未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年11月18日)

かたる:先ず日経新聞を読んで…呆れる実態が分かります。原発反対派が代替エネルギーへの転換を望むなら、太陽光発電の購入価格を大きく下げるべきではありませんね。果たして、この値下げ方針に反対を唱える動きが出るのでしょうか? 理想の臨むなら、多少、電力料金が上がっても仕方がありません。当然、産業の競争力は落ちるし、雇用改善は望むことは出来ません。電力料金は、全ての産業の基礎素材価格に影響を及ぼすからです。カタルが原発に好意的な理由は、産業の競争力を高めるために、電力料金が高いと駄目なのですね。更に過度の安全・安心より、「規制緩和」に好意的なのは、厳しい条件をクリアしようとすれば、維持コストが掛かるからです。しかも、どんなに厳しく規制しても、事故は必ず起こります。排ガス規制など…技術進化を促進させる規制は必要でしょう。しかし過度に規制を設けると、その対策に無駄な人員を配置しなくてはなりません。一番大きな事は心理面で、規制に縛られた人間の行動は鈍るのです。証券界には金融庁検査があり、取引所検査があり、社内検査があります。その3つの関門があっても事故などは起ります。もし二つにすれば…社内検査と公の金融庁検査だけにすれば…、要らない人員を省くことが出来ますね。

原発も同じです。東電の問題で、いくつかの検査機関がありましたが、機能しませんでした。しかも、その検査の人達が東電の過失責任を問うなら、検査責任はどうなのでしょう。何の為に、検査機関を設けたのでしょう。まるでザルですね。国策としてエネルギーの転換を望むなら、コストに拘わらず、推進を図るべきです。しかし現状は、太陽光発電のコストの高い1次申請も着工できずに、多くの案件が眠ったままになっています。理由は電力会社が買い取りを拒否しているからですね。買い取り責任があるにもかかわらず、大口の太陽光発電などは、買い取りが拒否されているようです。ソフトバンクと北海道電力の動きなどは、先日、ようやく1か所だけだと思いますが取引が成立した様で、他の案件はストップしているとか…。これはカタルの認識です。間違っていたらごめんね。ただ太陽光発電によるエネルギーの代替えを本当に目指すなら、腰が座った政策の在り方が問われると…日経新聞を読み感じた次第です。僕は原発推進派と言うか…、現実的な対応をすべきだと言う認識なのです。

このような選択が、国家の行く末を決めます。JR九州は観光列車「七つ星」の運行で沸き、JR北海道は安全運行管理で責任問題が浮上しています。同じローカル線でしたが、経営者の才覚により、えらい違いです。国鉄時代が続いたなら、JR東日本も赤字だったかもしれません。今では、駅なか産業を育て、消費を代表する会社に変貌を遂げています。さらに保育所や介護事業などへの広がりも見せていますね。経営者の資質が如何に大切か…。三中全会の決定により、中国では自由貿易区が設立され、中小の民間の銀行設立が認められ、市場原理による価格決定の仕組みが整備されると言います。市場と言う自由な場で、試行錯誤の積み重ねにより「ルール」が構築されて行きます。この動きをどう読むか? 相場で儲けるという事は、自分が考える未来と、市場が選択する道が、同じことを示していますね。

僕ら証券マンは、みんな未来を予測します。様々な事象から「未来の形」を読むのですね。昔は国家戦略だけで良かったのですが、最近は米国やEUに中国、更には新興国と目を配る範囲が拡大されています。その中でみんなの共通認識を探っていくわけです。だから世の中で起きる事件などは、世相を反映していますから、その動向を探ることは重要になっています。最近は、だらしがない男子の多い事。女子から別れを切り出され、ふられればそれで終わりです。それなのに…しつこく付きまとうストーカー被害があります。もっと自分を磨くしかありませんね。社会から疎外され、僅かに残されたオアシスも奪われ、逆上するのでしょうが…もし世の中に、もう少しユトリがあれば、不満は解消され社会に、にこやかな話題が増えるのではないでしょう。「ごちそうさん」の一声が聴きたくて、頑張る朝ドラの主人公は、人間の原点を目指す姿のような気もします。

株価は世相を反映する姿です。正しい政策の選択が繰り返されるなら、世界中から資金が集まり、高利回りでの運用が期待されることでしょう。今の世界には溢れるお金が存在し「僕を使ってね。」って訴えているのです。その目安が、市場金利で指標国債の利回りです。一体、日本は何年、世界で最下位の利回りに甘んじた清貧思想を続けるのでしょう。野村証券が、三菱UFJの株価が4ケタになり、金融機能が栄えねば、実社会が潤う事は絶対にあり得ませんね。信用創造がお金を動かす原点なのです。この辺りの認識が、今、問われているのでしょう。

