今日の市況(2013年)(2013年10月25日)
かたる:本当に…清貧思想の蔓延には、些か、うんざりします。証券界に長く身を置きコンプライアンス重視の異常な感覚は、何も僕だけが感じる現象ではないと思いますが…。日本がデフレ化する原因の一つにもなっています。確かに法令遵守は当たり前で、大切な基本ルールですが、清貧思想が行き過ぎると生産効率などが落ちて食えなくなるのです。ガチガチの基準を望むのか? それとも終戦直後の闇市のような活気を望むのか? 極端な事例ですが選択の問題でしょう。日経新聞一面トップには、みずほのやくざ屋さんへの融資問題で役員トップが辞めるそうです。オリコと言う子会社の融資基準が甘かったために、親会社の役員が責任を追及されるのですね。それも貸出総額に比べれば、僅かな融資額なのです。一人あたり100万円程度のミスで、親会社の役員が首になる感覚がどうも私には理解できません。
同じよう阪急阪神ホテルズでは、メニューの不適切な表示が問題視されています。鮮魚な…との表示なのに冷凍を使っていた。九条ネギなのに…一般の白ネギなどを用いていたと言います。たしかに悪いことは悪いけれど…、何処の食堂でも誇大表示は当たり前、なんじゃないかな? 価格まで、新聞には出ていませんでしたが、通常、個人が価格とメニューを比較し、自己判断すべき問題でしょう。毒が入っていたわけじゃないし…このような些細なものまでメディアは問題にするのでしょうか? そのフジテレビが内容を改ざんしバラエティー番組を放映していたと言います。ニュース番組ではないですからね。バラエティーなので、通常は楽しい演出がありますよね。中身を知りませんから、とやかく言えませんが、どうも社会のデフレ化現象が長く続きすぎて、異常な社会感覚に流れているように感じます。きっと太平洋戦争に突入した社会環境も、似たような感覚だったのでしょう。あの当時、朝日新聞は戦争を煽っていたと言いますからね。メディアの良識が求められると思うのです。
このような社会現象と同じように、相場の中身もドンドン変化します。ツイッターの上場が間近になり、Dガレージなども高いようですが、ソフトバンクの上昇は、アリババの上場に絡む動きが背景にあるとか…。カタルはスプリントの買収により借金が増え、米国での展開で膨大な設備投資資金が必要なので、どう考えてもソフトバンクの利益が直ぐに増えるとは思えませんから、好きな会社ですが今回は大型株という事もあり、カタルの投資対象から外しています。しかし実際はサマーラリーの辺りから、本命の形に推移しています。カタルは時代のスピードアップにより、スパコンの利用などが進み、時代変化が速くなると考えており、米国のナスダックが新高値を更新するんじゃないか?…と勝手に想像しています。故に、光通信9435を参考銘柄に掲げているのですね。この流れの発想は9月の末から10月に生まれました。相場を見て連想していただけの話ですが…。おそらく光通信も、かなりの人気株になるでしょう。カタルは買っていませんよ。何しろ弱小投資家ですからね。ケネディクスや007で手一杯です。最近はグリーにも関心が生まれ、敵討ちを狙っています。
さて、そのケネディクスですが、カタルは買い乗せをし続けていますが、何故か、仕掛け人とカタルの波長が合わずに苦労しています。高値で買っては投げの繰り返しなのですね。目一杯に勝っていると株価上昇のタイミングを崩されると、直ぐに追証リスクが生まれるので損はしていませんが、下値の玉を外すリスク・ヘッジを余儀なくされますね。タイミングよく目一杯に買った時に、株価が大きく飛べば問題はありませんが、何しろ弱小投資家なので…信用取引分を現引きすることは出来ないから、どうしても弱くなれば建玉を減らすヘッジが必要になります。一度、大きく跳ねれば、問題ないのですが…このような揉み合い状態では…とてもカタル銘柄とは言えませんからね。
そのケネディクスですが、昨日は増額修正を発表しています。ガソリンスタンド等の売却で7億円のプラスなどを生み、同時に池袋261ビルの減損処理を実行しています。昨日、解説した通りの発表ですね。カタルの推測が正しいことを裏付ける内容の発表でした。更にガソリンスタンドの帳簿価格と時価評価の差は、カタルの推測通り20%ぐらいのものですね。受託資産規模が1兆2073億円もあるのです。20%として2000億円で…フィーが10%なら200億円の含み益を何時でも実現益として表面化できるのでしょう。更に毎年地価の値上がりが続くと…2003年から2006年の再来予想は、常識的な観測だと、皆さんにもお分かり頂けると思います。また期末に増額修正をするのでしょう。こんな事は、既に分かっていることなのです。公募の玉がヘッジ・ファンドに入り、それが種玉になり演出が行われるので、年末年始は軽く4ケタ相場だと…前から指摘しています。株価4000円も政策動向により可能で…、安倍政権が資産価格の上昇に沿った政策を採用するなら、更に上値は1万円もあり得ます。そんなバカな…と、皆さんは思うでしょうが現実に、介護リートや容積率と言う政策支援は、サマーラリー予測の時はなかったのですが、「第三の矢」の成長戦略で生まれてきましたね。
619円を抜いてからでの参加でも、充分に間に合うから良いのですよ。相場序盤の株価上昇は重いものです。まだまだ天井は高いのです。何しろ1989年から20年以上続いた調整の修正相場が始まるのですね。三菱グループは明治の時代から培ってきた含み利益を、宮沢さんなどが失政したために、すべて吹っ飛ばしたのですよ。100年なんてもんじゃ、ないですね。その怨念相場なので正しい政策が実施されるなら、確実に儲かるアイテムです。ただ007の魅力には負けますが…。その007は異常な「魔性の女」と言うイメージですね。株価が高くなれば本来は数字が合わなくなりますが…。何しろ非常に小さな会社が、世の中にデビューするのですね。未上場企業の投資のようなものですね。当たれば100倍や200倍は、当たり前の世界の感覚なのです。
さて…全体の動きはどうかな?
あらら135円も安いですね。昨日の相場の市況解説もおかしいですね。中国のPMIがどうのこうの…日経新聞には本当に相場を知っている人が、解説しているのでしょうか?もしそうなら、上海総合株価指数は上昇する筈でしょう。しかし実際は違いますね。下のような動きです。昨日は下値を切り下げた陰線です。日足ですからね。
しかし昨日は、日立が人気になっていました。上方修正が要因ですが新興国中心に社会資本の需要は高まっており日本の過去の経験が生きます。三菱重工も同じ背景下にあります。これはある意味で筋なので内容が良く、相場全体の信頼性に繋がりますね。相場の信頼性とは、時間推移により異常な株価も正当化されます。007は中身を知ってない人にとっては馬鹿高銘柄で…博打株に見えるでしょう。しかしQBはIVIなどに採用が、ほぼ確定しています。それだけでも、すごい事ですね。さらに世界中でWiFiは当たり前に使われています。昨日のテレビで知りましたが、スカイプを生んだエストアニアでは、WiFi環境は社会資本の一環だとか…。今のソフトバンクには望めませんが、未来は是非、日本の通信料金を世界一安くして欲しいのです。その代りにアプリサービスで利益を上げれば良いですね。世界に無料の通信環境を…。今日は「グーグル・アート・プロジェクト」の進化をご覧ください。既に世界250館の美術館や博物館を味わう事が出来るのだそうです。007の真価は何時、市場から認められるのかな?
投稿者 kataru : 2013年10月25日 10:44