今日の市況(2013年)(2013年11月12日)
かたる:いやはや…昨日は新興御三家を始め、個人投資家が持っている株は大きく株価が下がる銘柄が続出していましたね。もともとカタル君、アドウェイ、エナリス、コロプラなどの新興御三家を始め、熊谷組もこの株価では批判的でした。やり過ぎは後遺症が出ますからね。値動きだけが魅力と言うディトレ銘柄を崇める風潮がネット取引の副作用でしょう。こんな話をすると007と、どこが違うの? ケネディクスは?と質問を受けるでしょうが…背景が全然違います。もともと新規上場株というものは、上場時がピークになりやすいのです。ヤフーなどの成功事例もケースもありますが、先ず、上場することが目標になっている会社が多いですからね。通常は上場して、数年してから真価が問われるのが普通でしょう。
カタルも最初は007の株が、何故上がるか? 不思議だったのですね。2010年1月~2月の話だと思います。カタルはベンチャリで当時40億円をやられており、何かヒット銘柄がないか…探していたのです。その時に全体市況が悪い中、突然、上がり始めた株が007でした。発見したのが、今の株価に直すと1000円以下の段階で1月だったかな? その時の材料がQBの開発でした。カタルはテレビの待機電力などの話しから、直ぐに、これは全ての家電製品に応用できると考えました。コピー機やキャッシュデスペンサーなど…。世の中の家電製品は全てコンピュータで動いており、立ち上げる為に、先ずはコンピュータ回路が正常に動かなくてはなりません。パソコンの立ち上がりの遅い事、何故、スイッチを入れたら、すぐに使えないのか? 不思議だったのです。その理由がコンピュータの回路ですね。その時にQBのデモ画面を見て、これは凄い発明だと思ったものです。あれからこの株の信者になりました。
残念ながら、開発に時間を要し、なかなか製品化されませんでした。株は下がり一時はあきらめていたほどです。しかしケンウッドのナビに採用されあの技術が偽物ではないと証明されました。更に村田との資本提携が決まり再び参戦することになりました。当時の株価は6万から7万円です。今の株価では700円程度からの参戦ですね。
その後、この会社を観ていると…今回ほどワクワク感が湧き出てくるのは初めてですね。確かに考えてみれば、一般の家電に比べ車はバッテリーで動きますから、QBの付加価値が一番発揮されます。更に近年の車はどんどん電装化されています。既にマイコンなしでは動きませんね。今の修理工場は故障の際は、部品を丸ごと換えます。更に車の情報が全てインプットされており、どこが故障しているか瞬時に分かります。だからQBの技術がIVI(車載情報機器)に採用されるのは、当たり前なのでしょう。ルネサスエレはカタルがお気に入りの会社でした。外人投資家が何故この会社を好んでいたか調べると…、シェアが世界NO1だったのですね。車のCPUの話です。この車のマイコンがない為にルネサスのひたちなか市の那珂工場が動かなかったために車の生産が止まり、トヨタなどから工場再建の応援要員が来るほど、自動車各社は困ったのです。ルネサスが生産するマイコンがないと車が作れないからです。そのルネサスと村田と007はIVIで組むのですから、いよいよ世界デファクトスタンダードの地位を確立するのです。こんなにワクワク感はありませんね。
今は開発要員が少ないので、いろんな分野に手をなかなか広げる事が出来ないでしょうが、車でQBが採用されるという事は、どの電化製品にも応用が効くのでしょう。今の家電は全てと言っても良い程、コンピュータ化されています。売り上げが僅か10億円なのです。世界相手の主要特許を有するなら、間違いなく売上は100億単位ですよ。カタルは英ARM社の売り上げを採り上げています。900億円でしたね。しかし関連産業は2兆円を超えます。007と同じように英ARM社も他社と提携し携帯電話の世界でデファクトスタンダードを確立させたのです。007も開発要員が少ないために、他社を利用し製品を供給するわけです。このQBだけでなく、WiFiも大きく評価されています。