達成されますね。当初、ARM社との連携が深まる過程で、2010年当時、その片鱗を感じたのでした。日本では馴染みがありませんが、携帯電話のCPUの特許を持っているイギリスの会社ですね。この会社の売り上げは4億ポンド程度でしょう。

当初からカタルはQBの素質に魅せられました。世界中のあらゆる家電に応用できるからです。冷蔵庫から洗濯機にエアコン、テレビなど…皆マイコンが搭載され、電流の制御などをしています。つまりプログラムを立ち上げる必要がありますね。コピー機やCD機など…世界中の銀行のCD機はいったい何台あるのでしょう。テレビは?エアコンは?夢は広がりますね。そうしてこの会社は、ネットワークの組立ソフトに注力していますね。スマフォと家電は融合し、電波でやり取りしますね。夢は膨らむばかりですね。やはり成長株の素地は、充分に備わっています。そんな時に世界の村田と資本提携をしたのです。村田なら世界中の会社が知っています。しかしユビキタスなどと言う小さな会社は、相手にされませんよ。セールスをした人間なら分かりますね。どんないい製品を持って行っても、相手に会う事さえできません。しかし村田の看板なら…時間を貰えますね。非常に大きな成果です。ビルゲイツと渡り合える鈴木さんが007に居るなら…やはりヤフーで果たせなかった夢を、007に託したいのですね。成長株に育つと言う夢に、加担してみたいのです。故に1株でも良いのです。本当の株式投資を味わってほしいのです。ここ数日の値動きは目先的にも注目されます。

さて「狼達の遠吠えに」成り下がるか…それとも復活できるかどうか?カタル銘柄は、いろんな点で試されています。最近は、何故か、再びグリーに惹かれ始めていますね。何故でしょうね。挫折とも思われる試練にあっている田中さんの心情は、やはり気になりますね。若者の所得を引き上げたビジネスを立ち上げた人間に、カタルは惹かれます。雪山をラッセルする人間なら、先頭に立つ苦しさを知っている筈、後ろから進むガンホーの泰蔵君は、兄貴のおかげで世界の富豪ランキングに登場したとか…。男はやはりラッセルを体験しないとなりません。さて明日は、宿題のアークの話しとメールの話しを題材にしましょうかね。共に人生を楽しもうね。

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2013年05月08日

05/08

かたる:株価を決めるのは、個別株要因と市場要因により決定されます。最近は外部環境が良くなり総花的な展開が続き、どの株も上昇過程にあります。昨年10月末より株価が5割以上、上がった会社は1419社もありました。全上場株は3343銘柄ありますから42%の株が5割以上の値上がりを示したことになります。5倍以上の値上がりは37銘柄ありましたね。ガンホー株式分割していますから、この数字には含まれていませんが…どっちにしても凄い相場です。グリーのように上がってない株を探すのが難しいのです。株価の価値を決める要素は色々ありますが、基本的にカタルが抱いているイメージは、純資産価格と最終利益ですね。つまりBPSとEPSにより株価は形成されていると考えています。カタルの考える基本株価は、株価=BPS+EPS*10と言うイメージです。これまで蓄積された資産価値と、これから10年間の利益分と言う認識ですね。故に三菱UFJはいつも安いと感じています。つまり三菱UFJを事例に示しますと…BPSは四季報数字で717円、一株利益のEPSは50円ですから、先の式に当て嵌めると717+50*10=1217円になります。通常、赤字でない限り、純資産価値を下回るのは、おかしいと考えています。

