未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年10月18日)

かたる:最近感じるのは、証券界の解説者の感度の鈍さです。先日の安倍首相の所信表明演説にカタルが感じた「新鮮さ」を、安倍さんに感じなかったり、今朝は今朝で、「方向感が出にくく伸び悩みの後でマイナスになる」との解説がありましたが、みんな目先の誰にでも出来る解説の範疇です。チャート論もそうですね。くだらない解説をしている人が如何に多いのでしょう。今朝の日経新聞には、「容積率」の明記がありましたね。基本的に信用創造の政策の一環ですよ。やはり安倍さんは、良く勉強をしているんじゃないかな? 容積率が20%緩和されれば、基本的に2006年の不動産ミニバブル当時の価格に、現状の不動産価格は引き上がりますね。これまでは20階建てだったものが、24階まで増やせるのです。オフィスビルの賃貸料が増えますから、資産価値が上がります。ケネディクスにとって時代の風を感じる次第です。

更に日経新聞には、カタルが前から指摘していた「ニトリ」9843の海外戦略の話が掲載されていました。ユニクロに続き、ニトリもようやくグローバル戦略の開始ですね。おそらくニトリは成功すると考えています。これは実体験です。カタルは大塚家具で2003年から2004年にかけ、家具を1000万ほど購入しました。カーテンだけで200万ほど掛かったのです。しかしカタルは、この度貧乏をして、カーテンをニトリで買いましたが、僅か2万程じゃなかったかな? 大塚家具では20万ぐらいのものが、1/10です。使った感じは価格差程の品質の違いは感じませんでした。ニトリを見て、驚く価格ばかりだった経験があります。イケアも何度か行きましたが、マズマズなのですが、価格は中途半端な印象でした。ニトリ程の驚きはなかったですね。非常に注目しています。カタルが、年金基金のファンド・マネージャーなら間違いなく組み入れ候補銘柄です。

このニトリに続き、意外に株価の動きが鈍いと感じるのは、「LIXILグループ」5938ですね。消費税の駆け込み需要の為の一時的な特需と、市場は捉えているかもしれませんが、カタルの感覚は違いますね。ようやく、まともな政策が実行されるようになっているので、M&Aで時間を稼ぎ拡大戦略を採用しているLIXILも、年金ファンドの組み入れ銘柄の対象になります。更に先日、紹介した「ユニオンツール」6278なども設備投資絡みの銘柄として、期待が出来ます。カタルは本来、ハイリスク派で銘柄の提示は、今は2銘柄に留めていますが…いくらでも買いたい銘柄はありますね。「J・TEC」7774だって、これからですよ。またITバブルのスター株だった「光通信」9435の復活も相場の流れにあります。目先の「ガセ」銘柄に、惑わされないでくださいね。

確かに「アドウェイ」24489と「ユビキタス」3858は、50歩100歩との評価をする人が居るかもしれません。しかし全然違いますね。時代背景を考えれば分かりますし、たかが競争の激しい広告業に、この評価はあり得ませんね。ババ抜きゲームに過ぎません。どうせババ抜きをやるなら、未来に可能性のある銘柄をババ抜きした方が良いですよ。007なら僕は1万円でも買うでしょう。しかしアドウェイは1000円でも買いません。天と地の違いがあります。

しかし証券界にも、人が居なくなりましたね。偽物の人間ばかりです。だいたい東証が東電などと言う債務超過の銘柄を、いつまでも上場させておく、輩が、リーダーに君臨していることがおかしいのです。自ら襟を正す姿勢が感じられませんね。シャープは信用取引の注意喚起が取り消され、ケネディクスは依然、喚起の対象になっていることが不透明なのです。信用規制の扱い一つとっても、実態にそぐわない役人システムです。これじゃ直接金融は、なかなか育ちません。本当にいい加減に…偽物人間で作る社会を止めにして、本物趣向に変えて欲しいものです。

