未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年11月19日)

かたる:このカタルの市況解説もマンネリ化しているかな…。当初はカタルの投資日記みたいな感じをイメージしていたのですが…いつしか少し変わってきましたね。基本的にカタルの考え方を整理するために書いているのですが…。毎日読んでいれば、皆さんにも株の仕組みや経済の考え方が分かってくる読み物として提供しているつもりですが、少しスタイルを変化させる必要性も感じています。

セブンイレブンは変化を遂げて栄えた訳ですからね。鈴木さんが米国の訪問した時に、サウスランド・アイス社の経営スタイルを真似て始まったとされていますが、いつしか本社も傘下に収めるように進化したセブンイレブン株を、上場当初に買っておれば、日本を代表する成長株になりました。ただ現在は、親会社のイトーヨーカ堂と一緒になりましたが嘗ては成長株の代表銘柄の一つでした。良い響きですね。成長株か…。007に期待している次第です。

米国ではマイクロソフトに代表されるように、数々の成長企業が誕生しています。最近の人気は、まだ上場をしてないようですが、グーグルなどから熱い視線を送られている「スナップチャット」です。数秒後に消えてしまう写真や動画…。仲間内の楽しみを媒介する素敵なサービスです。日本でも、きっと人気になるでしょう。何しろ仲間内の秘密が共有でき、今、起きている様々な問題は、この仕組みを使うと解決されますが、一方ではやはり犯罪がらみの温床にもなりますね。自分が提供した写真や動画が数秒後に消える。スパイ大作戦(ミッションイン ポッシブル)のようです。

さて相場の話しですが、野村証券が人気株に成りえるかどうか…。この銘柄も調整波動を完了させている代表的な銘柄です。今日はこの調整波動を見ながら、カタルなりの解釈をすこし述べましょうか…。昨日、野村証券は金曜日の人気一位から転落し、ドワンゴが昨日は人気株NO1でした。

野村証券の基本株価波動は5月から続く調整を完全に終えており、いつでも第二段上げに入っても不思議ではありません。しかしこの調整過程は、上値を段階的に抑えられており高値が切り下がっています。7月18日の833円から9月27日の810円は、明らかに切り下げていますね。つまりAの地点を挟むボックス相場の可能性も残されていますね。昨日の高値は809円と僅かですが、9月の810円に及びませんでした。本来は一旦抜いて微調整を経てから、上げ続けるのが正当な形でしょう。

s20131119a.gif

しかし昨日の陰線は、前日の陽線の上で終日推移しており、7月の高値833円を抜く期待感も残っている形です。何しろ9月の810円より膨らんでいる出来高は、新しい株価波動に入っている可能性が強いですね。それに弱いとはいえ、何度も下値更新をチャレンジしても、直近の下値を破ることが出来なかったのです。700円の壁は堅いのでしょう。本当に強い形は高値圏で推移して、あまり下がらずに200日線の上昇を待つ形です。野村証券の株価で言うなら、900円を挟む展開が望ましかったのですね。6月の下げも本来ならAのポイントを下回らずに、跳ね上げる形の方が強かったのでしょう。この辺りは増資による浮動株の増加が関与しているのでしょう。リーマンの買収が無駄になり、まったく生きてないのですね。むしろ失敗したと言う評価が正しいのでしょう。

さて野村証券の今後ですが捨てたものではありません。カタルは何れ4ケタを目指すと考えています。なにしろ世界の中央銀行は緩和姿勢を続け、この政策に一番恩恵のあるのは、株や土地などの資産価格に関与する産業なのですね。この方向性は変わりません。元が変わりませんから、株価の上昇は時間の問題なのです。

さて、カタルが注目するケネディクスの人気は6位→4位→12位となっており、市場の支持を完全に得られていません。昨日の休みは別に構いませんが、本日は大切なポイントですね。カタルが仕掛けているなら本日は寄り付きを、これほど安くせずに、むしろ前日比より高くチャートを作ったでしょうね。この辺りのやり方が、僕とヘッジファンドの仕掛け人たちの感覚と違うのです。このファンドの責任者は、素人に近いですね。アインシュタインは述べています。エネルギーは質量と速度の2乗になると…(E=mc²)。市場人気と言うのはタイミングを外すと駄目なのですね。むしろやる力がないなら、我慢して下値を固め、仕掛けない方が良いのです。他の参加者を登場を待てばいいのですね。前回もそうでしたね。2日間だけの関与でした。そうして1週間程度於いてから、再び力を入れましたね。10月初めの話をしています。あの時に一気に仕掛けるかと思ったのです。どうもカタルの感覚と、仕掛け人の感覚がズレています。これほどの逸材は、そう存在しませんね。ただ上を買うとなると…確かに政策が気になります。しかし東京の容積率の拡大と、介護リートなどの新規分野が約束されている訳で…4桁の維持は確実の筈です。それとも、この追加政策は、アドバルーンの段階で決定事項ではないのでしょうか?

この辺りの感覚が、アベノミクスの失望が生まれた原因でもありますね。昨日、三木谷氏は産業競争力会議委員の辞任を思いとどまったようですが…首相の真価が問われている現象でもあります。微妙に株価に影響する規制緩和などのアベノミクス第3の矢の動き…が株価に影響を与えているのが、分かるかと思います。昨日は人気がドワンゴに流れました。ニコニコ動画のドワンゴを調べた事はあまりないのですが、感覚的には、何故か、嫌悪感を抱きます。仮に相場になるにしても…時間の経過が必要な筈、思い出してください。J・TECを…新薬が認可され人気になった後に人気が冷め、株価が落ち着く期間がありました。たしか1カ月から2か月ほど…だったと思います。007が村田との資本提携を発表した後も、直ぐに株価は反応したわけではありませんね。あの6万から7万の時間経過がありました。同じことですね。ドワンゴはしばらく相場を眺めるのが正解なのでしょう。

野村をやるほど、政策に信頼感がない以上、もう少し物色の銘柄を小ぶりに選択しなくてはならないのでしょう。だからケネディクスが最も相応しいとも思いますが…もう少しクラスを下げるような相場に逆戻りする展開も考えられます。何故なら、まだ期日向かいの玉の残存は、多少ですが残っていますね。しかし新興株の玉は5月23日前のゴールデンウィーク明けにピークを付けて、既に通過しています。この辺りの感覚が働き、カタルは007がまた2000円台に復帰すると考えています。

チャートの形から需給バランスを推察し、今後の動きを読むことはディーリングと同じで壁は高くなく、経験を積めば誰にでもできます。故に素人が少し株を知り出すとチャート論を、とやかく言う輩が増えるのですが…。プロはチャートを作るのですね。カタルはその実態を知っています。一番大切なのは時代感覚なのですね。中央銀行の姿勢には、どんなヘッジファンドも敵いませんよ。ジョージ・ソロスがイングランド銀行を潰した男とも言われていますが…自分が支配できる通貨の流動性の供給では絶対に負けることはありません。日銀がデフレ脱却を本当に望むなら、確実に出来るのですね。誰でも出来るのですよ。黒田さんでなくても小学生でもできる芸当です。要するに不退転の決意を、市場に示すかどうかだけの話しなのです。

人気ブログランキング 「今日の市況」は人気ブログランキングに参加しています。

株式会社「ケンミレ株式情報」さんのチャートへ

投稿者 kataru : 2013年11月19日 10:52