日本経済の要である大手銀行の三菱UFJが純資産価格を下回っている現実は異常事態ですね。この株価を論理的に説明するとすれば、資産価値が毎年減り(資産デフレが続く)、不良債権が増えて損失を被る(経済が悪化する)構図しか、あり得ない訳で…クロトン効果が問われる市場環境下では、明らかに株価は割安ですね。単純平均株価がここまで下がるのは、基本的に何処かが歪んでいるのですね。金融庁の日本株に対するリスク基準などは明らかに異常ですよ。本来、株式市場は未来の産業を問う場ですね。今日は株価について語っていますが、この財務面プラス業績面と、もう一つカタルが銘柄選別で重視するのは株価位置の問題です。株価位置とは…過去の市場評価ですね。よくカタルは長期の月足や週足を用いますが…企業業績の変化は3年程度のトレンドが続くものです。一旦、業績が好転し始めれば…数年間、あるいは10年程度はその傾向が続くことがよくあります。個別株の財務面や業績面と、株価位置によりカタル銘柄は選別されています。

以前、Sさんが500万円の頭金を作り、マンションを買おうしたら毎月のローン返済があまりに高額で、今後の生活を考えたら困難が予想されたので、住宅を諦めて、その資金で株式投資をした話を紹介しました。丁度、おばさんの家に、ビル・ゲイツが遊びに来ていて、「僕の会社の株でも買っておいたら…」とのアドバイスに従い、米国のマイクロソフト株を500万円分買ったのですね。バブル当時の話です。これは実話ですからね。Sさんは株の事は知らないし、普段は株価も見ないのですね。2000年代に入り、バブル当時から見てだいぶ地価が下がったので、そろそろSさんは自分でも家が買えると思い、10年以上前に買ったマイクロソフトを売って頭金にしようとしたら…、自分がビックリするほどのお金持ちになっていることを知ったのです。500万円が100倍以上になっていたわけです。この事実は非常に興味深い事実です。株価を知っていれば、途中で株を売って現金に変えていたでしょう。ところが知らなかったことが幸いしました。担当する証券マンも高齢で、外国株など見た事が無かったのです。人生は何が幸いするか分かりませんね。

成長株投資は、基本的に株を持ち続ける事です。ところが…上がってくる株価を知っている人は、なかなか株を持ち続ける事は出来ないものです。途中での株価の上下に心が揺れ誘惑に勝てないからです。どんなに良い情報を得ても、自分自身の力量が、最後は成果に繋がります。自分がどんな人間かが、市場から問われる訳ですね。だから株で儲けるのは難しいのです。こんな事を書いているカタル君も弱い人間で、この点、女性は意外に辛抱強いのです。この実話のSさんも女性です。しがないサラリーウーマンが人生の中で訪れた、僅かなチャンスをものにした話です。株式市場は実に様々な誘惑に溢れたところです。株の値動きに魅了され、人生を棒に振る人はたくさんいます。僕らの仲間の中では、相場で失敗して自殺した話など…沢山ありますね。だからこそ、良い時ほど注意が怠れません。自分の力量に見合った株式投資をする事が大切なのでしょう。決して無理はしないでください。

今の相場は基本的に、一度、株価が上がれば、なかなか株価は下がらずに、むしろ上がる銘柄ほど、上がり続ける傾向にあります。カタルは最近の相場を見て、ITバブルの頃を連想しました。そこで今日は、その頃の花形企業はヤフーなのですが…同時に物色されたソフトバンクの事例を紹介しておきましょう。カタルも当時はソフトバンク株を薦めて買っていたのですが…あまりの株価高騰に付いて行けなくなったのです。そのチャートが下のものです。株って不思議ですね。カタルは当初、自分でヤフーを買おうとしていたくらいですから、本来はネット関連に対し強気だったのです。しかし1万円超える段階になると常識が働き自らセーブするようになりますね。1999年の年末は、あの大型株のソニーが3日連続でストップ高する展開になるのですから驚きです。ソフトバンクも翌年2月は19万円台の株価で200万株を超える出来高を作るのですから…人気とは、分からないものです。

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今日は再び、基本的に元本は回収しましょう。投資した資金は回収して、儲けだけを市場に残しておくのが良いでしょう。カタルの運用成績もようやく人並みになってきたようです。まだ10倍にはなりませんが、元本を回収しお金のないカタル君は生活費にも使わねばなりません。仕方がないですね。007の今日は、流石に安いようです。連騰するより休んだ方が良いですね。株価は高騰していますが、まだ村田との協業の話も出ていないし、株価と業績面の整合性は全くありませんから、きっと何れ利益が出て釣り合いが取れるのだろうと考えています。

