今日の市況(2013年)(2013年10月30日)
かたる:食品の偽装表示問題が続々と明らかになり、金融庁はやくざ屋さん融資に対し、一斉調査をすると言います。みのもん太さんは二男の問題から番組を降板し、世の中の流れは、まだまだ清貧思想のデフレ・モードのままですね。なにが楽しいのでしょう。村社会の「苛め」現象ですね。アメリカン・ドリームは成功者を称え、互いに切磋琢磨して成長しようとシリコンバレーからアップルやグーグルなどのIT企業が誕生しているのに…。折角の異次元金融緩和発動のアナウンスメント効果が薄れています。日本生命の日本国債の運用復帰が、その代表事例なのでしょう。春先の三井住友銀行の長期国債外しも失敗に終わるようでは、泥沼が更に続くことになりますね。麻生さんは、分かってないですね。金融庁のこのような追加金融政策が、時代の流れに逆行しているとの認識がないようです。折角、ニトリが海外進出を始めるのに…政策は民間企業を助けねばならないのです。構造改革するためには、トップを変えねばならないのでしょう。
それにしても面白いもの。日経新聞は野村などの好業績を一面トップで飾っていますが、前期比の業績比較記事ですが、何故か、ガンホーは四半期比較で2Qだけに焦点を充て、見出しも12%減益です。皆さんにこの違いが分かりますか? 一般の日本人の多くは見出しに騙されますからね。野村だって四半期で見れば、1Qに比べ減益なのでしょう。そのガンホーは大量の売り物を浴び売り気配ですが、赤字が確定していると思われるほど、悪いはずの負け組のグリーは、買い気配スタートです。勝ち組のガンホーが売り気配で、負け組のグリーが買い気配。面白いでしょう。
最近、僕のページには株式投資の経験の浅い人も多いようで、時々、メールを頂きます。カタルのページの選択している銘柄は「ハイリスク・ハイリターン」を狙っており、カタル銘柄の基準は、スタート時が対象になっています。ケネディクスだって、3月2日の株式教室の前からの注目です。株価は25310円になっていますから、現在の株価では253円です。ユビキタスこと007は、村田の提携後からの再推奨で7万円台からの推奨ですから、現在の株価では700円という事になります。カタル銘柄で失敗したのは限られるはずですね。ベンチャリは最大の失敗作ですが、推奨当初から、株価は5倍ほどまで伸びて失墜しました。だから途中で参加する人は、高値で買っても良いのですが、ハイリスク・ハイリターン投資という事を承知しておいてほしいのです。でも自信があるから、カタルは高値でケネディクスも007も買い続けています。
同時にカタルは、いくつか一般的な銘柄も推奨しています。代表事例は銀行株でしょう。三菱UFJは、年中、ここ数年、推奨しっぱなしです。だいたい800円を割れていることが可笑しいのですね。みずほなどの銀行株は、年中、推奨をしています。他にも時々、まともな銘柄を採り上げていますから、素人の人は日経225のような代表的な銘柄の売り買いをすると、良いのだろうと考えます。カタルはかなり選り好みが激しい方ですから…そのつもりでいてください。そうしてカタルは、相場を独自の見方で解説しています。例えば最近はヘッジファンドの売り仕掛けなどですが…。このような見方は報道が切っ掛けになり、その事例から発想を展開し、カタルの独自推測を述べている訳で、現実の動きと違うかもしれません。あくまでも推測です。売っている理由などは、当事者に聞いてみないと分かりませんし、当事者が嘘をいう事もありますね。所詮は、他人の気持ちなど分かりません。日本人はロボット教育を受けており、新聞やテレビなどの記事を鵜呑みにします。彼らの記事は観測記事が多く、業績の発表などは会社の正式なIRを信じるのです。日経新聞の決算前の観測記事は、取材に基づいていますが、騙されることも多いのです。ふたを開けると事実は違う事がありますから、気を付けねばなりません。こんな事は、皆、常識ですからね。何故、わざわざ一般常識を、あえて述べなくてはならないか?
