未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年11月08日)

かたる:まずはお詫びです。昨日、ガリレオの話で、彼が天動説を主張と…書きましたが正しくは地動説でした。読者からの指摘があり分かりました。ありがとう御座いました。正確さを期していますが間違いもありますね。ごめん。さて本日はミニSQです。SQの本番は12月ですが、外人ファンドの決済の多くはこの時期までに、対策が集中するのでしょう。ビックリしたのは、ECBの0.25%の利下げです。イギリスは住宅投資が回復しており、ドイツも好調ですが最近の新興国経済や為替の好影響がなくなりドイツは足踏みのイメージですが、フランスはマズマズの回復の筈。利下げの理由は、インフレ率の低下で、「流動性の罠」に陥ることを、警戒していると言います。希望を奪っては駄目なのですね。日銀さん、日本は既に「希望」が欠落しているのです。

世界は、金融システム崩壊により、清貧思想が蔓延しています。
BIS規制などを見ると自己資本比率規制の厳格化の流れがあり、米国では金融バブル期に起きた不適切な金融商品の販売に対する制裁が続いています。JPモルガンに続き、今度はゴールドマンサックスが、MBSと言う住宅担保証券の販売方法で当局の調査を受けており、制裁を科されるので引当金を積むようです。基本的に2007年の後処理が続いているのですね。長引きますね。日本は、まだバブル期(1989年)の後処理の延長をしています。みずほのやくざ融資などは、氷山の一角なのでしょう。新聞にはアコムも…となっており大手3行全てに存在するのでしょう。メニューの「偽装表示」問題は、NHKでは、表現が「誤表示」に変わり表現が変化しています。この変化は大きな違いですね。このような現象を…カタルは「この程度の問題」と認識しているのですが、人によれば、大問題だと考えるのでしょう。確かに見方を変えれば、他人をだましており、詐欺に相当すると、わめく人が居るは理解できなくもありません。米国なら訴訟問題に発展するかもしれませんからね。

日本ではブラック企業の問題が、再三、浮上しています。明らかに社会構造にユトリが消えている現象ですね。自殺者の数から鬱病患者の増加が指摘され、社会が限界地点に近づいている現象は、至る所で見られ、たくさん存在します。本来、ここまで追い込む前に、政策転換を図らねばならないのです。ECBの「流動性の罠」を警戒する利下げは、中央銀行の新たな課題を提示したものです。通貨の価値を重視するより、本来は経済成長を考え行動すると言うミッションですね。日銀は、何でもできるのですよ。昨日、リートの買い入れ目標を、日銀は1400億円としていましたが、この目標数字を破る報道の指摘がありました。本来、リートに要求される4%程度の利回りが、日銀の買い入れで下がり続けマイナスになると…、地価が上昇しない限り理屈が合わなくなります。そのような意思表示をすれば、民間企業は盛んに住宅関連投資を進め、リートを売り出しますね。そうすると経済活動が民間主導で盛んになります。介護リートもその一つですよ。特養が不足しており、関連投資を促さねばなりません。そうすれば当然、GDPも上がりますね。一例を掲げましたが、日銀は何でもできるのですよ。ETFの買い入れ規模は、現在、時価総額比で0.5%程度でしょう。カタルの推測では2%を超えると、市場に影響が出始めると考えます。株価が上がると公募などの増資環境が良くなり、安い資金調達が可能になります。多くの問題が解決しますね。シャープも含めですね。ただモラル面の問題が、今度は浮上しますが…。

国債を買い入れて貸し出し金利を下げるやり方も効くはずですが、現在の日本の金融機関は、日本生命に代表されるように、なかなか動きません。完全にデフレマインドに染まっています。だから企業の現預金が、ドンドン積み上がるのですね。信用創造企業を復活させ、資金が動くようにしなくてはなりませんね。ECBはその予防処置を講じた訳です。FRBもそうですが、もしそれでも思うような成長にならずに、インフレ率が低いままなら、中央銀行の手段は、いくらでもあるのですね。黒田さんは、そろそろ次の政策を実行しなくてはなりません。長期金利が0.6%を割れても物価が上がらないとすれば、より積極的な政策を採用しなくてはならないのです。2010年10月に実施された「包括的な金融政策」開始から、既に3年が経過しているのです。危険資産の買い入れ規模が小さいから、信用創造がなかなか進まないのでしょう。昨日の小さな記事であるリートの買い入れが、今後も続くかどうかは…いろんな面で注目される所以です。

現在は多少、目先資金の乱舞があります。この程度の動きは前兆に過ぎません。日本を代表する三菱UFJ銀行の株価価値は、明らかにデフレが行き過ぎている現象が続いていますね。日本国債を買うより「三菱UFJ株」を買うのが、本来は正しい行動なのでしょう。日本生命さんは、どうかしています。三井住友銀行の行動が正しい行動の筈ですね。今は下げ続ける長期金利ですが、日銀が買い入れを続けても、金利が上がる姿が、正しい経済状態なのですね。米国は、今、その方向性の過程にあります。黒田さんの認識が問われ始める時間推移なのでしょう。まぁ、カタル君、ケネディクスは4ケタに浮上開始しない不満を、日銀にぶつけているのです。皆さんにもカタルの意図が分かりますよね。さて宮地エンジにアークと、今日も小者が並んでいます。アークには、きな臭い筋が介入していたので、このような動きなっているのでしょう。ただ厳格な減損会計を実施した結果の含み利益の実現化であって、一時的な利益なので、カタルが狙っていた本来の姿である国内の生産回帰から動きではありません。余程、筋の力がない限り、上値を取り続けるのは難しいのでしょう。カタルファンで、残存玉がある人は、外すのが筋でしょう。

さて他に今日の相場は、DENAの負け組ぶりが伝わっていましたが、海外の伸びみられずスマフォ時代の認識が露呈しましたね。次の変身はどんな形になるのでしょう。SNSからゲーム、次の新事業はどうなるのでしょう。ツイッターが公開され26ドルに対し45ドルとか…。ミクシィーの低迷ぶりを見ると、賞味期限は短いと思うのですが…利用者の心をつかみきれるかどうか…。DENAやグリーには潜在的な会員がおり、この資産をどう生かすか、これからの力量が問われる訳です。ガンホーからコロプラ、モブキャストなどの人気株も、短期決戦ですね。所詮、ババ抜きなのでしょう。

カタルは基本的に短期決戦の銘柄を選択せずに、基本路線を守っているつもりです。ECBが利下げしたことにより、昨日、少し触れた低位株の価値は、当然、浮上しますね。今日は株価が下げていますが100円台の株価ではありません。なにしろ早すぎたグローバル展開の為に、つぎ込んだお金は膨大で、そのお金がそろそろ生きる時代になってきました。おそらく株価は、3倍から5倍まで見込めるのでしょう。丁度、あの時にカタルはPFIの観点で、熊谷組の100円台に注目していましたが、似たような感覚です。まぁ、新規銘柄を打ち出しても…現在、手掛けている銘柄の華が、咲かねば仕方ありません。それにしても、なかなか新しい展開に、カタル銘柄は移行しませんね。いつまでも三島じゃ…食えません。永過ぎる春は嫌いです。あと2か月か…。ケネディクスには、おそらく複数のファンドが関与しているように感じます。再びの500円割れはカタルの基準価格です。現物投資なら買い場でしょう。弱小投資家は619円を抜いてからの参加で、充分に時間は間に合います。それではまた明日。

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投稿者 kataru : 2013年11月08日 11:39