しかし…市場原理主義の鏡であった米国も、人口構成をみて移民政策の限界点が見えるように感じます。オバマは能力がありませんね。もともと金融システムが崩壊した後で、誰が指導者になっても運転は難しく、オバマだからここまで回復が出来たとも言えますが…ドルと言う基軸通貨の地位を失いかねない危うさを感じます。中国の新華社通信が述べた「非米国化」の動きは、当然、加速されます。日本のメディアの本質が腐っているから、国民感情の方向性が、戸惑い迷うのです。小泉元首相の原発ゼロ発言など…メディアが取り上げるから、おかしな方向性に傾くのです。貿易赤字になった時点で、既にこの話しに対し封印せねばならないのです。馬鹿ですね。メディアの存在は国賊です。国民を誘導していると言う自覚がありません。ようやく、みずほの不正融資問題が下火になりました。日経も書かなくていいのです。あんな記事を一面に取り上げるから、世の中に清貧思想が生まれ、デフレ化するのですね。よく考えて行動しないとなりません。編集長は高い給料をもらっているのだから、よくバランスを考え報道してほしいと願っています。

今の日本は、デフレ脱却の為に、最後の切り札を切った時なのです。黒田さんは非常に危険な賭けに出たのです。おそらく安倍さんは、僕以上に勉強され、良く現実の日本を知っている可能性があります。だから中村正直が訳した明治のベストセラーだった「西国立志編」の話が出たのでしょう。あの意味をよく考えると…、今日の日経新聞の容積率緩和に繋がりますね。彼は信用創造の意味を理解しているのだと思います。今の日本のキーワードは、何度も述べていますが、「信用創造」に尽きるのです。

何故、中国が急速な経済発展を遂げたのか? 何故、米国が世界一の地位を保てるのか? 共通点があります。信用創造ですね。日本の失われた時代は、土地神話など…折角、国民に植え付けた信用創造の幻を破壊したのですね。一般的には優秀とされる秀才だった宮澤喜一の選択が、日本を埋もれさせ、自殺者が溢れる「失われた時代」を創ったのです。信用創造が希望に繋がり、前向きな行動の原動力になるのですね。だからケネディクスは正しい政策が実行されると言う条件が続くなら、確実に4000円に向かいます。4ケタは単なる通過点ですよ。

007も同じですね。ユビキタス時代なのです。カタルはこの時代用語と社名がダブルから、早くからユビキタスに007と命名していたのです。ユビキタス時代の意味を皆さんは、間もなく実感できます。何しろスマフォが発売され、まだ5年ですよ。スーパーコンピュータが、仮説をどんどん裏づけ、時代の流れを加速させますね。この感覚をカタルと共感できれば、ケネディクスや007を利食いすると言う行動はとりませんね。常に「買い増し」しか頭にないはずです。必ず株価が動くのは背景があります。力で株価を上げることは誰にでも出来ますが、高値になって2倍や3倍、5倍、10倍になった高値の株をどうやって他人に売りつけるか? ここが焦点なのですね。だからカタルは、何度も「見えない利益」の話しをして、その背景を解説している訳ですね。後は皆さんの選択次第なのです。別にハイリスクではなくとも、三菱UFJだけでも良いし、ユニオンツールでもニトリでも…皆さんが選択する事なのですね。それを他人の責任に転嫁するいやらしい報道が続きます。伊豆大島の被害は可哀そうですが、あの町長の態度は嫌いですよ。しかし行政に責任などないのです。震災も原発も自然災害だと思います。

さて今日の相場は…新規上場株が人気になっているようですね。まぁ、博打心を批判する気持ちはありません。冒険者が居るから、時代は進むのです。でも行動には計画がなくてはなりませんね。勝算がない玉砕は、馬鹿な日本国陸軍がやる行動です。投資行動は失敗した時の対処も考え行動し、無理をしない事なのでしょう。ようやく儲かる相場環境になってきましたね。1年で一番、利益がでる年末年始の相場に入ります。皆さんも自分の許容量を自覚して、行動することを望む次第です。互いに頑張ろうね。

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投稿者 kataru : 2013年10月18日 10:24