残念ながらアイフォンやギャラクシーなどの主力採用には至らなかったようですが…。タブレットはたくさん発売されており、村田のブランドが活きて来るでしょう。この会社の魅力は他にもたくさんあります。気象情報のソラテナなど…数え上げればキリがありません。つまり企業業績が黒字化し、収益が上がると通常はPER10倍程度のものですが、成長分野で、しかも「夢」と言う付加価値がプラスされると過去の事例では最大PER100倍程度まで、評価されるのが株式市場だと言う訳です。会社が小さいために発行株式総数は限られ、ITバブル時の光通信のような異常なバカ株価になる可能性を秘めていますね。
株価位置が高いなら、あまりこれほど宣伝はしませんが、今は企業業績の悪化で大きく売られカタルの株価基準の2000円を割れていますから、今はチャンスです。ハッキリ言って、今の段階での企業業績の進化のスピードはどうでも良いのです。どうやって協力パートナーを募るかどうか…今回組込み総合技術展で、007関連を展示するアットマークテクノ社は、かなり業界では有名な会社です。カタル読者の多くの人は株価が高くなると買いますが、現物株投資の基本は株価が安くなったら買うのです。信用取引を利用する短期投資は別の次元です。タイミングを競うなら新高値のポイントを抜いてからですね。007やケネディクスは、赤字であったり、黒字になってもまだ入院か通院している段階でカタルは推奨しているので、どうしても株価は途中でぶれます。これは仕方ありません。
カタルは銀行株も継続して推奨していますし、オリックスだって昔は推奨していました。しかしみんなまともになったので採り上げなくなりましたね。今大人気のソフトバンクなどは株価が低い時に何度も何度も採り上げていました。成功組は多く輩出していますが、もう採り上げていませんね。マツダのケースもタイミングが多少ずれましたが、見事に復帰しましたね。末永く、企業と共に儲けたいと考えているのです。きっと成長すると信じています。だから株価が安い時に売らずに買って欲しいのです。駄目なら駄目だと旗を掲げます。しかしグリーの様に諦めちゃた訳でもないのです。こんな性格だから、ベンチャリのように上場廃止まで付き合ったりしますが…。失敗した銘柄もたくさんあります。でも可能性があるならずっと取り上げるのがカタル君の投資スタイルですね。値動きに惑わされず、無理をしない程度に楽しんで投資をして欲しいと願っています。今回もそうですが、株価が下がって不安になるという事は、自分の技量を超えて投資額が拡大しているから不安になるのでしょう。それなら投資額を減らさなくてはなりません。株価が下がって喜べるようになるまで投資額を減らすのが正しいスタイルでしょう。追証になったら現引きが出来るようなスタイルで臨めば、今回のような場合に、チャンスを生かせるのでしょう。
この程度の修正は2500円台で、もたつく株価を見て想定済みだったわけです。確かにカタルも2500円台の高値で少し買いましたが。もし本当にWiFiモジュールが売れて黒字展開が望めるなら、あの時点で新高値を付けていたはずですね。しかしそういう動きではなかった。あの時点で今回の減額修正はある程度読みに入れなくてはなりません。だって1Qの数字は悪かったもの。どちらかと言えば2Qは健闘したかな…という判断がカタルの見方でした。つまり昨日、2000円程度かな?と書いたのは、そんなイメージだったのです。後は皆さんの判断次第ですね。今日は007の宣伝ばかりになりましたね。たまには良いでしょう。通常は株価が落ち着くのは2週間程度かかるものです。慌てる事もないと思いますが、何しろ、前回も思いましたが、玉が吸い上がっている可能性もあり何とも言えません。素質のある株は限られるものです。なかなかカタルが新規のカタル銘柄を出せないのは、みんな一般株だからですね。ケネディクスも心配はないと思っています。昨日発表された銀行融資は伸びていますね。背景が変わってなければ問題はありません。
この形…なにやら3点底に見えませんか?
投稿者 kataru : 2013年11月12日 10:34