未来かたるが語る

今日の市況

今日の市況(2013年)(2013年12月19日)

かたる:FRBが、とうとう緩和縮小に向かったのは株式市場に非常に大きな影響を与えますが、正常化へのステップなのですね。これまでの月額850億ドルの債券買い入れから100億ドル減額し750億ドルにすると言うものです。これが本日のメインですが、その前に、昨日述べた猪瀬東京都知事が辞任するとの報道です。カタルはこの現象を清貧思想の蔓延と判断しています。よく考えて欲しいのです。メディアの報道姿勢を…。猪瀬氏のわいろ認定の立件は難しいと考えています。選挙制度の不備問題もあります。よく知らないので言及するのは憚られるのですが、カタルは久米宏氏以来、みのもんたさんなどのキャスターの存在が、日本人の他人依存型精神を増長して来たと考えています。今回の「失われた時代」の要因は、様々な要因が複合化して起きていますが、このようなメディアの方向付けが清貧思想の底流を支えているとも言えます。

東電の原発問題を考えるとよく分かります。原発促進は資源のない日本にとって仕方ない選択だったのでしょう。もし本当に原発廃止にするなら、喰えるか喰えないではなく理想を追い求め、自然エネルギーの買い取り価格を大きく下げるべきではなく、確実に電力会社に自然エネルギーの買い取りを実行させ、買い取り価格をあまり下げるべきではないですね。しかし原発反対派は一時的なムードだけの動きで、その後のデモ活動などもありません。そもそも東電の責任かどうか…カタルはそれを指導した政府の責任で、有識者の集まりである原子力委員会などの責任だと考えています。彼らは責任を取りましたか?うやむやになっていますね。100年や200年に一度しか起こらない対策の為に、お金など使いませんね。例え、津波の場合の危険性が指摘されていてもです。それが民間企業と言うものです。

しかしメディアは、当事者の東電を悪者にしました。政府の責任ではなく問題をすり替えたのです。これに呼応したのがメディアですね。そうして、なし崩し的に慰謝料を払い続けています。もしあの時、カタルが主張したように東電を1兆円から2兆円程度の有限責任にして、後は政府の責任で一括処理しておれば、汚染避難民も一度は諦めて、新しい生活を送れたのです。早くからカタルは全ての資産の買い上げを主張していました。諦めさせることが最善の筈です。除染が済んだら、帰りたい人は帰ればいいのです。その時は優先的に彼らの要望に沿うように配慮すれば済む話です。それをなし崩し的に妥協の産物です。

今度は診療報酬の問題で揉めています。きっと、また村論理が働くのでしょう。コメの減反政策もそうですね。日本村論理です。自然エネルギーを推進するなら、トコトン目標を決めて進めばいいのです。猪瀬氏は434万票も獲得して、東京都知事になりました。この有権者の意思は、どうなるのでしょう。選挙には金がかかり、猪瀬氏の心情は理解できます。別に、彼を擁護している訳じゃないですが、このような日本村論理の清貧思想を蔓延させるメディアには、些かうんざりしています。いろんな意見があるでしょう。カタルの主張が正しいわけではありません。株式と同じで自分が正しいと思う道を行けばいいのですね。しかしコロコロと主張が変わるメディアの大衆迎合的な流れは、いくら視聴率の為とは言え…行き過ぎています。どのメディアも同じ論調です。おかしいですね。

この事は株式相場の市場の流れでも同じですね。背景に流れている時代の流れを感じて、方向性を捉えるのが一番大切なことです。だから猪瀬氏の話などもカタルは採り上げています。世の中に、上手い話はありません。必ずリスクとリターンの関係は正比例していますね。反比例はしないのです。リスクと取らなければ、高いリターンは得られません。だから相場観に対立が生まれるのは、自然の流れなのです。みんなが良いと思うトヨタのような会社は、既に債券のようなものです。元本が保証されている国債でさえ、期間保有リスクはあります。金利が上がり、途中換金すれば元本を割れるのですね。カタルは昔、6.1%の国債を販売し、お客様が途中換金され損をして、証券マンを辞めようと思ったことがあります。途中換金すると元本割れしたのですね。100%保証を謳って販売していたのに…説明責任を充分に果たしていなかったために、お客様を失望させたのです。今では6.1%なんて、宝物でイタリアでも、この利回り以下でしょう。