日本人の報道に対する、情報に対する感覚は非常に鈍いのです。まるで小学生の子供のレベルです。大証券のアナリストが意見を述べると、信じるとか…。そんなに彼らの見解が当たるなら、彼らが会社を辞めて自分の金を運用し、今頃、南の島で美女に囲まれ優雅な生活を送っている筈です。しかし実態は違いますね。みんな野村証券を辞めると世間の注目の的から消えます。米国のバフェットのような事例は、まずないですね。みんな偽物なのです。これも当たり前の理屈ですね。カタルのページも含め、あくまで自分の意見の参考にする程度にして下さいね。さて注意喚起はこれで終了です。
バーナンキが利上げ準備宣言をし、株価が崩れたのが5月23日です。その時点の株価を未だに抜けていません。日銀の黒田さんは長期金利の抑え込みに成功しご満悦のようですが…ここまでの金利低下は、昨日の一目均衡だったかな…。日経新聞のコラムのように現状は、アベノミクスの真価は、五分五分です。消費税引き上げを決めた途端に、金融庁がはしゃぎ、法人減税の文字は何処へやら…。ケネディクスの関連記事は、日経夕刊に押しやられて、報道されています。何故、朝刊の一面扱いにならないのでしょう。非常に大切なことですね。この記事は、今年1―9月の不動産売買は3兆4242億円でリーマンショック前の2007年3兆6290億円以来だと…不動産売買が活発化していることを報じています。つまりケネディクスの株価が上がることを示していますが、何故か、扱い方は小さいのです。まぁ、何れ日経新聞は連日、不動産市場の記事を書くことになるのでしょうが…。今の日本にとって、信用創造が大切で、金融庁の方針転換を徹底させないとならないのですね。それを…麻生さんは、現状を理解しているのでしょうか? これじゃ、宮澤元総理の二の舞になりますよ。今度は執行猶予中ですから、結果は悲惨ですね。ガラガラポンの世界が、待っているだけです。
まぁ、あまり悲観はしていませんが…。日経平均株価が三角保ち合いになるのが良く分かりますね。為替動向が98円台に入ったように…、株式教室やコラムで提示した一部ヘッジファンドへの賛同は限られたもので、終わったように感じています。ただ100円を超えないと通期決算数字は増額されないでしょう。今日は日経新聞の新興企業の信用買い残増加報道が効いている様で、新興御三家株は安く、ガンホーの決算記事と合わせ技のようですね。しかし最近の相場は腰が強くなりました。人気が冷めても、あまり下がりません。昔のバカ株人気は、直ぐに急落して全体の相場が暗くなりましたが…相場に厚みが生まれているのでしょう。
昨日の007は良く、切り返しましたね。もう直ぐ全貌が見えてくるのでしょう。一旦、黒字展開すれば、参加者は増えますからね。どうしても赤字の内は腰が弱いのです。余裕のある人は安い時に買えばいいのでしょう。ケネディクスは25日と28日の動きはおそらく仕掛けですね。高値を綺麗に切れない時は、どうしてもふるうのが一般的ですが…。何故、一気に持ち上げないのか? 理由はアベノミクスの成否に影響を受けるので、新たな参加者が参加しないのでしょうか…。一番相場が大きくなるパターンが、当初の参加筋が利食いして、こんなバカなと…空売りするパターンです。状況はドンドン変化するわけですね。東京の土地は有限ですから…、既に1兆2千億も唾を付けてある事は絶対の強みですね。この銘柄、一銘柄でアベノミクスの真価が分かると言うものです。007は時代の鏡で、どうしても株価に関係なく、いつも手にしていたい株です。カタルは1万円になっても買うだろうと思うのですね。ケネディクスにしても007にしても言える事ですが、企業業績と株価が合うようになれば、売りますよ。離れます。割高だから面白いのですね。株価に、気持ちが振り回されないようにして欲しいと願っています。全ては時代の流れ次第なのです。それにしても…グリーはやはり気になる存在です。
ケネディクスや007ほど魅力はありませんが、目先、需給面からの疑問の結果が、もう直ぐ出るようにも考えています。4ケタ程度は何時でも射程圏でしょう。あの売り残の意味が、どうも理解できないのです。仮に大赤字でも買収される可能性も出てくる株価水準ですからね。ソフトバンクがフィンランドのスーパーセルと言うゲーム会社を1500億円で買収した意味は、面白い事実です。この辺りの感覚が影響しているのかどうか…。敵討ちをしてみたいですね。あの時に1400円で買って、唯一ヤラレの銘柄でした。トホホ…。
投稿者 kataru : 2013年10月30日 10:42