今日の市況(2013年)(2013年11月01日)
かたる:10月の月末を超え心配していたヘッジファンドの「アベノミクスの失望」と言う動きは広がらずにホッとしたけれど、この動きは順延になっている可能性もありますからね。黒田さんのノー天気なコメントを聞いていると少し心配になっています。デフレ脱却の主眼は、消費者物価の上昇ではなく、この物価上昇はあくまでも付随する現象。経済活動が過熱し、物価が上昇するという事を本来は目指すものです。原発の影響や円安などの悪い物価上昇ではありませんね。本来は投資活動が盛んになり、物価が上昇するのです。
この春先は株式高騰から百貨店などの高級品が売れました。このような資産効果による信用創造も正しい方向性の一つです。それを…少し的外れな解説をしているようにも感じるのは、カタルの考え過ぎかどうか…。長期金利が0.6%前後に留まる現象は、決して正しい方向性ではありません。住友銀行の長期債の売却が活きる社会が正しいのです。日本生命は間違っていますね。投資活動が日銀の資金供給を上回る活動を示すなら、長期金利は上昇します。一例を掲げればソフトバンクのスプリントの買収などもそうですが、本当の狙いは国内投資ですね。真髄は投資活動の活発化にある訳です。それなのに現状はファナックの決算に見られるように投資活動は限定されています。現状は復興需要や消費税の駆け込みと言う、一時的な需要を頼りにしており、あまり良い方向性と言えません。ヘッジファンドのアベノミクスの失望と言う認識は、一旦、市場はこの主張を認めず退けましたが、現状は何時でも再浮上する綱渡りの段階です。なんとか現状は不動産取引などが増えており、銀行貸し出しも伸びています。しかしこの現象は、一部の金持ち連中です。この先導役から、もう少し裾野を拡げる事が出来るかどうか…。この辺りが、依然、焦点なのでしょう。
新聞などのメディアのコメントを見ると偽物解説が如何に多いことか…。今回の決算はパナソニックが好調で、ソニーは悪化していると言うコメントでしたね。これは前期決算にパナソニックは今期の膿を盛り込み、ソニーはこれを避けたのです。決算方針の違いによるものです。今、中間期の数字は、実は前3月期に分かっていたのでしょう。このような眉唾の解説ばかりで、いつになったら本物が、正しい位置に付く社会になるのでしょう。あとでソニーの会社説明会資料などを観てみますが…ソフト戦略はどうなっているのでしょう。ソニーは依然、可能性を秘めた企業ですね。しかし経営陣がその資産を上手く使えねば宝の持ち腐れです。アップルの囲い込みを手本にして、ネット・テレビのソフト構築を目指すべきです。日本のNHKなどが保有するソフト資産を巻き込んで、アジアに生かせばいいのです。「おしん」と言うドラマは燦然と輝いています。我々が辿ってきた道は、新興国をはじめとしたアジア諸国が、今、歩んでおり、我々の知恵は生きますね。この路線に日立であり、重工が存在するのですが…。一番大切なのはソフト資産や情報の活用ですね。ユビキタス時代が到来し、様々な通信手段が生まれドンドン未来化しています。
実はパナソニックは工場の跡地だと思いますが、藤沢で大規模な住宅地開発を手掛けています。この動きに地方政府を巻き込みスマート・シティーと言うキャッシュレスの監視カメラが回る安心で便利な街づくりをすれば良いと思うのです。電力も小規模原発の活用とか(本当は自然エネルギーが良いのですが…)小規模原発の地域利用は、スマート・グリッドに適していると考えます。いろんな方法がありますね。しかしパナソニックに、そのようなモデル都市建設の意思があるかどうか…。本当は政府がやる仕事です。しかし今の政府は…だからカタルは前から、道州制を採用し地方に権限を与える地方分権の支持者です。「日本維新の会」は影が薄くなりました。安倍政権がどうにか…頑張っているためですね。だから日経平均株価は三角保ち合いを続け、消費税引き上げ後の経済を観たいのでしょう。