今日は安いから、例の導入技術の話しを簡単にしますね。SQLと言うソフト技術は自社開発ではなく導入技術です。ここが重要なのですね。自分で何から何までやる事は不可能です。先ずは自分で中身をよく知らねばなりませんが、その価値を生かす事が、自己開発する以上に大切なのですね。成功している事例は全てそうですね。マネジメントは自分でやる以上の才能が要求されます。つまり007には未来技術の見極めができる人間が存在しているから、現存している技術以上に、これからも何が飛び出すか分からないのですね。もう少し具体的な事例を示したいのですが…株価は休んだ方が良いと思っていますから、又にしましょう。先ほどのSさんの事例は007にも当て嵌まります。果たして本物の成長株に育つかどうか、カタルにも分かりませんが、その可能性がある株と言うのは、そもそも限られたものなのです。だからピカ一との評価なのですね。アークも上がっていますが…3000円台や5000円台の過去の栄光に戻れる確証はないですね。まだ上がると思っているから、この押しでも買いましたが…何処まで伸びるかな?

そうそう、株価が200円台の時から取り上げていたサニックスが再び人気になっていますが僕の評価は低いですね。でも足元の業績は良いのですよ。見えない利益の話を何度もしたのは、株価が上がった時に、更に買う材料が出て来るかどうか?と言う話なのですね。マツダの評価は低いのは、水準訂正が済めば御用済みなのです。この辺りの点を再認識して置いて下さい。それではまた。

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2013年05月07日

05/07

かたる:今日は連休明けで動きやすくなるために賑わうのでしょうが…。カタルにとって、この時期は厭な経験しかないのです。想い出すのは2006年の話です。1月にライブドアに東京地検が入り、それまで好調だった相場が崩れ、何とかリカバリーしたのが5月でした。丁度、前のピークまで戻したのですね。しかし、それから相場は復活せずに、また株式相場は低迷しました。一般認識は国際優良株などが、その後も上昇し2007年が高値ですが、2006年からのカタルの成績は悪かったのです。何故か?…実質的に1988年に高値を付け、その後、1989年の創られた高値の相場に似ている感じです。ライブドアに地検が入る前に、小泉首相は、早々に任期満了で首相を退くと宣言をして、その後、自らも政界から引退しています。カタルは一連の動きの背後に、何か取引があったのではないかと推測しています。

表面的な現象の背後には、様々な動きがあるものです。僕らが認識する姿は、ある意味で権力闘争の末に現れた現象なのでしょう。特に小泉首相は郵政民営化を述べ、権力の温床である財政投融資の資金の配分を巡る対立抗争がありましたからね。2006年からの揺り戻しは、最後のあがきのようにも見えます。そうして再び、あの時、指名された安倍政権が誕生し、市場原理主義のような考え方が復活していると、考えるのは僕だけでしょうかね? 5月3日のコラムで「クロトン効果はアノマリーを凌駕できるのか?」を書きました。カタルは迷っていますね。毎年訪れる調整相場の機運は、指標からみられます。ただ今回は強烈な日銀によるクロトン効果が相場を支えるのではないかとも考えています。故に最近は「相場は相場に聞け」と言う流動的な表現を用いている訳です。人は誰しも、考える事は同じようで…こんなコラムを発見しました。

さて今日は007の続編を書こうかと…考えていましたが、相場は高いようですから止めましょう。又にします。市場は007の価値を認めるのでしょうかね? 僕が考えている価値を、市場と共有することができるのかどうか…。結果は、時間が経過しないと分かりませんからね。確かに自画自賛をしても良い相場観です。昨年からの見込みは、概ね当たっていますからね。要するにスピード感の問題です。でも市場から認知を得られないものもあり、全てが完璧に捉えている訳ではありません。残念な話ですがグリーなどは、今月6か月の期日を迎えるのですね。現引きを出来るかどうか…。おそらく業績は悪いのでしょう。でも株は、みんな上がっていると思っていたのは…勘違いのようで日本電気硝子等はグリーと同じで、株価位置は低いままでした。結構、上がっていない株もあるようです。