かたるは株式推奨にあたり、背景をよく説明していると思っています。その為に年金ファンド向けにも、時々、銘柄を推奨していますね。例えば古河電工5801です。この株価では、限りなくリスクはありません。しかも現在はたぶん仕掛け筋が入り始めているのでしょう。11月26日のような出来高は、その予兆ですね。そうして昨日は、その日の高値(248円)を抜きました。確実に大口ファンドが玉を吸い上げているように感じています。時間は分かりませんが300円台は当然で、上手く人気化させることが出来るなら、一気に500円から、場合によれば4ケタの可能性もありますね。背景の説明は確実に人気化してから行います。この株は現時点では余りリスクがありませんね。今の株価なら…全く心配いりません。ただ300円を超え、400円、500円になれば、世間から会社変貌の変化が認められるまで、ケネディクスや007のように調整波動に入ることはあります。しかしおそらく…古河電工のおかれた世界的な背景も考えると、かなり有望な人気株になることでしょう。ただしリスクがない為に、現時点では、せいぜい上値は2倍から3倍止まりでしょう。これなら年金生活の皆さんも、参加できるはずです。古河電工が2001年に買収したルーセント・テクノロジーの光ファイバー部門のOFSが、ようやく生きる環境になっていますね。WiFi通信や増大する情報量の推移を見れば、この会社が人気化する素地は充分にあります。2000年の理想買いの高値は3710円です。何れ4ケタになっても…なんら不思議のある株ではありませんね。間もなく構造改革も終了します。

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…かと、言ってもカタルは依然、007やケネディクスに魅了され続けている訳で…両社の株式潜在価値が他の株に、抜きん出て優れていると考えています。だからユトリのある人は株価が安い時に買っておくべきでしょう。カタルは述べています。007の2000円割れ、ケネディクスの500円割れは、カタルの推奨株価だと述べています。あのバカ上がりした株の「Jトラスト」だって、現役時代に、お客様に買って頂いていた株なのです。なにも武富士ばかりではありませんからね。たしかに失敗もたくさんありますが、成功も多いと思っています。要するに時間を超えられるか、どうかの話しなのです。

今回はカタルが株価を固めていると述べた480円までケネディクスは来ましたね。此処から下値を売り叩くほど仕掛け筋に力があるかどうか…。もし下値を一気に叩けるなら、ケネディクスは、かなり期待できますね。それほど大物が参加していると判断できます。通常の介入では、それほどまで仕掛けられないものです。ましてやこの時期に…ことさら難しいでしょう。だからカタルは時間切れで、年末年始に上がると述べていますが…実際はどうなるのでしょう。007は、今度2177円を抜ければ、一気に2500円以上まで買われると考えています。すでに52週ですからね。余程、市場環境が悪く全体が下がらなければ投げものは出ないものです。利食い玉などは、既に一掃されているのです。その証拠が、先日付けた2600円台の株価なのです。ここから黒字化に合わせ、ジリジリ下値を切り上げますね。そうして材料が何か出ると一気に飛ぶのでしょう。

最後になりましたが、FRBの金融緩和縮小の動きですが…、新規住宅着工件数の推移をみると、米国の金融機能の回復度合いが分かるのですね。嘗ては200万戸の水準だったのです。そのグラフを見て、米国の経済状況を感じてください。住宅はGDPの3.1%程度と言われていますね。それではまた明日。

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投稿者 kataru : 2013年12月19日 10:59