「永すぎた春」は、三島由紀夫だけで沢山ですね。もう20年以上も待ち望んでいるのです。それをみずほに続き、今度は新生銀行か…。こんな小さな事を蒸し返し、大切な離陸の邪魔をしないで欲しいものです。金融庁は処分庁から育成庁に変身しなければ、正しい方向性は、なかなか生まれませんね。225兆円の企業の現預金残や1571兆円の個人資産を正しく動かせば、爆発する段階なのですね。スマート・シティーと言う未来都市のユビキタス時代が一気に到来するのです。新しい時代を築けば、日本にもグーグルのような企業が誕生します。わが国の家電全社が稼ぎ出す利益が、サムソン1社に負けることもないのです。哀しい現実は続きますね。
さて…、その信用創造と言う本命銘柄として、カタルはケネディクスを選択していますが、なかなか浮上しませんね。2度目の参戦は6月からの構想ですね。急騰する春の相場からの調整過程は200日線(479円)推移をみると、いつでも発射準備完了です。諄いほどの揉み合いを演出しているのは、消費税の引き上げ後の動きを懸念しているのでしょうか? 確かに、カタルが「みずほのやくざ融資」を、かなりの量を採り上げているように、このような風潮は心配です。安倍さんが消費税引き上げを決めた直後の巻き返しにも見えますが…。せめぎ合いは水面下で続き、何れ法人減税も世界の流れですからね。
このグループの仕掛け方と、カタルの波長が合わないことも、しっくりこない原因かな?ここ数日間の下げは、明らかに演出じみていますね。10月8日、9日の動きは、明らかに筋が介入している動きで、公募増資もその一環でしょう。600円前後は確かに重いのです。サマラリーの時に何度か仕掛けており、公募の内在化で多少のシコリがあります。しかし時間的な感覚で言えば今週の陰線は格好の演出になり、来週からスタートすると考えていますが、この予想が正しいのかどうか…。所詮、下値は460円ですから500円絡みの水準の株は、宝の山ですが…まさかの現象が潜んでいるのが、相場の世界でもありますからね。証券マンなら既に買っていますが、何しろ弱小投資家で、ふるいは嫌いです。007だけで、ふるいは充分ですね。カタルは昨日、まさか10月17日の507円を割るとは…思いませんでした。想定外の下げでしたね。目先の株価波動など、あまり考えない方ですが、それでもチョボチョボと…多少は考えもします。ただ企業業績の好転は、一度転換すれば3年程度は、最低は続きます。だから細かいことを考えないでも良いのですね。新規に投資を考える人は、先ずは1000株買って、様子を見る事です。そうして619円を抜いたら、一気に買い乗せをすればいいのでしょう。
007もソロソロでしょうか?
決算を観てから買っても良いですね。例え予想外の黒字になってストップ高をしても、そこから参戦すれば良いし、ここまで来たら下手に思惑など張らない方が良いのでしょう。それはゆとりがあるなら別ですよ。安いのだから買いますよ。既に青空天井に突入する準備は整っているのでしょう。かなり玉は枯れていますね。枯れてなければ先日2600円台に、一時的にしろ、株価は入りませんね。だからきっかけ次第なのですが、5000円、1万円の相場は、常識的には、やはり業績の数字が付いてないと達成は難しいでしょう。余程の馬鹿が現れない限り…難しいでしょうね。僕のような人間が、何処かのファンドに存在すれば話しは別ですが…、今の日本にそんな博打を仕掛けるやつはいないでしょう。でも仮に1万円まで一気に持って行き、後で業績が付いてきたら、上原君のようなスターになれますね。こちらも、いずれにしても時間の問題でしょう。
グリーは信用売りがストップに、なっちゃいましたね。通常は、この踏み上げを狙うやつもいると思うのですが…。それにしてもSNSも、ゲームも利益の質と言う観点から考えると、かなり怪しい存在です。ほら、原稿をアップしようと思ったら、今しがた、ケネディクスが500円を割れ、仕掛け売りが始まりました。今日は後場から買ってみようかな? でも弱小投資家だから、どうしようかな…。上手に買う方に賭けるか…王道に賭けるか…悩みますね。全ては選択次第です。
投稿者 kataru : 2013年11月01日 11:08