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これだけ良い相場環境なのに…。何故、三菱UFJは700円も回復できないのでしょう。不思議ですね。どうも米国金融株の動きを、一度、調べる必要がありますね。今、調べてみました。やはり金融危機の前の水準を回復している訳ではありませんね。日本と米国は違うと思いますが、買いセクターの主力が外人投資家なので、国内勢は株を買いませんから、彼らの意向が問題にされるのでしょう。現在は75.2%の水準ですね。あと25%の上昇で完全回復しますが…まだ道のりは遠く感じます。金融セクターに拘るのは、経済の要だからです。金融が儲からなくては、リスクを取るような投資は盛んになりません。故に金融庁が、この時期に貸し出しの行政指導をする意義は大きいのですよ。日本人はサラリーマン経営者が多く、どうしても他人の行動の真似をします。横並び意識が働きますね。だから強烈な行政指導の効果は、他国より高いですね。もともと日本の企業も現金保有率は高いのです。ソフトバンクのような事例は珍しいケースですね。ROEの概念は基本的に借り入れをしてでも利益を上げようとするもので、無借金企業を支持している訳ではありません。それはデュポン式を見れば分かります。

日本は非常に恵まれていますね。成長時期を迎える人口の多いアジアと言う市場を抱えています。この好条件を生かせるかどうか…インドネシアに投資をする三井住友の動きが正しいのか?それとも米国に力を入れる三菱UFJが優位なのか?この辺りの評価は難しいですね。カタルは比較優位から空洞化の揺り戻しが始まり、「先進国への回帰」と言う仮説を述べていますが、決してアジア圏の成長が大きく鈍るとは考えていません。米国のシェールガス革命は先進国の生産効率を引き上げます。TPPの推進等の自由貿易はインフラ整備や税率の問題が大きく絡みます。日本はある意味で少子高齢化時代を迎え、負担が大きくなりますから、難しい舵取りを迫られていますが…逆を言えば、こんなに恵まれたチャンスはないのですね。多くの国民は転換意欲に溢れているのです。携帯ゲームを見ると分かります。何処の世界に、新卒の若者が500万も700万も稼げるのでしょう。

カタルがグリーを支持しているのは、一つのモデルケースに見えるからですね。少子高齢化の時代の中では、付加価値の高いビジネスを伸ばす必要があります。車など…の生産ではなく、生活支援ロボットなどの付加価値の高い未来産業にスタンスを移すべきでしょう。既に歩行支援ロボットなどは開発済みなのですね。女性の雇用促進が言われており、本来は女性の参入が難しい引っ越しなど重労働の分野にもロボットスーツを身に付ければ、軽々と作業が出来る時代です。ロボット産業は必ず、欠くことのできない大きな産業に育ちます。ホンダもトヨタも今の利益を先行開発費につぎ込み、一気に新時代への扉を開く時期でしょう。電脳の開発も未来産業ですね。グリーなどのビジネスの将来は、その様な開発に繋がる可能性があります。だからカタルは組立ソフト分野の007に力を入れている背景も、その辺りにあります。産業が育てば世界から人は集まり、開発が一気に進みますね。携帯ゲームビジネスは一つの事例です。付加価値の高い産業を育てれば、今の日本が抱えている壁を打ち破ることが出来ます。