007は先ほど1800円を割れたようですが…何ら心配はいりません。多少、期日向かいの売り物が残っているだけの話し、もうすぐトンネルを抜けます。この株は高くなれば高くなるだけ、更に買い増しをしたくなる株です。しかし現状で上がると、業績不安を抱えた状態で3000円などの段階で高い株を買うのはリスクがあります。だから地相場と思われる2000円以下での買いならリスクは限られ買いやすいのです。だから現物で株数を揃えておきましょう。3000円になったら売っても良いし、買い増しをしても良いのですね。下値での買いがあれば、高値で買い増しする冒険も出来ます。時代背景のある変貌株は、意外高をするものです。だから全貌が見えるまで、カタルは買い増し方針ですね。1日、100万株の商いを、連日こなすような人気株に何れ育ちます。その時は、少し外せばいいのでしょう。そんなイメージです。

ケネディクスは、いよいよ目先の正念場になりますね。会社側が復配を視野に入れているという事は、既に様々なやり方が、複数存在すると言う自信の現れです。野村証券のような増資で浮動株が膨らんだ銘柄が、市場人気になっている訳で流動性が問われますね。ケネディクスは、1億株単位の売買をこなせますから今の相場で適格銘柄でしょう。残念ながら007では量はこなせず、無理です。くどい程の揉み合いを続け、200日線上にタッチしての反発は、スター株としての素質を、これから輝かせるものと思います。多くの株は株価が2倍になると…企業業績との乖離が問題になりますが、ケネディクスは2003年から2006年にかけて、17倍の利益成長の実績があります。その理由は金融レバレッジを活用しているからですね。通常は5%の不動産利回りも金融レバレッジを活用すると…20%~30%を確保できるのです。その利益背景を、これまでに何度か解説してきました。メザニンローンの等の活用ですね。ようやく年末年始を迎え、舞台が整ってきました。

さて予想通りにグリーも900円を超え、上がってきているようですが…あまり多くを期待しないでくださいね。あくまでも空売り筋の需給が押し上げている株価なのでしょう。株価位置は安く心配ありませんが、魅力ある企業の範疇から外れています。まぁ、上値は4ケタ程度なのでしょう。自動車に過度の期待をすべきではありません。人間心理は面白いものです。やはり007は、魅力がありますね。過度の業績期待が外れ…ようやく新しい展開が見込める段階になったように感じます。売り上げが10億程度の弱小なので、どうにでも変身が可能で、その種が詰まっているような銘柄です。2000円割れは、まったく問題はないですが…3000円、5000円と株価が高くなっても、きっとカタルは薦めるでしょう。この株の真価の底は、なかなか見えませんね。もともと組立ソフトの分野は、薬品株的なイメージが非常に強い分野ですね。どんな過程を経て、成長するのか…楽しみですね。

希望溢れる年末年始の相場環境を、どう生かすか? それは、皆さんの選択の仕方により決まります。昨日も、いくつかの参考銘柄を掲げています。リスクを避けるなら、他にもいろんな選択肢があります。人それぞれ、自分が臨む選択をすればいいのでしょう。メールで相談があるのは、必ず人気になった時に、高値で買っている人の相談ですね。何故、株価は安い時に買わないのでしょう。多くの人は現物株投資の筈です。株式投資の原則は株価が安くなったら、先ずは最低単位の1000株を買って、時間をかけてまた買う事です。だれも株価の安値は分かりません。だから段階的に、何度も買う事ですね。売る場合も似ています。通常、企業業績の向上は2年から3年程度は続くのですね。場合によれば10年、20年と言うケースもあります。株価変化が一番大きいのは、赤字から黒字に転換するときであり、復配をする時ですね。マツダのように既に企業業績が改善されれば、既に一般株なのです。魅力はなくなります。リスクの無い選択をされるなら、大型株に絞るべきです。日経225に採用されている銘柄に絞れば、リスクは軽減されます。007などはハイリスク・ハイリターン銘柄の代表格です。カタルは常に高効率をめざし、夢を語っています。ケネディクスも007も、2倍にも3倍にもなる可能性を秘めた会社です。互いに頑張りましょうね。

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投稿者 kataru : 2013年11月18日 11:19