「西遊記」(いちば)(2006年01月09日)
新しい年が始まりました。
松も取れ、成人式も終了。
いよいよ御屠蘇気分から脱却して、本格的稼動の時期となりました。
お正月は、本来はリセットの時期。
でも今年はリセットではないようです。
日経の見出しは「世界同時株高」。
まだまだ「まだはまだなり」のようです。
週末、有楽町よみうりホールでの株式新聞社主催「新春講演会」に行きました。
溢れるばかりの人並みで、聞いたところでは出席者は1300名に及ぶとのこと。
物凄いエネルギーが感じられました。
ベビーカーの親子連れも見受けられ、まさに投資熱はバブルの頃を凌駕したようです。
席上ある大手証券のストラテジストは言いました。
「ニューヨークの営業マンが『ケイエーオー』を買いたい投資家がいると言ってきました。
そんな銘柄は知らなかったので、IPOの新興企業と思いましたが、よくよく聞いてみると『花王』」。
こういう外国人投資家まで参加してきたのです。
日曜日テレビ東京。
キッシンジャー氏は恒例の「十大予測」の一つで「日本経済は画期的拡大期に入る」と指摘しました。
そして、「日本と北東アジアとの関係はよくなるだろう」とも・・・。
どうも個人的には、まだまだの感が続きそうです。
その中心は?と考えてみると、やはり「不可欠」。
ふ=不動産、
か=環境関連
け=健康関連(含む化粧品)
つ=通信
これに、資源、機械、商社(含む小売)、金融が加わるに違いありません。
任天堂DSの世界販売が累計1300万台。
5日付けで品切れのお詫びを出しました。
すると株価は新高値。
品薄は商品だけでなく株式をも品薄にするようです。
国際商品は騰勢。
CRB指数は26年ぶりの過去最高値。
日経国際商品指数も1985年創設以来の最高値。
主役はエネルギー。
原油・天然ガスはぶっとんでいます。
加えて金・非鉄など。
砂糖や綿花も乱舞しており、それこそ「ディープインパクト」。
しかもスペック(投機)ではなく実需も伴っている点が強いところ。
かつて「仮需の創造」が市場の活性化のカギと主張したことがありましたが、もはや「仮需」も十分です。
モルガンスタンレーは「デフレ脱却最終章」のレポート。
2005年のセクターリターンはトップが鉱業、そして不動産、非鉄、鐵鋼、卸売り。
2006年は銀行・不動産がリードとの見方。
野村証券は「企業は動く・家計も動く。これから動く」のレポート。
いずれにしても「不動産」も動くことになりそうです。
ソフトバンクの孫氏はコメントしています。
「ハイテクで作る」がポイント。
これからのキーワードは「ハイテク&ハイタッチ」と・・・。
そういえばフジテレビの月9は「西遊記」。
孫悟空が主人公。
「トレンディドラマ連想法」では孫さんの「ソフトバンク」に食指。
そしてロー「ソン」も???
週末は、歌会始のお題にちなんで「ホリプロ」が飛んでました。
やはり「楽しくなければ株じゃない」ですね。。。
今年もよろしくお願い申し上げます。