市場経済とは、本来は必要な産業に資金を供給する場です。夢を語れる場所なのですね。今は利益が生まれなくても、見えない未来の利益を材料に、市場はその真価を問う場所でもあります。市場の洗礼を受けないで育つビジネスなどありません。計画経済において資金配分する企業も、当初は軌道に乗らないから、国がIPSなどを支援するのは当然でしょうが、一度、軌道に乗れば、後は市場原理に委ねるべきでしょう。悪戯に産業支援などと言う錦の御旗を翳す事は、時代の進化を妨げることになります。淘汰が新しい時代を築くのです。この辺りの認識が、政策官僚には必要なのでしょう。さて007は…今日もストップ高したようですね。先ほどの下落29万の壁をクリアできるのは、なかなかの動きですね。今度、株価が緩んだらSQLの導入の話をしましょう。かなり株価は高くなったようにも見えますが…先日掲げた東証一部単純平均株価では、まだまだ株式相場は序盤に過ぎませんね。ただ相場が良い時ほど、同時に注意をせねばなりません。当分は防護も忘れずに果敢にチャレンジすることになるかな?「相場は相場に聞け」か…。

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2013年05月02日

05/02

かたる:今日は少し冒険的な話を書こうと思っています。過去、カタルが惹かれた銘柄の多くは、その後、大きく株価が上がっています。まぁ、昨日提示したJ・TECもそうですが、何度も登場させますが、カタルが、ネット上で最初に登場させた日揮は300円台の推奨だと思いますが、その後、時間はかかりましたが、現在では2000円台が定着している株価に育っています。ここ近年では金融相場の観点から、タカラレーベンを500円台だったかな?…で手掛け、銀座の資産を持つ松屋は、お気に入りの銘柄でしたね。この株も500円台だったかな? まぁ、掲げきれないほど、大きくなった株はたくさんあります。

その中で2010年春から惚れているのが、ピカ一との評価を付けているユビキタスこと007です。何故、惹かれるのか?よく自分にも分からないのですが…昨日、書いたように、最近はまた買いたくなってきたのです。今回の取り組みは6万円台の時からなのですが…村田との資本提携が決まり株価が一度大きく上がり、その後、低迷していた保ち合いからの参戦です。2010年の時は現役の証券マンで、ベンチャリの失敗を取り戻すとして送り出した銘柄でしたが、株価は394000円の高値で止まり下げました。QBの開発に時間が掛かり全体市況も低迷しからですね。QBの存在を最初に知った時は、株価が既に10万円近かったのです。だから推奨時より上がったことは上がったのですが…実質的には失敗ですね。多くのお客様の平均買値は20万円前後でしょう。故に先日、僕は6万円台で同じ金額の投資を薦めた訳ですね。そうして20万円台に戻ったので買い増しした分を売りなさいと述べました。200万円で10株なら下値の6万円台で同額ですから30株は買えている筈ですから、故に10株を売り200万円を回収しましょうと述べました。資金繰りが詰まっている人は20株売り、投下資本を全て回収しても良いですよ。…と述べましたね。

これは証券マンとしてのアドバイスです。相場観ではありませんね。相場に参加する人には、それぞれいろんな事情があります。中には借金をして無理をして資金を作っている人も居るでしょうし、余っているお金で投資している人も居ます。故に人ぞれぞれの立場で投資戦略は変わります。更に007の良さが分からなくて…買ってない人も居るでしょう。それでも良いのです。人それぞれです。でもカタルは出来る事なら、1株を現物で買って欲しいと…いつも言っています。そうして、先ずは1株買い、株価が2倍になったら、また一株買って、村田との協業が発表されたら1株買って、黒字に転換したら、もう1株買いましょうと、述べています。基本的には売り場は利益が出てきて、株価との整合性が生まれてからで充分だと思っています。つまり007だけは、他の銘柄とは1線を画して付き合って欲しいと述べています。過去、成長株はいくつか育っていますが…ひょっとすると、そのクラスの銘柄に育つかもしれないからですね。上場時のマイクロソフトを買って持っていれば…、日本でも松下やトヨタでも同じことですが…、本当の株式投資の醍醐味を味わえる可能性のある銘柄として、007を推奨しているからですね。もし資金繰りが苦しいなら100万円になったら1株だけを売り投下資本を回収して、後の株は永遠に持っていましょうと述べています。だから長い付き合いになるので、信用取引ではなく現物で買って欲しいと言っていたわけです。

