今日の市況(2013年)(2013年11月11日)
かたる:それにしても世界の株価と言うか米国は堅調なのに…日本株は相変わらず横ばいの展開を続けており、なかなか二段上げがスタートしませんね。本来なら信用創造のケネディクスから二段上げのスタートを飾ると考えていましたが…。なかなか、その狙い通りに進みません。一部のヘッジファンドが主張するアベノミクスの失望説が一笑されず、可能性が否定できない現状が哀しい次第です。ほぼ想定通りの2Qの業績発表は今週で終わります。為替水準の前提がトヨタの99円は驚きました。おそらく100円を超える所でかなりの予約を入れたのでしょう。今回の業績発表は消費税の駆け込み需要などが寄与しており、この傾向は3Qも、4Qもあるのでしょう。その為に偽物とも言えます。この好調分は来年の4月以降にツケを払わされますからね。ただ政府はその落ち込み分を補うために予算を組み落ち込みをカバーします。
仮に…信用創造が確立されないとすると、景気の浮揚は難しく設備投資の動きが鈍ります。みずほのやくざ融資問題の広がりが足を引っ張っていますね。早く幕引きをすべきなのに…小さな権力の行使が全体景気を引きずっている印象です。農業政策などの成長が期待される分野への配慮が著しく欠け、安全保障の概念からも安倍政権の力の掛け方が問われます。オバマ政権の運営により米国の信頼感は揺らぎ、ドルの価値も日米同盟も見直す必要性があるのでしょう。
ただ暗い話ばかりではありません。若田光一さんが日本人初の宇宙ステーションの船長になるとか…。スーパーコンピュータの活用は広がり、これまで手作業で試行錯誤していた時間が飛躍的に短縮され、一気に時代が進む転換点に位置している人類は、間違いなく新しい時代の入り口に位置しています。インターネットの発展は時間と距離を縮めています。この辺りの感覚が実感出来ないと、相場について行けない時代になってきましたね。インターネットの仮想社会と言う現実社会と違うもう一つの世界が経済のパイを大きくしています。故にまだ新高値を更新していないナスダック市場は、確実に新高値を目指すのでしょう。同時に日本の新技術株も飛躍できますね。
さて、その入り口銘柄としてカタルは007を採り上げています。残念ながら、通期予想数字を減額修正しました。まぁ、1Qの段階である程度は考慮もしていましたが…悪い方向に結果が出たようです。しかし時代の進化は加速しつつありますから、またチャンスが巡ってきます。今日のカタルの株価感覚は2000円だったのですが…現在は寄り付きが1664円で1708円となっています。久しぶりに少し買った次第です。僕の感覚は2000円程度だったのです。まだこの株の良さが市場から認知されてないのでしょう。もともと割高ですから、どうしても、にわか参加者が増えると株価がぶれます。これは仕方ないところです。企業業績と株価の乖離がありますからね。通常2000円の株なら、一株利益が100円~200円程度ないと、割高感は消えませんからね。それだけ007は高評価されている期待感が高い株なのです。でもワクワク感は増すばかりで、今度の新社長は何をするのでしょう。確実に利益も考慮しながら、方向性を決めて欲しいものです。カタルの意見は変わりませんよ。2000円以下なら現物で買って大丈夫。多くの人は株が上がると買いますが…このような下げはチャンスなのでしょう。ましてや、だんだん開花の時間が迫っているのですね。待つ時間も短縮されています。
さて多くの株が200日線にタッチしており、時間調整は終わっています。おそらく間もなく二段上げがスタートすると思っていますが、やはり期待されるのは信用創造のケネディクスですね。利益剰余金は今回の増資による資本剰余金の振り替えで、一気に解消して復配体制の筈。まぁ、別に前からの資本剰余金があるので、復配は可能なのでしょうが…。復配を実施すれば、買えるセクターも増してきます。年金ファンドなどは、どうしても組み込み銘柄に制約を受けますからね。しかしやはり注意喚起の日々公表の指定が外れないと…一般の証券マンは銘柄を薦める制約を受けます。薦められない訳ではありませんが、心理的な制約は、壁になりますね。諄い程の下値揉み合い。この結果はどんな効果を生むのでしょう。皆さんは株価が下がっている007が心配かな? 此方はそんなに心配はしていません。むしろカタルは、ホッとしたのですね。だんだん、この不安感は消えていきます。それは時間の経過ですね。ユビキタス時代は、どんどんやって来ます。この感覚が理解できないと割高銘柄に投資は出来ませんね。
今週は基本的に二段上げスタートの幕開けと考えています。5月23日から続いていた調整波動が、完全に終了する週です。一例を掲げましょう。三菱UFJの200日移動平均線は603円です。株価は613円で僅かに10円上に位置しているだけですね。多くの銘柄がこの200日線にタッチしており、完全に時間調整が終わっているのですね。次のステップは切っ掛け待ちです。何が、切っ掛けになるか分かりませんが、基本構想は戦後の成長から1985年のプラザ合意で、固定資本形成と日本の加工貿易による成長の連鎖が止まり、1989年からグロバル化の構造調整が始まり、2003年で構造調整は終わっています。一旦は再び加速するかに見えましたが、もう一度、確認作業を昨年末に終えたのですね。そうして今は、新しい時代の期待波動が現実に変わる瞬間に位置しているのです。
今度は新しい時代が開花してきますから、実際に新しい利益が生まれてきます。その現実利益を評価する相場に入るのでしょう。僕の認識はそんなイメージです。銀行株をお持ちの方も大丈夫ですよ。間もなく新しい波動がスタートします。まぁ、新興株ほど大きな上昇波動にはなりませんが、ソコソコの利益になりますから、ヤレヤレと売らないことです。此処まで我慢したのですから、むしろ自分の気持ちが売りたくなったら、逆に買った方が良いですね。積極的に買う場面でしょう。ここから2か月ほど、どこを買ってもどんな銘柄を買っても、儲かると思っています。勿論、カタルはケネディクスと007を推奨しています。あとは皆さんの選択次第です。
投稿者 kataru : 2013年11月11日 10:59