未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年12月03日)

かたる:アベノミクスの失望説を懸念した11月27日の白井さゆり氏(日銀政策委員)の講演が及ぼした市場への効果は大きく、市場は、この趣旨に賛同しているのでしょう。本日の日経新聞には物価連動債の話しも登場しており、信用創造の重さを再確認しています。米国はシェールガス効果があるので物価が沈静化していますが、EUは分かりませんね。現在は引き下げを決めた直後で関係ありませんが、来年の現象としてスタグフレーションの懸念も抱いている次第です。だから黒田氏の物価目標ばかりを採り上げるメディアの姿勢も懸念しています。問題は実体経済が活性化するかどうかです。ナスダックの上昇に見られるように、ユビキタス社会の到来により時代は確実に進んでいます。この技術革新のスタート地点を、昨日のNHKを観て再認識しました。

カタルの仮説は1985年のプラザ合意の時分に、世界的な潮流変化が起こっていたという事です。この時に日本の政策当局は決定的な失敗を犯し、失われた時代が生まれました。TSMCの設立は1987年ですが、実は昨日のテレビで知ったのですが、東西冷静崩壊前の1986年にハレーすい星が地球に接近し、その探査にソ連の科学者らが中心となり欧州、日本、米国が協力して、彗星探査を行ったプロジェクト番組を観ました。東西冷戦が崩壊する下準備が、至る所で起こっていたわけですね。この認識は非常に大切です。世界で起こっている潮流を的確に掴むことで、銘柄の選択が決定されているからです。将棋の羽生さんは、勝負には大局観が必要で同時に緻密な目先の読みも大切だと述べていました。株式投資も同じだと感じています。時代の流れを感じることは、全体相場の大局観に繋がり、目先の需給バランスを見るテクニカル分析などの株式の需給問題も大切ですからね。

三菱UFjは670円台に入ってきました。7月19日の677円を抜くことは需給バランス上の節目でもあります。物価連動債の記事は、このように信用創造機能の回復も伝えている訳です。当然、スター株の「ケネディクス」の上昇を支持している訳です。最近のケネディクスの出来高は、ようやく1千万株台を割れる日が出てきました。玉がこなれ始めている現象の一つですね。チャートを見れば惚れ惚れする美しさです。この時間バランスは何とも言えませんね。大相場を予感させる形です。カタルが何度、力説しても皆さんは実際に株が上がらないと反応しません。丁度、007と同じですね。カタルは何度も述べています。2000円以下の株ではありませんね。昨日、友達の現役証券マンから電話をもらいました。彼の反応をみて、少し解説が必要かと感じました。

昨日、サラッと流しましたが、組み込み総合技術展が11月20日から22日に開かれましたが、あの意味を、皆さんは理解しているのかどうか…。カタルは初めての経験です。007が関連ブースを、これほど設けるのは今までに見たことがありません。カタルの認識が正しいかどうか分かりませんが、通常は、一つのブースに最低一つの製品を展示します。そうして商談が進み、実際の成約に繋がるのでしょう。007は小さな会社で技術者が少ないので、QBなどの組み込みソフトは、村田と同様に共同開発で製品化を進めています。そのブースが、今回は9か所も設置されていました。富士通や日立、ルネサスに村田となっており、アットマークテクノも顔を出しているのです。つまり来年は続々と製品が登場し、売り上げが伸びて黒字化が確定している事を示しているのでしょう。カタルはブースの設置数からも、自信を持って007を観ています。この発表は何故か、株価が大幅安した当日に発表しています。会社側も大幅安の株価に対し不本意だったのでしょう。カタル自身もあの発表は想定内で、100円安程度かな?と考えていたので意外だったのですね。予想通り昨日は1919円のこれまでの高値を更新してきました。何度も言いますが、今の相場は、高値を一旦つけると、そう下がりませんね。以前と市場環境が大きく変わっています。

ミクシィは、今日も買われているようですが、同じ赤字でも黒字に変化する見込みが立たない赤字もあります。経費を減らし赤字幅を減らす縮小均等のパナソニックやシャープのようなものと、時代背景を持った売り上げ計上による黒字拡大志向の企業と、全く次元が違いますね。カタルが良く事例を掲げ、赤字からの黒字転換でも、リストラ改善と時代性を背景にした売り上げ計上は成長力が違い、利益の質も違うのです。カタルが3000円になっても、5000円になっても買い増しをする為に、2000円以下で現物株を揃えて置けと述べている意味を、本当に、皆さんは理解しているのかどうか…。9つもの展示ブースを設けたベンチャー企業なんか存在しますか? みんなユビキタス社会絡みの技術ですね。ワクワク感が異次元なのです。

需給バランスを見る方法は様々です。一つは出来高、そうして昨日述べたように、日々の下値や上値の位置ですね。007は1750、1760、1775、1781、1806円と下値が切り上がっています。そうして昨日は、ついにこれまでの1919円の下値ボックスの高値を更新しました。需給バランスが確実に改善されていますね。ケネディクスは26日に1000万株を割れています。10月16日に、610万株と言う出来高がありました。この辺りが参考になるのでしょう。その後、619円に挑戦しましたが、587円止まりでしたね。玉がこなれてないから高値を更新できませんでした。確実に信用創造は進みますから、時間の問題なのですね。もう一度、週間チャートを見て下さい。素晴らしい形ですよ。人為的に創ろうとしても、なかなかこれほどの形は出来る物ではありません。もう直ぐ52週線が接近しますね。まもなく離陸するのでしょう。

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さてなんと、あのスペインで11月の自動車販売が二ケタ増加になったのだそうです。前年比15.1%増の5万5450台と報道されています。まぁ、政策支援があるようですが…。この現象は「日本板ガラス」の支援記事でもありますね。自動車用ガラスが売れているという事ではなく、EU全体の景気が確実に上昇していると言う現象を指摘している訳です。今日の積水化学の材料は良い内容の記事で、相場の力をはかる目安になりますが、1兆円からの売上高に対し、200億円ですからインパクトは限られます。それに株式の売買単位は1000株ですからね。スター株に選出されるには、様々な条件があるのです。ミクシィにドワンゴ、昨日はアドウェイなど…偽物銘柄に乗っても意味がありませんね。カタルの認識が正しいかどうかと言う疑念もありますが、やはり素質が限られる銘柄は、カタルの興味は、なかなか湧きません。007もケネディクスも来年のスター株に育つと考えていますが…どうでしょう。

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投稿者 kataru : 2013年12月03日 11:18