この会社の概要について詳しい紹介レポートがあったので、それを紹介しておきます。此方です。そこで少し補足しますが…この手の企業は人なのです。創業者の資質で、企業の明暗が大きく分かれます。不思議な縁ですね。実はカタル君は「アスキー」に惚れこんでいる時期があり、過去のおいて痛い目に遭いました。興銀の中山素平さんは「今こそ、このような新興企業に手を差し伸べないで、どうして日本の未来があるのか?」と言って、アスキーへの融資を実行しました。今ではあり得ない融資で、背任容疑に問われる可能性が高い物件なのでしょう。その後、日債銀は特別背任罪に問われ最高裁まで争われましたが…結局は無罪になりました。この辺りの評価は非常に難しいのですね。過去、日本は無謀な融資を実行して、大きく育った企業が沢山あります。今でこそ世界一と言われるトヨタも三井銀行に助けてもらった時代があったのです。実は007の創業者のメンバーの中に、アスキーで活躍した鈴木氏が活躍しているのですね。なにか不思議な縁を感じます。カタルが上京した1989年、あの時にアスキーの選択ではなくマイクロソフトを買っていれば…人生は大きく変わりましたね。

実は似たようなものだったのですね。あの当時のビル・ゲイツも…。2011年4月にマサチューセッツ工科大学のメディアラボの4代目の所長に伊藤穣一さんが選ばれましたが、彼の採用は「結びつき」が出来ると男として採用されたと言われています。この「結びつき」の才能は、現代社会の置いて非常に大切なことなのです。「アンティキティラ島の機械」は、当初はなかなか解析が出来ませんでしたが、様々な学者が繋がることにより、現代ではその価値が明らかにされてきました。人間一人の力では限りがあるのですね。そこで様々な知恵、知識を持つ人同士を結び付ける才能が要求される訳です。ネット時代において、その距離は飛躍的に狭まりました。距離も時間も大きく短縮され、時代の進化が早くなっています。007に惹かれた直接のカタルの理由は、QBの開発なのですが、007のSQLと言う技術は実が外部導入なのですね。ここにカタルは大きく惹かれてもいるのです。分かりますかね?どんな優秀な人間でも、自分で開発できる量は知れています。それよりは他人が開発した技術を、世の中に生かす才能の方がより付加価値は高いはずですね。そこで007の鈴木さんの評価が問題になりますね。

その逸話を示す記事を発見しましたので、関心のある方は此方も読んでおくと良いでしょう。ビル・ゲイツの話しや鈴木さんの存在が、より理解されるでしょう。さて現状では、確かに、どう考えても株価は高いのです。だからカタルは10万円に拘っていました。何故なら、この価格は会社側が安いと感じ自社株買いを実施した価格だからですね。そうして株数を揃えようとしていたのですね。でもまた最近、007が買いたくなり、昨日、実験機をイカルスのように放ち、更に今日も寄り付きで買い乗せしました。この理由は時間の経過です。僕は市場原理主義者です。市場は常に実体経済に語りかけます。この株価は高いですか? 高いなら、どうぞ売ってください。安いなら、どうぞ買ってくださいと…それが調整です。調整でも値幅調整と時間調整がありますが…時間調整の方が価値は高いのです。それは人間の心は時間に勝てないからですね。一時的な興奮で行動をしないで、時間を置いて考える事が非常に大切です。

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昨日は日足のチャートを掲げましたが、今日は週足のチャートを掲げておきます。この1~2か月の株価の右肩上がりの下値を切り上げている保ち合いの調整パターンは非常に強い形で、おそらく、間もなく大きく株価は居所を変えるでしょう。故にカタルはもう少し、安い内(今の株価で)に買うことになるでしょう。さて昨日は知らなかったのですが、ニュース・リリースを見るとパナソニックとメガチップスの話しや、更にダイキンが同社の組み込みソフトを採用すると報じられていますね。ダイキンは世界トップグループのエアコンメーカーです。

カタルが何度も述べてきた「見えない利益」の話が、次々にベールを脱ぐ時期が到来するのでしょう。市場はピカ一企業に相応しい評価を与えると考えています。だから、もしリスクを負うつもりがあるなら、早めに唾を付けた方が良いのでしょう。1株でも良いから現物で買って置いて下さいね。まだたかが20万円です。ヤフーは、あの時200万円だったのですね。連休の谷間なので、後場には緩むかもしれません。株価はどう反応するか分かりませんが、カタルはチャートなどの判断から買い増しを実行します。来週にもSQLの導入の価値を語るときがあるかもしれません。この辺りの考え方は非常に分かりにくいのでしょう。J・TECの動きより、この20万円前後で過ごした時間の意味は、大きな価値が秘められています。今日は二つのページを紹介しました。この連休の中で時間を見つけ読んで置いて下さい。来週はその辺りを掘り下げてみたいと考えています。もし後場から株価が緩めば、また買ってみようかな? それとも株価に拘らずに、また買い乗せをすべきかどうか? でも他の銘柄も上がりそうだよね。アークもいよいよ始まりそうだし…。

そうだ…。007の決算数字は悪いと考えています。何故なら、この会社はかなり保守的です。更に、この時期の利益はまだ期待できませんね。だから「見えない利益」の話しをしている訳です。

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2013年05月01日

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かたる:最近の東証一部単純平均株価は300円台に乗り大きく上昇していますが、実はカタルが上京した当時は、この単純平均株価は、なんと1913円だったのですね。1000円以下の株を探すのが、苦労する時代だったのです。このままアベノミクスが成功を収めれば199円が最安値という事になります。上京した1989年から24年で、約1/10ですから驚くばかりです。長い資産デフレと言う根底の実態に気付き、改善に着手した日銀は2010年10月の包括的金融政策と言う道具で、体制転換を計ったことになります。まさか宮沢さんの「年収5年分で家を買えるように…」と言う地価抑制策が、ここまで影響するとは、当時は全く予期しませんでした。池田隼人は所得の倍増を説いたけれど、官僚上がりの宮澤喜一は資産を下げる発想だったのですね。まぁ当時は、東京の地価で米国が買えるほど、熱狂した水準だったので常識的な発想だったのでしょうが…。それにしても収益還元法価格でも止まらず、ダヴィンチが上場廃止される時代になり、あれから3年で転換することになりますね。

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この時間の流れを、よく知らねばなりません。基本的に一つの流れが定着するのには、時間が掛かるのでしょう。お金持ちの基準は色々でしょうが、通常は3代かかると言われますね。初代が財産を築き2代目が親父の苦労を目のあたりにして、お金持ちになったので子供に教育をします。しかし3代目は初代の苦労を知らずに育ちますからね。日本の場合は個人の相続税に対し過度の税負担を求めるので、会社組織や財団を作るケースが多いようです。よくお金持ちが寄贈しますが、あれは子孫がその財団の管理をしますから相続の抜け道のようなものでしょう。ロシアとの交渉に進展がみられると良いですね。早く北方領土の問題に決着をつけ経済協力するべきでしょう。ロシアと手を結べば中国へのけん制になりますね。尖閣問題も両者の共同管理にすれば、僕は良いと思うけれど…しかしこれからの時代に、もともと国土の線引きなどに、意味があるのかどうか…。

先日、物理学者の松田さんの発想を理解しようと押井監督の「イノセンス」というSFアニメを見ましたが、電脳の世界はもう直ぐそこに来ている訳で…覇権主義などの昔の概念の囚われている現実は、明らかに無意味ですね。誰か…僕の読者で安倍首相の知り合いが居たら、是非、SFアニメを見せてほしいものです。後援会に、誰かいないかな? 折角、日本が誇るSFアニメの素晴らしさを、実現化させないほうはありませんね。既に「みちびき」の4機体制が実現する時代になりますから、ITSとカーナビを利用して交通渋滞に巻き込まれない指示が出せるはず。仮にこのシステムが出来上がると、日本全体の効率がかなり上がります。無駄な輸送時間が減りますから非常に効率的になりますね。

ロシアで電力を作り東京に超電導線を用いて送電すればいいのです。カーボンナノチューブは進化し宇宙エレベータ―を作れば、宇宙開拓時代に突入できですね。もう少し発想を豊かにして、効率的なお金を使わないとなりません。何か…今、出ている規制改革などの新産業戦略は小粒すぎて…夢が感じられません。人間が希望に向かって動くときは、大きな夢に惹かれるのですね。それがモチベーションになり、国民を動かすのです。だからアポロ計画があったのです。お金の無駄使いと言う考え方は、現実的な金銭感覚ですが…、しかしあの計画で、どれだけ多くの人々がモチベーションを上げたことでしょう。計り知れない目に見えない力なのですね。人間が希望に向かって歩くという事は…ワクワク感がないとならないのです。人間の脳機能とコンピュータは、何れ結ばれるでしょう。株でお金持ちになったら、この基礎研究にお金を投じたいものですね。IPSより夢が大きいですね。死と言う概念が大きく変わりますね。はやくそんな夢を語れる株式相場になると面白いですね。

既に実態乖離したJ・TECは、株価と言うものを示していますね。昨年、カタルが何度か推奨した時の株価は、僅か7万円台でした。それが60万円台になるのですね。ビックリします。でもこれが現実です。人間の人気など…何処かでタガが外れ、熱狂化して行くのでしょう。冒頭に地価の話を掲げたのは…ある意味でバブルと言うのは、人間が夢に踊る姿と、崩壊した現実を示したかったのです。ガンホーも似たようなものでしょう。本当にびっくりします。そろそろピカ一企業の007も…。そんな思いを抱くのは僕だけかな? 最近は何故か、また買いたくなってきたのです。不思議なものですね。この時間の概念は…少し前までは、10万円以下で株数を、何とか揃えたいと考えていたのです。つまり10万円以上では買いたくなったのですね。しかしカタルの今までの買値で一番高いのは152000円です。この玉は実質的なクロスで、6万円台で買った玉を一旦売り、利益を出してまた買ったに過ぎないのです。つまり売買テクニックの問題なのですが…。最近は一本買いしてみたく、気持ちが動いてきたから不思議ですね。これが時間の概念ですね。そこでカタル君、今日は実験で、この気持ちを確かめるべく、寄り付きで1株だけ買ってみました。実験ですね。この気持ちの変化は、きっとJ・TECの株価動向も影響しているのでしょう。更にチャート動向ですね。

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通常は、このように時間調整と値幅調整が投資家の信頼を獲得させます。人間と言うのは不思議なもので、時間の概念に弱いのです。一本調子で上げり続ける株は強いのですが…途中で確かめないと、信頼感が湧かないのですね。丁度、詐欺に引っかかるケースに似ていますね。よく高利率の債券やファンドに騙されて、何千万円も詐欺にあう人が居ますが、一旦、高額の配当金を貰うと…、たとえ実態はタコ配でも信じてしまうのですね。その心理に似ています。単純平均が上がってきたので、そろそろ調整が演じられるはずです。故にカタルは、元本の引上げを提唱しています。しかし同時に、この循環物色はクロトン効果で続くのでは…とも考えていますね。さて、どうなりますかね。余裕のない人は冒険などをする時期ではないですよ。今は、そろそろ休むことを考える時期でしょう。昨日は野村やSBIが人気になったようですが…、前期の話は既に終わりです。何故、カタルが「3Qの謎」を何日もかけて、提示したか?その真意を汲んでくださいね。

さて007の実験機は、どんな飛び方をするのでしょう。楽しみだね。今日は黒田に、ダルビッシュと忙しく…株なんか、どうでも良いか…てな気持ちです。お終い。

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